456 / 2,518
第456話 レッドドラゴンとは?
しおりを挟む
「長年放置されたダンジョンは、魔物の強さが上がるのかな? みんな頑張れよ!」
俺の応援に背中を押されて、レッドドラゴンに挑みに行く七人。
やはり先制攻撃は、ドラゴンウィングから放たれる矢だった。普通の矢とはいっても、鋼鉄製の矢なので、それなりに高価なものではある。これはDPで呼び出せる矢なので、大量に呼び出して収納の腕輪に全部突っ込んでいる。矢が切れる心配は今の所ない。
その矢が次々に、レッドドラゴンの鱗を貫いて突き刺さっている。魔法使いのケモ耳娘は、突き刺さった鋼鉄の矢にめがけて、雷系の魔法を何度も放っている。避けようとしても、伝導率のせいかレッドドラゴンを追尾して着弾する。そのたびに悲鳴をあげるレッドドラゴン、何か哀れだな。
それでもドラゴンとしての意地だろうか、火炎ブレスをお返しで吐き出してはいるが、それはタンク二人に完璧にブロックされている。
手の空いているメンバーが三人いるが、レッドドラゴンが下りてくるのを待っている感じだろう。タンクに隠れながら、隙を伺っているような印象だ。
その間にもドラゴンウィングから放たれる矢が、レッドドラゴンの身体に刺さっていく。そのうちの何本かが翼に刺さり穴をあけていく。その穴は次第に大きくなりレッドドラゴンは、飛ぶ体勢を維持できなくなり地面に降りてきた。
前から思ってたんだが、ワイバーンやハニービー、ドラゴン等の空飛ぶ魔物があの巨体を、どうやって自前の翼で飛行を維持をしているのか不明である。
一つ目の仮説は、翼が特殊な魔法道具で、そこに魔力を込める事で飛行する事が出来る説。
二つ目の仮説は、飛行できる魔物は、特殊な魔法で飛行している説。
と二つは思いついたのだが、後者の場合は理論上翼がなくても飛ぶことが可能である。魔法で飛んでいることになるので、今のレッドドラゴンのように、翼に穴が開いても問題なく飛べるはずなので、仮説にすぎない。
前者の場合は、筋は通るが生体魔導具とでも呼ぶのだろうか? 今の所この世界で生きているものを、魔道具にすることは成功していないので、魔物の神秘といえば解決してしまうのだが、この説も決定力にかけている気がする。
どちらでもなかったとして、今は翼が傷つけば、地上に降りてくるという事実が、大切である。討伐する分には、何の問題もない。
降りてきたレッドドラゴンに対して、タンク二人が距離を詰めてヘイトを引き付けている。その際にシールドバッシュや剣で攻撃しているのだが、何故か鱗ではじかれずに傷をつけている。
タンクがもっている武器は、ドラゴンキラーではなく、老ドワーフたちの逸品である。明らかにダメージを与えているのだ。俺たちが戦ったレッドドラゴンより、明らかに弱いよな。
タンクの後ろに隠れていた三人が、レッドドラゴンに切りかかる。
やはり再度飛ばれるのが嫌なのだろう。ドラゴンキラーを持っている二人は前足を切り付けた後、体勢を崩したレッドドラゴンに駆け上がり、翼の付け根を切り落とそうとする。
だが、ドラゴンキラーの効果があったとしても、翼の骨を断つ事は出来なかったようで、途中で剣が止まってしまっていた。これだけ切り付けられたら、さすがにもう飛べないだろう。
そこからは一方的だった。
全員が離れたことを確認すると、収束された氷系の魔法が何本も突き刺さり、タンク二人に横っ面を叩かれ、弓に眼を撃ち抜かれ、武器で斬り付けられ……もうね、可哀想としか言いようがない状況だった。
一方的に攻撃していると、レッドドラゴンの体力が尽きたのだろう、ドロップ品に変わりその場に残される。
「シュウ様、問題なく倒せました! ですが、シュウ様たちがこの程度の相手に苦労したのでしょうか? 私たちが言うのも変ですが、龍なのでSランクはSランクだとは思うのですが、小さかったので限りなく最下位の魔物ではないでしょうか?」
「あ~言いたいことはわかるんだけど、俺らが戦ったレッドドラゴンって二回り以上デカかったんだよな。それに俺の持ってるた大薙刀でも、鱗にはじかれてたからな。明らかに強いレッドドラゴンだったよ」
どうやって倒したか改めて説明すると、絶句されてしまった。
「……そんなレッドドラゴンを、私たち七人で倒せと言っていたのですか?」
「武器もあるし倒せると思ってたんだよ。それに多分同じやつでも多分倒せたぞ。それだけあの武器は異常だからな、この程度なら危なげなく倒せるかな?」
「そうですね、スピードがあるわけではないし、ドラゴンキラー付きの武器があるので、無茶さえしなければ問題ないと思います」
「ドロップ品も、思ってた通り前の奴よりは少ないけど、それでも半分くらいか? 質は変わらなそうだし、特に問題なさそうだな。念のために全員にこれ渡しておくな」
あらかじめ用意しておいた、Bランクのエリクサーを全員に二本ずつ渡していく。
「これなんですか?」
「ん? Bランクのエリクサーだけど。もし使ったら申請してくれたら、物資として届けるから忘れないようにね」
「「「「「「「Bランクのエリクサー!?!?!?」」」」」」」
「え? 驚くところなのか? レッドドラゴンから、素材になる血が手に入ったから、Bランクくらいなら何とか作れるようになったぞ。他の素材は綾乃が準備できるからな」
「シュウ様、エリクサー自体希少価値が高くて、Eランクでも莫大なお金が必要ですよ。それでも部位欠損が、ある程度の確率で治せるのですから当然です。それにCランク以上のエリクサーなんて、国の重鎮にしか使われないアイテムですよ?」
「なら、何の問題もないじゃん。これから君たちはディストピアというより、俺たちにとって大切な素材を生み出す、レッドドラゴンを狩ってくれる大切な人材なんだからな!」
「「「「「「「…………」」」」」」」
「みんなそろって黙るなよ。これで倒せることはわかったんだから、よろしくお願いするよ。定期的にレッドドラゴンを狩ること以外は、自由にしてていいから、合間にしたいことがあったら、俺に教えてくれ。可能な限り望みをかなえられるようにするからな。
あっ! 間違っても、無茶して怪我をするような戦い方はするなよ! もし倒せそうにないレッドドラゴンが出たら、連絡するように。絶対に撤退するんだぞ」
俺からの特別扱いを聞いた七人は、声も出せないくらい驚いているようだった。生まれたてとはいえ、レッドドラゴンを倒せるんだから優遇してもいいよな。
というか、俺がいいといったんだから、誰にも文句は言わせない! 本人たちが嫌だと言わない限りな!
定期的に入ってくるドラゴンの素材を使って、何を作ろうか悩むところだな。
一応最下級とはいえ、Sランクの魔石が手に入るのも実に嬉しい。拳程度の大きさしかないのに、Aランクの魔石の十倍以上の魔力を生み出したり、情報を書き込む事が出来るのだから、クリエイトゴーレム使いの俺には、活用できる範囲がひろい。
さて明日は何をしようかな?
俺の応援に背中を押されて、レッドドラゴンに挑みに行く七人。
やはり先制攻撃は、ドラゴンウィングから放たれる矢だった。普通の矢とはいっても、鋼鉄製の矢なので、それなりに高価なものではある。これはDPで呼び出せる矢なので、大量に呼び出して収納の腕輪に全部突っ込んでいる。矢が切れる心配は今の所ない。
その矢が次々に、レッドドラゴンの鱗を貫いて突き刺さっている。魔法使いのケモ耳娘は、突き刺さった鋼鉄の矢にめがけて、雷系の魔法を何度も放っている。避けようとしても、伝導率のせいかレッドドラゴンを追尾して着弾する。そのたびに悲鳴をあげるレッドドラゴン、何か哀れだな。
それでもドラゴンとしての意地だろうか、火炎ブレスをお返しで吐き出してはいるが、それはタンク二人に完璧にブロックされている。
手の空いているメンバーが三人いるが、レッドドラゴンが下りてくるのを待っている感じだろう。タンクに隠れながら、隙を伺っているような印象だ。
その間にもドラゴンウィングから放たれる矢が、レッドドラゴンの身体に刺さっていく。そのうちの何本かが翼に刺さり穴をあけていく。その穴は次第に大きくなりレッドドラゴンは、飛ぶ体勢を維持できなくなり地面に降りてきた。
前から思ってたんだが、ワイバーンやハニービー、ドラゴン等の空飛ぶ魔物があの巨体を、どうやって自前の翼で飛行を維持をしているのか不明である。
一つ目の仮説は、翼が特殊な魔法道具で、そこに魔力を込める事で飛行する事が出来る説。
二つ目の仮説は、飛行できる魔物は、特殊な魔法で飛行している説。
と二つは思いついたのだが、後者の場合は理論上翼がなくても飛ぶことが可能である。魔法で飛んでいることになるので、今のレッドドラゴンのように、翼に穴が開いても問題なく飛べるはずなので、仮説にすぎない。
前者の場合は、筋は通るが生体魔導具とでも呼ぶのだろうか? 今の所この世界で生きているものを、魔道具にすることは成功していないので、魔物の神秘といえば解決してしまうのだが、この説も決定力にかけている気がする。
どちらでもなかったとして、今は翼が傷つけば、地上に降りてくるという事実が、大切である。討伐する分には、何の問題もない。
降りてきたレッドドラゴンに対して、タンク二人が距離を詰めてヘイトを引き付けている。その際にシールドバッシュや剣で攻撃しているのだが、何故か鱗ではじかれずに傷をつけている。
タンクがもっている武器は、ドラゴンキラーではなく、老ドワーフたちの逸品である。明らかにダメージを与えているのだ。俺たちが戦ったレッドドラゴンより、明らかに弱いよな。
タンクの後ろに隠れていた三人が、レッドドラゴンに切りかかる。
やはり再度飛ばれるのが嫌なのだろう。ドラゴンキラーを持っている二人は前足を切り付けた後、体勢を崩したレッドドラゴンに駆け上がり、翼の付け根を切り落とそうとする。
だが、ドラゴンキラーの効果があったとしても、翼の骨を断つ事は出来なかったようで、途中で剣が止まってしまっていた。これだけ切り付けられたら、さすがにもう飛べないだろう。
そこからは一方的だった。
全員が離れたことを確認すると、収束された氷系の魔法が何本も突き刺さり、タンク二人に横っ面を叩かれ、弓に眼を撃ち抜かれ、武器で斬り付けられ……もうね、可哀想としか言いようがない状況だった。
一方的に攻撃していると、レッドドラゴンの体力が尽きたのだろう、ドロップ品に変わりその場に残される。
「シュウ様、問題なく倒せました! ですが、シュウ様たちがこの程度の相手に苦労したのでしょうか? 私たちが言うのも変ですが、龍なのでSランクはSランクだとは思うのですが、小さかったので限りなく最下位の魔物ではないでしょうか?」
「あ~言いたいことはわかるんだけど、俺らが戦ったレッドドラゴンって二回り以上デカかったんだよな。それに俺の持ってるた大薙刀でも、鱗にはじかれてたからな。明らかに強いレッドドラゴンだったよ」
どうやって倒したか改めて説明すると、絶句されてしまった。
「……そんなレッドドラゴンを、私たち七人で倒せと言っていたのですか?」
「武器もあるし倒せると思ってたんだよ。それに多分同じやつでも多分倒せたぞ。それだけあの武器は異常だからな、この程度なら危なげなく倒せるかな?」
「そうですね、スピードがあるわけではないし、ドラゴンキラー付きの武器があるので、無茶さえしなければ問題ないと思います」
「ドロップ品も、思ってた通り前の奴よりは少ないけど、それでも半分くらいか? 質は変わらなそうだし、特に問題なさそうだな。念のために全員にこれ渡しておくな」
あらかじめ用意しておいた、Bランクのエリクサーを全員に二本ずつ渡していく。
「これなんですか?」
「ん? Bランクのエリクサーだけど。もし使ったら申請してくれたら、物資として届けるから忘れないようにね」
「「「「「「「Bランクのエリクサー!?!?!?」」」」」」」
「え? 驚くところなのか? レッドドラゴンから、素材になる血が手に入ったから、Bランクくらいなら何とか作れるようになったぞ。他の素材は綾乃が準備できるからな」
「シュウ様、エリクサー自体希少価値が高くて、Eランクでも莫大なお金が必要ですよ。それでも部位欠損が、ある程度の確率で治せるのですから当然です。それにCランク以上のエリクサーなんて、国の重鎮にしか使われないアイテムですよ?」
「なら、何の問題もないじゃん。これから君たちはディストピアというより、俺たちにとって大切な素材を生み出す、レッドドラゴンを狩ってくれる大切な人材なんだからな!」
「「「「「「「…………」」」」」」」
「みんなそろって黙るなよ。これで倒せることはわかったんだから、よろしくお願いするよ。定期的にレッドドラゴンを狩ること以外は、自由にしてていいから、合間にしたいことがあったら、俺に教えてくれ。可能な限り望みをかなえられるようにするからな。
あっ! 間違っても、無茶して怪我をするような戦い方はするなよ! もし倒せそうにないレッドドラゴンが出たら、連絡するように。絶対に撤退するんだぞ」
俺からの特別扱いを聞いた七人は、声も出せないくらい驚いているようだった。生まれたてとはいえ、レッドドラゴンを倒せるんだから優遇してもいいよな。
というか、俺がいいといったんだから、誰にも文句は言わせない! 本人たちが嫌だと言わない限りな!
定期的に入ってくるドラゴンの素材を使って、何を作ろうか悩むところだな。
一応最下級とはいえ、Sランクの魔石が手に入るのも実に嬉しい。拳程度の大きさしかないのに、Aランクの魔石の十倍以上の魔力を生み出したり、情報を書き込む事が出来るのだから、クリエイトゴーレム使いの俺には、活用できる範囲がひろい。
さて明日は何をしようかな?
2
あなたにおすすめの小説
現実世界にダンジョンが出現したのでフライングして最強に!
おとうふ
ファンタジー
2026年、突如として世界中にダンジョンが出現した。
ダンジョン内は無尽蔵にモンスターが湧き出し、それを倒すことでレベルが上がり、ステータスが上昇するという不思議空間だった。
過去の些細な事件のトラウマを克服できないまま、不登校の引きこもりになっていた中学2年生の橘冬夜は、好奇心から自宅近くに出現したダンジョンに真っ先に足を踏み入れた。
ダンジョンとは何なのか。なぜ出現したのか。その先に何があるのか。
世界が大混乱に陥る中、何もわからないままに、冬夜はこっそりとダンジョン探索にのめり込んでいく。
やがて来る厄災の日、そんな冬夜の好奇心が多くの人の命を救うことになるのだが、それはまだ誰も知らぬことだった。
至らぬところも多いと思いますが、よろしくお願いします!
人の才能が見えるようになりました。~いい才能は幸運な俺が育てる~
犬型大
ファンタジー
突如として変わった世界。
塔やゲートが現れて強いものが偉くてお金も稼げる世の中になった。
弱いことは才能がないことであるとみなされて、弱いことは役立たずであるとののしられる。
けれども違ったのだ。
この世の中、強い奴ほど才能がなかった。
これからの時代は本当に才能があるやつが強くなる。
見抜いて、育てる。
育てて、恩を売って、いい暮らしをする。
誰もが知らない才能を見抜け。
そしてこの世界を生き残れ。
なろう、カクヨムその他サイトでも掲載。
更新不定期
ハズレスキル【地図化(マッピング)】で追放された俺、実は未踏破ダンジョンの隠し通路やギミックを全て見通せる世界で唯一の『攻略神』でした
夏見ナイ
ファンタジー
勇者パーティの荷物持ちだったユキナガは、戦闘に役立たない【地図化】スキルを理由に「無能」と罵られ、追放された。
しかし、孤独の中で己のスキルと向き合った彼は、その真価に覚醒する。彼の脳内に広がるのは、モンスター、トラップ、隠し通路に至るまで、ダンジョンの全てを完璧に映し出す三次元マップだった。これは最強の『攻略神』の眼だ――。
彼はその圧倒的な情報力を武器に、同じく不遇なスキルを持つ仲間たちの才能を見出し、不可能と言われたダンジョンを次々と制覇していく。知略と分析で全てを先読みし、完璧な指示で仲間を導く『指揮官』の成り上がり譚。
一方、彼を失った勇者パーティは迷走を始める……。爽快なダンジョン攻略とカタルシス溢れる英雄譚が、今、始まる!
S級クラフトスキルを盗られた上にパーティから追放されたけど、実はスキルがなくても生産力最強なので追放仲間の美少女たちと工房やります
内田ヨシキ
ファンタジー
[第5回ドラゴンノベルス小説コンテスト 最終選考作品]
冒険者シオンは、なんでも作れる【クラフト】スキルを奪われた上に、S級パーティから追放された。しかしシオンには【クラフト】のために培った知識や技術がまだ残されていた!
物作りを通して、新たな仲間を得た彼は、世界初の技術の開発へ着手していく。
職人ギルドから追放された美少女ソフィア。
逃亡中の魔法使いノエル。
騎士職を剥奪された没落貴族のアリシア。
彼女らもまた、一度は奪われ、失ったものを、物作りを通して取り戻していく。
カクヨムにて完結済み。
( https://kakuyomu.jp/works/16817330656544103806 )
【もうダメだ!】貧乏大学生、絶望から一気に成り上がる〜もし、無属性でFランクの俺が異文明の魔道兵器を担いでダンジョンに潜ったら〜
KEINO
ファンタジー
貧乏大学生の探索者はダンジョンに潜り、全てを覆す。
~あらすじ~
世界に突如出現した異次元空間「ダンジョン」。
そこから産出される魔石は人類に無限のエネルギーをもたらし、アーティファクトは魔法の力を授けた。
しかし、その恩恵は平等ではなかった。
富と力はダンジョン利権を牛耳る企業と、「属性適性」という特別な才能を持つ「選ばれし者」たちに独占され、世界は新たな格差社会へと変貌していた。
そんな歪んだ現代日本で、及川翔は「無属性」という最底辺の烙印を押された青年だった。
彼には魔法の才能も、富も、未来への希望もない。
あるのは、両親を失った二年前のダンジョン氾濫で、原因不明の昏睡状態に陥った最愛の妹、美咲を救うという、ただ一つの願いだけだった。
妹を治すため、彼は最先端の「魔力生体学」を学ぶが、学費と治療費という冷酷な現実が彼の行く手を阻む。
希望と絶望の狭間で、翔に残された道はただ一つ――危険なダンジョンに潜り、泥臭く魔石を稼ぐこと。
英雄とも呼べるようなSランク探索者が脚光を浴びる華やかな世界とは裏腹に、翔は今日も一人、薄暗いダンジョンの奥へと足を踏み入れる。
これは、神に選ばれなかった「持たざる者」が、絶望的な現実にもがきながら、たった一つの希望を掴むために抗い、やがて世界の真実と向き合う、戦いの物語。
彼の「無属性」の力が、世界を揺るがす光となることを、彼はまだ知らない。
テンプレのダンジョン物を書いてみたくなり、手を出しました。
SF味が増してくるのは結構先の予定です。
スローペースですが、しっかりと世界観を楽しんでもらえる作品になってると思います。
良かったら読んでください!
どうしてこうなった道中記-サブスキルで面倒ごとだらけ-
すずめさん
ファンタジー
ある日、友達に誘われ始めたMMORPG…[アルバスクロニクルオンライン]
何の変哲も無くゲームを始めたつもりがしかし!?…
たった一つのスキルのせい?…で起きる波乱万丈な冒険物語。
※本作品はPCで編集・改行がされて居る為、スマホ・タブレットにおける
縦読みでの読書は読み難い点が出て来ると思います…それでも良いと言う方は……
ゆっくりしていってね!!!
※ 現在書き直し慣行中!!!
ダンジョン作成から始まる最強クラン
山椒
ファンタジー
ダンジョンが出現して数十年が経ち、ダンジョンがあることが日常となっていた。
そんな世界で五年前に起きた大規模魔物侵攻により心に傷を受けた青年がいた。
極力誰とも関わりを持たずにいた彼の住んでいる部屋に寝ている間にダンジョンが出現し、彼はそこに落ちた。
そのダンジョンは他に確認されていない自作するダンジョンであった。
ダンジョンとモンスターにトラウマを抱えつつもダンジョン作成を始めていく。
ただそのダンジョンは特別性であった。
ダンジョンが彼を、彼の大事な人を強くするダンジョンであった。
ダンジョン学園サブカル同好会の日常
くずもち
ファンタジー
ダンジョンを攻略する人材を育成する学校、竜桜学園に入学した主人公綿貫 鐘太郎(ワタヌキ カネタロウ)はサブカル同好会に所属し、気の合う仲間達とまったりと平和な日常を過ごしていた。しかしそんな心地のいい時間は長くは続かなかった。
まったく貢献度のない同好会が部室を持っているのはどうなのか?と生徒会から同好会解散を打診されたのだ。
しかしそれは困るワタヌキ達は部室と同好会を守るため、ある条件を持ちかけた。
一週間以内に学園のため、学園に貢献できる成果を提出することになったワタヌキは秘策として同好会のメンバーに彼の秘密を打ちあけることにした。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる