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第968話 意外な攻略法
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ヘビは俺たちに攻撃を仕掛けた後に、そのままマグマの中に入ってしまったのだ・・・あいつって熱に弱いんじゃないのか?って思ってたら、今度はウナギが俺達の横をすり抜けて雪の中に潜った・・・
そして次に現れた時に色々納得した。
ヘビがウナギになり、ウナギがヘビになっていた。うん、言ってる俺も変だと思うけど、そう言うしかないんだって!
マグマに潜ったはずのヘビが現れたら赤くなってウナギになって、雪に潜ったウナギが現れたら白くなってヘビになってるんだからさ!
「というか、こいつら別の似た魔物じゃなくて、同じ魔物の二面性ってことか?」
「ご主人様、ウナギなった方ですが、傷が少なくなっている気がするのですが」
そう言われて、ウナギだったヘビを見る。確か傷が少なくなっている気がするが……
「あいつの治癒能力だったのかな? なんにしても治るのは厄介だな、時間かかる戦闘かな?」
俺はボヤいてしまった。ボスの魔物がタフで回復するとか面倒だな。しかも2匹もいるんだから勘弁してほしい。あ! この位置拙い!
「みんな! いったん49階側の階段に向かって移動して!」
俺は慌てて自分たちの立ち位置を把握してみんなに指示をする。だが、俺たちがひく前に2匹のヘビウナギが襲ってきた。
俺は引いた後の殿を担当する予定だったので、逃げる方向で待ってたのが影響してヘビウナギから一番遠い位置にいた。
「クソが!」
俺は文句を吐きながら付与魔法で雷を付与して、雪山からくるヘビウナギの方へ移動する。そっちに移動したのは、タンクが誰もいなかったのだ。シュリとリンドは火山側のヘビウナギに対応しようとしているのが見えたので、雪山の方へ移動したのだ。
雪山側の最後尾は、ライムで結界とアースウォールを重ねがけしているが、耐えられるか不明なので、俺が駆けつける形だ。
意識も加速しているため、ヘビウナギが結界を突き破る瞬間が見える。今の速度ならヘビウナギがライムに到着する前にたどり着ける。でもフォートレスを張るだけの余裕がない……両手で持っていた盾をしっかりと持ち直し、勢いのままシールドバッシュをヘビウナギの顔にかます。
見た目からはあり得ないような轟音をたてた。
ヘビウナギは動きを止めて、若干痙攣しているようにみえる。まぁサイズがサイズなだけに、ただの痙攣だったとしてもかなりの振動を伴う。
ただ、2匹いるうちの1匹が行動不能になっている現状はこっちとしては助かる。
「こっちは動きを止めているから、向こうのやつを頼む。こいつは俺が見ておく!」
みんなを火山側のヘビウナギに集中させることにした。あれ? 先にこっちを倒したほうが良くなかったか? 失敗したな……俺は目の前のヘビウナギを見る。
こいつってウナギだよな……なんかまな板に乗ってぴちぴちしているあの姿が目に浮かぶ。ウナギをさばく手順って、まず頭になんかさしてたよな?こいつも何か刺したら行動制限できるかな?
長くても2メートル程の槍しかなかったので、急遽ダンマスの能力でアダマンタイトで、10メートル程ある棒を召喚した。先端は返しをつけた銛のような形にして、柄はT字にしてみた。
さすがに重すぎた。作った棒を収納の腕輪にしまって、全力で跳んだ。
うお!?
40メートル位普通に跳んでしまった自分にビックリした。肉体活性を使って強化したとはいえここまで飛ぶとは。おっと、作った棒を召喚して風魔法で着地地点をヘビウナギの頭に修正する。
勢いをつけてアダマンタイトの棒を突き刺す! 大体5メートル程が体に埋まった。という事はだいたい2メートル程が地面に埋まったのか。まだピクピクしているという事は、痛みで復活していないのか? これはチャンス! ハンマーを取り出してヘビウナギの上に登り跳んでからT字になった部分を強打する。
1回2回……5回叩きつけた所でT字の部分が体に到達していた。うむ、これでもう抜けないだろう。
さて、これだけだとまだまだ動けるんだよな? もう3本同じものを用意してどんどん差し込んでいく。
ヘビウナギが弱っている間に4本の棒を打ち付ける事に成功した。めった刺しにされたヘビウナギは動く事も出来なくなっていた。
これってこいつの攻略って、簡単になったんじゃないか?
俺は大薙刀に持ち替えて、切り付けたり突き刺したりして、ドンドン体力を削っていき倒した。ドロップはこいつの革だった。ウナギの皮ならパリッと焼けてたらうまいのに、この革何かに使えるかな?
どうでもいい事を考えて、そんな暇は無いと妻たちの方を振り返ると、まだ戦闘中だった。1人で戦ってる俺の方が早く倒せたって事は、やっぱりあの倒し方が楽って事かな?
みんなの所へ行く前にアダマンタイトの棒を回収して向かう。
「リンド、両手ハンマーに持ち替えてくれ。他のタンクは防御に入って。グレン! 俺を掴んで飛べ!」
みんなに命令を出してから、グレンに掴まって上空へ移動する。
「グレン、もう少し上に。俺が放せって言ったらそのまま落としてくれ」
グワッと鳴いて返事をする。
シュリが張ったフォートレスに、ヘビウナギが突っ込んできた。
「今だ! 放せ!」
俺が落ち始めると同時にシュリのフォートレスに衝突したヘビウナギの動きが少し止まる。その頭に向けて俺は落下していく。そして、風魔法で位置を調整して串刺しにした!
「リンド! こいつを打ち込め!」
そのまま俺は跳んで2本目、3本目とさしていく。
動きの止まったヘビウナギは、もう敵では無かった。俺達に調理をされるのを待つ身となったヘビウナギは、切り刻まれ突き刺され死んだ。
そして次に現れた時に色々納得した。
ヘビがウナギになり、ウナギがヘビになっていた。うん、言ってる俺も変だと思うけど、そう言うしかないんだって!
マグマに潜ったはずのヘビが現れたら赤くなってウナギになって、雪に潜ったウナギが現れたら白くなってヘビになってるんだからさ!
「というか、こいつら別の似た魔物じゃなくて、同じ魔物の二面性ってことか?」
「ご主人様、ウナギなった方ですが、傷が少なくなっている気がするのですが」
そう言われて、ウナギだったヘビを見る。確か傷が少なくなっている気がするが……
「あいつの治癒能力だったのかな? なんにしても治るのは厄介だな、時間かかる戦闘かな?」
俺はボヤいてしまった。ボスの魔物がタフで回復するとか面倒だな。しかも2匹もいるんだから勘弁してほしい。あ! この位置拙い!
「みんな! いったん49階側の階段に向かって移動して!」
俺は慌てて自分たちの立ち位置を把握してみんなに指示をする。だが、俺たちがひく前に2匹のヘビウナギが襲ってきた。
俺は引いた後の殿を担当する予定だったので、逃げる方向で待ってたのが影響してヘビウナギから一番遠い位置にいた。
「クソが!」
俺は文句を吐きながら付与魔法で雷を付与して、雪山からくるヘビウナギの方へ移動する。そっちに移動したのは、タンクが誰もいなかったのだ。シュリとリンドは火山側のヘビウナギに対応しようとしているのが見えたので、雪山の方へ移動したのだ。
雪山側の最後尾は、ライムで結界とアースウォールを重ねがけしているが、耐えられるか不明なので、俺が駆けつける形だ。
意識も加速しているため、ヘビウナギが結界を突き破る瞬間が見える。今の速度ならヘビウナギがライムに到着する前にたどり着ける。でもフォートレスを張るだけの余裕がない……両手で持っていた盾をしっかりと持ち直し、勢いのままシールドバッシュをヘビウナギの顔にかます。
見た目からはあり得ないような轟音をたてた。
ヘビウナギは動きを止めて、若干痙攣しているようにみえる。まぁサイズがサイズなだけに、ただの痙攣だったとしてもかなりの振動を伴う。
ただ、2匹いるうちの1匹が行動不能になっている現状はこっちとしては助かる。
「こっちは動きを止めているから、向こうのやつを頼む。こいつは俺が見ておく!」
みんなを火山側のヘビウナギに集中させることにした。あれ? 先にこっちを倒したほうが良くなかったか? 失敗したな……俺は目の前のヘビウナギを見る。
こいつってウナギだよな……なんかまな板に乗ってぴちぴちしているあの姿が目に浮かぶ。ウナギをさばく手順って、まず頭になんかさしてたよな?こいつも何か刺したら行動制限できるかな?
長くても2メートル程の槍しかなかったので、急遽ダンマスの能力でアダマンタイトで、10メートル程ある棒を召喚した。先端は返しをつけた銛のような形にして、柄はT字にしてみた。
さすがに重すぎた。作った棒を収納の腕輪にしまって、全力で跳んだ。
うお!?
40メートル位普通に跳んでしまった自分にビックリした。肉体活性を使って強化したとはいえここまで飛ぶとは。おっと、作った棒を召喚して風魔法で着地地点をヘビウナギの頭に修正する。
勢いをつけてアダマンタイトの棒を突き刺す! 大体5メートル程が体に埋まった。という事はだいたい2メートル程が地面に埋まったのか。まだピクピクしているという事は、痛みで復活していないのか? これはチャンス! ハンマーを取り出してヘビウナギの上に登り跳んでからT字になった部分を強打する。
1回2回……5回叩きつけた所でT字の部分が体に到達していた。うむ、これでもう抜けないだろう。
さて、これだけだとまだまだ動けるんだよな? もう3本同じものを用意してどんどん差し込んでいく。
ヘビウナギが弱っている間に4本の棒を打ち付ける事に成功した。めった刺しにされたヘビウナギは動く事も出来なくなっていた。
これってこいつの攻略って、簡単になったんじゃないか?
俺は大薙刀に持ち替えて、切り付けたり突き刺したりして、ドンドン体力を削っていき倒した。ドロップはこいつの革だった。ウナギの皮ならパリッと焼けてたらうまいのに、この革何かに使えるかな?
どうでもいい事を考えて、そんな暇は無いと妻たちの方を振り返ると、まだ戦闘中だった。1人で戦ってる俺の方が早く倒せたって事は、やっぱりあの倒し方が楽って事かな?
みんなの所へ行く前にアダマンタイトの棒を回収して向かう。
「リンド、両手ハンマーに持ち替えてくれ。他のタンクは防御に入って。グレン! 俺を掴んで飛べ!」
みんなに命令を出してから、グレンに掴まって上空へ移動する。
「グレン、もう少し上に。俺が放せって言ったらそのまま落としてくれ」
グワッと鳴いて返事をする。
シュリが張ったフォートレスに、ヘビウナギが突っ込んできた。
「今だ! 放せ!」
俺が落ち始めると同時にシュリのフォートレスに衝突したヘビウナギの動きが少し止まる。その頭に向けて俺は落下していく。そして、風魔法で位置を調整して串刺しにした!
「リンド! こいつを打ち込め!」
そのまま俺は跳んで2本目、3本目とさしていく。
動きの止まったヘビウナギは、もう敵では無かった。俺達に調理をされるのを待つ身となったヘビウナギは、切り刻まれ突き刺され死んだ。
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