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第七話 二
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四位を黄子らに託した百位は、帝位屋敷の庭で暇を潰していた。庭には池があり、鯉がのんびりと泳いでいる。まだ落ち着かないらしい十五位がずっと袖を握ってくる。帝位の屋敷からはやく出たいと文句が出るが、まあ待ちなさい、と宥める。
今日も汗ばみはするが、上空の大きな雲の群れが日差しを遮ってくれているおかげで、まだ外でも十二単を着られる。夏空を見上げたとき、黄子が準備できました、と呼びに来た。
「こ、こんな姿、帝位には見せたくない……」
四位は、桜色の口紅を塗った唇を引っ込め、長いまつ毛を震わせ、若い苗のような黄緑色の瞳を泳がせていた。白粉を塗っていてもわかるくらいに火照った頬を、若葉色の長いもみあげが隠そうとしている。
「お、思ったより、いけるわね。誰が化粧を?」
その出来栄えにたじろぐ百位に答えたのは、背が低いふくよかな赤子だった。
「まさか、帝位様にお化粧できるなんて、夢でしょうかぁ~」
そして十五位は、袖を握る手を震わせていない。
「ど、どういうことじゃ? そ、そこの女、まさか……」
百位の案、それは。
帝位四位女装大作戦である。
男が苦手でも、羅切した男はまだなんとかなる。それならば、女っぽい男ならどうか? 四位を女装させ、少しずつ慣らしていく。せめて、隣で歩けるようになれば、謁見も乗り越えられるはず。そう考えての案だったが――。
左隣をいそいそと歩く四位は、まあなんと少女か。顔を袖で隠しながらちらりちらり周囲を警戒する姿は、引きこもりのお嬢様が初めて外出したようなそれだ。右隣で四位を睨むようにじとりと見定めている十五位は、ぱっつん前髪の下で眉をひそめている。
肩慣らしに屋敷内を散歩してみる。できれば二人だけで行ってほしかったが、四位も十五位も動揺しているようなので、とりあえずついて行くことにした。どちらかと言えば、引率している気分だ。
四位が「まずっ」と顔を袖で覆う。正面から熱気が近づいてくることに気づき、百位は一応、会釈をした。
「百位ではないか。ぬし、こんなところでなにをしておる」
金髪日焼け筋肉質男が道を塞ぐ。帝位三位だ。十五位に袖を引っ張られ、四位は一歩下がる。三位も二人の様子に気づいたようだった。
「十五位殿と……、そちらは? 女帝では見ない姿だが」
今度は四位に袖を引っ張られた。なんとかしてくれ、そう言いたげに何度も引かれる。袖が千切れるからそんなに引かないでほしい。百位は、目を泳がせながら捻りだした。
「こちらは……、友人です。故郷の」
「ここは部外者立ち入り禁止だが」
「あれ、十五位様もおりますし、あれです」
「……おお、あれか。そうか。俺様もあれには興味があってな。弟と妹に帝都を見せてやりたいのだ。しかし、よく許可が出たな。なんと申したのだ?」
「え、っと、将来を見据えて、と」
「なるほどな。次代だけでなく、その先のことも見据える。確かに。必要なことだ。俺様も試してみよう。参考になった。ではな」
道を譲れば三位はぶつぶつ独り言を喋りながら通り過ぎて行く。両隣から、大きな溜息が同時に吐かれる。
「百位さん、助かりました。それにしても、よくご存じでしたね。まだ正式には決まっていないことでしたけど」
「……あれってなに?」
「え?」
さすがに四位が恥ずかしいとごねるため、一度部屋に戻ることにした。十五位は一言も発しない。ずっと百位の袖を握りしめていた。
そこでばったり出会ったのが、白銀の着物を着た白髪の男、帝位二位だった。夏日の昼には半月の刺繍が場違いに思う。汗をかかずに涼しい顔をしている二位とはあまり面識が無い。両隣の二人には頼れず、百位は緊張の面持ちで会釈をした。
「こんにちは。二位様」
金色の瞳がじっと凝視してくる。
「百位。神輿は知らぬ、か?」
「み、神輿? いえ、今日は見ておりませんが」
五位のことを探しているようだが、あんな目立つ男、探すまでもないような。
「百位。魏の件、世話になった、な」
切れ長の目が細められ、瞼の朱色が強調される。独特の雰囲気に気圧されそうになった。ほんのり漂う煙草の匂いだけが普遍的な一面だ。
「ときに」
二位が視線を左右に振る。背中に隠れている十五位と、袖で顔を隠している四位を見とめると、四位に顔を向けた。
「四位、なにをしている、か?」
四位がぎくっとしたことが気配で伝わってくる。「聞かないでください」とぽつり呟いた四位に、二位は「某は、否定せん、ぞ」と残してから立ち去った。四位は、肩をがっくしと落としていた。
黄子らが待つ部屋に戻れば、十五位は崩れ落ちるように膝をついた。青ざめた顔には脂汗が浮かんでいる。
「大丈夫? そんなに、嫌?」
「い、いつもは、下女が囲んでくれるのじゃ。今日は、百位しかおらなんだから、落ち着かんかっただけじゃ」
「よく頑張ったわ」
「なら、褒美――」
「で、四位様は、その姿で謁見はさすがに厳しいの?」
かつらを脱ぎ、手で顔を扇いでいた四位は、「いやあさすがに」と引き笑いで答える。
「なら、やっぱり少しずつ慣らすしかないわね。ちょっとずつ、化粧を薄くしていって、最終的にはいつもの四位様の隣で歩けるようにする。これから訓練ね」
顎に手を添えて考えを口にした百位に、十五位はますます顔を青ざめさせた。
「ま、待つのじゃ百位、ま、まさか、これからもこんな苦行を続けると申すのか? い、嫌じゃあ!」
「仕方ないでしょ。皇帝との謁見が終わるまでの辛抱よ。わたしの下女、貸してあげるから」
「せ、せめてじゃ! 四位以外の男と会わぬようにしてくれえ! 死んでまう!」
十五位に泣きつかれた百位は、めんどくさいなと思いつつも、案を練ることを決めた。
今日も汗ばみはするが、上空の大きな雲の群れが日差しを遮ってくれているおかげで、まだ外でも十二単を着られる。夏空を見上げたとき、黄子が準備できました、と呼びに来た。
「こ、こんな姿、帝位には見せたくない……」
四位は、桜色の口紅を塗った唇を引っ込め、長いまつ毛を震わせ、若い苗のような黄緑色の瞳を泳がせていた。白粉を塗っていてもわかるくらいに火照った頬を、若葉色の長いもみあげが隠そうとしている。
「お、思ったより、いけるわね。誰が化粧を?」
その出来栄えにたじろぐ百位に答えたのは、背が低いふくよかな赤子だった。
「まさか、帝位様にお化粧できるなんて、夢でしょうかぁ~」
そして十五位は、袖を握る手を震わせていない。
「ど、どういうことじゃ? そ、そこの女、まさか……」
百位の案、それは。
帝位四位女装大作戦である。
男が苦手でも、羅切した男はまだなんとかなる。それならば、女っぽい男ならどうか? 四位を女装させ、少しずつ慣らしていく。せめて、隣で歩けるようになれば、謁見も乗り越えられるはず。そう考えての案だったが――。
左隣をいそいそと歩く四位は、まあなんと少女か。顔を袖で隠しながらちらりちらり周囲を警戒する姿は、引きこもりのお嬢様が初めて外出したようなそれだ。右隣で四位を睨むようにじとりと見定めている十五位は、ぱっつん前髪の下で眉をひそめている。
肩慣らしに屋敷内を散歩してみる。できれば二人だけで行ってほしかったが、四位も十五位も動揺しているようなので、とりあえずついて行くことにした。どちらかと言えば、引率している気分だ。
四位が「まずっ」と顔を袖で覆う。正面から熱気が近づいてくることに気づき、百位は一応、会釈をした。
「百位ではないか。ぬし、こんなところでなにをしておる」
金髪日焼け筋肉質男が道を塞ぐ。帝位三位だ。十五位に袖を引っ張られ、四位は一歩下がる。三位も二人の様子に気づいたようだった。
「十五位殿と……、そちらは? 女帝では見ない姿だが」
今度は四位に袖を引っ張られた。なんとかしてくれ、そう言いたげに何度も引かれる。袖が千切れるからそんなに引かないでほしい。百位は、目を泳がせながら捻りだした。
「こちらは……、友人です。故郷の」
「ここは部外者立ち入り禁止だが」
「あれ、十五位様もおりますし、あれです」
「……おお、あれか。そうか。俺様もあれには興味があってな。弟と妹に帝都を見せてやりたいのだ。しかし、よく許可が出たな。なんと申したのだ?」
「え、っと、将来を見据えて、と」
「なるほどな。次代だけでなく、その先のことも見据える。確かに。必要なことだ。俺様も試してみよう。参考になった。ではな」
道を譲れば三位はぶつぶつ独り言を喋りながら通り過ぎて行く。両隣から、大きな溜息が同時に吐かれる。
「百位さん、助かりました。それにしても、よくご存じでしたね。まだ正式には決まっていないことでしたけど」
「……あれってなに?」
「え?」
さすがに四位が恥ずかしいとごねるため、一度部屋に戻ることにした。十五位は一言も発しない。ずっと百位の袖を握りしめていた。
そこでばったり出会ったのが、白銀の着物を着た白髪の男、帝位二位だった。夏日の昼には半月の刺繍が場違いに思う。汗をかかずに涼しい顔をしている二位とはあまり面識が無い。両隣の二人には頼れず、百位は緊張の面持ちで会釈をした。
「こんにちは。二位様」
金色の瞳がじっと凝視してくる。
「百位。神輿は知らぬ、か?」
「み、神輿? いえ、今日は見ておりませんが」
五位のことを探しているようだが、あんな目立つ男、探すまでもないような。
「百位。魏の件、世話になった、な」
切れ長の目が細められ、瞼の朱色が強調される。独特の雰囲気に気圧されそうになった。ほんのり漂う煙草の匂いだけが普遍的な一面だ。
「ときに」
二位が視線を左右に振る。背中に隠れている十五位と、袖で顔を隠している四位を見とめると、四位に顔を向けた。
「四位、なにをしている、か?」
四位がぎくっとしたことが気配で伝わってくる。「聞かないでください」とぽつり呟いた四位に、二位は「某は、否定せん、ぞ」と残してから立ち去った。四位は、肩をがっくしと落としていた。
黄子らが待つ部屋に戻れば、十五位は崩れ落ちるように膝をついた。青ざめた顔には脂汗が浮かんでいる。
「大丈夫? そんなに、嫌?」
「い、いつもは、下女が囲んでくれるのじゃ。今日は、百位しかおらなんだから、落ち着かんかっただけじゃ」
「よく頑張ったわ」
「なら、褒美――」
「で、四位様は、その姿で謁見はさすがに厳しいの?」
かつらを脱ぎ、手で顔を扇いでいた四位は、「いやあさすがに」と引き笑いで答える。
「なら、やっぱり少しずつ慣らすしかないわね。ちょっとずつ、化粧を薄くしていって、最終的にはいつもの四位様の隣で歩けるようにする。これから訓練ね」
顎に手を添えて考えを口にした百位に、十五位はますます顔を青ざめさせた。
「ま、待つのじゃ百位、ま、まさか、これからもこんな苦行を続けると申すのか? い、嫌じゃあ!」
「仕方ないでしょ。皇帝との謁見が終わるまでの辛抱よ。わたしの下女、貸してあげるから」
「せ、せめてじゃ! 四位以外の男と会わぬようにしてくれえ! 死んでまう!」
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