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海底牢獄チュリマー編
第63話 そして爆発。
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リアムは毒兵という人型に形成された毒の魔物を300体程生み出し、ネアドバラウドに攻撃するよう指示を出した。
この毒兵の一人一人の顔つきや体つきはまるで本当の人間のようで、リアムの指示に対して完全に従っていた。
実はこの魔物、元々人間だったのをリアムがこのような魔物に変えてしまったのである。
リアムのほんのわずかな魔力で行える魔法毒化によって人間は毒兵に変わってしまう。
リアムの毒兵のほとんどは海底牢獄の囚人である。
しかし切り札として置いていたその毒兵もやはりネアドバラウドに敵う事はなかった。
ネアドバラウドの音を飛ばす攻撃によってネアドバラウドに触れる事すらなく死んでいったのが約半数。
ネアドバラウドの皮膚に噛み付けた者も次の攻撃でちりぢりにされ、毒らしく蒸発して消えた。
ただ毒兵の噛みつきは一人でも強力な攻撃。それに体に毒素も周るため結構なダメージを与える事ができる。
実際ネアドバラウドはさっきまでと違ってだいぶん弱っている。
そこにジェノンがようやく駆けつけた。
「リアム、俺に協力させろ。」
「いや、ジェノンさんこいつぐらい、」
「黙れお前に死なれては国も困る!」
ジェノンは高く飛び上がってネアドバラウドの真上にくる。
そして鞘から剣を抜き、大きく振った。
「毒の刃!!」
ジェノンの毒属性の魔素をまとったその剣の斬撃はまっすぐにネアドバラウドに向かっていく。
しかしネアドバラウドは見た目によらずすばやい動きでそれを回避して音属性の魔法で反撃してくる。
「嘘、お前速いのかよ!」
ジェノンが音速で迫ってくる魔法を避けきれずに思いっきりぶつかって飛んでいく。
そこにリアムが走ってきてネアドバラウドの腹に蹴りを入れる。
鈍い音がなってネアドバラウドは少し浮いた後また落ちて後ずさる。
そのネアドバラウドが落ちた衝撃でさっきまでぶつかり合っていた音属性の巨大な玉と炎をまとう毒属性の液体は互いに爆発し周りの木々はもちろんぶっ飛んで行き、ジェノンとリアムは地面が浮くような感覚を覚えた。
咄嗟に防御魔法を張ったジェノンとリアムは多少大きな岩が自身の体にぶつかってきても無傷であった。
「リアム!大丈夫か!この爆発はなんだ!?」
「俺は大丈夫ですっ!!この爆発はさっき奴が放ってきた魔法と俺の飛ばした魔法がぶつかっていたのが衝撃によって爆発しました。」
ジェノンはリアムの姿を確認して走って行く。
「ネアドバラウドはどこに?」
「それが、俺も目を開いたときにはいなくて、、、」
ジェノンは腕を組んで考えるそぶりをする。
「まあいい。とにかく戻ろう。プラッセ達のとこまでは被害は届いていないだろうがな。」
ジェノンとリアムは山を歩いて下っていった。
この毒兵の一人一人の顔つきや体つきはまるで本当の人間のようで、リアムの指示に対して完全に従っていた。
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リアムの毒兵のほとんどは海底牢獄の囚人である。
しかし切り札として置いていたその毒兵もやはりネアドバラウドに敵う事はなかった。
ネアドバラウドの音を飛ばす攻撃によってネアドバラウドに触れる事すらなく死んでいったのが約半数。
ネアドバラウドの皮膚に噛み付けた者も次の攻撃でちりぢりにされ、毒らしく蒸発して消えた。
ただ毒兵の噛みつきは一人でも強力な攻撃。それに体に毒素も周るため結構なダメージを与える事ができる。
実際ネアドバラウドはさっきまでと違ってだいぶん弱っている。
そこにジェノンがようやく駆けつけた。
「リアム、俺に協力させろ。」
「いや、ジェノンさんこいつぐらい、」
「黙れお前に死なれては国も困る!」
ジェノンは高く飛び上がってネアドバラウドの真上にくる。
そして鞘から剣を抜き、大きく振った。
「毒の刃!!」
ジェノンの毒属性の魔素をまとったその剣の斬撃はまっすぐにネアドバラウドに向かっていく。
しかしネアドバラウドは見た目によらずすばやい動きでそれを回避して音属性の魔法で反撃してくる。
「嘘、お前速いのかよ!」
ジェノンが音速で迫ってくる魔法を避けきれずに思いっきりぶつかって飛んでいく。
そこにリアムが走ってきてネアドバラウドの腹に蹴りを入れる。
鈍い音がなってネアドバラウドは少し浮いた後また落ちて後ずさる。
そのネアドバラウドが落ちた衝撃でさっきまでぶつかり合っていた音属性の巨大な玉と炎をまとう毒属性の液体は互いに爆発し周りの木々はもちろんぶっ飛んで行き、ジェノンとリアムは地面が浮くような感覚を覚えた。
咄嗟に防御魔法を張ったジェノンとリアムは多少大きな岩が自身の体にぶつかってきても無傷であった。
「リアム!大丈夫か!この爆発はなんだ!?」
「俺は大丈夫ですっ!!この爆発はさっき奴が放ってきた魔法と俺の飛ばした魔法がぶつかっていたのが衝撃によって爆発しました。」
ジェノンはリアムの姿を確認して走って行く。
「ネアドバラウドはどこに?」
「それが、俺も目を開いたときにはいなくて、、、」
ジェノンは腕を組んで考えるそぶりをする。
「まあいい。とにかく戻ろう。プラッセ達のとこまでは被害は届いていないだろうがな。」
ジェノンとリアムは山を歩いて下っていった。
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