僕の『甘い魔女の報告書』 worth a thousand words.

美黎

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還ってきた僕、そして俺

Change of Seasons

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夢を 見たんだ

あの頃の 夢

 夢なのか   記憶 なのか

 僕は 俺で   俺は 本当に僕なのか



それは わからないけど。




あの頃 僕は

そりゃもう必死で  君を 探していて


でも しかし

何故  なにゆえ 君が 俺を再び飛ばしたのか

それは  解っていなかった


自分が何か ヘマを したのかと

  まぁ  したんだけど

 しかし 僕は  それはほんの 些細な事だと







何も解っていなかった 僕は

ただ  ただ

君を  闇雲に求め続け

そうしてきっと  死んだんだ



そして 再び  君に会う為に。

そのまま 彷徨い  なった。





そうして俺は

少しずつ君に 近づき

しかし  多分 アイツラ  の  お陰で

決定的ミスを する前に

あそこへ 放り込まれた


今は 感謝 だな。  アイツラに。




そうして俺は  やっと 完成した

多分

しかし まだまだ 足りないところは

あるのだろうけど






んで

どうして 俺が  こんな話をしているのか

それは

朝 起きて

何故だか  開いているのは   窓



俺のこと じっと 見てる

見てる の



なんで?



でも

俺  見ちゃったから


窓が  いや 窓も

僕のこと  



                  ねぇ


                  うん。






 「ありがとう。」



 俺が そう  言うと

 
窓は  キュッと 細まり

ゆっくりと   閉じた




いつも 俺のこと  揶揄ってばかりだった 窓

しかし

何故だか  少し

 
  違ったんだ 今日の  目が。


   瞳が

       あの   空間 が


    いつも より


   拡く         柔らかく


    優しく


       しかし



   
  深い




          その


    慈愛  に 満ちた  なにか







それを 感じて。


俺は 堪らない 気持ちになった

どうしてだろうか



窓は

これまで   なにを 想って


   あそこに   在ったのだろうか





ああ



そうか


窓は  俺が 関与することのできない 存在で

ただ   見守り

ただ   俺で  遊んでいるのかと

 思ってたけど


俺は  窓の事も同じに  愛しい のか



そう か。






そうして 俺は

堪らなく  触れたくなり

しかし

ちゃんと  許可は とる



「なあ。 触れても いいか?」


チラリ 開く 窓


  こくり と 頷く

その 様子が     可愛


   あれ 窓  も 可愛


今の 君の 瞳には

何が 映るのだろうか

あの 頃と。

変わった だろうか

俺は  君が 満足するに足る

人間に なれているだろうか



そっと その  髪に触れる

美しく  手入れ される様になった

この 髪        今日は 黒髪


夜の間に 絡まった

その 解れを  解いて

ゆっくりと  梳いていく



そう

近づきたい と

返事が 欲しい と

思った 俺だけど


やはり

この  窓 を 見て。




俺が

こうして  感じたように

ただ

ただ

君の  気持ちが

俺への 気持ち が。





溢れてくるのを  待とう と 思った。


言わせたって 意味が無い

考えさせても 今ひとつ



多分 感じて  

溜まって

溢れて

     言わずには  いられない



そんな  気持ち を。

受け取りたい


そう

思ったんだ。




うむ。

それで  いい


それで いいよね





じゃ  今日も   ガンバロ。



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