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52.反応-1
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クラリスの魔力暴走が収まってからも二人はしばらくそのまま抱き合っていた。
先ほどまで魔力暴走に巻き込まれていた様々な物たちも、今は床に落ちてピクリとも動かない。
胸の内に広がっていた冷たく重苦しい不安は、ジークベルトの腕の中でその熱と力強さを感じているうちに徐々に消えていった。
「ジーク……」
ジークベルトの厚い胸板に頬を擦りよせてから、クラリスははたと気づく。
「ジーク! 魔法の発動は大丈夫なんですか!?」
ジークベルトは両腕でしっかりとクラリスを抱きしめており、二人の肌は所々触れ合っている。
クラリスがあわてて身を起こすとジークベルトがその強面を恐ろしく歪めながらぷいと顔を背けた。
「……っ!!」
「ジーク?」
「待て、それ以上動くな!」
ジークベルトは顔を背けながらも、片手でクラリスを抱きしめつつ上着を脱ぐという器用なことを行って、それをクラリスの肩にかけた。
「頼むからそれを着てくれ」
「あ……」
自分の姿を見てみれば裸にシーツ一枚だけを巻いた姿で、しかもそれが今にもはだけて落ちそうだ。
クラリスは胸元のシーツをかき合わせながら恥ずかしさのあまり肩まで真っ赤に染めあげた。
ジークベルトに抱きしめられながら腕の中でもそもそと着替えつつ、ちらりと見てみれば顔を背けて目をつぶっているジークベルトの耳がわずかに赤い。
(あ、かわいい……やっぱり好きだな……)
借りた上着は大きすぎて袖を捲っても手の先が出なかったが、シーツに比べればマシだろう。
ジークベルトは上着を着たクラリスを見て、グ、と何かを我慢するように呻いていた。
「あの、それで魔法の発動は?」
「あぁ、それならおまえを探している途中に弾けて消えた」
そういえばシックザールの魔力封じが解けた時にグラオーザの魔法を弾き飛ばしていた。
きっとその時にジークベルトにかけられていた魔法も一緒に消えたのだろう。
これでもうジークベルトに迷惑をかけないですむとクラリスがホッと息を吐くと、ジークベルトの大きな手に強く肩を掴まれた。
「グラオーザに何をされた?」
「あ、はい。あの、お腹の紋様に魔法を上書きされて、それで魔力を吸われそうになったんですけど、それが魔力封じを解くためのものだったらしくて、魔力封じが解けたので紋様を弾き飛ばしたんですけど……あの、でも、それ以上何かをされる前に魔力暴走が起きたので」
こんな格好で助け出されたのだから、グラオーザに何かされたものだと思われても仕方ない。
それでもジークベルトにだけは誤解されたくなくてクラリスが必死に言葉を重ねる。
するとジークベルトは再びクラリスを強く抱きしめて髪に顔を埋めながら大きく息を吐いた。
「そうか。良かった」
その言葉にはクラリスの無事を心から安堵する響きだけが感じ取れた。
今日の朝はまだクラリスに怒っていたようだったけれど、ちゃんと助けに来てくれてこうやって心配をしてくれる人なのだ。
クラリスはそっとジークベルトの背中に手を回した。
「あの、ジークはどうやってここに?」
「俺の紋様がおまえと繋がっていたからそれを調べさせた。そして紋様の魔力と同じ魔力が無いか王都中に探索魔法を張り巡らせてようやくここを見つけた。間に合って良かった」
先ほどの黒い紋様はジークベルトの転移魔法だったのだろう。
本来なら転移先をしっかり指定しないと転移できないはずなのに、クラリスの魔力の痕跡から場所を弾き出して転移するとはだいぶ無茶なことをする。
クラリスはジークベルトの紋様のことを思い浮かべて、ほんの少しだけ不安になって目を泳がせた。
(もしかしてシュトラール殿下がジークの紋様を調べた?)
シュトラール殿下がジークベルトに抱きしめられながら紋様に触れている姿を想像してしまい、クラリスの胸の奥がモヤモヤしてくる。
するとクラリスの不安に呼応するようにまた魔力があふれ出した。
「あっ……!」
「おっと、まだ不安定だな」
周りに落ちた物や窓がガタガタと揺れはじめ、ジークベルトがすぐにクラリスをギュッと抱きしめなおす。
(……っ! こんな時に何を考えてるの!)
クラリスは胸の奥の不安を追い出そうとするが、一度その図が頭に浮かんでしまうと中々消せなかった。
ジークベルトの『魔法耐性』がクラリスの魔力を抑えているのを感じる。
「ごめんなさい」
「いいや。こんな大量の魔力を急に手に入れたんだ。不安定でも仕方ない。少しずつ慣らしていくぞ。慣れるまではいくらでも協力してやるから」
「……ありがとうございます」
「困ったらちゃんと俺を呼べ。おまえは気にして一人で我慢しそうだから心配だ」
ジークベルトはクラリスを安心させるように頭をポンと叩いた。
ひとりで我慢しそうと言われてしまい、このままひとりで悶々とするよりはいっそ真実を知った方が悩まないかもしれないと、クラリスはジークベルトに尋ねてみる。
「あの……」
「どうした?」
「その紋様は誰が調べたんですか?」
「ん? ヴェルディだよ」
「ヴェルディが?」
「あぁ。おまえがさらわれた失態の責任を取って、ユスティーツ一族の魔力を奴にかき集めて調べさせた」
ジークベルトは忌々しげに大きく顔をしかめながら説明する。
ユスティーツ一族の者ですぐに王城まで来られる者を集められるだけ集めて、ヴェルディの『魔力操作』を使って一族の魔力総出でクラリスの魔力を探索したらしい。
「そんなことができるんですね」
「あの固有魔法があるからユスティーツ一族が絶えず優秀な魔法騎士を輩出できるんだろうな。調べている途中でおまえとの繋がりが消えて焦ったが、ギリギリでおまえの場所がわかったから飛んでこれた。本当に間に合ってよかった」
「ありがとうございます」
クラリスの魔力の暴走も落ち着いて、少しジークベルトの腕が緩められる。
クラリスが顔を上げるとジークベルトの黒い目がクラリスを見つめていた。
「クラリス、すまなかった」
「え?」
「昨日、おまえを泣かせてしまっただろ?」
ジークベルトは大きく眉を下げその目には後悔の色が浮かんでいる。
クラリスは小さく首を振った。
「あの……私がジークを怒らせたのはわかるんですが、私の何が悪かったのかわからないんです。教えてもらえませんか?」
「おまえは何も悪くない。ただ俺が、おまえがヴェルディに身体を触れさせたのかと思ったら嫉妬が止められなかった」
「身体……嫉妬……あっ!」
言われてみれば、ヴェルディの魔力をもらう時にクラリスもお腹の紋様を触れさせていた。
さっきクラリスがシュトラール殿下に感じた不安も嫉妬だと思えば納得できる。
「あれが嫉妬……」
「ん?」
「私もジークがお腹の紋様を私以外の誰かに触れさせていたら嫌だなって思いました」
「む、そうか」
もじもじとうつむきながら小さな声でつぶやくと、ジークベルトの返事は心なしか嬉しそうに聞こえた。
「でも、お腹をちょっと触らせるくらいで嫉妬していたらダメですよね」
そもそも魔法を診てもらうだけなのにいちいち嫉妬していたらキリがない。
しかしジークベルトは別のことが気になったようで、クラリスの肩をガッとつかんだ。
先ほどまで魔力暴走に巻き込まれていた様々な物たちも、今は床に落ちてピクリとも動かない。
胸の内に広がっていた冷たく重苦しい不安は、ジークベルトの腕の中でその熱と力強さを感じているうちに徐々に消えていった。
「ジーク……」
ジークベルトの厚い胸板に頬を擦りよせてから、クラリスははたと気づく。
「ジーク! 魔法の発動は大丈夫なんですか!?」
ジークベルトは両腕でしっかりとクラリスを抱きしめており、二人の肌は所々触れ合っている。
クラリスがあわてて身を起こすとジークベルトがその強面を恐ろしく歪めながらぷいと顔を背けた。
「……っ!!」
「ジーク?」
「待て、それ以上動くな!」
ジークベルトは顔を背けながらも、片手でクラリスを抱きしめつつ上着を脱ぐという器用なことを行って、それをクラリスの肩にかけた。
「頼むからそれを着てくれ」
「あ……」
自分の姿を見てみれば裸にシーツ一枚だけを巻いた姿で、しかもそれが今にもはだけて落ちそうだ。
クラリスは胸元のシーツをかき合わせながら恥ずかしさのあまり肩まで真っ赤に染めあげた。
ジークベルトに抱きしめられながら腕の中でもそもそと着替えつつ、ちらりと見てみれば顔を背けて目をつぶっているジークベルトの耳がわずかに赤い。
(あ、かわいい……やっぱり好きだな……)
借りた上着は大きすぎて袖を捲っても手の先が出なかったが、シーツに比べればマシだろう。
ジークベルトは上着を着たクラリスを見て、グ、と何かを我慢するように呻いていた。
「あの、それで魔法の発動は?」
「あぁ、それならおまえを探している途中に弾けて消えた」
そういえばシックザールの魔力封じが解けた時にグラオーザの魔法を弾き飛ばしていた。
きっとその時にジークベルトにかけられていた魔法も一緒に消えたのだろう。
これでもうジークベルトに迷惑をかけないですむとクラリスがホッと息を吐くと、ジークベルトの大きな手に強く肩を掴まれた。
「グラオーザに何をされた?」
「あ、はい。あの、お腹の紋様に魔法を上書きされて、それで魔力を吸われそうになったんですけど、それが魔力封じを解くためのものだったらしくて、魔力封じが解けたので紋様を弾き飛ばしたんですけど……あの、でも、それ以上何かをされる前に魔力暴走が起きたので」
こんな格好で助け出されたのだから、グラオーザに何かされたものだと思われても仕方ない。
それでもジークベルトにだけは誤解されたくなくてクラリスが必死に言葉を重ねる。
するとジークベルトは再びクラリスを強く抱きしめて髪に顔を埋めながら大きく息を吐いた。
「そうか。良かった」
その言葉にはクラリスの無事を心から安堵する響きだけが感じ取れた。
今日の朝はまだクラリスに怒っていたようだったけれど、ちゃんと助けに来てくれてこうやって心配をしてくれる人なのだ。
クラリスはそっとジークベルトの背中に手を回した。
「あの、ジークはどうやってここに?」
「俺の紋様がおまえと繋がっていたからそれを調べさせた。そして紋様の魔力と同じ魔力が無いか王都中に探索魔法を張り巡らせてようやくここを見つけた。間に合って良かった」
先ほどの黒い紋様はジークベルトの転移魔法だったのだろう。
本来なら転移先をしっかり指定しないと転移できないはずなのに、クラリスの魔力の痕跡から場所を弾き出して転移するとはだいぶ無茶なことをする。
クラリスはジークベルトの紋様のことを思い浮かべて、ほんの少しだけ不安になって目を泳がせた。
(もしかしてシュトラール殿下がジークの紋様を調べた?)
シュトラール殿下がジークベルトに抱きしめられながら紋様に触れている姿を想像してしまい、クラリスの胸の奥がモヤモヤしてくる。
するとクラリスの不安に呼応するようにまた魔力があふれ出した。
「あっ……!」
「おっと、まだ不安定だな」
周りに落ちた物や窓がガタガタと揺れはじめ、ジークベルトがすぐにクラリスをギュッと抱きしめなおす。
(……っ! こんな時に何を考えてるの!)
クラリスは胸の奥の不安を追い出そうとするが、一度その図が頭に浮かんでしまうと中々消せなかった。
ジークベルトの『魔法耐性』がクラリスの魔力を抑えているのを感じる。
「ごめんなさい」
「いいや。こんな大量の魔力を急に手に入れたんだ。不安定でも仕方ない。少しずつ慣らしていくぞ。慣れるまではいくらでも協力してやるから」
「……ありがとうございます」
「困ったらちゃんと俺を呼べ。おまえは気にして一人で我慢しそうだから心配だ」
ジークベルトはクラリスを安心させるように頭をポンと叩いた。
ひとりで我慢しそうと言われてしまい、このままひとりで悶々とするよりはいっそ真実を知った方が悩まないかもしれないと、クラリスはジークベルトに尋ねてみる。
「あの……」
「どうした?」
「その紋様は誰が調べたんですか?」
「ん? ヴェルディだよ」
「ヴェルディが?」
「あぁ。おまえがさらわれた失態の責任を取って、ユスティーツ一族の魔力を奴にかき集めて調べさせた」
ジークベルトは忌々しげに大きく顔をしかめながら説明する。
ユスティーツ一族の者ですぐに王城まで来られる者を集められるだけ集めて、ヴェルディの『魔力操作』を使って一族の魔力総出でクラリスの魔力を探索したらしい。
「そんなことができるんですね」
「あの固有魔法があるからユスティーツ一族が絶えず優秀な魔法騎士を輩出できるんだろうな。調べている途中でおまえとの繋がりが消えて焦ったが、ギリギリでおまえの場所がわかったから飛んでこれた。本当に間に合ってよかった」
「ありがとうございます」
クラリスの魔力の暴走も落ち着いて、少しジークベルトの腕が緩められる。
クラリスが顔を上げるとジークベルトの黒い目がクラリスを見つめていた。
「クラリス、すまなかった」
「え?」
「昨日、おまえを泣かせてしまっただろ?」
ジークベルトは大きく眉を下げその目には後悔の色が浮かんでいる。
クラリスは小さく首を振った。
「あの……私がジークを怒らせたのはわかるんですが、私の何が悪かったのかわからないんです。教えてもらえませんか?」
「おまえは何も悪くない。ただ俺が、おまえがヴェルディに身体を触れさせたのかと思ったら嫉妬が止められなかった」
「身体……嫉妬……あっ!」
言われてみれば、ヴェルディの魔力をもらう時にクラリスもお腹の紋様を触れさせていた。
さっきクラリスがシュトラール殿下に感じた不安も嫉妬だと思えば納得できる。
「あれが嫉妬……」
「ん?」
「私もジークがお腹の紋様を私以外の誰かに触れさせていたら嫌だなって思いました」
「む、そうか」
もじもじとうつむきながら小さな声でつぶやくと、ジークベルトの返事は心なしか嬉しそうに聞こえた。
「でも、お腹をちょっと触らせるくらいで嫉妬していたらダメですよね」
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