【R18】無能王子の傀儡計画 怠惰に寵姫たちと暮らしたいだけです

白鷺雨月

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第三十話 無能王子の傀儡計画

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 ヨーゼフとエレノアから僕はこの国の王になるように頼まれた。このままシリウス王の横暴を許せば、彼らだけでなく、僕たちの命も危ない。
 生き残るにはヨーゼフやエレノアの言う通り、王にならないといけない。
 王子として、のほほんと暮らしいこうと思っていたのに人生の計画を変更しないといけないな。

 王になるには当然だけど現在のエルディア国王シリウスを倒さないといけない。
 はー実の兄を殺さないといけないのか。
 あんまりやりたくないんだけどね。でも、あれだ。やられる前にやらないといけないのだ。
 シリウス王の元には最強の十黒星将がいる。
 どうやら前に酒場で出会ったジグスムントもその一人のようだ。
 十黒星将と黒衣の騎士団を倒さないとシリウスの元には辿り着けない。
 ひるがえって僕の味方はジルにエルク、ゾルジアそれにアルベルト、木星のジュピターだ。
 うーん、戦力的に不安要素しかない。
 巨人族の末裔たるエルクは戦士として頼れる存在だ。僕の最大戦力といっても過言ではない。
 ゾルジアの元にはフェリオン守備隊の五百騎がいる。
 アルベルトに頼めば、猪牙オーク族の戦士を百名ほど出してくれるだろう。
 土鬼ドワーフ族の戦士は幾人かは来てくれると思うが、それほどの数は期待できないだろう。
 集められるだけ集めて、六百余名といったところか。
 やはり全然足りない。
 真正面からやりあったら、リチャード・ハルトムートの二の舞いだ。
 ヨーゼフとエレノアからの兵力はあまり期待できないだろう。
 ヨーゼフはバラン総督の地位にあるが、彼の元にはそれほど兵はいない。バラン総督はいわゆる名誉職で実際は豪商たちが街の自治をおこなっている。
 エレノアにいたっては流浪の元公爵令嬢だ。
 協力してくれるが、今のところはあまり頼りにならない。

 これは最上級に茨の道だ。
 もし運よく僕が王になったら、もう辛いことはやらないようにしよう。ジルたちとエッチなことだけして過ごすのだ。もともとその予定だったしね。
 政治、軍事、外交なんかはゾルジアに任せよう。
 彼女はフェリオンの街を取り仕切っている。政治家としての力量は折り紙つきだ。
 僕はすすんで彼女の傀儡となろう。
 そうだ。
 エドワード叔父さんを探しだして、彼にも政治をやってもらおう。
 あの人、もともと権力を握りたがっていたしな。
 政治なんて面倒なことはやりたい人がやれば良いんだ。
 本当はシリウスのもとで僕は無能な第二王子として生きていたかったんだけどね。どうやら情勢が許してくれないようだ。


 ボーガンの港町で会談が行われた数日後の夜のことだ。
 七月初めのある日の夜、リリム猫が何やら咥えて僕の部屋にやって来た。
 エルディア王国は大陸南東部に位置し、夏はそれなりに暑い。だけど前世のニホンよりははるかにマシだ。湿度はそれほど高くないので、窓からの夜風でなんとか過ごせる。
 僕は一人ベッドでくつろいでいた。
 順番的にはリリムが夜伽の相手をしてくれるはずだ。

 リリム猫は開け放たれた窓から入ってきた。
 何か黒い物を咥えている。
 それは漆黒の翼を持つ烏であった。
 
 ぼとりとリリム猫はその烏を床に置く。
 烏はぐったりとしていてる。死んでいるわけでは無さそうだ。
 猫が飼い主に鼠をもってくるあれだろうか。
「こいつアタシらのこと覗いてたから捕まえてきたよ」
 リリム猫は軽く床をけり、宙返りする。
 着地する頃には全裸の赤毛魔女になっていた。
 推定Gカップの胸をはり、リリムは烏の首を掴む。
「シオン殿下、こいつはターニャとかいう魔女の使い魔らしいんだよね」
 リリムは僕の隣に腰かける。
「ターニャという魔女は使い魔に意識を共感させる魔術をつかうようだね。なかなか面白いことするじゃないかい。まあ精神感応なら淫夢の魔女たるアタシの方が上だけどね」
 リリムはまたご自慢の巨乳をはる。桜色の乳首が綺麗だ。
 僕はたまらず吸い付く。
 シリウス王と対峙しないといけないのにエッチなことはやめられない。
 僕はエッチなことしか興味ない無能王子だからね。
「シオン殿下、いいこと思いついたの。き、聞いてくれるかしら」
 うんっうんっと乳首を舐められて、感じているリリムは喘ぎながらいう。
「なんだい?」
 僕はよだれでべたべたになった乳首から口を離す。
 そうだ、思い出したぞ。
 ターニャとはあのシリウス王配下の十黒星将の一人だったな。
 リリムはそのターニャの使い魔を捕らえてきたのか。
 これはお手柄ではないか。
 僕はご褒美にリリムの赤い頭をなでる。
 リリムは猫のときもそうだけど撫でられるのが好きだ。僕に撫でられてリリムは嬉しそうに微笑む。

「この使い魔はねまだターニャとつながったままなの。アタシがログアウトできないように魔術回路を書き換えたのよね。そしてアタシは使い魔に精神をつなげる」
 リリムは人差し指を烏の頭にあてる。
 ぼんやりとリリムの人差し指は輝く。
 小さくて複雑な魔法陣が烏の頭に刻まれる。

「シオン殿下はいつも通りアタシを抱いてください。今宵は特別に感度を一万倍に調整します」
 にちゃあとリリムはいやらしい妖艶な笑みを浮かべる。
「リリム、一万倍って大丈夫かい?」
 感度を一万倍にしたら頭がおかしくなるんじゃないか。
「アタシは淫夢の魔女。そのへんはご心配なく。ただアタシと感度を共有したターニャがどうなるかは分かりませんが」
 その言葉のあと、ぶちゅうとリリムは大人のキスをした。リリムのぶ厚くて長い舌が僕の口腔内を蹂躙する。
 僕は手を伸ばして、リリムの下半身にしのばせる。
 リリムの濃い陰毛をかきわけ、蜜壺の割れ目に指の腹をあてる。
「うんっあんっあんっ。気持ちいいわシオン殿下……」
 リリムは僕の手をつかみ、さらに奥にいれるように促す。僕のリリムのリクエスト通り指を入れる。
 やわらかくて温かい女肉に指が挟まれる。




 遠く離れた王城の一室で股間を押さえてターニャは悶絶していた。
 光の見えない瞳から涙を流して、口からはだらだらとよだれをたらしていた。
「あうっあうっぐはっ!!」
 ターニャは喘ぎ声とも叫び声ともつかない声を一人であげていた。
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