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第二十六話 新領主
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魔者たちの死骸は火炎魔法で焼却することになった。これはユリコの提案である。
僕は覚えたての火魔法を使う。
ドンレミ村の時よりも魔力が上がっているので、高温の炎を発生させることができた。
「いやー良く燃えるね」
クロネの白い顔が炎に照らされて、赤くなっている。
「当然よ……」
シーアの声は思いのほか、冷たいものだった。
「我が君は魔術師としての才能もおありなのですね」
褐色の頬を赤らめてアルタイルが褒めてくれる。
「憐れな魂に安らぎを……」
リリィは魔者たちにも哀悼の意を表明する。
「アーサー、さすがね。私よりも火魔法を使いこなしているじゃない」
ユリコが両手をかかげ、正面に並べられた魔者の遺骸に火魔法をかける。
魔者たちはすっかり骨だけになった。
そりをベリー村の人々と共に風魔法で開けた穴に埋めていく。
オマエモオトコカという豚鬼の死ぬ前の言葉が頭の片隅から離れない。
そう言えば魔者たちにはメスがいないような気がする。もしかすると別のところにいるのだろうか?
また後でクロネにでも訊いてみよう。
火魔法の炎壁、炎球を覚えした。
称号「火炎術師」「祈り人」を獲得しました。
視界にテキストが流れる。
この日の夜はベリー村で歓待を受けた。
昨日まで敵同士だったリリィも僕の仲間になったと言うと受け入れてくれた。
人口の少ない村なので料理は主に干し肉やチーズなどの保存食が多かった。近くの森でとれた茸を使った料理は絶品であった。
「アーサー、明日我がカーナボン城に来てくれないか。正式に休戦協定を結びたい」
ユリコがそう申し出る。
その申し出を断る理由はない。
そのためにユリコに会いに来たのだ。
これでリリィたちともう無駄な争いはしなくて良くなるのだ。
僕はその日、ベリー村で一晩過ごした。
今夜のお相手はリリィだった。
リリィのたっての望みで、彼女と枕を共にした。
リリィは後ろ向きに愛されることを希望した。
四つん這いになり、かわいいお尻を僕につきだす。
リリィの感度を三千倍にして、たっぷりとねっとりとさらに激しく愛した。
背後からボリュームたっぷりのおっぱいを鷲掴みにして、溢れるほどの愛情を流し込む。
「あんっ♡♡熱いのきたよ♡♡私こうされたかたのよ♡♡ずっとずっと誰かに支配されたかったの♡♡」
リリィはよほど気持ち良かったのかアへ顔で白目をむいて、気絶した。
そんなリリィの顔も愛おしいな。
僕は背後からリリィの小さな体を抱きしめて眠りについた。
次の日からリリィは僕のことをマスターと呼ぶようになった。その呼ばれ方は支配欲と独占欲を満足できて、いい気分になった。
朝になり、僕たちはユリコの本拠地であるカーナボン城に向けて出立した。
馬で休み休みではあるが、朝から夕刻までかけた。
日が地平線に沈む直前にカーナボン城にたどり着くことができた。
全身真っ赤な鎧を身につけた騎士たちが出迎えてくれた。
彼女らはユリコの配下の太陽の騎士団の猛者たちであった。
三倍の兵力をものともせずに戦った勇者たちである。
「昨日の敵が今日の友ね」
感慨深くリリィが呟く。
「これが、かの太陽の騎士団……」
シーアが武者震いする。
太陽の騎士団の威厳に僕も感動すら覚えた。
僕たちはユリコの案内でカーナボン城の大広間に通された。
城の中は古いが良く清掃されていて、清潔であった。
大広間の奥に豪華な椅子が置かれている。ひじ掛けに宝石が埋め込まれている。
いわゆる玉座というものに近い。
ユリコの話ではかつて聖賢王ウーサーもかけたことがあるという由緒あるものだという。
僕はその椅子に座るように進められる。
かなり緊張しながら、僕はその椅子に座る。
おおっと一同感嘆の声をあげる。
この広間にはユリコ、リリィ、アルタイル、シーアそしてクロネに太陽の騎士団の幹部が集まっていた。
赤い鎧を着た騎士の一人が印章をうやうやしくユリコに差し出す。
その印章は鯱がデザインされたものだ。
このカーナボン城は海に近く、どこか潮のにおいがする。このカーナボン城を拠点とするガヴェイン家は勇敢な鯱を家紋としたとシーアが説明してくれた。
玉座の右側にリリィとシーアが並ぶ。
玉座の左側にクロネとアルタイルが並ぶ。
さらに左右に別れて太陽の騎士団の騎士たちが並ぶ。
左右に別れた真ん中を印章を持ち、ゆっくりとユリコが僕に近づく。
目の前に来て、右膝をついた。
うやうやしく両手で僕に鯱の印章を差し出す。
僕は玉座から立ち上がり、その印章を受け取る。
「アーサー様、これよりこのユリコ・ガヴェイン及び太陽の騎士団はあなた様に付き従います」
ユリコは右手を胸にあて誓いをたてる。
僕は剣を抜き、その刀身をユリコの右肩に置く。このやり方は事前にシーアに教えてもらったやり方だ。中世ヨーロッパを舞台にした映画とかで憧れていたシーンだったんだよな。まさか自分がするとは思わなかった。感動で身震いしそうだ。
「ガヴェイン卿、貴君を我が友として迎えよう。これこら私を支えてほしい。聖霊ヴィヴィアンの名において円卓の騎士に任ずる」
僕はユリコに言った。
ユリコは顔を上げ、その美しい顔に笑顔を浮かべた。
この日より僕はユリコ・ガヴェインの領土を自分のものとした。リリィ・ガラハットの領土を足すとアヴァロン王国の八分の一をその支配下においたことになるとシーアが説明してくれた。異世界にきて数日で僕は大諸侯の仲間いりをしたことになる。
ほんの少し前まで社畜童貞だったのに今ではクロネら美女たちに囲まれて、大諸侯の身分になり、貴族の地位を得た。
本当に感慨深い。
勝手に涙がでてくるほどだ。
この姿を十年前に亡くなった両親に見せてあげたい。
リリィとユリコ二人の提案により、僕は侯爵を名乗ることになった。
アーサー・クロード・ペンドラゴン侯爵という名前にした。
クロードってのは朝倉の倉の字から発想を得たものだ。
ペンドラゴンは僕が出現させた軍旗から由来する。
この名を名乗ることにより、外と内両方にかのウーサー王の後継者であることを示すことになる。
「さあ、これからだよお兄ちゃん。もっともっと楽しい冒険をしよう」
クロネは玉座にすわる僕に飛びつき、キスをした。
僕は覚えたての火魔法を使う。
ドンレミ村の時よりも魔力が上がっているので、高温の炎を発生させることができた。
「いやー良く燃えるね」
クロネの白い顔が炎に照らされて、赤くなっている。
「当然よ……」
シーアの声は思いのほか、冷たいものだった。
「我が君は魔術師としての才能もおありなのですね」
褐色の頬を赤らめてアルタイルが褒めてくれる。
「憐れな魂に安らぎを……」
リリィは魔者たちにも哀悼の意を表明する。
「アーサー、さすがね。私よりも火魔法を使いこなしているじゃない」
ユリコが両手をかかげ、正面に並べられた魔者の遺骸に火魔法をかける。
魔者たちはすっかり骨だけになった。
そりをベリー村の人々と共に風魔法で開けた穴に埋めていく。
オマエモオトコカという豚鬼の死ぬ前の言葉が頭の片隅から離れない。
そう言えば魔者たちにはメスがいないような気がする。もしかすると別のところにいるのだろうか?
また後でクロネにでも訊いてみよう。
火魔法の炎壁、炎球を覚えした。
称号「火炎術師」「祈り人」を獲得しました。
視界にテキストが流れる。
この日の夜はベリー村で歓待を受けた。
昨日まで敵同士だったリリィも僕の仲間になったと言うと受け入れてくれた。
人口の少ない村なので料理は主に干し肉やチーズなどの保存食が多かった。近くの森でとれた茸を使った料理は絶品であった。
「アーサー、明日我がカーナボン城に来てくれないか。正式に休戦協定を結びたい」
ユリコがそう申し出る。
その申し出を断る理由はない。
そのためにユリコに会いに来たのだ。
これでリリィたちともう無駄な争いはしなくて良くなるのだ。
僕はその日、ベリー村で一晩過ごした。
今夜のお相手はリリィだった。
リリィのたっての望みで、彼女と枕を共にした。
リリィは後ろ向きに愛されることを希望した。
四つん這いになり、かわいいお尻を僕につきだす。
リリィの感度を三千倍にして、たっぷりとねっとりとさらに激しく愛した。
背後からボリュームたっぷりのおっぱいを鷲掴みにして、溢れるほどの愛情を流し込む。
「あんっ♡♡熱いのきたよ♡♡私こうされたかたのよ♡♡ずっとずっと誰かに支配されたかったの♡♡」
リリィはよほど気持ち良かったのかアへ顔で白目をむいて、気絶した。
そんなリリィの顔も愛おしいな。
僕は背後からリリィの小さな体を抱きしめて眠りについた。
次の日からリリィは僕のことをマスターと呼ぶようになった。その呼ばれ方は支配欲と独占欲を満足できて、いい気分になった。
朝になり、僕たちはユリコの本拠地であるカーナボン城に向けて出立した。
馬で休み休みではあるが、朝から夕刻までかけた。
日が地平線に沈む直前にカーナボン城にたどり着くことができた。
全身真っ赤な鎧を身につけた騎士たちが出迎えてくれた。
彼女らはユリコの配下の太陽の騎士団の猛者たちであった。
三倍の兵力をものともせずに戦った勇者たちである。
「昨日の敵が今日の友ね」
感慨深くリリィが呟く。
「これが、かの太陽の騎士団……」
シーアが武者震いする。
太陽の騎士団の威厳に僕も感動すら覚えた。
僕たちはユリコの案内でカーナボン城の大広間に通された。
城の中は古いが良く清掃されていて、清潔であった。
大広間の奥に豪華な椅子が置かれている。ひじ掛けに宝石が埋め込まれている。
いわゆる玉座というものに近い。
ユリコの話ではかつて聖賢王ウーサーもかけたことがあるという由緒あるものだという。
僕はその椅子に座るように進められる。
かなり緊張しながら、僕はその椅子に座る。
おおっと一同感嘆の声をあげる。
この広間にはユリコ、リリィ、アルタイル、シーアそしてクロネに太陽の騎士団の幹部が集まっていた。
赤い鎧を着た騎士の一人が印章をうやうやしくユリコに差し出す。
その印章は鯱がデザインされたものだ。
このカーナボン城は海に近く、どこか潮のにおいがする。このカーナボン城を拠点とするガヴェイン家は勇敢な鯱を家紋としたとシーアが説明してくれた。
玉座の右側にリリィとシーアが並ぶ。
玉座の左側にクロネとアルタイルが並ぶ。
さらに左右に別れて太陽の騎士団の騎士たちが並ぶ。
左右に別れた真ん中を印章を持ち、ゆっくりとユリコが僕に近づく。
目の前に来て、右膝をついた。
うやうやしく両手で僕に鯱の印章を差し出す。
僕は玉座から立ち上がり、その印章を受け取る。
「アーサー様、これよりこのユリコ・ガヴェイン及び太陽の騎士団はあなた様に付き従います」
ユリコは右手を胸にあて誓いをたてる。
僕は剣を抜き、その刀身をユリコの右肩に置く。このやり方は事前にシーアに教えてもらったやり方だ。中世ヨーロッパを舞台にした映画とかで憧れていたシーンだったんだよな。まさか自分がするとは思わなかった。感動で身震いしそうだ。
「ガヴェイン卿、貴君を我が友として迎えよう。これこら私を支えてほしい。聖霊ヴィヴィアンの名において円卓の騎士に任ずる」
僕はユリコに言った。
ユリコは顔を上げ、その美しい顔に笑顔を浮かべた。
この日より僕はユリコ・ガヴェインの領土を自分のものとした。リリィ・ガラハットの領土を足すとアヴァロン王国の八分の一をその支配下においたことになるとシーアが説明してくれた。異世界にきて数日で僕は大諸侯の仲間いりをしたことになる。
ほんの少し前まで社畜童貞だったのに今ではクロネら美女たちに囲まれて、大諸侯の身分になり、貴族の地位を得た。
本当に感慨深い。
勝手に涙がでてくるほどだ。
この姿を十年前に亡くなった両親に見せてあげたい。
リリィとユリコ二人の提案により、僕は侯爵を名乗ることになった。
アーサー・クロード・ペンドラゴン侯爵という名前にした。
クロードってのは朝倉の倉の字から発想を得たものだ。
ペンドラゴンは僕が出現させた軍旗から由来する。
この名を名乗ることにより、外と内両方にかのウーサー王の後継者であることを示すことになる。
「さあ、これからだよお兄ちゃん。もっともっと楽しい冒険をしよう」
クロネは玉座にすわる僕に飛びつき、キスをした。
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