世界に輝く未来を

きなこ

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戦い

すぐに消えてしまったイライラ

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また、昨日と同じことを繰り返す。何ともない、毎日を。当たり前の毎日を。自殺とか、親を殺したいとか、そんなことを思う人は少ないだろう。でも日々私はそれが頭に過っている。それでも留まることが出来るのは、リマと美奈香の存在だろう。恐らく…。
 恐らく、と思うのは、美奈香は助けてくれることはないからだ。繰り返すまでもないが、別に助けて欲しいとは思わない。が、仲のいい友達が虐待を受けていたら、助けようとは思わないのか…。思わないのか…?分からないが、思うのではと期待してしまっている。そんな自分も、私は嫌いだ。

 今日も家に帰って、殴られて転がる。痛いけど、まるで他人事かのように認識する。
暫くして拳の雨が止んだ。ふと音のするテレビを見ると、小さな少年が映っていた。
可愛いな。この子は幸せなのかな。そんなことをぼーっと考えていて、気づく。その少年は幸せなんかじゃない。泣いていた。
ウクライナ─────
今、この世界で起きている戦争だ。ウクライナ対ロシア。きっといつかは日本にも大きな関わりを持つだろうという戦争だ。
学校でも先生が何か言っていた気がする。
 小さな男の子は泣きながらもう嫌だと言っていた。当たり前が急になくなって、不安でたまらないのだろう。
 どうして誰も助けないんだ。どうして誰も止めないんだ。そう思っても自分に出来ることなどあるはずもなく、その無力さに嫌気がさした。イライラが収まらない。
「ご飯よ。」
ブチリと電源を切られて我に返る。イライラは寝るまで収まることはなかったが。
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