【R18/完結】猫は魚を食べちゃいたい(※性的な意味で)〜愛され巫女の運命の番は美形で意地悪な吟遊詩人〜

河津ミネ

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一章 精霊の愛し子

13.おいしそうな匂い-2※

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 手の中のモノがどんどん熱く硬くなっていく。
 気づいたら何かがルルティアの手を濡らしていて、動かすたびに手の中のモノがヌチャヌチャと水音をたてていた。

 ルルティアの肩に乗せられたままのアミルの頭の方からハッハッと荒い息づかいが聞こえる。
 肌に触れるアミルの息もどんどん早くなって熱を帯びていく。

「うっ」

 アミルが身体を硬くしたと思ったら、すぐに手の中のソレがドクドクと脈打ちながら熱い液体を放った。

「ハッ……ハァッ……」

 アミルが肩を上下させながら短く息を吐く。

 ルルティアの目の端では尻尾がパタ、パタ、とわずかに動いているのが見えた。
 ルルティアもなんだか身体が火照ってうっすら汗ばんでしまい、息もハァハァと上がっている。
 初めて嗅ぐ変わった匂いが握った手の方から立ち上がってきて、ルルティアのお腹の奥がじくじくと熱を持ちながらキュンとうずいた。

(こんな、こんなの、どうしたら良いの!?)

 すると手の中にあるアミルのモノがピクリと震えた。

「あ、あの、アミル……」

「は……もっと……」

「え?」

「ダメだ、一回出しただけじゃおさまらない……。もう一回……」

「えぇ!!」

 手の中の塊が再び芯を持って勃ちあがってくる。
 アミルはルルティアの首の後ろに手を回して頭を抱えるようにしてグッと抱きよせると、耳元で掠れた声でささやいた。

「頼むよ……」

 そのあまりにも切実な声と、ルルティアを抱えこむアミルの身体が熱を持ちながらバクバクと鼓動を刻んでいるのがわかってルルティアは覚悟を決めた。

(えぇい、ここまでくれば一度も二度も同じだ!!)

 アミルに柔らかく抱きしめられながら、ルルティアは再び手を上下に動かす。

「……ん、あ……っく」

 アミルが身をよじるたびに唇が肌にわずかに触れ吐息が耳をくすぐる。
 時おり口から漏れる声もさっきより熱を帯びているように聞こえる。
 背中に回されたアミルの手がチューブトップとスカートの隙間の肌に触れるたび、ルルティアはゾクゾクと震えて小さく声を漏らした。

「ん……」

 ルルティアは必死になって手を動かした。
 アミルをよく見て、ピクリと震えたり、声を漏らしたりと反応が良さそうなところを重点的に攻めた。

「そう……そう上手だ……」

 甘く蕩けるような声でアミルがつぶやくたびに、胸が大きく高鳴る。
 アミルの声と匂いが一緒になってルルティアの頭の奥をしびれさせていく。

「はぁっ……くっ……」

 アミルのルルティアを抱きしめる手に力がこめられ、もう一度手の中に熱い液体が放たれた。
 アミルは潤んだ目をしながらルルティアをボーッと見つめた。

「もっと、する……?」

 見つめかえすルルティアの声は少し震えてしまったが、その甘くとろけたような声色はまるで自分のものではないように聞こえた。

「あぁ……頼む……」

 アミルのモノはルルティアの手の中でもう一度勃ちあがり始めていた。
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