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王都エルメニスト編
第9話 王都エルメニストのクリストファー
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プラッセは辺りを見回してため息を吐く。そのため息は空気に冷やされて白く目に見えた。
「どこだここは。」
「プラッセ、マーシア、ここはもしかすると王都エルメニストじゃないか?」
「たしかエルメニストは一年中雪の降る雪国だったわね。写真で何度か見たことがあるけどこんな感じだった気がする。」
話していると後ろから20歳ほどの女性がプラッセに声をかけた。
「すごい。なんで皆さん飛んできたんですか?どうやって王都の門を越えたんですか?」
その女性はクリクリとした目で好奇心を抑えられないという風に聞いてくる。
「大釜山の仙人のハルビィン・オリバーって奴と闘ってたんだけどぶっ飛ばされてここまで来ちゃった。」
「えっ、ハルビィン・オリバーさんですか?ハルビィン・オリバーさんと闘ったんですか!?すごい。とりあえず私の家来ませんか?寒いでしょ、ここ。」
「じゃあありがたく行かせてもらおうか。寒いし何より足が痺れて痛い。」
「俺とマーシアにはもう魔素がほとんどないしな。ちょうどいい。休ませていただこうか。」
その女性の家はすぐ近くで周りの家に比べると小さな家だが周りの家が大きすぎるだけでいたって普通な家だった。
「すみません。ほんとに小さな家で。私は15の時に家出してきて一人暮らしなんです。あっ、申し遅れました。私はジョアン・デ・デネヒーっていうの。」
「俺はクリストファー=プラッセ。」
「えっ、クリストファー=プラッセ?その名前はこの国ではあまり口にしない方が良いな。なんなら改名する?」
「なんでダメなんだ?」
デネヒーは困った顔をして少し悩んだあとコホンと一つ咳払いをして言った。
「昔ね、この王都にとても残虐な連続無差別殺人があったの。そしてその殺人犯は国王陛下に殺害予告を出した。国王陛下はすぐに捕まえて死刑にするよう言った。優秀な魔法兵士や武装軍隊が探し回ってようやく見つけ、死刑になった。彼は死に際に何かとても長い呪文を唱え大声で笑いながら死んでった。その凶悪犯の名はクリストファー=グランツェ。だからその名前はこの王国では嫌われちゃうってわけ。」
「なるほどな。それにしてもその長い呪文ってのが気になるな。一体何の呪文なんだ?」
「録音された音声をもとに教授や研究家は解明を試みてるけどどうも今存在している呪文じゃないらしいの。でもクリストファー=グランツェは史上最悪の魔術殺人鬼だったらしいからもしかしたら何らかの呪文の覚醒後のものとされてるらしいよ。」
「デネヒーはなんでそんなに詳しいんだ?」
「えっ、私のこと知らない?私は王都エルメニストの“十戒”の一人よ。」
「どこだここは。」
「プラッセ、マーシア、ここはもしかすると王都エルメニストじゃないか?」
「たしかエルメニストは一年中雪の降る雪国だったわね。写真で何度か見たことがあるけどこんな感じだった気がする。」
話していると後ろから20歳ほどの女性がプラッセに声をかけた。
「すごい。なんで皆さん飛んできたんですか?どうやって王都の門を越えたんですか?」
その女性はクリクリとした目で好奇心を抑えられないという風に聞いてくる。
「大釜山の仙人のハルビィン・オリバーって奴と闘ってたんだけどぶっ飛ばされてここまで来ちゃった。」
「えっ、ハルビィン・オリバーさんですか?ハルビィン・オリバーさんと闘ったんですか!?すごい。とりあえず私の家来ませんか?寒いでしょ、ここ。」
「じゃあありがたく行かせてもらおうか。寒いし何より足が痺れて痛い。」
「俺とマーシアにはもう魔素がほとんどないしな。ちょうどいい。休ませていただこうか。」
その女性の家はすぐ近くで周りの家に比べると小さな家だが周りの家が大きすぎるだけでいたって普通な家だった。
「すみません。ほんとに小さな家で。私は15の時に家出してきて一人暮らしなんです。あっ、申し遅れました。私はジョアン・デ・デネヒーっていうの。」
「俺はクリストファー=プラッセ。」
「えっ、クリストファー=プラッセ?その名前はこの国ではあまり口にしない方が良いな。なんなら改名する?」
「なんでダメなんだ?」
デネヒーは困った顔をして少し悩んだあとコホンと一つ咳払いをして言った。
「昔ね、この王都にとても残虐な連続無差別殺人があったの。そしてその殺人犯は国王陛下に殺害予告を出した。国王陛下はすぐに捕まえて死刑にするよう言った。優秀な魔法兵士や武装軍隊が探し回ってようやく見つけ、死刑になった。彼は死に際に何かとても長い呪文を唱え大声で笑いながら死んでった。その凶悪犯の名はクリストファー=グランツェ。だからその名前はこの王国では嫌われちゃうってわけ。」
「なるほどな。それにしてもその長い呪文ってのが気になるな。一体何の呪文なんだ?」
「録音された音声をもとに教授や研究家は解明を試みてるけどどうも今存在している呪文じゃないらしいの。でもクリストファー=グランツェは史上最悪の魔術殺人鬼だったらしいからもしかしたら何らかの呪文の覚醒後のものとされてるらしいよ。」
「デネヒーはなんでそんなに詳しいんだ?」
「えっ、私のこと知らない?私は王都エルメニストの“十戒”の一人よ。」
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