316 / 413
316.56.作為.1
しおりを挟む
酒場は食事を済ませた後、早々に出る。
「すみません。ぼくのせいで聞き込みが中途半端になってしまって……」
「だいじょぶだいじょぶ。ラカシヤ王国の方から攻めるなんて話になっててプローゼン語のあたし達が何の反応もしないのもおかしな話だからー」
「だと助かります。あ、でもマスターはライナーダ語だったのにどうしてプローゼン語で答えたのですか?」
「ライナーダじゃ勇者くんとルーナが解らないでしょ? あたしも喋る方はカタコトになっちゃうしねー」
「えーと、ぼくはライナーダ語話せますよ」
「わたしも聞き取りは可能」
「ええっ!? あ、そっか、勇者くんは元々そっち方面だったかー。ルーナちゃんはやっぱり仕事の関係?」
「うん」
「それなら意外とあたしより喋れるかもねー」
ルーナは首を傾げるだけで応えた。
「まずは勇者くんがお手本に喋ってみせてよ」
「は、はあ……『これはペンです』」
「ちょ、もっと実用的なのにしてよ!」
「そう言われても……挨拶でもします?」
「それは『やあ』か『どうも』でいいかな……」
「ですよね」
「うーん、今話してるようなことをライナーダ語縛りで話してみる?」
『いいですよ。やってみましょう。ところで次はどこに行きます?』
「……」
『テムハさん?』
「ふあっ! いっけない、気絶してた」
『何でやねん』
ルーナが何故かライナーダ語でツッコミを入れた。
「すみません。ぼくのせいで聞き込みが中途半端になってしまって……」
「だいじょぶだいじょぶ。ラカシヤ王国の方から攻めるなんて話になっててプローゼン語のあたし達が何の反応もしないのもおかしな話だからー」
「だと助かります。あ、でもマスターはライナーダ語だったのにどうしてプローゼン語で答えたのですか?」
「ライナーダじゃ勇者くんとルーナが解らないでしょ? あたしも喋る方はカタコトになっちゃうしねー」
「えーと、ぼくはライナーダ語話せますよ」
「わたしも聞き取りは可能」
「ええっ!? あ、そっか、勇者くんは元々そっち方面だったかー。ルーナちゃんはやっぱり仕事の関係?」
「うん」
「それなら意外とあたしより喋れるかもねー」
ルーナは首を傾げるだけで応えた。
「まずは勇者くんがお手本に喋ってみせてよ」
「は、はあ……『これはペンです』」
「ちょ、もっと実用的なのにしてよ!」
「そう言われても……挨拶でもします?」
「それは『やあ』か『どうも』でいいかな……」
「ですよね」
「うーん、今話してるようなことをライナーダ語縛りで話してみる?」
『いいですよ。やってみましょう。ところで次はどこに行きます?』
「……」
『テムハさん?』
「ふあっ! いっけない、気絶してた」
『何でやねん』
ルーナが何故かライナーダ語でツッコミを入れた。
0
あなたにおすすめの小説
つまらなかった乙女ゲームに転生しちゃったので、サクッと終わらすことにしました
蒼羽咲
ファンタジー
つまらなかった乙女ゲームに転生⁈
絵に惚れ込み、一目惚れキャラのためにハードまで買ったが内容が超つまらなかった残念な乙女ゲームに転生してしまった。
絵は超好みだ。内容はご都合主義の聖女なお花畑主人公。攻略イケメンも顔は良いがちょろい対象ばかり。てこたぁ逆にめちゃくちゃ住み心地のいい場所になるのでは⁈と気づき、テンションが一気に上がる!!
聖女など面倒な事はする気はない!サクッと攻略終わらせてぐーたら生活をGETするぞ!
ご都合主義ならチョロい!と、野望を胸に動き出す!!
+++++
・重複投稿・土曜配信 (たま~に水曜…不定期更新)
断罪まであと10分、私は処刑台の上で「ライブ配信」を開始した〜前世インフルエンサーの悪役令嬢、支持率100%でクズ王子を逆処刑する〜
深渡 ケイ
ファンタジー
断罪まで、あと10分。
処刑台の上で跪く悪役令嬢スカーレットは、笑っていた。
なぜなら彼女は――
前世で“トップインフルエンサー”だったから。
処刑の瞬間、彼女が起動したのは禁忌の精霊石。
空に展開された巨大モニターが、全世界同時ライブ配信を開始する。
タイトルは――
『断罪なう』。
王子の不貞、聖女の偽善、王家の腐敗。
すべてを“証拠付き・リアルタイム”で暴露する配信に、
国民の「いいね(=精霊力)」が集まり始める。
そして宣言される、前代未聞のルール。
支持率が上がるほど、処刑は不可能になる。
処刑台は舞台へ。
断罪はエンタメへ。
悪役令嬢は、世界をひっくり返す配信者となった。
これは、
処刑されるはずだった悪役令嬢が、
“ライブ配信”で王子と王国を公開処刑する物語。
支持率100%の先に待つのは、復讐か、革命か、
それとも――自由か。
Re:Monster(リモンスター)――怪物転生鬼――
金斬 児狐
ファンタジー
ある日、優秀だけど肝心な所が抜けている主人公は同僚と飲みに行った。酔っぱらった同僚を仕方無く家に運び、自分は飲みたらない酒を買い求めに行ったその帰り道、街灯の下に静かに佇む妹的存在兼ストーカーな少女と出逢い、そして、満月の夜に主人公は殺される事となった。どうしようもないバッド・エンドだ。
しかしこの話はそこから始まりを告げる。殺された主人公がなんと、ゴブリンに転生してしまったのだ。普通ならパニックになる所だろうがしかし切り替えが非常に早い主人公はそれでも生きていく事を決意。そして何故か持ち越してしまった能力と知識を駆使し、弱肉強食な世界で力強く生きていくのであった。
しかし彼はまだ知らない。全てはとある存在によって監視されているという事を……。
◆ ◆ ◆
今回は召喚から転生モノに挑戦。普通とはちょっと違った物語を目指します。主人公の能力は基本チート性能ですが、前作程では無いと思われます。
あと日記帳風? で気楽に書かせてもらうので、説明不足な所も多々あるでしょうが納得して下さい。
不定期更新、更新遅進です。
話数は少ないですが、その割には文量が多いので暇なら読んでやって下さい。
※ダイジェ禁止に伴いなろうでは本編を削除し、外伝を掲載しています。
生活魔法は万能です
浜柔
ファンタジー
生活魔法は万能だ。何でもできる。だけど何にもできない。
それは何も特別なものではないから。人が歩いたり走ったりしても誰も不思議に思わないだろう。そんな魔法。
――そしてそんな魔法が人より少し上手く使えるだけのぼくは今日、旅に出る。
戦場の英雄、上官の陰謀により死亡扱いにされ、故郷に帰ると許嫁は結婚していた。絶望の中、偶然助けた許嫁の娘に何故か求婚されることに
千石
ファンタジー
「絶対生きて帰ってくる。その時は結婚しよう」
「はい。あなたの帰りをいつまでも待ってます」
許嫁と涙ながらに約束をした20年後、英雄と呼ばれるまでになったルークだったが生還してみると死亡扱いにされていた。
許嫁は既に結婚しており、ルークは絶望の只中に。
上官の陰謀だと知ったルークは激怒し、殴ってしまう。
言い訳をする気もなかったため、全ての功績を抹消され、貰えるはずだった年金もパー。
絶望の中、偶然助けた子が許嫁の娘で、
「ルーク、あなたに惚れたわ。今すぐあたしと結婚しなさい!」
何故か求婚されることに。
困りながらも巻き込まれる騒動を通じて
ルークは失っていた日常を段々と取り戻していく。
こちらは他のウェブ小説にも投稿しております。
無属性魔法しか使えない少年冒険者!!
藤城満定
ファンタジー
「祝福の儀式」で授かった属性魔法は無属性魔法だった。無属性と書いてハズレや役立たずと読まれている属性魔法を極めて馬鹿にしてきた奴らの常識を覆して見返す「ざまあ」系ストーリー。
不定期投稿作品です。
アラフォーおっさんの週末ダンジョン探検記
ぽっちゃりおっさん
ファンタジー
ある日、全世界の至る所にダンジョンと呼ばれる異空間が出現した。
そこには人外異形の生命体【魔物】が存在していた。
【魔物】を倒すと魔石を落とす。
魔石には膨大なエネルギーが秘められており、第五次産業革命が起こるほどの衝撃であった。
世は埋蔵金ならぬ、魔石を求めて日々各地のダンジョンを開発していった。
レベル1の時から育ててきたパーティメンバーに裏切られて捨てられたが、俺はソロの方が本気出せるので問題はない
あつ犬
ファンタジー
王国最強のパーティメンバーを鍛え上げた、アサシンのアルマ・アルザラットはある日追放され、貯蓄もすべて奪われてしまう。 そんな折り、とある剣士の少女に助けを請われる。「パーティメンバーを助けてくれ」! 彼の人生が、動き出す。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる