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イルグリット王国 魔道具編
160話 動き出す者達・魔道具祭典⑥
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イルグリット王国、王都で開催中の祭りがフィナーレを迎えていた。特設舞台には王様、王妃様。そして王太子殿下までが揃い最後の挨拶をしていた。
男は忠臣の意見も聞かず、祭りの最後を直接見たく、コッソリ現地に入っていた。かなり離れた教会の上からその様子を遠見鏡を覗きながら観覧していた。そこは以前クロトがシンを連れて来たあの鐘突き塔。同じ場所であった。
「なぁ、ドルマンよ見えるか。いつもの呑気なあの国王夫妻の顔が」
男はとてもニヤ付きながら下卑た笑いを浮かべる。ドルマンと呼ばれた部下は小さな声で返事をした。
「はい」
「あの呑気者の顔が恐怖に歪むさまをあと少しで見れるのだ。何度奴らに煮え湯を飲まされたか、やっと、やっと報復が適う。おぉもうすぐだ!!さあ押せ!!」
男たちが見るその先では王様と職人の一人が大きなスイッチに手をかけて同時に押した
「押したぞ!!」
興奮したその男の目に映る光景。空に移る一人の男の顔。その者の顔に見覚えがある。あぁ…あの男は……
『久方ぶりの祖国の皆、ただいま帰りました』
そう言った男の銀の髪は映像とは思えないぐらい奇麗な姿で映し出されている。
遠見鏡を使わなくとも、王都上空にしっかり映るその映像は声のゆがみも無く綺麗に通っている。
『フリムスト王国から帰国しました、ガンゾウ工房ジュウゴです。娘に会えるのが待ち遠しくてたまりません』
男が言い終わると、すぐに違う者の顔が映し出された。今度は茶髪にそばかすのある目が大きい女性
『私はルーブル魔道具店のマイラです。ようやく帰国しました。ただいま祖国!ただいま家族!!』
すると今度は見るからに細く眼鏡をかけた男性が泣きながら話しはじめた
『ただいま帰国しました。ばあちゃんの最期を看取れなかった事が僕の最大の後悔です。帰って来たからには、とーちゃん、かーちゃんを安心させてやりたいです』
次々に言葉を紡いでいく者達。そう、16年前にフリムストに行って、洗脳状態であった者達に、クロト特性のアクセサリーをこっそり全員に付けさせ状態異常を緩和しておき。今回全員に強制的に状態異常無効化の魔法を神官にかけてもらい、洗脳されていた魔道具技師たちを正常に戻していった結果がこれである。
男は奥歯を噛み締めて空を睨みつけた。そのまま手に持っていた遠見鏡を思いっきり握ってへし折った。
「なぜ、あれが発動せぬ!あれだけ時間をかけ用意したのに、どういう事だ!ドルマン!!」
呼ばれた男は直立不動になり返事をした。
「少し前に一度、核魔石が盗まれましたが、再度作り直させたので何も問題はないとの報告です。図面どうりに回路の作成をしていました」
男は思いっきり手すりに手を打ち付けて叫ぶ
「ではなぜ『アレ』が発動しない!!」
ドルマンは知らなかった。最終的に組み立てたのはイルグリット王国の魔道具技師の長たち。それだけの繊細な作業をフリムストの監視員たちが理解することは出来なかった。
だって彼らの技術は、魔道具大国イルグリットを支える職人集団である。図面を見て、自分が何を作るのか、わからないような者達ではない。深夜見張りが居ない時間を狙い、一度だけ長たち全員が集まり、今度こそ家族を取り返そうと、今回の事件を逆手にとってやろうと、話し合った。そして、フリムスト王国の陰謀をわしらが打ち砕く!!そう決意して各長は動いた。長たちは家族をこれ以上傷つけられるのを恐れ、家族には決して相談せず、何も言わず距離を置いた。
そのせいで家族に修復しようのない亀裂が走ってもそれでも、守りたかった。
『ガンゾウ工房のギリルだ。私は産まれたばかりの娘を置いてフリムストに出向した。娘に名前も付けづそのまま出向した。出向先で娘が死んだと聞かされた…でも…帰国した時生きてると知った。……捨てたと思われても仕方がない。それでも…それでも私は、娘の側に居たい!』
顔をぐしゃぐしゃにして泣きながら言ったメガネの灰色髪の女性。その女性の顔を見ながら男は睨みながら言葉を漏らした。
「時魔法使いがなぜ此処に…奴は別動隊に入れていたはずだ…ドルマン…今の女で14人すべてが帰国したと言う事か…」
「陛下?時魔法使いとは…」
ドルマンは目を細め陛下に聞く。陛下はそんな表情に気づく事無く、空を見ながら、憤りを手すりに手を打ち付ける事で発散させている。そうして苦々し気に独り言のように愚痴る。
「魔道具技師に居たのだ、貴重なる時を操る魔法使いが…大した時を戻せるわけではないが…それでも利用価値があったのだ、なのに!なぜ!帰国しているんだ!!!」
「以前陛下にお伝えした、勇者と一緒にイルグリット王国に捕まった者達の一人があの女です」
陛下は腕を振り上げドルマンを殴りつけた。殴りつけながら、
「なぜあの女を国外に出した!!」
大声で殴られる男も、陛下の一方的な言葉の理不尽さに反論をした。
「失礼ではございますが!陛下が数名勇者に人を付けるよう言った時、勇者様が選んだんです!口の悪さが気に入ったと、陛下も好きにするよう伝えられました!!」
「お前は我の失策だと申すのか!」
そんな男たちの怒鳴り合いはまばゆい光の出現で止まった。王都の外壁24カ所から先ほど映像が映っていた上空まで一気に白い光が集まり煌めいた。
そして光が収まったそこには中心に大きな黄色い花芯、そこを中心に白い花びらに見える光が空から王都を包むように降り注ぐ。
そうまるで当初の予定にあった『ゲンムノハナ』そのもの。
この光に包まれるこの状態で凛とした王様の声が広がる。
『この結界は、我がイルグリット王国が誇る魔道具技師工房が総力を挙げて作り上げた。デイジーの花をイメージしたこの結界には、その花言葉である「平和」への願いが込められている。
私たちは、この花言葉に恥じぬよう、皆が平和に暮らしていける国を築くため、これからも全力を尽くしていくと約束しよう』
パチパチパチパチ
何処かから拍手が上がった、パチパチパチパチ、また違う所から、そうして会場中から拍手が響きパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチ
「イルグリット王国!!万歳!!」
「イルグリット王万歳!!」
「魔道具大国イルグリットに平和を!!」
口々に皆が言葉を、喜びを、希望を口にする。会場中、王都中が喜びに包まれた。
教会上で騒いでいた男は唖然とした…なぜこうなった…なぜあの架空であるはずの結界が作られたのか…なぜだ、なぜだなぜだ!!!
男は忠臣の意見も聞かず、祭りの最後を直接見たく、コッソリ現地に入っていた。かなり離れた教会の上からその様子を遠見鏡を覗きながら観覧していた。そこは以前クロトがシンを連れて来たあの鐘突き塔。同じ場所であった。
「なぁ、ドルマンよ見えるか。いつもの呑気なあの国王夫妻の顔が」
男はとてもニヤ付きながら下卑た笑いを浮かべる。ドルマンと呼ばれた部下は小さな声で返事をした。
「はい」
「あの呑気者の顔が恐怖に歪むさまをあと少しで見れるのだ。何度奴らに煮え湯を飲まされたか、やっと、やっと報復が適う。おぉもうすぐだ!!さあ押せ!!」
男たちが見るその先では王様と職人の一人が大きなスイッチに手をかけて同時に押した
「押したぞ!!」
興奮したその男の目に映る光景。空に移る一人の男の顔。その者の顔に見覚えがある。あぁ…あの男は……
『久方ぶりの祖国の皆、ただいま帰りました』
そう言った男の銀の髪は映像とは思えないぐらい奇麗な姿で映し出されている。
遠見鏡を使わなくとも、王都上空にしっかり映るその映像は声のゆがみも無く綺麗に通っている。
『フリムスト王国から帰国しました、ガンゾウ工房ジュウゴです。娘に会えるのが待ち遠しくてたまりません』
男が言い終わると、すぐに違う者の顔が映し出された。今度は茶髪にそばかすのある目が大きい女性
『私はルーブル魔道具店のマイラです。ようやく帰国しました。ただいま祖国!ただいま家族!!』
すると今度は見るからに細く眼鏡をかけた男性が泣きながら話しはじめた
『ただいま帰国しました。ばあちゃんの最期を看取れなかった事が僕の最大の後悔です。帰って来たからには、とーちゃん、かーちゃんを安心させてやりたいです』
次々に言葉を紡いでいく者達。そう、16年前にフリムストに行って、洗脳状態であった者達に、クロト特性のアクセサリーをこっそり全員に付けさせ状態異常を緩和しておき。今回全員に強制的に状態異常無効化の魔法を神官にかけてもらい、洗脳されていた魔道具技師たちを正常に戻していった結果がこれである。
男は奥歯を噛み締めて空を睨みつけた。そのまま手に持っていた遠見鏡を思いっきり握ってへし折った。
「なぜ、あれが発動せぬ!あれだけ時間をかけ用意したのに、どういう事だ!ドルマン!!」
呼ばれた男は直立不動になり返事をした。
「少し前に一度、核魔石が盗まれましたが、再度作り直させたので何も問題はないとの報告です。図面どうりに回路の作成をしていました」
男は思いっきり手すりに手を打ち付けて叫ぶ
「ではなぜ『アレ』が発動しない!!」
ドルマンは知らなかった。最終的に組み立てたのはイルグリット王国の魔道具技師の長たち。それだけの繊細な作業をフリムストの監視員たちが理解することは出来なかった。
だって彼らの技術は、魔道具大国イルグリットを支える職人集団である。図面を見て、自分が何を作るのか、わからないような者達ではない。深夜見張りが居ない時間を狙い、一度だけ長たち全員が集まり、今度こそ家族を取り返そうと、今回の事件を逆手にとってやろうと、話し合った。そして、フリムスト王国の陰謀をわしらが打ち砕く!!そう決意して各長は動いた。長たちは家族をこれ以上傷つけられるのを恐れ、家族には決して相談せず、何も言わず距離を置いた。
そのせいで家族に修復しようのない亀裂が走ってもそれでも、守りたかった。
『ガンゾウ工房のギリルだ。私は産まれたばかりの娘を置いてフリムストに出向した。娘に名前も付けづそのまま出向した。出向先で娘が死んだと聞かされた…でも…帰国した時生きてると知った。……捨てたと思われても仕方がない。それでも…それでも私は、娘の側に居たい!』
顔をぐしゃぐしゃにして泣きながら言ったメガネの灰色髪の女性。その女性の顔を見ながら男は睨みながら言葉を漏らした。
「時魔法使いがなぜ此処に…奴は別動隊に入れていたはずだ…ドルマン…今の女で14人すべてが帰国したと言う事か…」
「陛下?時魔法使いとは…」
ドルマンは目を細め陛下に聞く。陛下はそんな表情に気づく事無く、空を見ながら、憤りを手すりに手を打ち付ける事で発散させている。そうして苦々し気に独り言のように愚痴る。
「魔道具技師に居たのだ、貴重なる時を操る魔法使いが…大した時を戻せるわけではないが…それでも利用価値があったのだ、なのに!なぜ!帰国しているんだ!!!」
「以前陛下にお伝えした、勇者と一緒にイルグリット王国に捕まった者達の一人があの女です」
陛下は腕を振り上げドルマンを殴りつけた。殴りつけながら、
「なぜあの女を国外に出した!!」
大声で殴られる男も、陛下の一方的な言葉の理不尽さに反論をした。
「失礼ではございますが!陛下が数名勇者に人を付けるよう言った時、勇者様が選んだんです!口の悪さが気に入ったと、陛下も好きにするよう伝えられました!!」
「お前は我の失策だと申すのか!」
そんな男たちの怒鳴り合いはまばゆい光の出現で止まった。王都の外壁24カ所から先ほど映像が映っていた上空まで一気に白い光が集まり煌めいた。
そして光が収まったそこには中心に大きな黄色い花芯、そこを中心に白い花びらに見える光が空から王都を包むように降り注ぐ。
そうまるで当初の予定にあった『ゲンムノハナ』そのもの。
この光に包まれるこの状態で凛とした王様の声が広がる。
『この結界は、我がイルグリット王国が誇る魔道具技師工房が総力を挙げて作り上げた。デイジーの花をイメージしたこの結界には、その花言葉である「平和」への願いが込められている。
私たちは、この花言葉に恥じぬよう、皆が平和に暮らしていける国を築くため、これからも全力を尽くしていくと約束しよう』
パチパチパチパチ
何処かから拍手が上がった、パチパチパチパチ、また違う所から、そうして会場中から拍手が響きパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチ
「イルグリット王国!!万歳!!」
「イルグリット王万歳!!」
「魔道具大国イルグリットに平和を!!」
口々に皆が言葉を、喜びを、希望を口にする。会場中、王都中が喜びに包まれた。
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