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70.何かが足りない・・・
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「こっ…こ、これにて、一件落着だ。わっははははは……、、、(///恥ずかしいっ!)」
私は洗濯したると言った神官共を連れて、各国を水戸黄門させている。
因みに格さんはホルスさん、助さんはロッカだ。風車の弥七は名も知らん聖騎士でとっかえひっかえやっている。
「嬢ちゃん、今度も俺はその他Aなのか。格さんって奴やりてぇぞ。もしくは、助さんでもいい」
『お前みたいなエロ人間がやったら、キャスティングミスや言うてクレームが来るわ!』
「じゃ、風車の弥七でいい」
『陰の従者の役どころやのに、目立ちたいお前が言うか?』
「んー…、面白くねぇぞ」
「ひ、姫様?あの・・私共は端役でも構わないのですが・・・」
あの小太りの神官が私に話しかける。
『それはあかん。主軸の役になって現場の声を聞き、それに対してどう思ったっていう所から始めんと自分らしさを取り戻せへんで?それに、これはあんた等のツケを払わす行動でもあんねん。ほんまは、祖の王達も水戸黄門させたいところやけど、宰相さんが断固反対したからな・・・。』
神官達全員がそれは当たり前だ!と心で突っ込んだ。
『神官様5人って気も楽やろ。普通黄門様は1人やで』
「・・・。」
「因みに嬢ちゃんは誰の役だ」
『疾風のお娟。私にばっちりな役やぞ!』
「因みにそのお娟っていう役どころを言って見ろ」
『お色気ムンムンのナイスバディ―な役どころの武道派や』
「・・・武道派ってとこだけは合ってるな」
『失礼なこと抜かすな。私の色仕掛けで情報を聞き出して、揉め事の解決の糸口を見つけてるんやぞ!』
「嬢ちゃん…、色気仕掛けが通じなくて、結局脅してる奴が言うか?」
『///むっ、色気仕掛けの結果そうなってるだけや。気にすんな』
印籠の代わりに、祖の王がお怒りであると言って、晴れた空に雷を鳴らす。じじいが私に、魔術の使い方を教えないから自己流でやっているが、時々、『雷おこせっ』て言うてるのに、東京名物 "雷おこし" が降ってくる時がある。そん時は赤毛と私は大爆笑するが、他の皆は笑えません!と言って脱力していた。
無くなった国は再建させるため、魔術を使える神官達を送りこんだ。ローレリアや祖の王はあくまでも見守る側、手は貸すが口は出さない。
日本も戦争で負け、沢山の人間が死んだ。そして荒廃した所から自分達で立ち直った国だ。それを誇りに思う。
その日本を代表して、争いで身内をそして友を亡くした人間に私は言う。
"自分の子に憎しみを伝えるのではなく、争いを起こしてはいけないと伝えてほしい。大切な人、愛する人を亡くした涙を流しても、復讐の血は流さないでほしい。祖の王は、それを切に願う・・・・"
そうやって、水戸黄門の旅を続けて1ヶ月ちょっと・・・。さっき解決した国で、その旅も最後となった。転移魔術で、ローレリアに帰る私達。
暫くして、私等が水戸黄門した効果がポツポツと出てくる。
ジャージルが揉めていた他2国と協定を作ったとか、ポポの国の民が再建した国に戻りつつあるとか…。やはり、"祖の王はお怒りである"は、絶大の効果だった。
後は、私の問題…
水戸黄門巡業が終って、ぼんやりと自分の部屋の窓から景色を見る。
丁度、ポポがホルスさんに魔術の授業を受けているところが見えた。その横でロッカ達聖騎士団は鍛錬中。木陰には健太が昼寝していた。のんびりした景色の中で、私は物足りなさを感じる。
此処に居ない連中・・・
ベルナール達はあの戦いの後、暫くして国に帰っていった。
帰る時、皆が何か言いたそうだったが、私は軽く『またな』って言うて別れた。
マルクスが「それだけかよっ!!」って怒鳴ったのを思い出す。
『はぁー…』
幸せが逃げるような大きな溜息がでてしもた。
「嬢ちゃんホームシックか?それとも、恋しい男共と別れての溜息か?」
赤毛がいつの間にか部屋の中にいた。
『///お前っ!どっから入って来てん!!』
「んー?そこから」
そう言って指を指したのは、例の抜け穴だ。
『・・・。』
「で、さっきの溜息はどっちの溜息だ?」
『///何で赤毛に悩み相談しなあかんねん』
「おっ、やっぱり悩み事の溜息か。大人な俺が聞いてやるぞ?」
『相談するんやったら、大人なホルスさんに言うわ!』
「おい、おい嬢ちゃん、誰にも相談できねぇから溜息がでたんじゃねぇのか?」
その他Aのくせに、鋭いな……。
私が下を向いて黙っていると、その他Aが俺の家の家訓教えてやると言ってニヤリと笑った。
私は洗濯したると言った神官共を連れて、各国を水戸黄門させている。
因みに格さんはホルスさん、助さんはロッカだ。風車の弥七は名も知らん聖騎士でとっかえひっかえやっている。
「嬢ちゃん、今度も俺はその他Aなのか。格さんって奴やりてぇぞ。もしくは、助さんでもいい」
『お前みたいなエロ人間がやったら、キャスティングミスや言うてクレームが来るわ!』
「じゃ、風車の弥七でいい」
『陰の従者の役どころやのに、目立ちたいお前が言うか?』
「んー…、面白くねぇぞ」
「ひ、姫様?あの・・私共は端役でも構わないのですが・・・」
あの小太りの神官が私に話しかける。
『それはあかん。主軸の役になって現場の声を聞き、それに対してどう思ったっていう所から始めんと自分らしさを取り戻せへんで?それに、これはあんた等のツケを払わす行動でもあんねん。ほんまは、祖の王達も水戸黄門させたいところやけど、宰相さんが断固反対したからな・・・。』
神官達全員がそれは当たり前だ!と心で突っ込んだ。
『神官様5人って気も楽やろ。普通黄門様は1人やで』
「・・・。」
「因みに嬢ちゃんは誰の役だ」
『疾風のお娟。私にばっちりな役やぞ!』
「因みにそのお娟っていう役どころを言って見ろ」
『お色気ムンムンのナイスバディ―な役どころの武道派や』
「・・・武道派ってとこだけは合ってるな」
『失礼なこと抜かすな。私の色仕掛けで情報を聞き出して、揉め事の解決の糸口を見つけてるんやぞ!』
「嬢ちゃん…、色気仕掛けが通じなくて、結局脅してる奴が言うか?」
『///むっ、色気仕掛けの結果そうなってるだけや。気にすんな』
印籠の代わりに、祖の王がお怒りであると言って、晴れた空に雷を鳴らす。じじいが私に、魔術の使い方を教えないから自己流でやっているが、時々、『雷おこせっ』て言うてるのに、東京名物 "雷おこし" が降ってくる時がある。そん時は赤毛と私は大爆笑するが、他の皆は笑えません!と言って脱力していた。
無くなった国は再建させるため、魔術を使える神官達を送りこんだ。ローレリアや祖の王はあくまでも見守る側、手は貸すが口は出さない。
日本も戦争で負け、沢山の人間が死んだ。そして荒廃した所から自分達で立ち直った国だ。それを誇りに思う。
その日本を代表して、争いで身内をそして友を亡くした人間に私は言う。
"自分の子に憎しみを伝えるのではなく、争いを起こしてはいけないと伝えてほしい。大切な人、愛する人を亡くした涙を流しても、復讐の血は流さないでほしい。祖の王は、それを切に願う・・・・"
そうやって、水戸黄門の旅を続けて1ヶ月ちょっと・・・。さっき解決した国で、その旅も最後となった。転移魔術で、ローレリアに帰る私達。
暫くして、私等が水戸黄門した効果がポツポツと出てくる。
ジャージルが揉めていた他2国と協定を作ったとか、ポポの国の民が再建した国に戻りつつあるとか…。やはり、"祖の王はお怒りである"は、絶大の効果だった。
後は、私の問題…
水戸黄門巡業が終って、ぼんやりと自分の部屋の窓から景色を見る。
丁度、ポポがホルスさんに魔術の授業を受けているところが見えた。その横でロッカ達聖騎士団は鍛錬中。木陰には健太が昼寝していた。のんびりした景色の中で、私は物足りなさを感じる。
此処に居ない連中・・・
ベルナール達はあの戦いの後、暫くして国に帰っていった。
帰る時、皆が何か言いたそうだったが、私は軽く『またな』って言うて別れた。
マルクスが「それだけかよっ!!」って怒鳴ったのを思い出す。
『はぁー…』
幸せが逃げるような大きな溜息がでてしもた。
「嬢ちゃんホームシックか?それとも、恋しい男共と別れての溜息か?」
赤毛がいつの間にか部屋の中にいた。
『///お前っ!どっから入って来てん!!』
「んー?そこから」
そう言って指を指したのは、例の抜け穴だ。
『・・・。』
「で、さっきの溜息はどっちの溜息だ?」
『///何で赤毛に悩み相談しなあかんねん』
「おっ、やっぱり悩み事の溜息か。大人な俺が聞いてやるぞ?」
『相談するんやったら、大人なホルスさんに言うわ!』
「おい、おい嬢ちゃん、誰にも相談できねぇから溜息がでたんじゃねぇのか?」
その他Aのくせに、鋭いな……。
私が下を向いて黙っていると、その他Aが俺の家の家訓教えてやると言ってニヤリと笑った。
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