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一章 純愛…ルート
放課後は
僕はライアン様の部屋に自由に入れる…ライアン様は僕の部屋に自由に入れない。
ライアン様にも僕の部屋の登録して欲しいな…。
言ったらしてくれるかな?
「ライアン様…今日来てくれるかな?」
僕からライアン様の教室行ったら迷惑だよね?
食堂で会えたりしないかな?
「シャルマン」
名前を呼ばれ振り向けばライアン様が居た。
それだけで嬉しくて、ライアン様の元へ駆け寄った。
「一緒に食うか?」
嬉しくて頷きそうになるも耐えた。
何故なら、ライアン様の後ろには二人の友人がいたから。
僕でも知ってる、いつもライアン様と一緒にいる人達。
「ぁっ…お邪魔しちゃ悪いから、僕は…」
「誰?」
「本当にあのフィンコック様?」
ライアン様ではない声の方へ視線を送る。
「シャルマン、こっちがエドバルド、んでこっちがフレデリック」
エドバルドさんはライアン様と同じくらいの体格で髪と瞳の色がグレーな人。
フレデリックさんはライアン様達より五センチ程低く、髪はグリーンで瞳はブラウンだった。
それでも僕より二十センチ程は高い。
「一緒でいいな?」
「…俺は構わない。」
「うん、僕も…フィンコック様が宜しいのであれば…。」
ライアン様の言葉に否定しないのは三人が仲が良いからで、そこに僕が混ざって良いのかな?
僕と一緒じゃ色々と迷惑が…。
「………。」
「シャルマンは嫌なのかよ?」
「えっ、僕は嫌じゃないの…ただ…僕と一緒だと…」
変な噂されちゃうから…。
「コイツらも良いって言っただろ?」
ライアン様を疑っている訳じゃない。
ただ、信じられないというか…図々しくないかな?
ここは遠慮するべきところなんじゃないかな?
「本当に良いの?」
僕は二人を見ながら首を傾げた。
「………」
「………」
無言の二人、やっぱり嫌なんだ。
「おいっ嫌なのかよ?」
「いやっ、嫌じゃないって…それよりも、本当にフィンコック様?」
「うん、僕も同意見。別人じゃないよね?」
…ヤバいバレた。
二人は僕と一緒に食事を取る以前に僕がシャルマンじゃないことに気付いてしまった。
「ぁっあのっ僕…」
「ペアでここまで変わるんだな」
「ライアンって凄かったんだね」
「ああ゛?」
「あっあの」
遠慮しようとするも頭上で交わされる三人の会話に入っていけずにいた。
「もう、行くぞ。」
ライアン様は僕の肩を抱き寄せ歩き出した。
良いのかな?と混乱しながら素直に従った。
「「マジ?」」
信じられないという声を後方で聞きながら、二人も僕たちの後を着いてくる。
四人で食事を取っている間、どこを見ても誰かと視線が合いそうになるもすぐに逸らされた。
「来週祭りがあるみたいだな、俺たち行こうと思うけど…フィンコック様もどうです?」
エドバルド様からお祭りに誘ってくれた。
とても僕に気を使っているように感じるのは、シャルマンが公爵家だからかそれともワガママシャルマンだからかな?
それでもこちらの世界に来てから学園の外に出たことがなかったから気になる。
しかもお祭り。
「お祭り?」
「平民の祭り…無理にとは言わないですよ。」
僕が聞き返せば「平民」と強調しているようだった。
フレデリック様は僕…シャルマンなら断ると思ってるみたい。
僕もシャルマンなら断ると思う…だけど僕は…。
「…ぃ、行って…みたぃ…」
僕の言葉にエドバルド様もフレデリック様も驚いた表情をした。
「あぁなら、一緒に行くか?」
「…ぃいの?」
「あぁ」
僕はライアン様の優しさに付け入っているのかな?
誰かに誘われたのは人生で初めて…日本の時にも無かった事で嬉しくて行きたいって言っちゃった…。
お祭りは家族としか行ったこと無かったから…友達?と行ってみたかった。
「…本当に誰だ?」
「さぁ?わかんない。」
二人は今までのシャルマンと僕の違いを受け入れられない様子だった。
当然だと思う…。
シャルマンと僕は違いすぎるから、受け入れるには時間かかるよね…。
まさか別人がシャルマンの身体を乗っ取ったなんて思わないはず…。
お願い…本物のシャルマンを見付けないで。
僕…良い子にするから、このままで居させて。
「ライアン様。」
食事を終え教室に戻る時にライアン様を小声で呼び止めた。
「ライアン様、今日は…」
「あぁ、…来るか?」
「んん、来て。」
「わかった。」
僕たちは別々の教室に向かった。
エドバルド様もフレデリック様もやはり今の僕に慣れないのか、面白い顔でずっと見ていた。
その後は授業を真面目に浮けたいのに、気持ちが僕の部屋を訪れるライアン様に向かってしまう。
放課後までの時間が永遠のように長く感じた。
今の僕は誰がどう見ても浮かれすぎている。
自分でも止められない程に。
長い長い授業が終わり急いで部屋に向かった。
部屋の掃除をして急いでお風呂に入りライアン様が来るのを待った。
コンコンコン
ライアン様だと疑うこと無く急いで扉を開ければ、目の前には大好きな彼の姿があった。
扉を開けてライアン様が中に入るのを早送りしたいほど待ち、部屋に入れば彼を閉じ込めた。
ライアン様の腕を取り操作盤の前まで導いた。
…どうやってやるんだろう?
ライアン様の部屋で僕のを登録した時は何がなんだか分からずライアン様の背中を見つめていた。
なので操作の仕方全く見てなかった。
どうしたら良いんだろう?
ここは潔くライアン様に振り返った。
「ライアン様の登録してっ。」
自分でするのは諦めてライアン様に全てをお願いした。
「俺のしたら、自由に入れんだぞ。良いのか?」
「ライアン様なら、いつでも来て欲しい。」
「…そうか。なら、まずシャルマンの…。」
ライアン様の指示通りにして登録は完了した。
今日からライアン様はいつでも僕のところに来る事が出きる。
いつ来てくれるかな?
今目の前に本人がいるのに、次に来るライアン様を待ってしまう。
登録しただけでこんなに嬉しいなんて…恋人に鍵を渡すってこんな感じなのかな?
これで一度も使われなかったりしたら僕は…。
「ライアン様、いっぱい来てね?」
ライアン様からの返事はキスだった。
キスしたままベッドまで移動して、僕って本当にライアン様のキスが好きなんだと思いながらベッドに座っていた。
ライアン様にも僕の部屋の登録して欲しいな…。
言ったらしてくれるかな?
「ライアン様…今日来てくれるかな?」
僕からライアン様の教室行ったら迷惑だよね?
食堂で会えたりしないかな?
「シャルマン」
名前を呼ばれ振り向けばライアン様が居た。
それだけで嬉しくて、ライアン様の元へ駆け寄った。
「一緒に食うか?」
嬉しくて頷きそうになるも耐えた。
何故なら、ライアン様の後ろには二人の友人がいたから。
僕でも知ってる、いつもライアン様と一緒にいる人達。
「ぁっ…お邪魔しちゃ悪いから、僕は…」
「誰?」
「本当にあのフィンコック様?」
ライアン様ではない声の方へ視線を送る。
「シャルマン、こっちがエドバルド、んでこっちがフレデリック」
エドバルドさんはライアン様と同じくらいの体格で髪と瞳の色がグレーな人。
フレデリックさんはライアン様達より五センチ程低く、髪はグリーンで瞳はブラウンだった。
それでも僕より二十センチ程は高い。
「一緒でいいな?」
「…俺は構わない。」
「うん、僕も…フィンコック様が宜しいのであれば…。」
ライアン様の言葉に否定しないのは三人が仲が良いからで、そこに僕が混ざって良いのかな?
僕と一緒じゃ色々と迷惑が…。
「………。」
「シャルマンは嫌なのかよ?」
「えっ、僕は嫌じゃないの…ただ…僕と一緒だと…」
変な噂されちゃうから…。
「コイツらも良いって言っただろ?」
ライアン様を疑っている訳じゃない。
ただ、信じられないというか…図々しくないかな?
ここは遠慮するべきところなんじゃないかな?
「本当に良いの?」
僕は二人を見ながら首を傾げた。
「………」
「………」
無言の二人、やっぱり嫌なんだ。
「おいっ嫌なのかよ?」
「いやっ、嫌じゃないって…それよりも、本当にフィンコック様?」
「うん、僕も同意見。別人じゃないよね?」
…ヤバいバレた。
二人は僕と一緒に食事を取る以前に僕がシャルマンじゃないことに気付いてしまった。
「ぁっあのっ僕…」
「ペアでここまで変わるんだな」
「ライアンって凄かったんだね」
「ああ゛?」
「あっあの」
遠慮しようとするも頭上で交わされる三人の会話に入っていけずにいた。
「もう、行くぞ。」
ライアン様は僕の肩を抱き寄せ歩き出した。
良いのかな?と混乱しながら素直に従った。
「「マジ?」」
信じられないという声を後方で聞きながら、二人も僕たちの後を着いてくる。
四人で食事を取っている間、どこを見ても誰かと視線が合いそうになるもすぐに逸らされた。
「来週祭りがあるみたいだな、俺たち行こうと思うけど…フィンコック様もどうです?」
エドバルド様からお祭りに誘ってくれた。
とても僕に気を使っているように感じるのは、シャルマンが公爵家だからかそれともワガママシャルマンだからかな?
それでもこちらの世界に来てから学園の外に出たことがなかったから気になる。
しかもお祭り。
「お祭り?」
「平民の祭り…無理にとは言わないですよ。」
僕が聞き返せば「平民」と強調しているようだった。
フレデリック様は僕…シャルマンなら断ると思ってるみたい。
僕もシャルマンなら断ると思う…だけど僕は…。
「…ぃ、行って…みたぃ…」
僕の言葉にエドバルド様もフレデリック様も驚いた表情をした。
「あぁなら、一緒に行くか?」
「…ぃいの?」
「あぁ」
僕はライアン様の優しさに付け入っているのかな?
誰かに誘われたのは人生で初めて…日本の時にも無かった事で嬉しくて行きたいって言っちゃった…。
お祭りは家族としか行ったこと無かったから…友達?と行ってみたかった。
「…本当に誰だ?」
「さぁ?わかんない。」
二人は今までのシャルマンと僕の違いを受け入れられない様子だった。
当然だと思う…。
シャルマンと僕は違いすぎるから、受け入れるには時間かかるよね…。
まさか別人がシャルマンの身体を乗っ取ったなんて思わないはず…。
お願い…本物のシャルマンを見付けないで。
僕…良い子にするから、このままで居させて。
「ライアン様。」
食事を終え教室に戻る時にライアン様を小声で呼び止めた。
「ライアン様、今日は…」
「あぁ、…来るか?」
「んん、来て。」
「わかった。」
僕たちは別々の教室に向かった。
エドバルド様もフレデリック様もやはり今の僕に慣れないのか、面白い顔でずっと見ていた。
その後は授業を真面目に浮けたいのに、気持ちが僕の部屋を訪れるライアン様に向かってしまう。
放課後までの時間が永遠のように長く感じた。
今の僕は誰がどう見ても浮かれすぎている。
自分でも止められない程に。
長い長い授業が終わり急いで部屋に向かった。
部屋の掃除をして急いでお風呂に入りライアン様が来るのを待った。
コンコンコン
ライアン様だと疑うこと無く急いで扉を開ければ、目の前には大好きな彼の姿があった。
扉を開けてライアン様が中に入るのを早送りしたいほど待ち、部屋に入れば彼を閉じ込めた。
ライアン様の腕を取り操作盤の前まで導いた。
…どうやってやるんだろう?
ライアン様の部屋で僕のを登録した時は何がなんだか分からずライアン様の背中を見つめていた。
なので操作の仕方全く見てなかった。
どうしたら良いんだろう?
ここは潔くライアン様に振り返った。
「ライアン様の登録してっ。」
自分でするのは諦めてライアン様に全てをお願いした。
「俺のしたら、自由に入れんだぞ。良いのか?」
「ライアン様なら、いつでも来て欲しい。」
「…そうか。なら、まずシャルマンの…。」
ライアン様の指示通りにして登録は完了した。
今日からライアン様はいつでも僕のところに来る事が出きる。
いつ来てくれるかな?
今目の前に本人がいるのに、次に来るライアン様を待ってしまう。
登録しただけでこんなに嬉しいなんて…恋人に鍵を渡すってこんな感じなのかな?
これで一度も使われなかったりしたら僕は…。
「ライアン様、いっぱい来てね?」
ライアン様からの返事はキスだった。
キスしたままベッドまで移動して、僕って本当にライアン様のキスが好きなんだと思いながらベッドに座っていた。
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