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Chapter-01『覚醒する蒼の神姫、交錯する運命』
第八章:青の流星は空っぽの夜空に流れ落ちて/04
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遥を連れて二人が徒歩で向かった先は、家の近所にある割と大きめな公園だった。
悩んだりすると、いつも戒斗かアンジェ、どちらかがどちらかを此処に連れてくるのだ。窓越しに話すのと同様に、それは二人にとって……子供の頃からずっと続く、お互いのコミュニケーション方法だった。
だから……今の遥を連れてくるのなら、此処しかない。
そう思い、戒斗とアンジェは遥をこの場所に誘ったのだった。
…………こんな深夜だ、当然ながら公園には誰も居らず、静寂だけがこの場を支配している。
戒斗は先に座っててくれと言って、遥をアンジェと一緒に公園のベンチ……上に屋根が付いていて、ちょっとした東屋のようになっているところだ。そこに座らせると、近くにあった自販機で適当に温かい飲み物を買う。
ペットボトルに詰められたホットの緑茶だ。それを三つ買うと、戒斗はそれをアンジェと遥にそれぞれ投げ渡し、自分はアンジェの横にそっと腰掛ける。配置的には戒斗と遥が左右からアンジェを挟み込んでいるような感じだ。
「ふぅー……温かいね。ホッとするよ」
温かいペットボトルを両手で持ちながら、薄い笑顔でアンジェがホッと一息をつく。
その横で、遥はペットボトルを持ったまま俯いていて。戒斗はすぐにキャップを開けると、温かい緑茶をちびちびと飲み始める。
「…………話してくれないか?」
そうして飲みながら、戒斗は黙りこくったまま、俯いたままの遥に呟いた。
「独りで背負い込むと余計に辛くなる。多分、いいや間違いなく俺たちには何も出来ないし、何もしてやれない。でも……話せば、きっと少しは楽になると思う」
「………そう、ですね」
戒斗の言葉に、遥は俯いたまま小さく頷き返して。
「今から私が話すこと、信じられないかもしれません。でも……宜しければ、聞いて頂けますか?」
そう言って、ポツリポツリと語り始めた。
悩んだりすると、いつも戒斗かアンジェ、どちらかがどちらかを此処に連れてくるのだ。窓越しに話すのと同様に、それは二人にとって……子供の頃からずっと続く、お互いのコミュニケーション方法だった。
だから……今の遥を連れてくるのなら、此処しかない。
そう思い、戒斗とアンジェは遥をこの場所に誘ったのだった。
…………こんな深夜だ、当然ながら公園には誰も居らず、静寂だけがこの場を支配している。
戒斗は先に座っててくれと言って、遥をアンジェと一緒に公園のベンチ……上に屋根が付いていて、ちょっとした東屋のようになっているところだ。そこに座らせると、近くにあった自販機で適当に温かい飲み物を買う。
ペットボトルに詰められたホットの緑茶だ。それを三つ買うと、戒斗はそれをアンジェと遥にそれぞれ投げ渡し、自分はアンジェの横にそっと腰掛ける。配置的には戒斗と遥が左右からアンジェを挟み込んでいるような感じだ。
「ふぅー……温かいね。ホッとするよ」
温かいペットボトルを両手で持ちながら、薄い笑顔でアンジェがホッと一息をつく。
その横で、遥はペットボトルを持ったまま俯いていて。戒斗はすぐにキャップを開けると、温かい緑茶をちびちびと飲み始める。
「…………話してくれないか?」
そうして飲みながら、戒斗は黙りこくったまま、俯いたままの遥に呟いた。
「独りで背負い込むと余計に辛くなる。多分、いいや間違いなく俺たちには何も出来ないし、何もしてやれない。でも……話せば、きっと少しは楽になると思う」
「………そう、ですね」
戒斗の言葉に、遥は俯いたまま小さく頷き返して。
「今から私が話すこと、信じられないかもしれません。でも……宜しければ、聞いて頂けますか?」
そう言って、ポツリポツリと語り始めた。
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