【R18】無能王子の傀儡計画 怠惰に寵姫たちと暮らしたいだけです

白鷺雨月

文字の大きさ
31 / 44

第三十一話 ターニャ堕ちる

しおりを挟む
 僕は服をすべて脱ぎ、リリムにまたがる。
 リリムは僕のへそ下まで反り返った肉棒をつかむと自らの秘所にあてがう。
 彼女は腰をずらして、僕の肉棒を受け入れる。
 ぬるりと吸い込まれた。
 根元まで吸い込むとリリムの膣肉は僕のものに吸い付いて離れなくなる。
「あはっう……くうふとあっあっあっひゃあ」
 聞いたこともない喘ぎ声をリリムはあげる。
「殿下のおちんぽぎもぢいいわ……」
 白目をむいて、うひゃひゃとリリムは変な笑いを浮かべている。美人のリリムが一瞬にしてアヘ顔になる。
 これが感度一万倍の効果なのか。
 びくんびくんとリリムは大きく背をのけぞらせる。
「くはあっあああっ……いくいくいぐうっ♡♡」
 獣のような声をあげて、リリムは叫ぶ。
 どくんどくんと大量の愛液が流れ出し、ベッドに水たまりをつくる。
 これはまたジルに怒られるかも知れないな。
 リリムは一度挿入しただけでアクメに達した。
 えへへっえへへっと虚ろな目でわらっている。

 本当にこのまま続けて大丈夫だろうか?

 かまいませんわ、殿下。殿下はいつものようにアタシの中に欲望をぶちまけてください。

 あれっリリムの声が頭の中に直接聞こえてくる。
 これはテレパシーというやつか。

 その通りです。殿下は淫紋契約したものと深くつながることにより、念話テレパシーのスキルを得たのです。さあ、アタシの子宮を激しく突いてください。
 アタシと同じ快楽をあの小娘も味わっています。
 さあ、このままターニャとやらを快楽堕ちさせましょう。

 リリムはアヘ顔のまま、僕に念話で話しかける。
 成る程そういうことか。
 リリムの感じる一万倍のアクメをターニャも同時に味わっているのか。
 普通の人間が感度一万倍なんて体験したら頭がおかしくなるだろう。
 快楽堕ちして味方に出来れば良し。
 精神が絶頂に耐えきれず、ターニャが廃人になっても構わない。
 敵が一人減るのだ。
 これは戦争だ。
 最初に僕たちを害そうとしたのはターニャの主君であるシリウスだ。
 シリウスが婚約破棄なんかしなければターニャはこのような目にあわなかったのだ。
 恨むならシリウス王を恨むが良い。

 僕はリリムの体の奥深くめがけて腰をふる。
 先端が内蔵を押しつぶす感覚がする。
 リリムの膣肉はぬるぬるとうごめき、僕の肉棒をすいあげる。
 たまらず一度目の射精をする。
 どくどくっとリリムの子宮内めがけて精液が吐き出される。僕は吐精の快楽に身を震わせる。
「きたきたきたー。殿下の新鮮なザーメンがアタシの内で暴れてるわ。腟内射精たかだし気持ちいい♡♡あへへへっまたいぐうっ♡♡」
 リリムは股間から大量の白濁液を吐き出しながら、背中を弓ぞりにそらせる。
 このあと、僕はリリムの体内に十回ほど射精した。
 さすがにこれだけだしたら、すっきりするな。
 頭がぼんやりするぐらい気持ちいい。
 僕はリリムのおっぱいに顔をうずめる。 
 
 リリムは白目で口からはよだれをだらだらとと流している。うへへっと奇妙な笑みを浮かべている。

 シオン殿下、お喜びください。ターニャは堕ちました。あの者は殿下の快楽の下僕となりました。
 アタシもしばらく休ませていただきます。
 そう念話で言うとリリムは白目のまま、寝息を立てだした。
 白目のままはちょっと怖いので、僕はリリムの瞼を手で閉じる。
 股間から引き抜くと我ながら呆れるほどの精液が逆流していた。
 僕はリリムの豊満な体を抱きしめる。そしてその日は眠りについた。


 翌朝、目を覚ますとリリムは猫の姿で寝ていた。
 僕のお腹の辺りで丸くなっている。
 ジルがやって来て、僕の体を固く絞ったタオルで拭いてくれる。
 昨晩リリムが捕まえてきた烏は鳥籠に入れられていた。ぐったりとしているが、死んでは無さそうだ。

 ジルに体を隅々まで綺麗に拭いてもらい、服を着る。
「殿下、朝食の準備ができております」
 僕がベッドから降りるとジルが手早くベッドのシーツをはがす。無駄のない動作でたたむとシーツを洗濯籠に入れた。
 いつもありがとうジル。
 
 殿下のために働けるのがジルの幸せです。お気になさらず。

 ジルの声が頭の中に響く。 
 あれっジルは口を動かしていない。
 
 僕とジルは目を合わせる。
 はあっなんと嬉しいことでしょう。殿下と心が通じ合いました。
 ジルの声がまた頭の中に聞こえる。
 どうやらジルとも念話で話せるようになったようだ。
 リリムは淫紋契約したものと念話ができると言っていたな。
 だからジルと念話ができるのか。
 ということはエルクともできるかも知れない。
 今度試してみよう。

 僕は食堂に行き、ジルとヒルダが作った朝食を食べた。カリカリに焼かれたベーコンに目玉焼きそれに酸味のある黒パンというメニューだ。
 ベーコンはアルベルト特製のものでいい塩加減で美味い。
 ジルが手絞りの果実水を作ってくれる。 
 これも口の中をさっぱりさせてくれて格別に美味しい。
 昨晩リリムと精根尽き果てるまで愛しあったのでお腹が空いていたんだよね。

 食後の紅茶を楽しんでいると鳥籠の烏がカアと一鳴きした。
 シオン王子殿下、私はターニャと申します。念話にてのご無礼平にご容赦くださいませ。
 頭の中に響くのは甲高い女子の声だ。

 ターニャが殿下に挨拶したいってさ。だからアタシで中継させてあげたのよ。
 それはリリムの声だ。
 僕ってテレパシー使いこなしてないか。我ながら異世界でエスパーになるとは思わなかったな。

 私、ターニャはシオン王子殿下に愛と忠誠を誓いたく思います。願わくば家臣の末席に加えていただきたいのです。
 丁寧な口調でターニャは言う。念話だけどね。

 ターニャの言葉のあと、リリムの笑い声が脳内に木霊する。
 あはははっ。どうやらターニャはシオン殿下に快楽堕ちしたみたいだね。

 僕はシリウス王の配下の一人を寝返らせることに成功したようだ。
しおりを挟む
感想 1

あなたにおすすめの小説

男女比がおかしい世界の貴族に転生してしまった件

美鈴
ファンタジー
転生したのは男性が少ない世界!?貴族に生まれたのはいいけど、どういう風に生きていこう…? 最新章の第五章も夕方18時に更新予定です! ☆の話は苦手な人は飛ばしても問題無い様に物語を紡いでおります。 ※ホットランキング1位、ファンタジーランキング3位ありがとうございます! ※カクヨム様にも投稿しております。内容が大幅に異なり改稿しております。 ※各種ランキング1位を頂いた事がある作品です!

男が少ない世界に転生して

美鈴
ファンタジー
※よりよいものにする為に改稿する事にしました!どうかお付き合い下さいますと幸いです! 旧稿版も一応残しておきますがあのままいくと当初のプロットよりも大幅におかしくなりましたのですいませんが宜しくお願いします! 交通事故に合い意識がどんどん遠くなっていく1人の男性。次に意識が戻った時は病院?前世の一部の記憶はあるが自分に関する事は全て忘れた男が転生したのは男女比が異なる世界。彼はどの様にこの世界で生きていくのだろうか?それはまだ誰も知らないお話。

転生?したら男女逆転世界

美鈴
ファンタジー
階段から落ちたら見知らぬ場所にいた僕。名前は覚えてるけど名字は分からない。年齢は多分15歳だと思うけど…。えっ…男性警護官!?って、何?男性が少ないって!?男性が襲われる危険がある!?そんな事言われても…。えっ…君が助けてくれるの?じゃあお願いします!って感じで始まっていく物語…。 ※カクヨム様にも掲載しております

JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――

のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」 高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。 そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。 でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。 昼間は生徒会長、夜は…ご主人様? しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。 「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」 手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。 なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。 怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。 だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって―― 「…ほんとは、ずっと前から、私…」 ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。 恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。

王女の中身は元自衛官だったので、継母に追放されたけど思い通りになりません

きぬがやあきら
恋愛
「妻はお妃様一人とお約束されたそうですが、今でもまだ同じことが言えますか?」 「正直なところ、不安を感じている」 久方ぶりに招かれた故郷、セレンティア城の月光満ちる庭園で、アシュレイは信じ難い光景を目撃するーー 激闘の末、王座に就いたアルダシールと結ばれた、元セレンティア王国の王女アシュレイ。 アラウァリア国では、新政権を勝ち取ったアシュレイを国母と崇めてくれる国民も多い。だが、結婚から2年、未だ後継ぎに恵まれないアルダシールに側室を推す声も上がり始める。そんな頃、弟シュナイゼルから結婚式の招待が舞い込んだ。 第2幕、連載開始しました! お気に入り登録してくださった皆様、ありがとうございます! 心より御礼申し上げます。 以下、1章のあらすじです。 アシュレイは前世の記憶を持つ、セレンティア王国の皇女だった。後ろ盾もなく、継母である王妃に体よく追い出されてしまう。 表向きは外交の駒として、アラウァリア王国へ嫁ぐ形だが、国王は御年50歳で既に18人もの妃を持っている。 常に不遇の扱いを受けて、我慢の限界だったアシュレイは、大胆な計画を企てた。 それは輿入れの道中を、自ら雇った盗賊に襲撃させるもの。 サバイバルの知識もあるし、宝飾品を処分して生き抜けば、残りの人生を自由に謳歌できると踏んでいた。 しかし、輿入れ当日アシュレイを攫い出したのは、アラウァリアの第一王子・アルダシール。 盗賊団と共謀し、晴れて自由の身を望んでいたのに、アルダシールはアシュレイを手放してはくれず……。 アシュレイは自由と幸福を手に入れられるのか?

セクスカリバーをヌキました!

ファンタジー
とある世界の森の奥地に真の勇者だけに抜けると言い伝えられている聖剣「セクスカリバー」が岩に刺さって存在していた。 国一番の剣士の少女ステラはセクスカリバーを抜くことに成功するが、セクスカリバーはステラの膣を鞘代わりにして収まってしまう。 ステラはセクスカリバーを抜けないまま武闘会に出場して……

スライム10,000体討伐から始まるハーレム生活

昼寝部
ファンタジー
 この世界は12歳になったら神からスキルを授かることができ、俺も12歳になった時にスキルを授かった。  しかし、俺のスキルは【@&¥#%】と正しく表記されず、役に立たないスキルということが判明した。  そんな中、両親を亡くした俺は妹に不自由のない生活を送ってもらうため、冒険者として活動を始める。  しかし、【@&¥#%】というスキルでは強いモンスターを討伐することができず、3年間冒険者をしてもスライムしか倒せなかった。  そんなある日、俺がスライムを10,000体討伐した瞬間、スキル【@&¥#%】がチートスキルへと変化して……。  これは、ある日突然、最強の冒険者となった主人公が、今まで『スライムしか倒せないゴミ』とバカにしてきた奴らに“ざまぁ”し、美少女たちと幸せな日々を過ごす物語。

【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。

三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎ 長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!? しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。 ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。 といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。 とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない! フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!

処理中です...