感情は色彩豊か

ウズ

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「いてて、ここは?」

周りを見渡したらそこは先程までいた喧騒なビルの街並みではなく真っ白な風景そして静観。

確かチラシのQRコードを読み取ってそれから...

「やぁきたね」
 後ろから少年のような声が聞こえた。
 後ろを振り向くとそこには薄っすらした14歳ぐらいの少年が立ってた。 

「君は誰だい、そしてなんか薄いぞ君」

「誰かか、あんまり気にしなくていいよ
 あと、薄いのは元々なんだこのことも気にしないで」

 首を傾げたがあんまり深くは考えなかった、それよりも

「ここはどこなんだ?」

「ここは君の精神世界」
 目の前の少年は意味不明なことを言った。
 
ああ、これは夢か何かなんだろう。起きたら会社なんだな。

「ちなみに夢ではないぞ」

「なんで考えていることがわかるんだ!?」

「言ったろ、ここは君の精神世界だって考えてることもお見通しなんだ」

「君はいったい何者なんだ?」

「うーん、今はまだ内緒かな」

「君はこゝロの健康相談センターってチラシを見てここに来たんだろ?」

「そうだ、チラシのQRコード読み取ってそしたらここに来たんだ」

「そのチラシは精神が異常をきたした人の前にしか現れないんだ」

「それよりも君はこの世界を見て、どう思った?」
周りを再度見渡してみて

「何もないな、ただ白い」

「だろう、先程も言った通りこれが今の君の精神世界なんだ」

「???」

「説明するよ
 元々はこんな白い世界では無かったんだ
 花があり街も風景も色々な物がこの世界にはあったが君の精神が何か異常をきたし何もかも消失してしまったんだ」

「???」
少年が言っていることはちんぷんかんぷんだった。
そもそも精神に花や街や風景なんてない、精神は精神だ。

「話を続けるね、そこで君には今精神が異常なため旅をしてもらうことにした」

「旅?旅行かい、旅行は社会人になってからしてないな」

「ああ、ただ君が思ってる旅ではなく精神の旅だ」

「精神の旅?」

「行ってみたらわかるよ」
 というと少年が指を鳴らした瞬間白い空間から黒い穴が出現した。

なんだこれと思ったその瞬間後ろから誰かに押されて黒い穴へと落ちていった。

微かに少年の声が聞こえた。

「君の道はまだ行く半ばだ、精神に幸あれ」

「このヤローーーー」と叫びながら黒い穴へ落ちていった。
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