59 / 72
我慢頑張ります
しおりを挟む
その後は凛の勉強の進み具合だったりと心穏やかに終わった。
「もう、こんな時間だね」
「えーもっと話したいよ」
「んー叡先輩、明日バイト?」
「明日はバイトだな」
「そうなの?すぐ帰っちゃうの?」
あぁ凛そんな顔しないで。
「また、来る」
「本当っ」
「あぁ」
先輩の言葉に笑顔を取り戻すも、先輩の優しい言葉とは裏腹に表情が悪い顔をしてる。
今の先輩は何を考えてるの?
その顔はどういう意味なの?
その後、凛は素直に自身の部屋へ向かった。
俺の部屋で先輩と二人きり。
「叡先輩、エロいってどういうこと?」
「ん?本当の事だろっ?」
「なっ、凛にあんな事を言うなんて」
「なら、嘘教えた方が良かったか?」
「…嘘は…だからってエロいなんて」
「守りすぎじゃねえか?」
「え?」
「あいつセックスって言葉だけで顔真っ赤にしてたぞ」
「そんな言葉を凛にっ」
「うちの、学校来るんだろ?今から少しでも免疫つけておいた方が良いんじゃねぇの?」
「…そうかもしれないけど…」
「芯も出合った頃は、真っ新だったな」
「あの学校がおかしいの」
俺がなんか、そういうの遅いみたいに言わないでよ。
「そのおかしい学校に凛は来たいんだろう」
「…」
先輩の言っていることは分かる。
こういう事があるって先に教えておくべきなのかもしれない。
だけど、そんな如何わしいこと教えたくない。
出来ることなら凛にはずっと知らないでいて欲しい。
悩み出すと止まらない。
「芯の恋人はキスが上手いんだろう?」
「えっ」
何急に?
「さっき凛にそう言ってたよな?あれ嘘か?」
「ぅ…そじゃ無いけど…」
「その恋人のキスに慣れた芯のキス試したいな」
「…」
「俺に教えてくれよ、芯の好きなキス」
凛が部屋を出ればすぐにエロい雰囲気に入ってしまう。
こんな姿、凛に見せられない。
壁の向こうには大事な弟がいるのに止められない。
もう、頭の中はキスでいっぱい。
先輩の胸に手を付き唇が重なる。
「うっんあっんんふっんはぁあんん」
先輩の舌を愛撫しているのにいつの間にか先輩に主導権を握られる。
嫌じゃない、むしろもっと。
「あぁん、んんふっんはぁんんぁあん」
「声、我慢しろ」
「んん、できなっんんあん」
唇が離れるのが許さないと言わんばかりに先輩の舌を追いかける。
「どうする?」
「ん?あんはっあぁん、何が?」
「続けるか?」
「続ける」
「ヤるのか?」
「ヤる」
「隣に聞こえんじゃねぇの?」
「…」
「…口押さえてろよ」
コクコクと何度も頷いた。
口を押さえれば先輩が貰えるならと。
「もう、こんな時間だね」
「えーもっと話したいよ」
「んー叡先輩、明日バイト?」
「明日はバイトだな」
「そうなの?すぐ帰っちゃうの?」
あぁ凛そんな顔しないで。
「また、来る」
「本当っ」
「あぁ」
先輩の言葉に笑顔を取り戻すも、先輩の優しい言葉とは裏腹に表情が悪い顔をしてる。
今の先輩は何を考えてるの?
その顔はどういう意味なの?
その後、凛は素直に自身の部屋へ向かった。
俺の部屋で先輩と二人きり。
「叡先輩、エロいってどういうこと?」
「ん?本当の事だろっ?」
「なっ、凛にあんな事を言うなんて」
「なら、嘘教えた方が良かったか?」
「…嘘は…だからってエロいなんて」
「守りすぎじゃねえか?」
「え?」
「あいつセックスって言葉だけで顔真っ赤にしてたぞ」
「そんな言葉を凛にっ」
「うちの、学校来るんだろ?今から少しでも免疫つけておいた方が良いんじゃねぇの?」
「…そうかもしれないけど…」
「芯も出合った頃は、真っ新だったな」
「あの学校がおかしいの」
俺がなんか、そういうの遅いみたいに言わないでよ。
「そのおかしい学校に凛は来たいんだろう」
「…」
先輩の言っていることは分かる。
こういう事があるって先に教えておくべきなのかもしれない。
だけど、そんな如何わしいこと教えたくない。
出来ることなら凛にはずっと知らないでいて欲しい。
悩み出すと止まらない。
「芯の恋人はキスが上手いんだろう?」
「えっ」
何急に?
「さっき凛にそう言ってたよな?あれ嘘か?」
「ぅ…そじゃ無いけど…」
「その恋人のキスに慣れた芯のキス試したいな」
「…」
「俺に教えてくれよ、芯の好きなキス」
凛が部屋を出ればすぐにエロい雰囲気に入ってしまう。
こんな姿、凛に見せられない。
壁の向こうには大事な弟がいるのに止められない。
もう、頭の中はキスでいっぱい。
先輩の胸に手を付き唇が重なる。
「うっんあっんんふっんはぁあんん」
先輩の舌を愛撫しているのにいつの間にか先輩に主導権を握られる。
嫌じゃない、むしろもっと。
「あぁん、んんふっんはぁんんぁあん」
「声、我慢しろ」
「んん、できなっんんあん」
唇が離れるのが許さないと言わんばかりに先輩の舌を追いかける。
「どうする?」
「ん?あんはっあぁん、何が?」
「続けるか?」
「続ける」
「ヤるのか?」
「ヤる」
「隣に聞こえんじゃねぇの?」
「…」
「…口押さえてろよ」
コクコクと何度も頷いた。
口を押さえれば先輩が貰えるならと。
26
あなたにおすすめの小説
【完結】愛されたかった僕の人生
Kanade
BL
✯オメガバース
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
お見合いから一年半の交際を経て、結婚(番婚)をして3年。
今日も《夫》は帰らない。
《夫》には僕以外の『番』がいる。
ねぇ、どうしてなの?
一目惚れだって言ったじゃない。
愛してるって言ってくれたじゃないか。
ねぇ、僕はもう要らないの…?
独りで過ごす『発情期』は辛いよ…。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
言い逃げしたら5年後捕まった件について。
なるせ
BL
「ずっと、好きだよ。」
…長年ずっと一緒にいた幼馴染に告白をした。
もちろん、アイツがオレをそういう目で見てないのは百も承知だし、返事なんて求めてない。
ただ、これからはもう一緒にいないから…想いを伝えるぐらい、許してくれ。
そう思って告白したのが高校三年生の最後の登校日。……あれから5年経ったんだけど…
なんでアイツに馬乗りにされてるわけ!?
ーーーーー
美形×平凡っていいですよね、、、、
シナリオ回避失敗して投獄された悪役令息は隊長様に抱かれました
無味無臭(不定期更新)
BL
悪役令嬢の道連れで従兄弟だった僕まで投獄されることになった。
前世持ちだが結局役に立たなかった。
そもそもシナリオに抗うなど無理なことだったのだ。
そんなことを思いながら収監された牢屋で眠りについた。
目を覚ますと僕は見知らぬ人に抱かれていた。
…あれ?
僕に風俗墜ちシナリオありましたっけ?
どうせ全部、知ってるくせに。
楽川楽
BL
【腹黒美形×単純平凡】
親友と、飲み会の悪ふざけでキスをした。単なる罰ゲームだったのに、どうしてもあのキスが忘れられない…。
飲み会のノリでしたキスで、親友を意識し始めてしまった単純な受けが、まんまと腹黒攻めに捕まるお話。
※fujossyさんの属性コンテスト『ノンケ受け』部門にて優秀賞をいただいた作品です。
αが離してくれない
雪兎
BL
運命の番じゃないのに、αの彼は僕を離さない――。
Ωとして生まれた僕は、発情期を抑える薬を使いながら、普通の生活を目指していた。
でもある日、隣の席の無口なαが、僕の香りに気づいてしまって……。
これは、番じゃないふたりの、近すぎる距離で始まる、運命から少しはずれた恋の話。
【完結】義兄に十年片想いしているけれど、もう諦めます
夏ノ宮萄玄
BL
オレには、親の再婚によってできた義兄がいる。彼に対しオレが長年抱き続けてきた想いとは。
――どうしてオレは、この不毛な恋心を捨て去ることができないのだろう。
懊悩する義弟の桧理(かいり)に訪れた終わり。
義兄×義弟。美形で穏やかな社会人義兄と、つい先日まで高校生だった少しマイナス思考の義弟の話。短編小説です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる