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424.ダンジョン庁
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「そして本題ですが……」
「本題!?」
「あ、はい。本題はこれからです」
「徴税はどうした?」
「実際の徴税は年明けですよ?」
「……」
「本題はダンジョンでドロップするようになった硬貨です。偽造が疑われるので取り締まるようにと」
「本物と寸分違わぬのにどうしろと?」
ダンジョン庁長官とて何もしなかった訳ではなく調査はしたのだ。その時サンプルとして取得した硬貨を引き出しから取り出して机に並べる。その硬貨は使い古されたものが洗浄されているようにしか見えない。
「どうにもなりませんね」
秘書はさじを投げた。
「本題!?」
「あ、はい。本題はこれからです」
「徴税はどうした?」
「実際の徴税は年明けですよ?」
「……」
「本題はダンジョンでドロップするようになった硬貨です。偽造が疑われるので取り締まるようにと」
「本物と寸分違わぬのにどうしろと?」
ダンジョン庁長官とて何もしなかった訳ではなく調査はしたのだ。その時サンプルとして取得した硬貨を引き出しから取り出して机に並べる。その硬貨は使い古されたものが洗浄されているようにしか見えない。
「どうにもなりませんね」
秘書はさじを投げた。
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