僕の『甘い魔女の報告書』 worth a thousand words.

美黎

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小人 たち

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甘いのは 俺をじっと 見てた。

甘いの は

俺をじっと  みてる。





そうして暫く

やはり 何も言わない彼女


それは  「言えないものを探しているのか」

 「何か 分からないものを探しているのか」

どっちだ?


俺は 彼女を手伝いたい

しかし 困らせるのは 本意では無い



うーーーーん
うーーーんん?



あ ここは森  流せないんだった。
失礼 失礼。



えっと

ゴホン



「草?くさを、探してるの?」

「実?」

「なんかの、汁?」

「動物?」

「木?」

「川!」

「花!」


俺は 俺の質問に対して 俺ちゃんの甘いのが

俺ちゃんの 甘いの が♡

くびを  フルフル     ふるふる♡

すんのが


や     み      つ      き



なってですね。


どんどん質問を続けていた。


「犬!」

「猫!」

「ヘビ?」

しかし  そろそろ ネタが無い

「あの、春の、ヤツ?」


ネタ切れしたところで  この質問


その時

そのとき

その      とき!!!!!!


の  あの  あのあの    


     チ  ラ  目  !!!♡♡


俺は  俺 この 甘いのマスターにまでなった

   お   れ    ちゃんは



もう一度このチラ目を見たいという欲望を抑えるのが大変なのであるからしてしかしまた網を持ち出してしまうときっと困った事になるワケでしかしあのあのチラチラ目目おめめがキャワキャワキャワたんであるからしてうむ。 はい、逮捕♡


なんとか

そこで 踏み止まった俺は  ゆっくりと

まず    深 呼 吸  


もう一度 きちんと 

彼女に 訊いたんだ。


   「なにを、探してるの?」


 逡巡する 若草   揺れる 栗色


いや  きみを  困らせたいワケじゃ無いんだ



すぐにそう 言い訳するのは簡単だけど

少しずつ  少しだけ  成長している俺は



待ったんだ。  ちょっとだけ。

彼女の  桜色が  震えるのか

          震えないのか



少しだけ、な。




…………………………………………





「おれたち わかる」

    「わかる」

「おまえ わからない」   「おれたち」

    「「おれたち わかる」」




えっっ


だれ?   そしてなにその  失礼な


このこの 甘いのの  カレッシ の

俺ちゃんに向かって!!



急に聞こえてきたその声は 何処かで聞いた

小さな声  何だか 小人のような 小さな声




ん??      どこ???



ど      こ?    えーーー??




ぐるりと その  まるい広場を見渡しても


     なんも見えねぇけど??



しかしまた  騒ぎ出した 声の主


「ちょっと」   「おれたち さがす」

「おろして」 「さがすよ」

    「やくにたつ」   「おれたち」



ちょ  誰?


       やくにたつ  とか


言ったの!!  俺それ今


気にしてるのに!!!!



しかし しかしのしかし どう見ても 

声が聞こえるのは 甘いのの  そば


「うん??」

オテッテを繋いだまま

甘いのをしげしげと観察♡
甘いのをしげしげと凝視♡

ん? 凝視♡は しげしげじゃない?

まあ いいじゃない♡なんとなく ニュアンス
伝わるっしょ???



そうしてきっと 声の主に気が付いているであろう

甘いのは

もう一方の可愛 キャワな オテッテ に

持っている  カゴを


そっと地面に置いた。




そうしてそこから出てきたのは

あの    甘い庭にいた   

     小さい奴らだったんだ。
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