見るだけの簡単なお仕事

浜柔

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369.66.干し野菜.1

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 少々見て回ったが、城やその周辺で情報を集めようとしても骨が折れるだけのようだ。
 今のオレに骨は無いけれど。
 情報が集まる可能性が高いのはカリスネア姫だが、オレがずっと張り込むと迷惑だろうから止めておく。
 その他は何時とも知れないものを待ち続けるのはさすがに堪え難い。
 だから一旦別の場所に行こう。
 宛があるのはやはりケースケ達だ。
 少し名残惜しい気持ちも無いでもないが、城から離れて山脈の向こうへ飛ぶ。
 そのまま真っ直ぐ魔の森へ。
 ……。
 ……。
 見付からない。
 距離感としてはあの辺りだと思ったが森が広がっている。
 もうちょっと向こうか?
 あの城壁に囲まれた土地はかなり広かったのに森がそれに比べて果てしなく広いから紛れてしまったか。
 夜を待って灯りを探すしかないのだろうか。
 ……周辺を探してみよう。
 ……。
 ……。
 見付かった!
 だが少しおかしい。
 城壁の外の一方向が更地になっている。
 ……。
 ……。
 拡張するのだろうか?
 しかしトモの魔法なら作物が一日で収穫できるのだから広げる必要は無いはずだ。
 防衛のため……は少々考えづらい。
 少人数だから広すぎれば目が行き届かないし、何らかの警報装置を付けていても鳴った地点が遠ければ対応できない。
 ……とにかく彼らの家に行ってみよう。
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