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第三章 めざすは運動会!
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「うう……緊張するなあ」
初めての委員会の集まりに、わたしはドキドキしながら向かっている。
希望通りの園芸委員になれたとはいえ、緊張するものは緊張する。
ちなみに結愛ちゃんはじゃんけんに大勝利し希望どおり保険委員の座を手にしていた。
学級委員には千明くんが推薦されたため、まさかの女子の学級委員は大人気委員となり、おかげでわたしはスムーズにやりたい委員を選べたという寸法だ。
蒼太くんは教科係になっていたなあ。
そういえば、千明くんといえば本当にすごかった。
今日の昼休み、本当に千明くんを囲んでのダンスレッスンがあっていた。
クラスの大半がゾロゾロと移動して行くのを見ながら、わたしはいつもどおり図書室で過ごしたんだよなぁ。
「ええと、多目的室、多目的室……」
園芸委員の集合場所は、一階の奥にある空き教室だ。
少し足早に向かって中に入ると、パラパラと人が集まっている。
指定された席に座っていると、前のドアが開いて六年生の男の子がそのまま教壇に立った。
「みなさんこんにちは。僕は六年の鷹取深緑といいます。委員長としてよろしくお願いします」
ハキハキとした声が教室中に行き渡る。
サラサラの髪に優しい目元をしていて、それに眼鏡をかけている。
委員長さんが頭を下げると、みんなからはパラパラとした拍手が送られた。
――委員長さんって、もう決まってるんだ。
わたしも拍手をしながら、鷹取くんが説明していくのを聞いてゆく。
「園芸委員には毎日の仕事と季節ごとの仕事があります。あとはイベント準備。水やりだけじゃない仕事もあるので、よろしくお願いしますね」
委員長さんがふわりと微笑み、それからもう一人の委員の子がプリントを配る。
──わあ、園芸委員さんって結構大変なんだ。
プリントを見たら、毎日の仕事は毎日の水やり、雑草とり、土の管理、病気や害虫のチェックと書いてある。
これはみんなでローテーションでやるのかあ。
表にはみんなの名前が書いていて、担当の日はもう決まっているみたいだった。
「毎日のお仕事の後は、記録ノートに様子を書いてください。たくさん書く必要はなくて……今日は暑かったとか、蕾だったとか、そういうもので大丈夫です」
「雨の日もやるんですか?」
「雨の日は基本的にやらなくて大丈夫です。でもちょこっと覗いてくれると嬉しいな」
委員長さんは質問にもスラスラと答えてゆく。
それにずっと植物のことを大切そうに話しているのがわかる。
「後は季節ごとに種まきとかプランターの植え替えとかの仕事がある時があるので、そういうものは委員会の時間を使ってみんなでやっていきます」
「イベント準備っていうのは何をするんですか~」
「入学式とか運動会とか……あと大きいものだと卒業式とかに、花壇の飾り付けをしたりお花のプランターを用意したりとかですかね。花の苗を買いに行くこともあります」
委員長の説明にわたしはふむふむと頷く。
お仕事、思ったよりたくさんだ。
ただお水をあげるだけだと思ってた。
「ここまで仕事の説明をしましたが、これらの活動を通して、植物の成長を喜び、自然と触れ合う楽しさを学び、友達と協力することの大切さを実感できます。一緒に頑張りましょう」
その毒気のない爽やかな笑顔に、委員のみんなはブンブンと首を振っている。
大変そうだけど、楽しそう……!
そこから毎日の水やりのローテーションと場所の確認をして、委員会は無事に終わった。
「わたし、明日が早速担当だ……!」
教室に戻ってもそのプリントを穴が開くほどに見ている。
もらった表を確認したら、わたしは明日に割り当てられていた。
そしてそのペアは委員長の鷹取くん。
「初めての委員さんがやる間、委員長の鷹取くんが毎日水やりに来てくれるんだ。すごいなぁ」
よくよく見たら、鷹取くんはこの先二週間ほどずっと担当するみたい。
運動会の準備に新しい委員さんの仕事。
新しいことがたくさんだ。でも不思議とワクワクしている自分がいる。
少し前の自分では、考えられないことに思えた。
初めての委員会の集まりに、わたしはドキドキしながら向かっている。
希望通りの園芸委員になれたとはいえ、緊張するものは緊張する。
ちなみに結愛ちゃんはじゃんけんに大勝利し希望どおり保険委員の座を手にしていた。
学級委員には千明くんが推薦されたため、まさかの女子の学級委員は大人気委員となり、おかげでわたしはスムーズにやりたい委員を選べたという寸法だ。
蒼太くんは教科係になっていたなあ。
そういえば、千明くんといえば本当にすごかった。
今日の昼休み、本当に千明くんを囲んでのダンスレッスンがあっていた。
クラスの大半がゾロゾロと移動して行くのを見ながら、わたしはいつもどおり図書室で過ごしたんだよなぁ。
「ええと、多目的室、多目的室……」
園芸委員の集合場所は、一階の奥にある空き教室だ。
少し足早に向かって中に入ると、パラパラと人が集まっている。
指定された席に座っていると、前のドアが開いて六年生の男の子がそのまま教壇に立った。
「みなさんこんにちは。僕は六年の鷹取深緑といいます。委員長としてよろしくお願いします」
ハキハキとした声が教室中に行き渡る。
サラサラの髪に優しい目元をしていて、それに眼鏡をかけている。
委員長さんが頭を下げると、みんなからはパラパラとした拍手が送られた。
――委員長さんって、もう決まってるんだ。
わたしも拍手をしながら、鷹取くんが説明していくのを聞いてゆく。
「園芸委員には毎日の仕事と季節ごとの仕事があります。あとはイベント準備。水やりだけじゃない仕事もあるので、よろしくお願いしますね」
委員長さんがふわりと微笑み、それからもう一人の委員の子がプリントを配る。
──わあ、園芸委員さんって結構大変なんだ。
プリントを見たら、毎日の仕事は毎日の水やり、雑草とり、土の管理、病気や害虫のチェックと書いてある。
これはみんなでローテーションでやるのかあ。
表にはみんなの名前が書いていて、担当の日はもう決まっているみたいだった。
「毎日のお仕事の後は、記録ノートに様子を書いてください。たくさん書く必要はなくて……今日は暑かったとか、蕾だったとか、そういうもので大丈夫です」
「雨の日もやるんですか?」
「雨の日は基本的にやらなくて大丈夫です。でもちょこっと覗いてくれると嬉しいな」
委員長さんは質問にもスラスラと答えてゆく。
それにずっと植物のことを大切そうに話しているのがわかる。
「後は季節ごとに種まきとかプランターの植え替えとかの仕事がある時があるので、そういうものは委員会の時間を使ってみんなでやっていきます」
「イベント準備っていうのは何をするんですか~」
「入学式とか運動会とか……あと大きいものだと卒業式とかに、花壇の飾り付けをしたりお花のプランターを用意したりとかですかね。花の苗を買いに行くこともあります」
委員長の説明にわたしはふむふむと頷く。
お仕事、思ったよりたくさんだ。
ただお水をあげるだけだと思ってた。
「ここまで仕事の説明をしましたが、これらの活動を通して、植物の成長を喜び、自然と触れ合う楽しさを学び、友達と協力することの大切さを実感できます。一緒に頑張りましょう」
その毒気のない爽やかな笑顔に、委員のみんなはブンブンと首を振っている。
大変そうだけど、楽しそう……!
そこから毎日の水やりのローテーションと場所の確認をして、委員会は無事に終わった。
「わたし、明日が早速担当だ……!」
教室に戻ってもそのプリントを穴が開くほどに見ている。
もらった表を確認したら、わたしは明日に割り当てられていた。
そしてそのペアは委員長の鷹取くん。
「初めての委員さんがやる間、委員長の鷹取くんが毎日水やりに来てくれるんだ。すごいなぁ」
よくよく見たら、鷹取くんはこの先二週間ほどずっと担当するみたい。
運動会の準備に新しい委員さんの仕事。
新しいことがたくさんだ。でも不思議とワクワクしている自分がいる。
少し前の自分では、考えられないことに思えた。
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