姉は女王様

朝霧麗羅

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背徳の姉弟 進む男女関係

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 初美姉は酔ってすっかり上機嫌になり、私は彼女の熱い心に当てられてぐったりとなった。
「そろそろ休もうか?それとも、まだ起きてお姉ちゃんの相手をしてくれるかしら?」
 姉は質問の体裁を取ってはいたが、私には彼女の真意は分かった。
 まだ起きて彼女の相手をしなさい、というのが彼女の希望であり、命令であった。
「今夜はSMの話をしたので、お前は恐がっているかもしれない。でも、安心しなさい。お前がSMプレイを恐れたりする必要はないんだよ」
「それはどういうこと?お姉ちゃん」
「お前は並みのM男よりも鍛えられているんだよ」
「……」
「わかるかしら?お前は毎日お姉ちゃんにお尻を叩かれて泣いているけど、これってすごいことなのよ。だってM男はたまにしかお店に来ないし、プレイをしても泣くまで私が責めることはあまりないんだよ。それに比べ満男は毎日お姉ちゃんにお尻を叩かれて泣いている。そして泣いてからも私はお尻を叩くのをやめない。毎日泣くまで、そして泣いてからもお仕置きをされている男なんて、お前の他に居るかしら?居たとしても、ごく少数だよ。お前は立派なMだよ。だから安心して、お姉ちゃんの躾と訓練を受けて自分を鍛えて行けばいいんだよ」
「わかりました。初美お姉ちゃん。これからもお姉ちゃんの言うことを良く聞きます」
「しおらしい子だね」そう言う姉はとてもうれしそうだった。
 そして彼女は私を抱き寄せ、私と唇を重ねた。
 これまでお仕置きや躾といったSMプレイに良く似た関係を続けて来た姉と私はいつの間にか深い性的関係にまで進んでいて、この頃には姉は折を見ては私とキスをするようになっていた。
 お仕置き→SM→性的関係という風に間にSM的関係を挟むことによって私たち姉弟は抵抗なく男女の性的関係へと進んでいたのである。
 姉としては姉弟で男女関係を深めることには注意していたはずである。しかしお仕置きや厳しい躾けを通じて、私たちは男女関係に1歩1歩足を踏み入れて行ったのである。その原因は姉がS女であり私をお仕置きすることに性的快感を感じること、そして私がM男であり姉にお仕置されることに性的快感を感じることである。こうして姉弟間の躾やお仕置きはそのまま男女間の性的な、そして多分に淫猥な関係へと発展したのである。
 いつか彼女が言ったように姉は私の特殊な性的嗜好を目覚めさせたことを申し訳なく思っているようである。
 とはいえ、S女としての姉は私のマゾ化と女性化をぐいぐいと進めて、私を彼女の理想の性的パートナーへと育てることに異常な情熱と喜びを抱いているのも事実である。
 姉としての良識と女としての情欲、この二つの間で初美姉は相当に葛藤をして来たと思われる。
 その点ひたすらマゾ性を磨き、女性化に励めばよい私は気楽である、といえよう。
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