普通を貴方へ

連絡

雅空さんと出会ってから早２週間が経ち、あちらから連絡が来た

『今度お昼でも一緒にどう？』

飾らないシンプルな文章の彼らしさに顔をほころばせる

『もちろん行きたいです！

　いつ行きますか？』

即返信。

この2週間、特に話をしていなかったから突然のご飯のお誘いに少し驚く

しかし、また彼に会えると思うと楽しみでならない

『俺はいつでも大丈夫。舞桜くんの都合に合わせるよ』

直ぐに返ってきた文章

僕の予定を尊重してくれるあたり、好きです。

大人だなぁなんて思いつつスケジュールを確認する

幸い、ここの所大学の授業も無いためお昼はほぼフリーだ

『僕もいつでも大丈夫です！』

嬉々と返してからふと気がつく

…雅空さん、お仕事は大丈夫なのだろうか

『雅空さん、お仕事は大丈夫なんですか？』

後付けに急いで送る

本人が大丈夫だと言ってこちらに合わせてくれるから大丈夫なんだろうけれど、やっぱり少し心配で。

『全然平気。この前納品したから』

ほうほう、納品終わりか…

未だに雅空さんのことは知らないことだらけなため、なんの仕事をしているかは知らない。

今度会った時に聞いてみよう

そう心に決め、『3日後の11時にこの前のところでどうですか』と案を出す

直ぐに了解のスタンプが送られてきた

よろしくお願いしますとスタンプを送って早めの就寝についた

また、雅空さんに会えることが楽しみでしょうがない