ドスケベ淫夢痴漢トレイン

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夢の終わり

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「ん、ッ──♡」

 ──ふわり、と意識が浮かぶ。
 柔らかなベッド。上質なシーツ。快適さが過剰なほどに保障された空間で、一瞬そこが何処なのか判別がつかず、叶は戸惑う。自分は今まで集団で男達に痴漢されて犯され、最後は公衆トイレに放置されて、モノ扱い同然で男達のオナニーホールと化していたのに……と。
 しかし全裸の肌に感じるすべての感覚は本物で、きちんとした手触りがある。先程のあれは、夢──だったのか。あんなにも鮮明で、あんなにも激しい、唯一無二とも言える経験だったのに。まだぼんやりとした思考で気怠い身体を起こそうとすると、下腹部の居心地がどうにも悪い。性器を見れば、自分が夢精し、勃起状態であることに気づく。

「ぁッ……♡うぁ……ッ♡」

 淫らな夢で淫らに反応してしまったことが恥ずかしい。目を覚ますためにもシャワーを浴びてこようと、今度こそ身体を起こす。──すると。

「ぉ、お゙ッ!♡」

 突然股間を鷲掴みにされ、思わず声が漏れてしまう。一体何事かと狼狽えれば、そこには恋人である壬生慎弥が──鋭い眼差しをこちらへ向けていた。なんだか随分久しぶりに彼とまみえるような錯覚に、叶は不思議な安堵と罪悪の両方を覚えてしまう。

「あっ、し、慎弥……っ」
「おい。朝一で何勝手に勃起してるんだ?」
「ぉ、ひぅ゙ッ!♡」

 しかし叶の夢を経た感情など、当然慎弥は意に返さない。更に股間を強く掴み、どこか叱責を伴って揉みしだくようにその手を動かしてくる。夢では数え切れない男達から愛撫やセックスをされて感じたが、やはり慎弥から与えられるそれはテクニックや機微、感情などが加味された分全くの別物で、叶は戸惑いながらも深い充足を感じてしまう。

「射精を許可した覚えは無いぞ?俺の許しもなしに勝手に勃起して射精するなんて、お前もいい身分になったもんだな」
「んぉ゙♡おぉ゙ッ♡し、しんや゙♡か♡勝手に射精してッ、ご、ごめんひゃい゙ッ♡」

 そこになじるような言葉まで足され、叶はマゾヒストとしての本能を喚起させられたように、反射的な謝罪をしてしまう。懐かしいとも言える恋人からの愛撫。冷たさの中にも愛情がある、絶妙な力の強さとサディスティックさ。そして高圧的で強制的な命令は慎弥を慎弥足らしめるものであり、叶を身も心も支配するものだ。叶は自身の謝罪でそれを実感し、改めて自分が慎弥のモノであるという事実に震えてしまう。既に自分は、この男に何もかもを奪われているのだと、否応なく理解してしまう。
 それに加えて、朝日が射し込むような早朝からこんな倒錯的なSMプレイに興じているという状況にも興奮し、叶は自然と慎弥へ媚びるように、腰を前後にヘコつかせる。

「謝罪で済むか。答えろ。どうして夢精した?」
「ほッ♡ぉお゙ッ♡そ、それはッ♡」
「何を言い渋ってるんだ。黙るような権利はお前には無いだろうが。早くしろ」
「んぉ゙♡ほ、ほぉぉ゙ッ♡それはッ♡寝てる、間にぃ゙♡いやらしい夢を、見ていて……ッ♡」
「……いやらしい夢?」
「あ、あぁ、そうだ……お゙ッ♡」

 素直に話すが、その回答に慎弥は満足していないようだった。咎めるように亀頭だけを擦り上げ、オスイキ射精を行わせない愛撫を繰り返す。ただでさえ興奮状態にあった叶はビクンッ♡と仰け反り、てらてらとカウパーで光った性器を更に固くする。

「もっと詳しく話せ。どんないやらしい夢でこんな情けなく射精しやがったんだ?」
「んぉ゙♡お゙ッ♡うぁ゙♡いゔッ♡ほッ♡ちゃんと言う、から゙ぁ゙ッ♡」

 慎弥らしい射精を許さない責め方に叶は抗えず、今まで見ていた猥雑な夢を、事細かに慎弥へ語り始める。

「ほッ♡さ、最初は♡電車内で、痴漢、されてッ♡ほぉ♡中年の親父に♡しつっこくケツ揉みされて♡耳元でねっとり言葉責めで焦らされてぇ゙♡」
「へぇ。それで?」
「そ、それでッ♡ぉ゙♡甘イキした所でクリ乳首責めされて♡俺♡すぐ♡マゾメスアクメ、してぇ゙♡ほッ♡そ、そのままボトム切られて♡直にケツマンコ弄られて♡手マンされてッ♡そのままザコアクメ♡クソザコアクメ、してぇ゙ッ♡」
「ふぅん……」

 興味のないように相槌を打つ慎弥。しかしその冷たい反応や自身の言葉で、叶は更に興奮してしまう。

「ほぉ♡そ、それで♡メスイキした俺の周りに男共が集まって、集団痴漢、してきてぇッ♡着いた駅でドアからちんぽ丸出しにしてホームに向けてオナニーしてッ♡おぉぉ゙♡散々視姦されながらッ♡無様オスイキ♡ザコオスイキ、してぇ゙ッ♡」
「で?」
「でッ♡んぉ゙♡そのまま他の男達から、輪姦ッ♡車内輪姦で頭おかしくなるまでマゾメス扱いされてイかされてッ♡ほッ♡アクメ♡クソザコアクメ繰り返してぇ゙ッ♡♡♡」

 話す度に腰が突き上がり、制御がきかなくなってゆく。それは叶を最も興奮させた例の公衆トイレの話で、最大限まで高まった。

「ほッ♡ほッ♡そ、それでッ♡んぉ゙♡駅から出た、後はッ♡し、慎弥ッ♡慎弥に迎えに来て貰おうと思って、少しトイレで休憩しようとしたらッ♡また、男に個室で犯されてぇッ♡そのまま個室にM字開脚で縛り付けられてッ♡オナホッ♡ほぉ゙♡オナホ状態♡ザーメンオナホ便器状態でッ♡知らない男共からッ♡とっかえひっかえ犯されてぇッ♡俺♡俺ぇッ♡」
「……へぇ。随分興奮してるじゃねえか。そんなに他のオスの便器になるの、気持ち良かったか?」
「あ♡ぉ♡ち、ちが♡俺♡そんな♡そんな、ことぉ゙♡」
「話してるだけでメス顔でチンポヒクヒクさせといて説得力ねぇぞ。どうせ便器扱いでドマゾ刺激されて興奮してたんだろ?下品な言葉で堕ちやがって。知らない男共にケツ明け渡してヨガる浮気は楽しかったか?え?」
「ひ、ひッ♡ぉ、おぉ゙ッ♡」

 低く笑い、舌なめずりをする慎弥の姿にゾクゾクと悪寒が募る。夢とは言え、その中で頭がおかしくなるほど感じさせられたのは事実だ。それを突きつけられ、叶はまるで服従するように全身を晒し、その嘲りを受け入れてしまう。そして慎弥もそれをわかっているように、悪辣な表情を叶へ向けた。

「他の男のチンポの試食で鈍ったこの身体に、もう一回分からせてやらねぇとな?」
「ぉ、お、お゙ッ♡」
「おら、じゃあその便器の格好で犯してやるよ。俺のチンポたっぷり味わえよ?このザーメンオナホ♡」
「ほッ♡ほッ♡ほおぉ゙ッ♡♡♡」

 慎弥は力強く叶をM字開脚の形にさせると、叶自身にその格好を固定させるように腕で脚を支えさせ、すっかりはしたなくヒクつき始めたアナルへ性器を宛がう。それはまだ早朝のこの時間から、「お仕置き」が始まる合図。たっぷりと一日を掛けて、この肉体が慎弥のものであると改めて理解させられるための儀式だ。

「お゙♡お゙♡お゙♡」
「ハッ、興奮しやがって……♡たっぷり味わえよ、叶……ッ!♡」
「ぉ、お゙ッ、ほおおぉ゙ッ!♡♡♡」

 どちゅんッ!と奥まで一気に挿入される感覚に、飛ぶ潮。それは紛れもなく現実の快感で、白む視界に叶は限りない満足を抱きとめる。どんなセックスも性感も愉しいが、やはり自分には慎弥が合う。慎弥こそが合致する。慎弥だからこそ、こんな快楽も、嫌悪なく受容ができるのだ。
 それを叶は慎弥の表情を見て実感する。彼は怒っているのでも憤っているのでもなく、悦び、恍惚しているのだから。こんなにも淫らではしたない反応をする自分に悦び、満足し、だからこそ夢を塗り替えるほどのプレイで、更にお互いを満たそうとしているのだから。これが愛の形。慎弥が見せ、与えてくれる、限りのない欲望と愛情なのだ。
 その想いを今日も感じ、叶は終わらないセックスに激しく声を上げて喘ぎ続ける。
 夢より醒めてから刻まれる淫蕩の一日は、まだ始まったばかりだ。
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