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夏といえば…海!!
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俺はなんとなーく三ケ島のあとを付けていた。
咲人に変なやつがいたらアイツは狙われそうだから見張っとけと言われていたし、個人的にも気になった。
それからしばらく歩き三ケ島は止まって他のみんなの様子を影から眺めていた。
その時点で、俺の中にある考えが芽生えた。
学園がいきなり静かになり平和を取り戻した理由についてだ。
三ケ島が転校してから数日後、学園の騒ぎが一気に減ったのだ。
俺の家柄は、警察やSPなど、世界の平和を脅かす者を取り締まるグループだった。
そのおかげが、自分で言うのもあれだが勘が鋭く洞察力も鍛えられている。
もちろん頭も良い。
推理して解決するのが大の得意だった。
だから結構早い段階で分かっていたのだと思う。
それはアイツの行動を見て確信に変わった。
ただ、まさかあんなに細身で俺から見れば小柄な三ケ島のどこにそれだけのパワーが隠されているのか…
押し倒される寸前にパーカーが落ち、そのまま砂浜に倒された時に「早く助けなければ」と思ったが、「きっとまだ大丈夫だろう」っていう確信がありそのまま見ていた。
そしたら案の定三ケ島は4人を圧倒したのだ。
しかし、その後ろにまだ1人残っていたらしく、気づいていない三ケ島を助けに飛び出した。
咲人や悠陽が言っていたように、美人だと思ったが、喧嘩後の三ケ島はとても凛々しく、こいつはかっこいいな。と思ってしまった。
けどやはり三ケ島の身体に目がいってしまう。
綺麗ですらっとした透明感のある身体にうっすらとついた少しの筋肉。
あのパワーはどこから出てくるのかと…
まじまじと見てしまった。
そこを三ケ島に隠された。
チッと心の中で舌打ちをする俺。
三ケ島を戻らせたあと、俺は咲人を呼び伸びている6人を運んでもらった。
その際、咲人は
「コイツらやったの三ケ島だろ。」
俺は「おう」と返した。
「1人は俺がやったけどな。」
「1人やったくらいで威張るな」
「アイツは何モンなんだ。お前はどこまで知ってる?」
「俺が知ってるのはこの学生バッチに記録されてる内容と、学園を変えたのはアイツだって言うことくらいだ」
「その学年バッチはきっとアイツの本当の事を隠してるな」
「まあ、そうだろうな。このバッチにはアイツの名前とクラス、身長、とかなんか簡単なプロフィールしか入ってなかった。他の奴のバッチには家柄の事とか色々記録されてるのにな。他人に見せてはいけない個人情報が」
「つーか、そのバッチ取りに来ないよなアイツ」
「ああ、アイツはもう新しいバッチを貰っているはずだ。常に身に付けていないといけないものだが、バッチをつけてるのは見た事ない。恐らく誰にも見せないように隠し持ってるな」
「ほう…そんなに隠す必要があるとは…一体何を隠しているんだろうな、三ケ島は。」
「そういや、御門グループの相続ってどうなるんだろうな。」
「さあな。……ん、もしかして……いや、そんなわけねえな」
咲人が一瞬考える動作をしたがすぐにやめた。
…何か気づいたか…?
…俺もだ。
まあこれについてはもう少しかかるだろ。
御門グループは、ずっとトップを走っている。
そんな御門グループには跡継ぎがいない。
しかし御門グループのトップは何の問題もないと、笑っていたそうだ。
そして俺は知っている。
御門グループには裏がある事を。
裏と言っても御門グループは極道であるという事。
騒ぎは全く起こさないが圧倒的な権力を持つ極道という事だけ。
裏では中御門組で通っているのも知っていた。
その中御門組に跡継ぎがいるとしたら…?
表では御門グループ。
御門グループは跡継ぎが居ない事を世間に報じている。
…しかし裏では跡継ぎが居ないことを報じていない。
これならあいつの強さ、学園が変わった事…
もし極道育ちなのだとしたら。
全てが繋がる。
こういう時に俺の家系が役に立つんだよな。
もし俺の考えが合っているとしたら…
俺もお前の事を守らせてもらうぜ、三ケ島一輝。
咲人と潮はゆっくりと別荘に向かって歩いて行った。
咲人に変なやつがいたらアイツは狙われそうだから見張っとけと言われていたし、個人的にも気になった。
それからしばらく歩き三ケ島は止まって他のみんなの様子を影から眺めていた。
その時点で、俺の中にある考えが芽生えた。
学園がいきなり静かになり平和を取り戻した理由についてだ。
三ケ島が転校してから数日後、学園の騒ぎが一気に減ったのだ。
俺の家柄は、警察やSPなど、世界の平和を脅かす者を取り締まるグループだった。
そのおかげが、自分で言うのもあれだが勘が鋭く洞察力も鍛えられている。
もちろん頭も良い。
推理して解決するのが大の得意だった。
だから結構早い段階で分かっていたのだと思う。
それはアイツの行動を見て確信に変わった。
ただ、まさかあんなに細身で俺から見れば小柄な三ケ島のどこにそれだけのパワーが隠されているのか…
押し倒される寸前にパーカーが落ち、そのまま砂浜に倒された時に「早く助けなければ」と思ったが、「きっとまだ大丈夫だろう」っていう確信がありそのまま見ていた。
そしたら案の定三ケ島は4人を圧倒したのだ。
しかし、その後ろにまだ1人残っていたらしく、気づいていない三ケ島を助けに飛び出した。
咲人や悠陽が言っていたように、美人だと思ったが、喧嘩後の三ケ島はとても凛々しく、こいつはかっこいいな。と思ってしまった。
けどやはり三ケ島の身体に目がいってしまう。
綺麗ですらっとした透明感のある身体にうっすらとついた少しの筋肉。
あのパワーはどこから出てくるのかと…
まじまじと見てしまった。
そこを三ケ島に隠された。
チッと心の中で舌打ちをする俺。
三ケ島を戻らせたあと、俺は咲人を呼び伸びている6人を運んでもらった。
その際、咲人は
「コイツらやったの三ケ島だろ。」
俺は「おう」と返した。
「1人は俺がやったけどな。」
「1人やったくらいで威張るな」
「アイツは何モンなんだ。お前はどこまで知ってる?」
「俺が知ってるのはこの学生バッチに記録されてる内容と、学園を変えたのはアイツだって言うことくらいだ」
「その学年バッチはきっとアイツの本当の事を隠してるな」
「まあ、そうだろうな。このバッチにはアイツの名前とクラス、身長、とかなんか簡単なプロフィールしか入ってなかった。他の奴のバッチには家柄の事とか色々記録されてるのにな。他人に見せてはいけない個人情報が」
「つーか、そのバッチ取りに来ないよなアイツ」
「ああ、アイツはもう新しいバッチを貰っているはずだ。常に身に付けていないといけないものだが、バッチをつけてるのは見た事ない。恐らく誰にも見せないように隠し持ってるな」
「ほう…そんなに隠す必要があるとは…一体何を隠しているんだろうな、三ケ島は。」
「そういや、御門グループの相続ってどうなるんだろうな。」
「さあな。……ん、もしかして……いや、そんなわけねえな」
咲人が一瞬考える動作をしたがすぐにやめた。
…何か気づいたか…?
…俺もだ。
まあこれについてはもう少しかかるだろ。
御門グループは、ずっとトップを走っている。
そんな御門グループには跡継ぎがいない。
しかし御門グループのトップは何の問題もないと、笑っていたそうだ。
そして俺は知っている。
御門グループには裏がある事を。
裏と言っても御門グループは極道であるという事。
騒ぎは全く起こさないが圧倒的な権力を持つ極道という事だけ。
裏では中御門組で通っているのも知っていた。
その中御門組に跡継ぎがいるとしたら…?
表では御門グループ。
御門グループは跡継ぎが居ない事を世間に報じている。
…しかし裏では跡継ぎが居ないことを報じていない。
これならあいつの強さ、学園が変わった事…
もし極道育ちなのだとしたら。
全てが繋がる。
こういう時に俺の家系が役に立つんだよな。
もし俺の考えが合っているとしたら…
俺もお前の事を守らせてもらうぜ、三ケ島一輝。
咲人と潮はゆっくりと別荘に向かって歩いて行った。
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