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夜
しおりを挟む窓の外は 既に暗い
木目に縁取られる ビロードの夜は
濃紺の中に 金色の星を瞬かせているし
何故だか いつもよりも 美しく見える
その 窓の外は
俺たちの 新しい生活を 応援して
くれて る
と いい ヨネ
そう
時は既に 夜
問題の 夜 なのですよ
ハイ
窓の外を見て 現実逃避を
しようとした 俺の 邪魔をしたのは
煩すぎる 心臓
もう
もう もう
ドキは ムネムネ 通り越して
ヤベー
マジ ヤベー
ホントに ヤベー
どうするどうする結局どーなん俺俺俺が訊いてもいいの駄目なのどっちなのでも厚かましくないやっぱし帰ってきて早々一緒に寝るとか寝るとかねぇ?少しは遠慮?いや紳士的なとこ見せろよ的雰囲気ですかねこれどーなんすかね甘いのさん
甘い 君は 風呂上がり
オイどーせっつーねんこれめっちゃ甘いいい匂いしまくってオラオレオレの理性とか言う奴が何処かへ逃亡しようとしている所を必死で総動員してるからにだって俺またあの目とか涙とか見ちゃったら「スン」てなるしそうなったらマジで次こそシネル
甘い 君 は
長く 綺麗な 髪を ふき ふき
あの 俺のために うん?違う?
イヤイヤ
梳かし お手入れ する 君
可愛 可愛 や
尊い 存 在
俺は 半分 君に 丸投げ
そう だって
俺が訊いて しまったら。
君が 断れないかも しれない し?
イヤイヤ 決して
臆病な ワケ では
そうして 見つめる 甘い 君を
甘く 可愛 可愛 な 君 は
栗色の髪を 拭き 緩めに 編む
戸締り 火の元 水回り
シロの トイレ 水
草達の ようす
諸々 を 確認
その 就寝前の 支度を見ながら
俺の心臓は 君に 聞こえそうなくらい
バックバク いっている
これ 死なね? 大丈夫??
ちょっと くる しい よ??
君の 動き
その 一つ 一つ に
ピクリと 反応する俺
それに 君は 気が付いているだろうか
こんな ダセー 俺 に。
ちょ 待って?
ここ 俺 訊くとこ?
ちゃうよね?
待ってた方が いい とこよね??
いや どっちだ わからん
どうする 俺
訊くなら 今 だぞ もう すぐ
彼女 が
振り 向く ぞ?
「俺は 」
あ。
そうだ いけ いけ 自分で 訊くんだ
ダメ 相手任せ
オレ ちゃんと 意向 きく
「一緒に 寝ても いいか?」
オブラート 無理
「何もしない」とも 言い難い
アメーノ 啜るしな
でも
ちゃんと
ちゃんと いっこ いっこ
君に 許可を とって。
少しずつ 進む と 決めたんだ
そう 「分かってるよね?」 は
駄目 なんだよ
「そう するべきだよね」
「あれがいいなら これもいいでしょ」
「嫌がってなければ オッケー」
「そうして 当然」
「今までやってたし いいよね」
それ 全部 ダメ
ちゃんと 確認
いいか だめ か
この 若草の 瞳を
きちんと 確認 する のだ。
俺は勿論 心臓 バクバク
汗は タラタラ
何か が キュウウ と
締められたような 気が していたが
君の。
ゆっくり と 柔らかく
閉じた その 瞳が。
「オッケー」の色を 映していた
けど 訊くよ?
ちゃんと 言って??
「いいの? 」
「 う ん」
おおおおおとおおとおおおおおおおおとおおおお
いうたいうたいうたでこの子はうんってうんうんうんこれは国宝のうんでは無いかと思うのだこれこれこのまま寝室へ行く俺
そっと 手を 出した 俺。
めっちゃ プル プル
してるけど 見ないで そん なに
君は
俺の手を じっと見てる
俺の 手を また 見てくれている。
あー
帰ってこれて
良かっ た ーーーーーーーーーー
そっと 乗せられた
やわ わ やわ やややわら かい
オテッテ に。
感謝 を 込めて
そっと 握る ソットナ
そうして俺は 寝室の 扉を
開けたのだ。
うむ。
コノアト ドーナンノ
ねぇ?
窓 さ ま?
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