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浮かれすぎて一緒に登校
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「起きろ」
誰かに起こされて目を覚ます。
お母さんでもお父さんでも凛でもない声。
目を覚ますと先輩が既に後はブレザーを着るだけという格好をしていた。
「あ、おはようございます」
「ああ、顔洗って来い。飯食うぞ」
急いで顔を洗いリビングへ向かった。
今朝も先輩の手料理だ。
二人で食事を終え制服に。
あっ制服。
ズボンはまだ良いがシャツがシワシワ。
まぁ一日くらいだしいっか。
そのまま着ようとすると上からシャツが降ってきた。
「それ着ろ」
先輩のワイシャツだ。
嬉しい。
先輩のワイシャツを着て一緒に登校することになった。
目撃した生徒から驚かれたりしたが、そんなの全く気にならなかった。
その日からまた毎日先輩の元へ向かった。
先輩のバイトが休みの日にはお邪魔してエッチしたり会話したり、とっても充実していた。
それでも不安は拭えなかった。
たまたま先輩が告白されているところを目撃してしまった。
相手の男性は後ろ姿で顔は全く見えない。
身長は先輩より十cmほど低く見えるので多分俺と同じくらい。
覗き見は良くないと分かっているが気になってしまう。
先輩が何て答えるのか。
「誰とも付き合う気はない」
「なら、あの一年生の彼は?」
心臓が激しく脈打つ。
あの一年とはきっと俺のことだ。
「アイツとも付き合ってない。アイツもそれを理解してる」
急激に浮かれた心が冷静になっていく。
確かに俺達は付き合っていない。
分かってる。
身体だけの関係だ。
先輩は最初からそう言っていた。
嘘はついてない。
ただ俺が一方的に期待していただけ。
静かにその場を離れた。
何も知らない素振りで今日も先輩をあの空き部屋で待つ。
誰かに起こされて目を覚ます。
お母さんでもお父さんでも凛でもない声。
目を覚ますと先輩が既に後はブレザーを着るだけという格好をしていた。
「あ、おはようございます」
「ああ、顔洗って来い。飯食うぞ」
急いで顔を洗いリビングへ向かった。
今朝も先輩の手料理だ。
二人で食事を終え制服に。
あっ制服。
ズボンはまだ良いがシャツがシワシワ。
まぁ一日くらいだしいっか。
そのまま着ようとすると上からシャツが降ってきた。
「それ着ろ」
先輩のワイシャツだ。
嬉しい。
先輩のワイシャツを着て一緒に登校することになった。
目撃した生徒から驚かれたりしたが、そんなの全く気にならなかった。
その日からまた毎日先輩の元へ向かった。
先輩のバイトが休みの日にはお邪魔してエッチしたり会話したり、とっても充実していた。
それでも不安は拭えなかった。
たまたま先輩が告白されているところを目撃してしまった。
相手の男性は後ろ姿で顔は全く見えない。
身長は先輩より十cmほど低く見えるので多分俺と同じくらい。
覗き見は良くないと分かっているが気になってしまう。
先輩が何て答えるのか。
「誰とも付き合う気はない」
「なら、あの一年生の彼は?」
心臓が激しく脈打つ。
あの一年とはきっと俺のことだ。
「アイツとも付き合ってない。アイツもそれを理解してる」
急激に浮かれた心が冷静になっていく。
確かに俺達は付き合っていない。
分かってる。
身体だけの関係だ。
先輩は最初からそう言っていた。
嘘はついてない。
ただ俺が一方的に期待していただけ。
静かにその場を離れた。
何も知らない素振りで今日も先輩をあの空き部屋で待つ。
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