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家電戦隊家電ジャー
第三話 黒い戦士
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「………」
「………」
「てんてんてんてんてんてんてんてんてん」
「うるさいな!ちょっとレッド!あんな奴に負けて悔しくないの?!」
「うるさい!」
「えぇー?!」
「…オレは感情を捨てた…だから悔しさも感じられない…」
「いやさっき、うるさい! って怒ってたじゃん。めんどくさいからって変な事言わないで」
ばん!
「声に出さなければ!何も!伝わらぬ!」
「出そうが出さなかろうがレッドの事は伝わんないよ」
「イジメだ」
「小学生か!生姜臭ぇか!」
「生姜食べたい…かじりつきたい…」
「グリーン、生姜はそのまんまじゃ食べられないよ。」
「生姜汁飲みたーい!」
「後で一緒にジンジャーエール飲もうねー。」
「何だよイエローお前その喋り方。」
「気色が悪いー」
「ピンクちゃんが言うの!?」
「…ふぅー。」
「…あ、そーいえばさー、阿部さんが言ってた“シャルロット”ってなんなんだろ。」
「シャルロットとは、帽子の種類だ。そして、その帽子をイメージして作ったケーキの名前もシャルロットだ。」
「へー」
「…シャルロット…!」
「どーした、司令。」
「何か知ってるの?」
「あぁ…彼奴は、世界を消し去ろうと企てておる、いわゆる魔王とかそんな感じのヤツじゃな。」
「まーた急展開。」
「で、それで?」
「生命の奇跡は知っとるな?」
「忘れたヤツはプロローグ見ろ」
「うるさいな」
「で、その奇跡で生まれたモノの内の数人(個)が行動を起こした。」
「魔王を封印したのじゃ。一時的にじゃがな」
「すげー。」
「まぁ、魔王にとってはそんな時間一瞬の出来事に過ぎんかったが。」
「へー。」
「ハイハイハイハーイ。」
「はい、レッド。」
「じゃあさ、そいつらに殺らせたらいいんじゃねーの?」
「レッド、お前本気で言ってんのか?」
「…そう、奇跡で生まれたモノ共はその後滅んだ。もう居らんのじゃ。」
「レッド、これは誰でも皆知ってるぞ。」
この世界では、生命の奇跡は誰もが知っている神話的なお話で、今(まだニンゲンが地球を支配している世界,まぁ、今読んでいる貴様の思う『今』の事である。)で言うところの、『桃太郎』とか、そんな感じの、見なくても大体のストーリーは言えるようなレベルの、誰もが知っているお話である。
「じゃあどーやって倒すんだよ。」
「おヌシらが倒すのじゃ。」
「はぁ?!」
「おヌシら家電共が現れるのを、わしはずっと待っておった。」
「え?でも、家電が現れてから、もう何百年も経ってると思うけど…」
「それでも待っておった。」
「(待ったんだ…)」
「シャルロットを倒してくれる、家電を…」
「何で家電なんだよ」
「予言じゃ。」
「とある予言者が言ったのじゃ。家電が魔王倒してくれるぜ、的な。」
「予言者って?」
「すまんが、そこはあんまりストーリーには関係無いから…」
「あ、ごめん」
ぶぉんぶぉんぶぉんぶぉん…!
怪人の出現を知らせるサイレンが鳴った。
「怪人出現じゃ!テレポート!」
ぽちっ☆
びゅんっ☆
ぱっ☆
[そこの近くの河川敷に怪人がおる!すぐ向かうのじゃ!]
たったったっ…
「相変わらず急だな…。」
「僕もそう思う…」
「司令ー!ブルーが司令の悪口言ってるー!」
[なんじゃとー!お前は見学じゃ!!]
「えー!?本来の目的は!?」
[お前がいなくても大して変わらん]
「何で『おヌシ』じゃなくて『お前』って言うんですか…?」
「黙れ見学」
「ちょっ…」
「しー」
「なんで…」
「しー」
「しつこ…」
「しーw」
「もうwが付いてますけど?!」
たったったっ…
「よし、着いたぜ」
「ニョーロニョロニョロニョロ!よく来たな、家電ジャー!!
オレ様は、怪物 ニョロリンニョロ!」
「ニョロニョロうるせーな!」
「つーか、もはや怪人じゃなくて怪物になってるし」
説明しよう!ニョロリンとは、その名の通り、ニョロニョロした怪物である!顔が大きくて、胴体はミミズみたいで、羽が生えている。まぁ、小説で絵がないから別にどーでもいーけど。
「…まぁ、とにかく変身だ!」
ぽちっ☆
しゅっ…ぴかーっ…
ばっ!
「赤い英雄!家電レッド!」
「黄色の嵐!家電イエロー!」
「緑の暴君!家電グリーン!」
「桃色の天使!家電ピンク!」
「我ら、主婦の味方!」
「家電戦隊、家電ジャー!!」
どっかーん☆
「あー、恥ずかし…」
「死にたい」
[何か、すまん]
「全くだよ!」
「うっさいニョロ!!」
べちーん!!
「ぎゃー!尻尾ビンタだー!」
…ざっざっざっ…
何かが来た。
「…おい、ニョロリン。」
「ん?何だアイツ?」
「何をしてる。さっさと終わらせろ。」
「お、お前は…!」
「仮面○イダー!!」
「違う。それはオリジナルの方だ。」
「じゃあ、仮面○イバー?」
「それはある意味近づいた」
「カビ○イター」
「遠くなった」
「…俺は家電ライダーTV。正義の味方だ。」
「おい正義。じゃあ、そいつ倒せよ。」
「黙れ、悪!」
「…はい?」
「悪に喋る権利など無い。」
「さぁ、そんな法があるんだろうか」
「俺が決めたんだ」
「まぁ頑なに…」
「もういい。殺れ、ニョロリン。」
「くらえニョロ!」
ニョロリンが口から毒を吐いた!
オェェェェェ…
「わーっ!!気持ちわりぃ!!」
…ぎゅいーん…!
「…? 何の音…?」
「…わ!レッド!大丈夫?!」
レッドが毒を全て吸ってくれていたのだ。一応レッドは掃除機である。
「だいじょーぶでは無いけど…
…やめるか?」
「いえ、お願いします!」
オェェェェェ…
ェェ…ェ………
「毒息止まった!」
「ん…んんーんんーん…!」
「レッド、なんて言ってんの?」
「なになにー?『息が苦しい』だってー?」
「なんで分かるのさ?!」
「毒息吐き出せばいーじゃん。」
「んーんん!」
「なになにー?『確かに!』だってー?」
「あ、こっちに吐かないでよ。」
「んんーんん。」
「なになにー?『分かってる』だってー?」
ぶぉぉぉぉぉ…!
「あ!しまった!そっちは見学席だ!」
「んん!」
「なになにー?『あ」
「もういいって!」
もくもくもく…
ブルーが毒に包まれてしまった。
「うわ…何コレ…臭…」
ばたっ☆
「臭いとかゆーなニョロ」
「…臭いのって、オレの息じゃねーよな、オイ!?」
「…ふっ、まぁいい。貴様らもアイツの様にじわじわと苦しめてやる。」
「…そうだ、丁度俺は暇だからな。またここで遊んでやろうじゃないか。
…だが、俺だって暇じゃあない。」
「どっちだよ」
「1回で決着を着けよう。1時間後だ。1時間後までにせいぜい、勝てる作戦でも考えて来るんだな!」
びゅんっ☆
「あ、そーいえば、だいじょーぶか、ブ…
あ、臭っ!」
「…よーし、ブルーはほっといて、作戦考えよう!」
「おー!」
「いいか、時間は1時間しかない。だから、時間を有効に…」
~3時間後~
「…遅いニョロ…」
「…なるほど、巌流島戦法か…」
「それ、どういう意味ニョロ?」
「…よく知らない」
「…すまんニョロ」
ぱっ☆
「ふっ、待たせたな。」
「待たせすぎニョロ!喧嘩売ってんのか!
…ニョロ!」
「今、『ニョロ』言うの忘れてたね」
「そーね」
「うるさいうるさいニョロー!」
「…よし、作戦開始だ!」
「…やーい、ガラクタクソゴミテレビー。お前の母ちゃん、でべそー!
着いてこれるもんなら着いてきてみやがれー。」
「…どういう作戦だ…?」
だっ!
「わーい、来れるもんなら来てみや」
ずぼっ☆
「あー!、レッドが落ちてどーすんの!」
「落とし穴作戦失敗だー!」
「これが袋の鼠ってヤツか…。面白い。」
「とうっ」
たっ☆
家電ライダーが、落ちたレッドの元へ下りてきた。
「え?」
「…何だ?」
「何で降りてきたの」
「え?同じ高さの方が戦いやすいだろ」
「…いや、ぎゅうぎゅうで身動き取れないじゃん」
ぎゅうぎゅう…
「…確かに…。」
「…ニョロー!オレ様の事忘れてんじゃないニョロー!」
どーん☆
「わーっ!」
「レッドー!こっちは任せて、そっちをがんばれー!」
「がんばる!っつーか、がんばってる!…というより、がんばりたい!」
「…狭くて動けん…」
「……………」
「……………」
「……えー…TVさんは、何でオレらを殺そ…
倒そうとするんだ?」
[そうじゃそうじゃ!ワシらが何をしたっちゅーんじゃ!]
「…は?……オレの司令によるとだが、貴様らは、最終機能停止ウイルス、IKAMESHI…」
[いかめし?!]
「司令、知ってるの?!」
[あぁ、それこそがシャルロットが持つ最終兵器じゃ。]
「…シャルロット…?確か、シャルロットは、知能がとても低いと聞いたのだが…」
[…ヤツは知能を手に入れたのじゃ。]
「しかし、なぜウイルスなんだ?シャルロットの力で、普通に殺せば良いものを…」
[…家電は、コンセントで充電をするじゃろ?]
「そりゃそーだろ」
「そうか!発電所などにそのウイルスを流すのか!そうすることで、電線を通り町中に行き渡り、充電時に確実に家電の機能を停止させる事が出来る。」
[さすが、ご明察じゃ。]
「おー。」
「…ん?それじゃあ…」
「ぐはっ…!」
「ニョロニョロ…その程度か?家電ジャー。」
ぱっ☆
「おー、レッド!」
「最初からワープすれば出られたんだな」
「バカめ」
「…ニョロ、TV!何故ソイツと仲良さげに喋ってるニョロ?!」
「レッドも!何でそいつといるの!」
「あのな、なんか勘違いしてたっぽいー!」
「…かくかくしかじかっつー訳で、いーか?アイツが敵だ。」
「わかった」
「ニョロ…バレてしまっ…」
「黙れ!」
「ニョロ…」
「…よくも騙してくれたな…。
…今まで騙してくれたお礼はたっぷりとしてやる…。」
「…フォームチェンジ!」
ぴっ☆ぱっ☆
ぴかぁーっ…
きらきらきら…
「俺は黒い戦士!」
「家電ライダーTV!!」
どっかーん☆
「…おぉー。」
「TVもリモコン持ってるんだな。」
「ああ。空から降ってきた。」
「一緒だー!」
「わーい」
「…さてと…。…喰らえニョロリン!
必殺、アナログフラッシュ!!」
「ニョロニョロ…! 砂嵐が…!!」
どっかーん☆
「TV、強いな!」
…ごごごごごご…
「ニョロ…てぃーびー、コロス…!!」
「ありゃりゃー、でっかくなっちゃった。」
「…よーし、いくかー!」
「……ま、待って……。」
「あ?!」
待ったをかけたのは、死にかけのブルーだった。
「あー、ブルー。ごめんごめん。忘れてた。」
「…忘れてたって…
…た…助けて…、苦しい…」
「…あ、TV、ニョロリンと一緒にいたろ?そしたらさ、ニョロリンの毒の治し方知らねーか?」
「知らないな」
「…い…やだ…!死にたく…ない…!
毒で…死にたくない…!」
「…あ、1つだけあるぞ。」
「何が?」
「だから、毒で死なない方法だ。」
「え…?あ…あるの…?!」
「あるって言ってるだろ」
…きゅいーん…!
「お願い…!その…方法で…、僕を…助け」
ちゅっどぉぉーん☆
どっかぁぁぁあん!!!
TVがビームを放った!
「……ありがとう、TV!ビームで殺してあげてくれて!」
「きっと、天国でブルーも喜んでるよ。」
「…何言ってんの、レッド!調子乗るのもいーかげんにしなよ!」
「…ピンクちゃんが…注意をした…?!」
「天国じゃないよ!!地獄だってー!」
「あー、ごめんごめん!」
「………」
「…よかったな、ブルー…。
…あれ、ブルーって何?何言ってたんだろ、オレ…」
「(ヒドい…)」
ぴっ☆
ごごごごごご…
「家電合体!」
ごごごごご、がしゃん、
うぃーん、ぷしゅー…
「完成!家電オーTV!!」
「いくぜ!
『好奇心でテレビの音を最大にしてみたらめっちゃうるさかったー!学校のテレビあれいつも最大だけど全然うるさくねーな!ぶっ壊れてんじゃねーの』アターック!!」
「ウギャァァァ!!」
「よーし!ニョロリンが弱った!」
「意味わかんない…」
「よーし、必殺!
止異負生怒留!!」
説明しよう!止異負生怒留とは、家電オーTVが持っている、テレビを模した盾に敵を入れ、そのテレビの電源を消しちゃって、その中の敵も消す、という必殺技である。
「訳わかんない!」
ぴかー…
「ニョロ…イヌノ…シュルイ…ニョロ…。」
ぷちっ☆
どっかーん☆
きらきらきら…
「やったー!勝ったー!」
「…さぁ取れ。エレキ玉はお前の物だ。」
「おう!」
すっ…
きらきらきら…!
「おー、すごい!力が流れ込んでくる…!」
すっ…
「…特に何も起こんねぇな」
「お腹空いた」
「よし、そろそろ帰ろうよ」
「TVも来いよ」
「有難い」
ぱっ☆
「ただいまー。」
「…あれ、何かいる。」
「あ、司令。」
TVが言った。
「TVの司令?!」
「そうじゃ。
…そして、わしの兄弟じゃ。」
「えーっ?!」
「………」
「てんてんてんてんてんてんてんてんてん」
「うるさいな!ちょっとレッド!あんな奴に負けて悔しくないの?!」
「うるさい!」
「えぇー?!」
「…オレは感情を捨てた…だから悔しさも感じられない…」
「いやさっき、うるさい! って怒ってたじゃん。めんどくさいからって変な事言わないで」
ばん!
「声に出さなければ!何も!伝わらぬ!」
「出そうが出さなかろうがレッドの事は伝わんないよ」
「イジメだ」
「小学生か!生姜臭ぇか!」
「生姜食べたい…かじりつきたい…」
「グリーン、生姜はそのまんまじゃ食べられないよ。」
「生姜汁飲みたーい!」
「後で一緒にジンジャーエール飲もうねー。」
「何だよイエローお前その喋り方。」
「気色が悪いー」
「ピンクちゃんが言うの!?」
「…ふぅー。」
「…あ、そーいえばさー、阿部さんが言ってた“シャルロット”ってなんなんだろ。」
「シャルロットとは、帽子の種類だ。そして、その帽子をイメージして作ったケーキの名前もシャルロットだ。」
「へー」
「…シャルロット…!」
「どーした、司令。」
「何か知ってるの?」
「あぁ…彼奴は、世界を消し去ろうと企てておる、いわゆる魔王とかそんな感じのヤツじゃな。」
「まーた急展開。」
「で、それで?」
「生命の奇跡は知っとるな?」
「忘れたヤツはプロローグ見ろ」
「うるさいな」
「で、その奇跡で生まれたモノの内の数人(個)が行動を起こした。」
「魔王を封印したのじゃ。一時的にじゃがな」
「すげー。」
「まぁ、魔王にとってはそんな時間一瞬の出来事に過ぎんかったが。」
「へー。」
「ハイハイハイハーイ。」
「はい、レッド。」
「じゃあさ、そいつらに殺らせたらいいんじゃねーの?」
「レッド、お前本気で言ってんのか?」
「…そう、奇跡で生まれたモノ共はその後滅んだ。もう居らんのじゃ。」
「レッド、これは誰でも皆知ってるぞ。」
この世界では、生命の奇跡は誰もが知っている神話的なお話で、今(まだニンゲンが地球を支配している世界,まぁ、今読んでいる貴様の思う『今』の事である。)で言うところの、『桃太郎』とか、そんな感じの、見なくても大体のストーリーは言えるようなレベルの、誰もが知っているお話である。
「じゃあどーやって倒すんだよ。」
「おヌシらが倒すのじゃ。」
「はぁ?!」
「おヌシら家電共が現れるのを、わしはずっと待っておった。」
「え?でも、家電が現れてから、もう何百年も経ってると思うけど…」
「それでも待っておった。」
「(待ったんだ…)」
「シャルロットを倒してくれる、家電を…」
「何で家電なんだよ」
「予言じゃ。」
「とある予言者が言ったのじゃ。家電が魔王倒してくれるぜ、的な。」
「予言者って?」
「すまんが、そこはあんまりストーリーには関係無いから…」
「あ、ごめん」
ぶぉんぶぉんぶぉんぶぉん…!
怪人の出現を知らせるサイレンが鳴った。
「怪人出現じゃ!テレポート!」
ぽちっ☆
びゅんっ☆
ぱっ☆
[そこの近くの河川敷に怪人がおる!すぐ向かうのじゃ!]
たったったっ…
「相変わらず急だな…。」
「僕もそう思う…」
「司令ー!ブルーが司令の悪口言ってるー!」
[なんじゃとー!お前は見学じゃ!!]
「えー!?本来の目的は!?」
[お前がいなくても大して変わらん]
「何で『おヌシ』じゃなくて『お前』って言うんですか…?」
「黙れ見学」
「ちょっ…」
「しー」
「なんで…」
「しー」
「しつこ…」
「しーw」
「もうwが付いてますけど?!」
たったったっ…
「よし、着いたぜ」
「ニョーロニョロニョロニョロ!よく来たな、家電ジャー!!
オレ様は、怪物 ニョロリンニョロ!」
「ニョロニョロうるせーな!」
「つーか、もはや怪人じゃなくて怪物になってるし」
説明しよう!ニョロリンとは、その名の通り、ニョロニョロした怪物である!顔が大きくて、胴体はミミズみたいで、羽が生えている。まぁ、小説で絵がないから別にどーでもいーけど。
「…まぁ、とにかく変身だ!」
ぽちっ☆
しゅっ…ぴかーっ…
ばっ!
「赤い英雄!家電レッド!」
「黄色の嵐!家電イエロー!」
「緑の暴君!家電グリーン!」
「桃色の天使!家電ピンク!」
「我ら、主婦の味方!」
「家電戦隊、家電ジャー!!」
どっかーん☆
「あー、恥ずかし…」
「死にたい」
[何か、すまん]
「全くだよ!」
「うっさいニョロ!!」
べちーん!!
「ぎゃー!尻尾ビンタだー!」
…ざっざっざっ…
何かが来た。
「…おい、ニョロリン。」
「ん?何だアイツ?」
「何をしてる。さっさと終わらせろ。」
「お、お前は…!」
「仮面○イダー!!」
「違う。それはオリジナルの方だ。」
「じゃあ、仮面○イバー?」
「それはある意味近づいた」
「カビ○イター」
「遠くなった」
「…俺は家電ライダーTV。正義の味方だ。」
「おい正義。じゃあ、そいつ倒せよ。」
「黙れ、悪!」
「…はい?」
「悪に喋る権利など無い。」
「さぁ、そんな法があるんだろうか」
「俺が決めたんだ」
「まぁ頑なに…」
「もういい。殺れ、ニョロリン。」
「くらえニョロ!」
ニョロリンが口から毒を吐いた!
オェェェェェ…
「わーっ!!気持ちわりぃ!!」
…ぎゅいーん…!
「…? 何の音…?」
「…わ!レッド!大丈夫?!」
レッドが毒を全て吸ってくれていたのだ。一応レッドは掃除機である。
「だいじょーぶでは無いけど…
…やめるか?」
「いえ、お願いします!」
オェェェェェ…
ェェ…ェ………
「毒息止まった!」
「ん…んんーんんーん…!」
「レッド、なんて言ってんの?」
「なになにー?『息が苦しい』だってー?」
「なんで分かるのさ?!」
「毒息吐き出せばいーじゃん。」
「んーんん!」
「なになにー?『確かに!』だってー?」
「あ、こっちに吐かないでよ。」
「んんーんん。」
「なになにー?『分かってる』だってー?」
ぶぉぉぉぉぉ…!
「あ!しまった!そっちは見学席だ!」
「んん!」
「なになにー?『あ」
「もういいって!」
もくもくもく…
ブルーが毒に包まれてしまった。
「うわ…何コレ…臭…」
ばたっ☆
「臭いとかゆーなニョロ」
「…臭いのって、オレの息じゃねーよな、オイ!?」
「…ふっ、まぁいい。貴様らもアイツの様にじわじわと苦しめてやる。」
「…そうだ、丁度俺は暇だからな。またここで遊んでやろうじゃないか。
…だが、俺だって暇じゃあない。」
「どっちだよ」
「1回で決着を着けよう。1時間後だ。1時間後までにせいぜい、勝てる作戦でも考えて来るんだな!」
びゅんっ☆
「あ、そーいえば、だいじょーぶか、ブ…
あ、臭っ!」
「…よーし、ブルーはほっといて、作戦考えよう!」
「おー!」
「いいか、時間は1時間しかない。だから、時間を有効に…」
~3時間後~
「…遅いニョロ…」
「…なるほど、巌流島戦法か…」
「それ、どういう意味ニョロ?」
「…よく知らない」
「…すまんニョロ」
ぱっ☆
「ふっ、待たせたな。」
「待たせすぎニョロ!喧嘩売ってんのか!
…ニョロ!」
「今、『ニョロ』言うの忘れてたね」
「そーね」
「うるさいうるさいニョロー!」
「…よし、作戦開始だ!」
「…やーい、ガラクタクソゴミテレビー。お前の母ちゃん、でべそー!
着いてこれるもんなら着いてきてみやがれー。」
「…どういう作戦だ…?」
だっ!
「わーい、来れるもんなら来てみや」
ずぼっ☆
「あー!、レッドが落ちてどーすんの!」
「落とし穴作戦失敗だー!」
「これが袋の鼠ってヤツか…。面白い。」
「とうっ」
たっ☆
家電ライダーが、落ちたレッドの元へ下りてきた。
「え?」
「…何だ?」
「何で降りてきたの」
「え?同じ高さの方が戦いやすいだろ」
「…いや、ぎゅうぎゅうで身動き取れないじゃん」
ぎゅうぎゅう…
「…確かに…。」
「…ニョロー!オレ様の事忘れてんじゃないニョロー!」
どーん☆
「わーっ!」
「レッドー!こっちは任せて、そっちをがんばれー!」
「がんばる!っつーか、がんばってる!…というより、がんばりたい!」
「…狭くて動けん…」
「……………」
「……………」
「……えー…TVさんは、何でオレらを殺そ…
倒そうとするんだ?」
[そうじゃそうじゃ!ワシらが何をしたっちゅーんじゃ!]
「…は?……オレの司令によるとだが、貴様らは、最終機能停止ウイルス、IKAMESHI…」
[いかめし?!]
「司令、知ってるの?!」
[あぁ、それこそがシャルロットが持つ最終兵器じゃ。]
「…シャルロット…?確か、シャルロットは、知能がとても低いと聞いたのだが…」
[…ヤツは知能を手に入れたのじゃ。]
「しかし、なぜウイルスなんだ?シャルロットの力で、普通に殺せば良いものを…」
[…家電は、コンセントで充電をするじゃろ?]
「そりゃそーだろ」
「そうか!発電所などにそのウイルスを流すのか!そうすることで、電線を通り町中に行き渡り、充電時に確実に家電の機能を停止させる事が出来る。」
[さすが、ご明察じゃ。]
「おー。」
「…ん?それじゃあ…」
「ぐはっ…!」
「ニョロニョロ…その程度か?家電ジャー。」
ぱっ☆
「おー、レッド!」
「最初からワープすれば出られたんだな」
「バカめ」
「…ニョロ、TV!何故ソイツと仲良さげに喋ってるニョロ?!」
「レッドも!何でそいつといるの!」
「あのな、なんか勘違いしてたっぽいー!」
「…かくかくしかじかっつー訳で、いーか?アイツが敵だ。」
「わかった」
「ニョロ…バレてしまっ…」
「黙れ!」
「ニョロ…」
「…よくも騙してくれたな…。
…今まで騙してくれたお礼はたっぷりとしてやる…。」
「…フォームチェンジ!」
ぴっ☆ぱっ☆
ぴかぁーっ…
きらきらきら…
「俺は黒い戦士!」
「家電ライダーTV!!」
どっかーん☆
「…おぉー。」
「TVもリモコン持ってるんだな。」
「ああ。空から降ってきた。」
「一緒だー!」
「わーい」
「…さてと…。…喰らえニョロリン!
必殺、アナログフラッシュ!!」
「ニョロニョロ…! 砂嵐が…!!」
どっかーん☆
「TV、強いな!」
…ごごごごごご…
「ニョロ…てぃーびー、コロス…!!」
「ありゃりゃー、でっかくなっちゃった。」
「…よーし、いくかー!」
「……ま、待って……。」
「あ?!」
待ったをかけたのは、死にかけのブルーだった。
「あー、ブルー。ごめんごめん。忘れてた。」
「…忘れてたって…
…た…助けて…、苦しい…」
「…あ、TV、ニョロリンと一緒にいたろ?そしたらさ、ニョロリンの毒の治し方知らねーか?」
「知らないな」
「…い…やだ…!死にたく…ない…!
毒で…死にたくない…!」
「…あ、1つだけあるぞ。」
「何が?」
「だから、毒で死なない方法だ。」
「え…?あ…あるの…?!」
「あるって言ってるだろ」
…きゅいーん…!
「お願い…!その…方法で…、僕を…助け」
ちゅっどぉぉーん☆
どっかぁぁぁあん!!!
TVがビームを放った!
「……ありがとう、TV!ビームで殺してあげてくれて!」
「きっと、天国でブルーも喜んでるよ。」
「…何言ってんの、レッド!調子乗るのもいーかげんにしなよ!」
「…ピンクちゃんが…注意をした…?!」
「天国じゃないよ!!地獄だってー!」
「あー、ごめんごめん!」
「………」
「…よかったな、ブルー…。
…あれ、ブルーって何?何言ってたんだろ、オレ…」
「(ヒドい…)」
ぴっ☆
ごごごごごご…
「家電合体!」
ごごごごご、がしゃん、
うぃーん、ぷしゅー…
「完成!家電オーTV!!」
「いくぜ!
『好奇心でテレビの音を最大にしてみたらめっちゃうるさかったー!学校のテレビあれいつも最大だけど全然うるさくねーな!ぶっ壊れてんじゃねーの』アターック!!」
「ウギャァァァ!!」
「よーし!ニョロリンが弱った!」
「意味わかんない…」
「よーし、必殺!
止異負生怒留!!」
説明しよう!止異負生怒留とは、家電オーTVが持っている、テレビを模した盾に敵を入れ、そのテレビの電源を消しちゃって、その中の敵も消す、という必殺技である。
「訳わかんない!」
ぴかー…
「ニョロ…イヌノ…シュルイ…ニョロ…。」
ぷちっ☆
どっかーん☆
きらきらきら…
「やったー!勝ったー!」
「…さぁ取れ。エレキ玉はお前の物だ。」
「おう!」
すっ…
きらきらきら…!
「おー、すごい!力が流れ込んでくる…!」
すっ…
「…特に何も起こんねぇな」
「お腹空いた」
「よし、そろそろ帰ろうよ」
「TVも来いよ」
「有難い」
ぱっ☆
「ただいまー。」
「…あれ、何かいる。」
「あ、司令。」
TVが言った。
「TVの司令?!」
「そうじゃ。
…そして、わしの兄弟じゃ。」
「えーっ?!」
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