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プロローグ
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これで仕事は終わった、終わったというのは定時退社でもなく残業が終わったわけでもない。
退社だ。
僕こと縁愁(31歳)は今日会社を退社することになった。
何故退社をするのかというと簡単なことだ、このご時世会社の情勢が傾き自主退職を勧められたのだ。
元々うちの会社は世間でいえばブラック企業であった。
安月給で残業は80時間。
労基なんてお構い無しさ、それでも働いていたのは何故なのか今となっては自分でもわからない。
そんな中で働いていたものだから自分で考える事を辞めてしまった、正確に言えば放棄だな。
上司佐野山に案の改善点を挙げれば聞く耳持たず、残業は自主制ではあるものの縁君は残るよねと周りに聞こえるよう佐野山から大声で言われる始末。
1通のメールがpcに届いた、それが自主退職の件だった。
社内には全員に届いていたらしい、僕は思考をほとんど辞めていたので既読だけして何も返事を返さなかった。
その時は....
家に帰るのはいつも24時過ぎ、最終電車だ。
これに間に合わないとタクシーで帰るか会社に泊まる事になるが守衛さんに嫌な顔をされる。守衛さんとは何度も顔を合わせているがこれには全然慣れない。
そんな事を考えながら晩ご飯にしようと取り出したのはカロリーメイトと午後の紅茶、一人暮らしの男性の食事はこんな物である。
いつだったかなマトモなご飯を食べたのはとふと過去に耽るが時間の無駄だと自問自答する。
シャワーを浴び、あとは就寝この時点で2時半。
そして起きるのは決まって5時、就業開始が6時半これが僕の1日のスケジュールそしてこれを毎日ループするってわけ。
行き慣れた電車に乗り、改札を出て路地に入るそこを抜けた先に会社がある。
最初は行くの自体が億劫だったがそれすら思わなくなった。いつも通り出社し怒号が飛び交う中残業をしてから帰る。
ロボットのようにこれを繰り返す簡単だろ。
ただ、その日は何故か出社している道中にあるチラシが目に入ってきたんだ。それが心の健康相談チラシだった。
いわゆる自殺をする前に電話して相談してというチラシ。
自殺ねぇ~と自分も電話かけてみようかなと冗談半分で考えてみたが今の状況が良くなるとは1ミリも感じなかったので考えるだけ無駄だなと思いその場を立ち去った。
出社をしてすぐ佐野山から後で話があると呼び出された。
何か失敗してしまったと思い午前中のノルマを終わらせてすぐ呼び出された場所に向かった。
面談室のドアをノックして失礼しますと言い開けた先には佐野山と人事部の人が静かに座っていた。
そしてここからが少し自分の記憶が曖昧なのだ、ただあるひと言は聞こえた。
「縁愁君自主退職をしてくれないか」というひと言だ。
自分はそのひと言を理解するのにだいぶ時間がかかった。
だってずっとこの会社で働くと思っていた、それが急に辞めてくれと言われたんだ。
脳にモヤがかかったように何も考えれなかった、急に言われたのでその場は「考えさせて下さい」と返事をした。
「早めに返事を頼みます」と人事部の人から冷たい言葉を言われた。
神も仏もないとはこのことなんだなと実感した。
佐野山は笑いを堪えていた様に見えた。
「失礼します」と言いドアを閉めた途端、少しは涙が出るかなと思ったが一滴も出なかった。
そこからは仕事に戻ったが集中出来なかった。
次の仕事も決まっていない、家賃・水道・光熱費・クレジットカードの支払いだって今月まだだと思考はメリーゴーランドのように今後の不安で回っている。
いつも通り残業をするものだと思いpc作業をしていたら佐野山が上機嫌で自分に近づき「残業をしなくていいぞ」と言った。
自分は辞めるのであれば少しでも稼ぎたいと思っていたので聞こえないフリをして仕事を続けたが佐野山は「聞こえなかったのか残業はしなくていい、定時で帰れるんだいいことじゃないか」と言ってきた。
きっと定時で帰ってもらわないと何かまずいことがあるんだろうなと思いつつも怒って上司に逆らうわけでもなく素直に佐野山の言う通り定時で帰った。
帰る道中ずっと何か胸につっかえてる物があるが気にしないフリをした。
コンビニに寄りトイレで鏡を見て自分の顔が酷い有様だった。
だって、ずっと笑ってるんだ。
きっと面談室のドアを開けてからコンビニに来るまでずっと笑ってたんだ。
そりゃあ涙なんか出るはずもないか。
何かが怖くなりコンビニを飛び出した。
そして帰る道中またあのチラシが目に入った。
心の健康相談センターか、これに電話している人なんているんだろうか。そんな事を考えているうちに家に帰ってきてしまった。いつも通りご飯を食べてシャワーを浴び、早めに帰ってこれたから少し居眠りをしてしまった。
ふとやはりあのチラシが気になってしまった。
電話番号は写メっており意を決して電話してみる事にした。
しかし電話は繋がらなかった、居眠りをしたせいで24時を回っており営業時間外。
「そうだよな、はは」
自分の中の精一杯の乾いた笑いが出た
明日も会社はあるから寝よ、二度寝をすることにした。
8月7日(月)2時51分着信あり こゝロの健康相談センター
朝5時起床した自分は携帯を見て驚いた、心の健康相談センターから着信がきていたのだ。
ただ時間が営業時間外の時間帯に来ていた、それも深夜の時間帯。
不思議に思いながら営業時間に再度かけ直そうと思った。会社について仕事をして残業は今日もなし。
今回は電話をかけ直すので定時退社は有り難かった。
18時に電話をかけ直してみたが「その時間帯にこちらから電話を差し上げた履歴はございません」と言われ電話を切られてしまった。
不思議に思い再度昨日の着信履歴を確認した。
「いや合ってるよな」、一つ疑問があった。
それは自分で着信履歴に新規連絡先を入力した覚えがないという事だ。
それも心の部分が少し違う表記に設定している。その時はあまり深く考えなかった何故なら電話番号は同じであったからだ。
「まぁ電話してないならいいか。」
そしてまた就寝するのであった。
8月8日(火)4時08分着信あり こゝロの健康相談センター
朝5時に起床し携帯を見たら、また電話がかかっていた。
流石に今度は履歴があるだろうと思い19時近くに電話したが対応は昨日と同じだった。
電話を切り何分かの沈黙が部屋を支配した。
携帯の着信履歴を再度見てふと何かに気づいた、それはチラシに書いてあった心の表記と同じだったのだ。
明日あのチラシを見てもう一回電話してみようと思い寝ようと思ったが気になって寝れなくなってしまった。
もう会社を辞めるというか辞めさせられるのだからいいかと諦め半ば支度をしてチラシを探しに行った。
この時間帯いつもなら仕事をしているので何か違和感を感じながら電車を乗り改札を出て路地に入りチラシはあったが前には無かったQRコードが載っていた。
何のQRコードなのかの説明は一切なく下には相談乗りますとしか書いてない。
QRコードを読み取ったら.......
退社だ。
僕こと縁愁(31歳)は今日会社を退社することになった。
何故退社をするのかというと簡単なことだ、このご時世会社の情勢が傾き自主退職を勧められたのだ。
元々うちの会社は世間でいえばブラック企業であった。
安月給で残業は80時間。
労基なんてお構い無しさ、それでも働いていたのは何故なのか今となっては自分でもわからない。
そんな中で働いていたものだから自分で考える事を辞めてしまった、正確に言えば放棄だな。
上司佐野山に案の改善点を挙げれば聞く耳持たず、残業は自主制ではあるものの縁君は残るよねと周りに聞こえるよう佐野山から大声で言われる始末。
1通のメールがpcに届いた、それが自主退職の件だった。
社内には全員に届いていたらしい、僕は思考をほとんど辞めていたので既読だけして何も返事を返さなかった。
その時は....
家に帰るのはいつも24時過ぎ、最終電車だ。
これに間に合わないとタクシーで帰るか会社に泊まる事になるが守衛さんに嫌な顔をされる。守衛さんとは何度も顔を合わせているがこれには全然慣れない。
そんな事を考えながら晩ご飯にしようと取り出したのはカロリーメイトと午後の紅茶、一人暮らしの男性の食事はこんな物である。
いつだったかなマトモなご飯を食べたのはとふと過去に耽るが時間の無駄だと自問自答する。
シャワーを浴び、あとは就寝この時点で2時半。
そして起きるのは決まって5時、就業開始が6時半これが僕の1日のスケジュールそしてこれを毎日ループするってわけ。
行き慣れた電車に乗り、改札を出て路地に入るそこを抜けた先に会社がある。
最初は行くの自体が億劫だったがそれすら思わなくなった。いつも通り出社し怒号が飛び交う中残業をしてから帰る。
ロボットのようにこれを繰り返す簡単だろ。
ただ、その日は何故か出社している道中にあるチラシが目に入ってきたんだ。それが心の健康相談チラシだった。
いわゆる自殺をする前に電話して相談してというチラシ。
自殺ねぇ~と自分も電話かけてみようかなと冗談半分で考えてみたが今の状況が良くなるとは1ミリも感じなかったので考えるだけ無駄だなと思いその場を立ち去った。
出社をしてすぐ佐野山から後で話があると呼び出された。
何か失敗してしまったと思い午前中のノルマを終わらせてすぐ呼び出された場所に向かった。
面談室のドアをノックして失礼しますと言い開けた先には佐野山と人事部の人が静かに座っていた。
そしてここからが少し自分の記憶が曖昧なのだ、ただあるひと言は聞こえた。
「縁愁君自主退職をしてくれないか」というひと言だ。
自分はそのひと言を理解するのにだいぶ時間がかかった。
だってずっとこの会社で働くと思っていた、それが急に辞めてくれと言われたんだ。
脳にモヤがかかったように何も考えれなかった、急に言われたのでその場は「考えさせて下さい」と返事をした。
「早めに返事を頼みます」と人事部の人から冷たい言葉を言われた。
神も仏もないとはこのことなんだなと実感した。
佐野山は笑いを堪えていた様に見えた。
「失礼します」と言いドアを閉めた途端、少しは涙が出るかなと思ったが一滴も出なかった。
そこからは仕事に戻ったが集中出来なかった。
次の仕事も決まっていない、家賃・水道・光熱費・クレジットカードの支払いだって今月まだだと思考はメリーゴーランドのように今後の不安で回っている。
いつも通り残業をするものだと思いpc作業をしていたら佐野山が上機嫌で自分に近づき「残業をしなくていいぞ」と言った。
自分は辞めるのであれば少しでも稼ぎたいと思っていたので聞こえないフリをして仕事を続けたが佐野山は「聞こえなかったのか残業はしなくていい、定時で帰れるんだいいことじゃないか」と言ってきた。
きっと定時で帰ってもらわないと何かまずいことがあるんだろうなと思いつつも怒って上司に逆らうわけでもなく素直に佐野山の言う通り定時で帰った。
帰る道中ずっと何か胸につっかえてる物があるが気にしないフリをした。
コンビニに寄りトイレで鏡を見て自分の顔が酷い有様だった。
だって、ずっと笑ってるんだ。
きっと面談室のドアを開けてからコンビニに来るまでずっと笑ってたんだ。
そりゃあ涙なんか出るはずもないか。
何かが怖くなりコンビニを飛び出した。
そして帰る道中またあのチラシが目に入った。
心の健康相談センターか、これに電話している人なんているんだろうか。そんな事を考えているうちに家に帰ってきてしまった。いつも通りご飯を食べてシャワーを浴び、早めに帰ってこれたから少し居眠りをしてしまった。
ふとやはりあのチラシが気になってしまった。
電話番号は写メっており意を決して電話してみる事にした。
しかし電話は繋がらなかった、居眠りをしたせいで24時を回っており営業時間外。
「そうだよな、はは」
自分の中の精一杯の乾いた笑いが出た
明日も会社はあるから寝よ、二度寝をすることにした。
8月7日(月)2時51分着信あり こゝロの健康相談センター
朝5時起床した自分は携帯を見て驚いた、心の健康相談センターから着信がきていたのだ。
ただ時間が営業時間外の時間帯に来ていた、それも深夜の時間帯。
不思議に思いながら営業時間に再度かけ直そうと思った。会社について仕事をして残業は今日もなし。
今回は電話をかけ直すので定時退社は有り難かった。
18時に電話をかけ直してみたが「その時間帯にこちらから電話を差し上げた履歴はございません」と言われ電話を切られてしまった。
不思議に思い再度昨日の着信履歴を確認した。
「いや合ってるよな」、一つ疑問があった。
それは自分で着信履歴に新規連絡先を入力した覚えがないという事だ。
それも心の部分が少し違う表記に設定している。その時はあまり深く考えなかった何故なら電話番号は同じであったからだ。
「まぁ電話してないならいいか。」
そしてまた就寝するのであった。
8月8日(火)4時08分着信あり こゝロの健康相談センター
朝5時に起床し携帯を見たら、また電話がかかっていた。
流石に今度は履歴があるだろうと思い19時近くに電話したが対応は昨日と同じだった。
電話を切り何分かの沈黙が部屋を支配した。
携帯の着信履歴を再度見てふと何かに気づいた、それはチラシに書いてあった心の表記と同じだったのだ。
明日あのチラシを見てもう一回電話してみようと思い寝ようと思ったが気になって寝れなくなってしまった。
もう会社を辞めるというか辞めさせられるのだからいいかと諦め半ば支度をしてチラシを探しに行った。
この時間帯いつもなら仕事をしているので何か違和感を感じながら電車を乗り改札を出て路地に入りチラシはあったが前には無かったQRコードが載っていた。
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