紙威奇譚

くらっしゃー原

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家電戦隊家電ジャー

第四話 エアコン・クエスト

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「はぁー。ヒマだなー。」
「…レッド、もう4話始まってるぞ。」
「マジで!?」
「マジで。」
「さてと、何する?」
「司令、この機会に自己紹介してはいかがですか?」
「そうじゃな。」

「…我輩はえんぴつ伯爵。」
「自分はけしごむ軍曹であります!」
「俺はものさし騎士だ!」
「改めて、俺は家電ライダーTVだ。」
「家電ジャーより家電ライダーの方が語呂がいい!」
「確かに!」
「確蟹?蟹!?蟹食べたい!!」
「うるさいグリーン」
「いやー、それにしても、3話目だけで4体もゲットしたぜー。」
「○ケモンみたいに言わない」
「では、改めて…」
「はぁー。ヒマだなー。」
「もうツッコむの疲れた…」
「1人ですごいテンポでツッコんでるからな」

「ゲームならあるぞ。」
「え?マジ?!」
「『エアコン・クエスト』。ロールプレイングゲームだ。」
「おー。」
「ほら、本体だ。そのカセットを差せ。」

かちっ

「本体、TVに繋がってるけど、TVでやるの?」
「ちょっと違う」
「まぁいーや。ゲームスタート!」

ぽちっ☆
ぴかーっ…
「うわー、なんだ?!」
うわぁぁぁ!



「…うーん…」
「はっ、ここどこだ?!」
「お城みたいな所だねー。」
「ハラ減った…」
「なんか変な格好になってるし」
「ここはゲームの中だ」
「マジ?!すげー!」

レッド達は、ゲームの中に入ったのだ!

「よく集まってくれた、家電共よ…」

ぞわぞわっ…!
「こ、このセリフは…!」

ばっ!
「司令…」
「ちがわい!わしは王様じゃ!」
「はいはい。で、何の用ですか、王様。」
「…我が国の宝、『神秘のエアコン』が何者かに盗まれてしまっ…」
「はいはい。取り返して来たらいーんだろ。」
「ちょっと、わしの出番…」


てくてくてく…
「…なるほど、こーゆー感じのゲームか。」
「えーっと、服装から察するに、オレは勇者だなー!戦隊レッドだもんなー!」
「うるさい」
「で、ピンクは魔法使いか。」
「うぇーい!」
「イエローは、…僧侶?」
「あー、回復系ね」
「グリーンは…武闘家か!」
「え!?ぶどう農家!?」
「違うよ」
「TVは戦士だ」
「俺は黒い戦士…家電ライダーTV!」
「うんそうだね」

「…さてと、何する?」
「んー?なんか変なのいるー。」
「キモかわいいー!」
つんっ

てれれ~
[スライムが現れた!レッド達はどうする?]
「何コレ?!」

「あー、ロールプレイングだからな。コマンドから行動を選べ。」
「あ、コレか」
┏     ┓
 たたかう
 まほう
 ぼうぎょ
 ころす ☜ 
┗     ┛
「えい☆」
どぎゃぁぁぁん!!
[スライムに99999のダメージ!
スライムをたおした!
500Gを手に入れた!
2の経験値を手に入れた!]

「…『ころす』ってなんだよ…」


…まぁ、こんな感じで、どんどん進んでいったレッド達。
「うるせー作者!」
「レッド、何でそんなに作者が嫌いなの」
「理由なんているか?」
「いらない
すごくいらない」


「…さてと、なんやかんやで魔王の城に着いたぜ」 
「わっはっはー、魔王だぞー。」
「うわ、この魔王魔王っぽくない」
「お前がホントに魔王かー?」
「そうだ。」
「ホントか?」
「はい、一応…」
「ショージキに話せ」
「そんな事言われましても、自分、バイトですので、ちょっとよく…」
「バイトだぁ?」
「はい、魔王のバイトです。」
「なんじゃそりゃ」

その魔王(仮)は、人間のような姿で、マントを身に着けて、一応魔王っぽい顔はしている。
「…まぁいーや、くたばれー!」
「……………」
「動けない!!」
「ゲームだからな、自由に行動はできないぞ。大人しくコマンドから選べ」
「クソー…。こーなったら…」

ぶちっ☆

コンセント抜いた。

ぱっ☆
「あー、ストレスストレスー。やっと自由に動ける。」
「馬鹿、そんな事したら…」
「わー!ゲームから出られた!」
「魔王(笑)まで出てきちゃったじゃん!」

「うぉっ!?何事じゃっ!?」
「あー、ごめん司令達!」
「とりあえずどっかにワープしよう!」
びゅんっ☆


ぱっ☆
「よし、家電チェンジ!」
ぽちっ☆
しゅっ…ぴかーっ!
「赤い英雄!家電レッド!」
「黄色の嵐!家電イエロー!」
「緑の暴君!家電グリーン!」
「桃色の天使!家電ピンク!」
「我ら、主婦の味方!」
「家電戦隊、家電ジャー!!」
どっかーん☆

「…フォームチェンジ!」
ぴっ ぱっ
ぴかぁーっ…
キラキラキラ…
「アーマー装着!」
「俺は黒い戦士!」
「家電ライダーTV!!」
どっかーん☆

「…あー恥ずい恥ずい。」
「羞恥心が……もう……すごい!」
「…まーいいや、いくぜー!」

ぱぁん!!
「危ねっ!!」

魔王が拳銃を撃ってきた。
「ふっ、そんなプラスチックの身体、この拳銃なら1発で砕けるぞ。」
「確かに、アレに当たれば即死だ。
…つーか、戦隊モノで拳銃出すなよ」
「…あれ、レッドー、レッドのリモコン光ってるよー。」
「え?
…ホントだ!入力切替ボタンが光ってる。」
「…押してみるか。」
ぽちっ☆

ごごごごごごご…!!
ぴかぁーっ…☆

「………?」
「……あ!何だコレ!」
なんと、レッドがハンディー掃除機になった!
「…あ、そうか、多分、この前のエレキ玉の力だ。」
「那留步怒」
「へー、すげー…」
「…今だ」
ぱんぱんっ!!
再び拳銃を撃ってきた。

さっ…
「ギリギリ避けた?!」
ぱんぱんぱんぱんっ!
「ふっ、『下手な鉄砲かずうちゃ当たる作戦』かー。」
「コイツ、そんな変な事言う余裕まであるのか?!」
「そこ驚く?」

「…あれ、どこ行った!」
…だっ!
「後ろか!」
ばきっ☆
レッドが自分の首(?)で殴った。
「…いってー!フツーそれで殴るか?!」
「な事言われても。自分の体だし。」


すると、魔王(笑)が賭けに出た。

「…よし、こうなったら…
…あ!UFO!!」
ばっ!
「え?!どこどこ?!」
ちゃかっ…
「へ?」

レッドに拳銃を当てた。

「どーだ。流石にお前のスピードよりもこの引き金を引く方が早い。」
「え?『早い』じゃなくて、『速い』じゃない?」
「いや、どうだろ。…
…多分『早い』で合ってると思うけど。
…それはさておき、撃つぞ」
「お前バカだろ」
「お前には言われたくない」
「オレはバカじゃないし」
「バカだろ」
「いやー、アホだよ。」
「…そーか」
「というか、何で俺がバカなんだ?その程度の力でオレに勝てる訳無いだろ。しかもこの状況。バカはお前だ。」
「いや、お前がバカだ。」
「お前、しつこ…」
「くーらえー!」
ぶんっ!

ピンクがリモコン剣で魔王に襲いかかった。

「危ねっ!!」

…ちゅんちゅんっ!
(リモコン銃の撃つ音)
「!!」
どーん☆

「…油断した…」
「な?バカはお前だったろ?」
「いちいちムカつく言い方してくるな…」
「言ったろ?オレ達は、家電戦隊 家電ジャーだって。オレの力は5人の力。家電ジャーは5人で家電ジャーだ。忘れんな。」
「…すまん、いい事言ってんのは分かるけど、ちょっとよく分かんない。」
「……………」
↑↑↑↑↑
レッド恥ずかしい。

「…行くぜ!新必殺!
魔璃威護汚溜怒マリーゴールド!!」

説明しよう!魔璃威護汚溜怒 とは、レッドが敵を吸い込み、窒息死させるという技である!もはや正義の味方の技ではない!

ぎゅいーん… 
すぽっ☆
もがもがもが…もが…もがもが…も…
…ちーん…☆

「……ん、何か入ってる。」
ぺっ☆

「あ、神秘のエアコンだー。」
「帰るか。」
びゅんっ

ぱっ☆
「ただいましケナガマンモスー!」
「何でケナガマンモス?普通のマンモスでいいじゃん。」
「別にいーじゃん。」
「いいけど」

「…あれ?司令達がいない。」
「えー?どこ行きやがった、アイツら。」
「…あ、テーブルになんか置いてある」

ぺらっ

「…置き手紙か?」
「えーっと、なになにー?」

司令共は預かった。返して欲しくば、降紙町、降紙町郵便局の角を左に曲がって、真っ直ぐ行った所の大通りに出たら、今度は右に曲がって、5個目の信号の所で左折した 目の前の所の、魔王城まで来い。
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