【R18/完結】幼なじみとスイカと×××

11.そして朝が来る

　結菜が目を覚ますと外はもう明るかった。

　時計は十時を過ぎたあたりを指していて、夕飯も食べずにヤリまくっていた身体がグウと腹の音を鳴らす。
　結菜の身体はあらゆるところが痛みを訴えていたけれど、それをなんとかこらえて起きあがった。
　つられて目を覚ました保があくびをして伸びをしながら起き上がり、首の後ろのあたりをかいて言った。


「……とりあえずシャワー浴びっか」

「うん……」


　あのまま寝てしまったせいで、二人の身体もベッドも見事にグチャグチャだった。
　中にまだ何か入ってるような違和感と腰や普段使わない筋肉の痛みを感じながら、結菜はヘロヘロと風呂場に向かった。

　風呂場の扉を開けると洗い場の床にはスイカが転がっていた。

　浴槽の縁には昨日の使用済みコンドームと結菜の着ていたTシャツも落ちている。
　さすがに持って帰りたいという気持ちにはもうなれなかった。


（これが賢者タイムってやつ？　まぁ、さすがにアレだけヤレばね……）


　結菜は疲れて気怠い身体とは裏腹に、人生においてこれ以上無いくらい頭の中がスッキリしていた。
　今ならどんな難しい課題でもスラスラ解けそうだ。

　結菜は痛む腰をさすりながらシャワーを浴びて身体を綺麗にし、使用済みコンドームは脱衣所のゴミ箱に捨てて、濡れたTシャツは洗濯カゴに入れた。
　結菜がバスタオルを巻いてスイカを抱えながら風呂から出ると、保は汚れたベッドからシーツを剥がして丸めていた。
　保が新しいTシャツを貸してくれたので、結菜はそれを着た。
　汚れ物すべてを放り込んだ洗濯機をゴウンゴウンと回しながら保がシャワーを浴びて、その間に結菜はスイカを切った。


「コレしか無いけど」


　保が冷蔵庫に入っていた食パンを焼いて上にハムを乗せてくれた。
　二人は食パンとハムと全然冷えてないスイカを並んで食べた。
　スイカの汁で手や口の周りがベタベタになってしまったので、結菜は乾いた服に着替える前にもう一度シャワーを浴びることにした。
　結菜がシャワーを浴びているとなぜか保も風呂場に入ってきたので、身体を洗いあって濃厚なキスをしてそのままもう一回Hをした。

　結菜は風呂場で保と繋がったまま、ゆさゆさと揺れる自分のおっぱいを眺めていた。
　水着の跡のくっきり残った白いおっぱいには赤いキスマークがたくさんつけられていて、それを見た結菜は、今年の夏はもうモヤモヤしたりしないんじゃないかな、となんとなくそんな気がしていた。


「もっと……」


　結菜が腰を揺らしておねだりすると、保は結菜の希望通りに抽挿を激しくする。

　気怠い暑さの残る風呂場では、いつまでも卑猥な水音が響いていた。