憧れの異世界転移で、力を手に入れたので人生を異世界で謳歌してみた

終焉の森

レベル上げの準備

チュンチュン

　小鳥の鳴く音で目が覚める。

「んー。もう朝か。昨日は慣れないこともあって疲れたから早く寝ちゃったけどすごく眠れて良かった。」

　コンコン。
レイの部屋がノックされた。

「レイ様おはようございます。ダリスでございます。朝食の準備がそろそろ出来ますので、起きてください。」

「今起きました。ダリスさんおはようございます。」

「いえいえ、それが執事の仕事ですので。今日はレベル上げの予定でしたよね？服は机の上に置いてありますので、そちらを着てきてください。」

　机が一つしかないのでそこに目を向けると、カッコ良さそうな白の服が並べられていた。

「ご用意してくれてありがとうございます。では着替えますので、また後で食堂でよろしいでしょうか？」

「はい。食堂でお待ちしております。迷いましたら、通路には侍従悪魔たちが居ますので声をかけて頂ければと思います。では、また後ほど。」

ダリスの足音が遠ざかっていくのが聞こえた。

「この服だね。よし、着替えよう。コートとシャツ、ブーツにパンツに手袋かリングもあるね。」

　レイは顔を洗い、寝癖を治し、歯を磨き、着替えていく。

　白のコートは足元ぐらいまである長さだが、どれだけ動いても動きの邪魔になることはない。そして、ブーツもだが、とても履き心地が良い。シャツとブーツ、パンツ、手袋は黒だがとても性能が良そうだ。

　そして着替え終わったので昨日に少し習ったスキル鑑定をしてみるとありえない結果だった。

装備名:◯神のコート
品質:神話級
性能:どれだけ動いても装備者の動きを阻害しない。
◯神が装備すれば身体能力が超強化される。ただし、一般のものが装備すれば品質が高いので防御力の優れた装備品でしかない。

装備名:◯神のシャツ
品質:神話級
性能:サイズが装備者の大きさに自動で設定される。
装備者の動きを阻害しない

装備名:◯神のパンツ
品質:神話級
性能:サイズが装備者のの大きさに自動に設定される。
装備者の動きを阻害しない

装備名:◯神のブーツ
品質:神話級
性能:サイズが装備者の大きさに自動に設定される。動きも阻害しないし、靴擦れなど、足の疲れが、どれだけ歩いても無くなる。
◯神が装備すると足場が無いところでも足場が有るように行動できる。

装備名:◯神のグローブ
品質:神話級
性能:サイズが装備者の大きさに自動に設定される。普段からしていても生活に影響を及ぼすことはない。素手での戦闘時に非常に役に立つ。

装備名:◯神のリング
品質:神話級
性能:サイズが装備者の大きさに自動に設定される。
経験値が大量に必要な◯神が装備すると獲得経験値量が100倍となる。
しかし、一般のものが装備しても獲得経験値が倍になる。

（すごい装備だな。◯神ってのも気になるしソロモンさんが何故、いかにも大切ですごい装備を私に渡したのかが気になるね。昨日言ってた同僚と関係あるのかな？才能をもらった後に聞けることがあれば聞いてみよう。）

　レイは食堂へ向かった。
食堂へ向かう道では侍従悪魔が沢山いて、すれ違うたびに挨拶をされたので挨拶をした。
　そして食堂に着くと、ソロモンさんとダリスさんが待機していた。

「おはようございます。すみません。ソロモンさんダリスさん。着替えて、装備の鑑定をしていたら遅れてしまいました。それにしてもどれも凄い装備でしたね。」

「おはよう。いいよいいよ、気になることに鑑定を使うことはオススメするよ。対人に使うときは気をつける必要もあるけどね。まぁ、それよりも朝食を食べて早くレベル上げをしよう！」

　そして朝食を食べ終えたので、本格的なレベル上げへと進むのであった。