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桃太郎 ─episode.0─
第8話 〜終焉のマーツ〜
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ずっばぁぁぁーん!!!
桃太郎の手から、特大の水魔法が出た。
「うわ、すげー、こんなの初めて見たぜ」
「オレの中で喋んな!気持ち悪い!」
マーツタウンは、秒で大洪水になりました。なので桃太郎一行は、近くのビルの屋上へ避難しました。
「…うわぁー、真っ黒焦げの遺体が水一面に浮いてる…」
「ぱーりーないと」
「うっせぇ!」
「…あ?何か変なのが溺れてる」
「…アレはスライムバスだな。」
「あー、ベスじゃねーのな。」
スライムバスとは、スライムの亜種で、スライムはビーカーに入っているが、スライムバスはその名の通りバス(湯船)に入っている。どこかで見覚えがある人もいるかもしれない。
「アイツの仕業だ。火属性だからな」
「ちなみに普通のスライムは無属性だ。」
「へー、」
「あ、よく見たらめっちゃいる」
「経験値貯めまくりだー」
「もうほとんど瀕死だから、無双できるな」
「あ、そーだ。いちいち面倒くさいから、メッセージウィンドー消しとくか。」
「何それ。」
「○○をたおした! とかのやつ。」
「それ、消せるんだ。」
「あぁ。多分。」
「多分!」
「頼んだぜ、キール殿」
「出てきた所を狙うからな。」
「りょーかい!」
つんっ
てれれ~
〘スライムバスがあらわれた!〙
「よっ」
ずばこーん!!
ばらばらばら……
「物理的に?!」
「…よし、邪魔も消えたし、そろそろやるかー!」
「…あ、そーだ!いーこと思い付いた!」
「ちえあき、また憑依して!」
「憑依!」
すっ…
「…ぐへへへ~水浸しの体に有利属性魔法をお見舞いしてやるぜ~。」
「主人公のセリフとは思えん」
「でも、俺の魔力でも足りるかな…」
「…そーだ、桃太郎、電光丸(笑)使えば?」
「確かに、機械を通して雷属性の魔法を使えば、少しの魔力でも威力は大きくなる。」
「よし、いけー、桃太郎ー!」
「つーか、早くしてくれ。憑依だって疲れるんだかんな!」
「いくぞ、斬光丸!」
「え?何ソレ、剣に名前付けたの?」
「電光の丸は秘密の道具だからな。パクリはいかん」
「分かったから早くしてくれ」
「よーっし、
必殺!ライジングスラッシュ‼」
「名前だせぇな!」
説明しよう!ライジングスラッシュとは、雷魔法を斬光丸に纏って切り、雷の斬撃を飛ばすという技である!
ごごごごごご…!!
どっかぁーん!!
てれれれってってってー☆
「何だこの音楽」
「トランペットだな」
「そーゆー事じゃなーい。」
「レベルアップの音だ。」
「レベルってどーやって分かるの?」
「頭に直接入ってくるよ」
「…あ、ホントだ!ふしぎー。」
「さっきメッセージウィンドー壊したからな。本当ならアレにレベルが表示されるから」
「桃太郎殿、レベル何?」
「…えーっと、…99…!?」
「カンスト‼」
「すげーな、桃太郎!」
「(おかしい…さすがに上がり過ぎだ…。桃太郎殿、どーなってんだ…?)」
「…あれ、そーいえばフレーバーどこ行った?」
「……………」
「いないな」
「焼きシャチになったか流されたか…。」
「ドンマイ☆」
「…さて、次はどこ行く?」
スマホのマップを広げてみんなで話している。
「えーと…あ、ここ面白そう!」
「なになに…、コベビレッジ。へー、木の上に町があるんだな。」
「コベには鳥人が住んでるんだって。」
「確かに面白そうだ」
「しゅっぱーつ」
水浸しの地面には、もはや原型を留めていない遺体があちこちに転がっている。星がなく真っ暗なので、一層気味が悪い。
「お、町から出たぞ」
「ちょくちょく魔物いるな」
「キール、魔物倒してお金稼いできたら?」
「キール殿なら秒で倒せるからね、倒して暇つぶししながらついてきたらいいと思うぜ」
「おう!」
「……………」
「アイツがいないと静かだな」
「そーですな」
ずごぉぉん…!!
「そーだ、この斬光丸、預かっといてくれよ」
「分かった、取り込んどく」
ぐちゃぁっ…!!
「取り込むって…?」
すっ…
斬光丸がちえあきへ吸い込まれた。
「すげー、四次元のポケットみたいだなー!」
「俺は魔力の塊みたいなもんだからな。実体は無い。」
「あ、だから憑依するとオレでも魔法が使え」
どっかぁーん…!!
「うっせーな!キール!」
「ゴメーン!もっと静かに殺るわー!」
「殺るってひらがなでいいのに」
「キール殿って、いつも何考えてるのかな。」
『ギュ、ギュピ…!』
「何も考えてねーんだろ。」
『ギュー、ギュギュ…』
「それもそーだな。」
『ギューッ!!』
「うっせー!だからってジワジワ殺すな‼」
「えー、いーじゃん~。」
「即死させろ!トラウマになるわ!」
数時間経って…
「お、だいぶ明るくなってきた。」
「俺、朝って好きだぞ。」
「いきなりどーしたちえあき」
「何で好きなんだ?」
「…何か、眩しくはないけど、明るく照らしてくれる、みたいな」
「へー。」
「あ、そーいえば幽霊って、日の光とかだいじょーぶなの?」
「……………」
「眩しッ!熱ッ!何だコレ?!」
「バカじゃねーの!?」
もぞもぞもぞ…
「オイちえあき、中に入るな、くすぐったい!」
「いやー、朝なんて、テレビでしか見た事無かったから、興奮しちゃって…」
「あ、見た事無かったんだ。」
「そーいや、寒くなってきたな。」
「鳥人は羽毛で暖かいから、寒くても大丈夫なんだな。」
「俺、長袖で良かったー。」
「お前が長袖だからな」
「変わるのか?」
「何か、気持ちがな」
「気持ちが暖かいと。」
「キール殿とは遠くかけ離れてるな」
「お前、俺の事キール殿って呼ぶくせにけっこー言葉キツいよな」
「それにしてもさ、…何もねーな」
「確かに」
「遠くの山しか見えない」
「道もこの道しかねーな。」
…てくてくてく…
「…あ、遠くに一本だけ木がある」
「ちっちゃい木だけど、あれだけしか木ねーな」
「とりあえずあそこまで行って休憩しよーぜ」
「そーだな」
「よし、走るぞ」
「今回の話でたどり着かないと次回がキツいからな」
「=『作者がキツい』だろ」
「桃太郎、そーゆーの止めろ」
「それも立派なメタ発言」
「うん、ソレもね」
「キリがない!」
「もうにーげよ」
たったったったっ…
ー約1時間後ー
…たったったったっ…
「………」
「…あの木遠くね…?!」
ーさらに約3時間後ー
「………」
「…なんじゃこりゃ…」
桃太郎の手から、特大の水魔法が出た。
「うわ、すげー、こんなの初めて見たぜ」
「オレの中で喋んな!気持ち悪い!」
マーツタウンは、秒で大洪水になりました。なので桃太郎一行は、近くのビルの屋上へ避難しました。
「…うわぁー、真っ黒焦げの遺体が水一面に浮いてる…」
「ぱーりーないと」
「うっせぇ!」
「…あ?何か変なのが溺れてる」
「…アレはスライムバスだな。」
「あー、ベスじゃねーのな。」
スライムバスとは、スライムの亜種で、スライムはビーカーに入っているが、スライムバスはその名の通りバス(湯船)に入っている。どこかで見覚えがある人もいるかもしれない。
「アイツの仕業だ。火属性だからな」
「ちなみに普通のスライムは無属性だ。」
「へー、」
「あ、よく見たらめっちゃいる」
「経験値貯めまくりだー」
「もうほとんど瀕死だから、無双できるな」
「あ、そーだ。いちいち面倒くさいから、メッセージウィンドー消しとくか。」
「何それ。」
「○○をたおした! とかのやつ。」
「それ、消せるんだ。」
「あぁ。多分。」
「多分!」
「頼んだぜ、キール殿」
「出てきた所を狙うからな。」
「りょーかい!」
つんっ
てれれ~
〘スライムバスがあらわれた!〙
「よっ」
ずばこーん!!
ばらばらばら……
「物理的に?!」
「…よし、邪魔も消えたし、そろそろやるかー!」
「…あ、そーだ!いーこと思い付いた!」
「ちえあき、また憑依して!」
「憑依!」
すっ…
「…ぐへへへ~水浸しの体に有利属性魔法をお見舞いしてやるぜ~。」
「主人公のセリフとは思えん」
「でも、俺の魔力でも足りるかな…」
「…そーだ、桃太郎、電光丸(笑)使えば?」
「確かに、機械を通して雷属性の魔法を使えば、少しの魔力でも威力は大きくなる。」
「よし、いけー、桃太郎ー!」
「つーか、早くしてくれ。憑依だって疲れるんだかんな!」
「いくぞ、斬光丸!」
「え?何ソレ、剣に名前付けたの?」
「電光の丸は秘密の道具だからな。パクリはいかん」
「分かったから早くしてくれ」
「よーっし、
必殺!ライジングスラッシュ‼」
「名前だせぇな!」
説明しよう!ライジングスラッシュとは、雷魔法を斬光丸に纏って切り、雷の斬撃を飛ばすという技である!
ごごごごごご…!!
どっかぁーん!!
てれれれってってってー☆
「何だこの音楽」
「トランペットだな」
「そーゆー事じゃなーい。」
「レベルアップの音だ。」
「レベルってどーやって分かるの?」
「頭に直接入ってくるよ」
「…あ、ホントだ!ふしぎー。」
「さっきメッセージウィンドー壊したからな。本当ならアレにレベルが表示されるから」
「桃太郎殿、レベル何?」
「…えーっと、…99…!?」
「カンスト‼」
「すげーな、桃太郎!」
「(おかしい…さすがに上がり過ぎだ…。桃太郎殿、どーなってんだ…?)」
「…あれ、そーいえばフレーバーどこ行った?」
「……………」
「いないな」
「焼きシャチになったか流されたか…。」
「ドンマイ☆」
「…さて、次はどこ行く?」
スマホのマップを広げてみんなで話している。
「えーと…あ、ここ面白そう!」
「なになに…、コベビレッジ。へー、木の上に町があるんだな。」
「コベには鳥人が住んでるんだって。」
「確かに面白そうだ」
「しゅっぱーつ」
水浸しの地面には、もはや原型を留めていない遺体があちこちに転がっている。星がなく真っ暗なので、一層気味が悪い。
「お、町から出たぞ」
「ちょくちょく魔物いるな」
「キール、魔物倒してお金稼いできたら?」
「キール殿なら秒で倒せるからね、倒して暇つぶししながらついてきたらいいと思うぜ」
「おう!」
「……………」
「アイツがいないと静かだな」
「そーですな」
ずごぉぉん…!!
「そーだ、この斬光丸、預かっといてくれよ」
「分かった、取り込んどく」
ぐちゃぁっ…!!
「取り込むって…?」
すっ…
斬光丸がちえあきへ吸い込まれた。
「すげー、四次元のポケットみたいだなー!」
「俺は魔力の塊みたいなもんだからな。実体は無い。」
「あ、だから憑依するとオレでも魔法が使え」
どっかぁーん…!!
「うっせーな!キール!」
「ゴメーン!もっと静かに殺るわー!」
「殺るってひらがなでいいのに」
「キール殿って、いつも何考えてるのかな。」
『ギュ、ギュピ…!』
「何も考えてねーんだろ。」
『ギュー、ギュギュ…』
「それもそーだな。」
『ギューッ!!』
「うっせー!だからってジワジワ殺すな‼」
「えー、いーじゃん~。」
「即死させろ!トラウマになるわ!」
数時間経って…
「お、だいぶ明るくなってきた。」
「俺、朝って好きだぞ。」
「いきなりどーしたちえあき」
「何で好きなんだ?」
「…何か、眩しくはないけど、明るく照らしてくれる、みたいな」
「へー。」
「あ、そーいえば幽霊って、日の光とかだいじょーぶなの?」
「……………」
「眩しッ!熱ッ!何だコレ?!」
「バカじゃねーの!?」
もぞもぞもぞ…
「オイちえあき、中に入るな、くすぐったい!」
「いやー、朝なんて、テレビでしか見た事無かったから、興奮しちゃって…」
「あ、見た事無かったんだ。」
「そーいや、寒くなってきたな。」
「鳥人は羽毛で暖かいから、寒くても大丈夫なんだな。」
「俺、長袖で良かったー。」
「お前が長袖だからな」
「変わるのか?」
「何か、気持ちがな」
「気持ちが暖かいと。」
「キール殿とは遠くかけ離れてるな」
「お前、俺の事キール殿って呼ぶくせにけっこー言葉キツいよな」
「それにしてもさ、…何もねーな」
「確かに」
「遠くの山しか見えない」
「道もこの道しかねーな。」
…てくてくてく…
「…あ、遠くに一本だけ木がある」
「ちっちゃい木だけど、あれだけしか木ねーな」
「とりあえずあそこまで行って休憩しよーぜ」
「そーだな」
「よし、走るぞ」
「今回の話でたどり着かないと次回がキツいからな」
「=『作者がキツい』だろ」
「桃太郎、そーゆーの止めろ」
「それも立派なメタ発言」
「うん、ソレもね」
「キリがない!」
「もうにーげよ」
たったったったっ…
ー約1時間後ー
…たったったったっ…
「………」
「…あの木遠くね…?!」
ーさらに約3時間後ー
「………」
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