僕の『甘い魔女の報告書』 worth a thousand words.

美黎

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おくすり

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そうして無事(?)、アイツを連れて戻った俺。


一応、畑に取りに行ったのに

何故か一緒に歩いて 帰ってきたけどな?



「 お かえり 」

そう 言った 俺の 甘いのは

マンドラゴラの 毛?

いや、葉っぱを  むんずと掴んで


   「 えっ?甘いの、さん?」


驚いている 俺を尻目に

アイツの  脚を チョン 切った

             アノ      セクシーの部分な


 
 「キョエーーーーーーーーーーーーーーーーーー!」


そうして チョン切った 途端

いきなり叫びだした アイツ

甘いのは  間髪入れずに

       「サッ」  と

ミルクを飲ませたのだけど


   俺は  案の定、シリモチ


           でもオネンネじゃなくて良かった


そのまま 甘い君は  外へ出てった


 あの  毛、いや葉の部分を

 むんずと 掴んだまま



              俺  腰ヌケテル


少しして 戻ってきた 君

手に  アイツは いない


     どうやら 畑に  戻してきた様だな?



俺は あの脚がまた 生えんのかどーか

めっちゃ気になってたけど

 とりあえず 甘いのの  作業を見てた



てか、マンドラゴラで 一体 

 何をするのか。

見当も つかなかったからな。








でも、その 作業は

意外と すぐに   終わった


甘い君は  その  セクシー部分を

サクサクと スライス

そうして また小瓶へ  ポイ


それを 黒い布で  覆い

        手をかざした 君


そしてまた 布を  取り

  ちょっと 窓の光に当て


また  黒い 布

        手をかざす


それ  繰り返すこと   3回




            最後に何か   


            俺には 解らない

            言葉を小瓶に

            呟いていた  君





そうして 君は


    「 で  きた 」


と 言ったのだ。




うん?  それで オッケー?


「意外とすぐ、できたな?」

「まぁ あのこ だから」

珍しくちゃんと 返事  の影



    「あのこ だから」?



うん?

窓、あるから??

どゆこと??


とりあえずよくわからないけど

 次は 難題


        「おてがみ」



そう。


  とうとう  俺の   出番なのだ。







………………………………………………







  「 親愛なる  君へ


    おてがみ  ありがとう


   頼ってもらえて   うれしいです


    あのね。   ざんねんだけど



    目を  見えるようにする 

   
   それは   できないんだ。


          ごめんね。


   だけど  目が  見えないことで


   「あれができない」「これもできない」


   じゃなくて  見えなくても


 「これもできて」「あれもできる」と


  思ってほしいんだ。むずかしい かな?



   毎日の 生活の中に きっと 


        しあわせ はある。  


   少し お手伝い できるように

   おまじないを   入れておいたよ。 


    では     よき 日々を。  」






 うーーーん?


うーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーん???




俺は  自分で

       決めた


 「今できる 俺の 最善」を。



しかし   なんか


  なんか     納得いかんのだ。




   これで  本当に


   日々のしあわせ を 感じてもらえるだろうか


 こんなの   おためごかし じゃないか



  ただ  俺が    そうしたいだけ

       ほかに 思いつかない だけ



  なんとなく  誤魔化し と



     取られるんじゃないか





分からない。

判らない。



わからないのだ。





とりあえず  


    その日  カラス に  おてがみは


         預けられなかったのだ。









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