姉は女王様

朝霧麗羅

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厳しいビンタ調教 そして年末へ

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 私のM性を開発する方向に舵を切ったとはいえ、姉の躾と折檻はそれほど激しいものにはならなかった。
 それはおそらく彼女の真の狙いと願いは私の女性化にあったからだろう。
 ただ初美姉と私の上下関係と主従関係はじわじわと強められて行った。
 私が粗相をしたり、私の態度がわずかでも反抗的だったり、それどころか姉への服従心が足りないと彼女が判断した場合、私は容赦なくビンタされその後彼女の足元に跪いて自分の非を詫びさらにお仕置への感謝を表明しなければならなかった。
 微妙なミスや態度が原因でビンタされる時は1発か2発で済んだが、明らかに私に大きな非があった場合、姉は私に何発もビンタした。
 たまらず私は涙を流し嗚咽した。
 それでも初美姉は許してくれなかった。
「泣いてもムダだよ。泣いてからもビンタは続けるからね」
 そう言って姉はかなりの力を込めて私の左右の頬を執拗に叩いた。
 私は痛みと恐怖と悔しさとで大声をあげて泣いた。
 涙で曇った目で姉の表情を伺うと、世にも恐ろしい目つきで私を睨み、そして言った。
「お前が私の言いつけを守らないからいけないんだよ!これは姉弟の間のお仕置と言うより、女主人が召使に与えるお罰なんだよ。甘えん坊のお前には世の中の厳しさをうんと教えてやらないといけないようだね」 
 私が泣き声を我慢していると。姉は言った。
「女王様、私の至らなさをお許しください、って言いなさい!」
「女王様、私の至らなさをお許しください……」
 嗚咽をこらえて私はお詫びの言葉を絞り出した。
 私にとって姉は遠くて怖い存在であるように思えて、私は悲しくなった。
「お前が本当に反省しているなら、まだまだ私の折檻に耐えられるよね?」
 そう言うと、彼女はさらに力を増して私の頬をビンタした。
 私は大声をあげて泣くしかなかった。
 私にとって絶対的な姉、というより女主人に折檻されて、私はひたすら耐えるしかなかった。
 週に1,2度はこのようなきびしいビンタ折檻を受けているうちに年末になった。
 その頃には姉と私の間の上下関係と主従関係は強固な物になっていた。
  
 大晦日の夜私たち姉弟あるいは主従は1年を振り返った。
 私が姉の家へ転がり込んで同居(調教合宿、SM合宿)をはじめて9か月が経った。
「お姉ちゃんとすっかり一緒に生活するようになって、お前の気持ちはどう変わったかしら?どう?坊や。お姉ちゃんと一緒に暮らすようになって良かったことは何なの?そして辛かったことは?正直に言いなさい。嘘を言うとお仕置だよ」
 そう言うと、彼女は楽しそうに笑った。
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