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第九話 盗賊アルタイル
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ドンレミ村を出で、一路南のヨーク村を目指す。パカリパカリとオリオンはリズミカルに歩く。最初は乗馬に緊張したけど、オリオンはかなり性格の良い馬のようで、すぐに慣れることができた。
頬を撫でる風が心地よい。
クロネに訊くと現在アヴァロン王国はもっとも過ごしやすい春だということだ。
暦でいえば五月の初めぐらいだという。
「ねえ、お兄ちゃんはこの国で何がしたい?」
僕の前で一緒に手綱を握るクロネがそう尋ねる。
魔女ジャックに頼んで女子だらけの国に転移できたけど、具体的な目標は決めていなかったな。
「そうだね、とりあえずハーレムを作りたいな」
僕はそう答えた。
辛い現実世界を捨てて、このアヴァロン王国にやって来たのはかわいい女の子たちとイチャイチャラブラブしたいからだ。
それを目標にこの国で活動していこう。
そうだな、まずはハーレムの一員にはクロネとアンナさんは外せないな。
ハーレムを作るとなると拠点となる場所が欲しいな。
「どこかにいい屋敷はないかな?」
僕はクロネに訊いてみる。
「うーん、やっぱりこの辺りだとガラハット辺境伯の領都かな。思いきって王都のキャメロットにいくってのもありかな」
形のいい顎を撫でながらクロネは言った。
「そうだな、まずは僕たちの活動拠点を手に入れることだね」
僕は言った。
活動拠点を手に入れるもっとも早い方法はお金を稼ぐことかな。そのためにはいろんな人の信用を得ないといけない。
この依頼はそのための第一歩と考えていいだろう。
さらに一時間ほど僕たちは街道を行く。
特技乗馬、偵察を獲得しました。
称号「騎兵」を獲得しました。
視界に文字がならぶ。
乗馬はこのオリオンに乗って街道を進んだからだろう。偵察は多分オリオンの背で時々周囲を見渡していたからだろう。
「お兄ちゃん、気をつけて」
急に真剣な顔でクロネが言う。
視界のマップを注視すると十ちかくの赤い点がこちらに近づいてくる。
それは敵意のあるものの記しだ。
昨日の緑の小鬼も真っ赤に点滅していた。
その赤い点は人間だった。
それぞれに剣や槍、弓矢で武装した人間が僕たちを半月形に包囲する。
「あんたたち、命が惜しければ金目のものを置いていきな」
半月形の陣形の真ん中から一人の女性が歩みでる。
赤い髪にターバンを巻き、胸とお尻だけを白い布で器用に巻きつけていた。水着のビキニみたいだ。褐色の肌をしていて、アスリートを連想させるひきしまったスタイルをしている。
その顔はまつげが長くエキゾチックな印象だ。
僕は特技の鑑定を使う。
そのターバンの女性の顔の横に名前が浮かぶ。
盗賊アルタイル 。レベル42とけっこう高い。魔力はそれほどだが、体力はけっこうある。
他のものたちもレベル20前後あり、難敵の出現といえる。
「我が名はアルタイル。このあたりをシマとする盗賊さ。財布が重くて仕方がないっていう金持ちの財布を軽くしてやるのが私らの仕事だよ」
独特の言い回しは舞台女優を連想させた。
ジョアンナ村長が言っていた街道に出る盗賊とはこいつらのことか。
「いやだと言ったらどうするんだ?」
挑発するように僕は言う。
特技挑発を獲得しました。
視界に文字が浮かぶ。
「なら仕方ないね。自分が言ったことを後悔することになるだろうよ」
女盗賊アルタイルは背中の剣を抜く。
それは円月刀と呼ばれるものだ。片刃の剣でその刃は大きく反っている。かなり凶悪そうな武器だ。
周囲のものたちもそれぞれの武器を構える。
ここはやるしかないのか。
お兄ちゃん、ここはオリオンで突撃しよう。
敵の数が多い場合は分断して各個撃破だよ。
念話でクロネが話しかける。
その提案に僕は賛成する。
クロネ、意外と戦略家なのかもしれないな。
「オリオンいいかい」
僕はオリオンの太い首をなでる。
それだけでオリオンは察したようで、地面を強く蹴り、駆け出す。
急な騎馬による突撃に包囲網を築こうとしていた盗賊団がさっと左右に別れる。
特技騎兵突撃を獲得しました。
「竜騎兵」の称号を得ました。
視界に文字が浮かぶ。
「くそっ」
さっきまで威勢のよかったアルタイルが悔しそうな声をあげる。
その声を無視して、僕は依頼箱から小石を取り出す。
手のひらよりわずかに小さいぐらいの石だ。
投擲スキルを活用し、盗賊の一人に投げる。
見事みぞおちに命中し、彼女は腹をおさえてうずくまる。
その間にクロネは馬をおり、加速のスキルを使い、短剣を抜刀し、敵盗賊にきりつける。うまくその盗賊が持っていた長剣だけを弾き飛ばす。
おっとクロネの華麗なる戦いに目を奪われている場合ではない。
僕は背後に迫ってきた女盗賊に石を投擲する。胸元にあたり、女盗賊は倒れた。
死んでいないことをいのるのみだ。
敵とはいえ、女子を殺すのは忍びない。
この時、僕は天啓のようなものが脳内に舞い降りた。
オリオンを飛び降り、着地した後、すぐに加速スキルを発動させる。
敵のボスであるアルタイルに肉薄する。
なんとアルタイルは僕の加速を認識していた。
わずかに背後にのけぞり、攻撃をよけようとする。
違うんだよね。
僕は投擲でもなく、短剣でもない攻撃を思いついたのだ。
僕はアルタイルに迫り、淫魔のスキルを発動させる。
もちろん、対象者はアルタイルだ。
ダイヤルを3000倍にセットする。
この淫魔の発動条件は対象者が半径三メートル以内にいることなのだ。
それは昨日のアンナさんで確認済みだ。
そして僕はアルタイルの体に手をのばす。
アルタイルはよけようとしたが、わずかに僕の方が速い。
僕はアルタイルのおわんサイズのおっぱいを揉むことに成功した。
小さいが肉のつまったいいおっぱいだ。
「ぎゃっー!!」
アルタイルは悲鳴をあげる。
何せアルタイルの感度は通常の三千倍だ。おっぱいを揉まれただけで、想像を絶する快感が駆け巡っているはずだ。
とどめとばかりに乳首を布ごしにつまむ。
「ひゃあぁ♡♡らめぇ♡♡いぐっ♡♡」
盗賊アルタイルは白目をむいて、気絶した。
頬を撫でる風が心地よい。
クロネに訊くと現在アヴァロン王国はもっとも過ごしやすい春だということだ。
暦でいえば五月の初めぐらいだという。
「ねえ、お兄ちゃんはこの国で何がしたい?」
僕の前で一緒に手綱を握るクロネがそう尋ねる。
魔女ジャックに頼んで女子だらけの国に転移できたけど、具体的な目標は決めていなかったな。
「そうだね、とりあえずハーレムを作りたいな」
僕はそう答えた。
辛い現実世界を捨てて、このアヴァロン王国にやって来たのはかわいい女の子たちとイチャイチャラブラブしたいからだ。
それを目標にこの国で活動していこう。
そうだな、まずはハーレムの一員にはクロネとアンナさんは外せないな。
ハーレムを作るとなると拠点となる場所が欲しいな。
「どこかにいい屋敷はないかな?」
僕はクロネに訊いてみる。
「うーん、やっぱりこの辺りだとガラハット辺境伯の領都かな。思いきって王都のキャメロットにいくってのもありかな」
形のいい顎を撫でながらクロネは言った。
「そうだな、まずは僕たちの活動拠点を手に入れることだね」
僕は言った。
活動拠点を手に入れるもっとも早い方法はお金を稼ぐことかな。そのためにはいろんな人の信用を得ないといけない。
この依頼はそのための第一歩と考えていいだろう。
さらに一時間ほど僕たちは街道を行く。
特技乗馬、偵察を獲得しました。
称号「騎兵」を獲得しました。
視界に文字がならぶ。
乗馬はこのオリオンに乗って街道を進んだからだろう。偵察は多分オリオンの背で時々周囲を見渡していたからだろう。
「お兄ちゃん、気をつけて」
急に真剣な顔でクロネが言う。
視界のマップを注視すると十ちかくの赤い点がこちらに近づいてくる。
それは敵意のあるものの記しだ。
昨日の緑の小鬼も真っ赤に点滅していた。
その赤い点は人間だった。
それぞれに剣や槍、弓矢で武装した人間が僕たちを半月形に包囲する。
「あんたたち、命が惜しければ金目のものを置いていきな」
半月形の陣形の真ん中から一人の女性が歩みでる。
赤い髪にターバンを巻き、胸とお尻だけを白い布で器用に巻きつけていた。水着のビキニみたいだ。褐色の肌をしていて、アスリートを連想させるひきしまったスタイルをしている。
その顔はまつげが長くエキゾチックな印象だ。
僕は特技の鑑定を使う。
そのターバンの女性の顔の横に名前が浮かぶ。
盗賊アルタイル 。レベル42とけっこう高い。魔力はそれほどだが、体力はけっこうある。
他のものたちもレベル20前後あり、難敵の出現といえる。
「我が名はアルタイル。このあたりをシマとする盗賊さ。財布が重くて仕方がないっていう金持ちの財布を軽くしてやるのが私らの仕事だよ」
独特の言い回しは舞台女優を連想させた。
ジョアンナ村長が言っていた街道に出る盗賊とはこいつらのことか。
「いやだと言ったらどうするんだ?」
挑発するように僕は言う。
特技挑発を獲得しました。
視界に文字が浮かぶ。
「なら仕方ないね。自分が言ったことを後悔することになるだろうよ」
女盗賊アルタイルは背中の剣を抜く。
それは円月刀と呼ばれるものだ。片刃の剣でその刃は大きく反っている。かなり凶悪そうな武器だ。
周囲のものたちもそれぞれの武器を構える。
ここはやるしかないのか。
お兄ちゃん、ここはオリオンで突撃しよう。
敵の数が多い場合は分断して各個撃破だよ。
念話でクロネが話しかける。
その提案に僕は賛成する。
クロネ、意外と戦略家なのかもしれないな。
「オリオンいいかい」
僕はオリオンの太い首をなでる。
それだけでオリオンは察したようで、地面を強く蹴り、駆け出す。
急な騎馬による突撃に包囲網を築こうとしていた盗賊団がさっと左右に別れる。
特技騎兵突撃を獲得しました。
「竜騎兵」の称号を得ました。
視界に文字が浮かぶ。
「くそっ」
さっきまで威勢のよかったアルタイルが悔しそうな声をあげる。
その声を無視して、僕は依頼箱から小石を取り出す。
手のひらよりわずかに小さいぐらいの石だ。
投擲スキルを活用し、盗賊の一人に投げる。
見事みぞおちに命中し、彼女は腹をおさえてうずくまる。
その間にクロネは馬をおり、加速のスキルを使い、短剣を抜刀し、敵盗賊にきりつける。うまくその盗賊が持っていた長剣だけを弾き飛ばす。
おっとクロネの華麗なる戦いに目を奪われている場合ではない。
僕は背後に迫ってきた女盗賊に石を投擲する。胸元にあたり、女盗賊は倒れた。
死んでいないことをいのるのみだ。
敵とはいえ、女子を殺すのは忍びない。
この時、僕は天啓のようなものが脳内に舞い降りた。
オリオンを飛び降り、着地した後、すぐに加速スキルを発動させる。
敵のボスであるアルタイルに肉薄する。
なんとアルタイルは僕の加速を認識していた。
わずかに背後にのけぞり、攻撃をよけようとする。
違うんだよね。
僕は投擲でもなく、短剣でもない攻撃を思いついたのだ。
僕はアルタイルに迫り、淫魔のスキルを発動させる。
もちろん、対象者はアルタイルだ。
ダイヤルを3000倍にセットする。
この淫魔の発動条件は対象者が半径三メートル以内にいることなのだ。
それは昨日のアンナさんで確認済みだ。
そして僕はアルタイルの体に手をのばす。
アルタイルはよけようとしたが、わずかに僕の方が速い。
僕はアルタイルのおわんサイズのおっぱいを揉むことに成功した。
小さいが肉のつまったいいおっぱいだ。
「ぎゃっー!!」
アルタイルは悲鳴をあげる。
何せアルタイルの感度は通常の三千倍だ。おっぱいを揉まれただけで、想像を絶する快感が駆け巡っているはずだ。
とどめとばかりに乳首を布ごしにつまむ。
「ひゃあぁ♡♡らめぇ♡♡いぐっ♡♡」
盗賊アルタイルは白目をむいて、気絶した。
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