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第1281話 ついに!
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理由は分からないが、置いてかれてしまったので船を動かすために移動しよう。
水柱が上がった。
あ~そう言う事か。
「総員防御隊形」
近くにあった館内放送用のマイクを取りみんなに知らせる。
大陸の近くに移動すれば、その大陸に住んでいるリバイアサンが出てくる可能性は高いよな。実際に前の大陸でも出たし、リバイアサンって同族と出会うと戦う種族なのかな?
そんなどうでもいい事を考えながらリバイアサンのいる方向へ足を進める。早くしないと、津波に飲み込まれかねないからな。
結界はシエルがいるから問題ないか。なら俺は、魔力を練り上げて迫り来る30メートル級の津波に向けて手を突き出す。
まだ距離はあるが、何とか魔力を津波に浸透させ船に向かってくる津波の部分だけを切り裂いた。
見事に津波は割れ、船を飲み込む事も無く多少強い揺れを感じるだけで済んだ。
甲板に上がって来たみんなに状況を説明すると、みんなも忘れていたらしく苦笑していた。みんなが揃ったので、問題は無いだろう。
「グレン! 行くぞ!」
昨日のようにグレンに乗ってリバイアサンの近くへ移動する。
そこでは、2対1の怪獣大海戦が行われていた。新しいリバイアサンも、元からいたリバイアサンもステータスにほとんど違いは無かったので、今戦っている奴も大差は無いと思う。であれば、2対1で勝てるわけもなく一方的にやられている。
「おーい。こいつも掌握する方がいいか?」
そう2匹に聞いてみると、3匹目が欲しいならダンジョンを用意してください。でも、倒して素材にしたら強い装備ができるんじゃないですか? だってさ。
同族を、俺が欲しいなら生かす、でも素材にした方が色々な意味で美味しくないですか? って事だべ? 割り切り方というか、考え方がすごいな。
「じゃぁ倒しちゃって。お前たちで2匹いるし3匹目は必要ないと思うしな。あ~俺たちは潜れないから、しっかりとドロップ品回収してくれよな! 後、終わったら迎えに来いよ」
2匹に任せて戻る事にした。
みんなにも状況を伝え、まっすぐ進む方向にはリバイアサンがいないので、エンジンを回して少しでも早く大陸につけるように移動を開始する。
って思ったらさ、リバイアサン同士の戦いが長引きすぎ。、2時間経ってもまだギャーギャーやってるよ。その間に着いてしまったので、サクッと大陸全土を掌握する。
「いた! ダンジョンを作ってその中に籠っているみたいだ! みんな、移動するよ!」
そう言って俺は準備を始める。
妻たちは、ほぼ大陸の中央に位置する場所にダンジョンを作っていた。そこまで地下通路を一直線に作り、移動できるように状況を整える。
魔導列車があれば早かったのだが、魔導列車は無く一番早い乗り物が、馬車という事になるな。ウォーホースを召喚して馬車を少し改造すれば……
っと、そんなことより、リバイアサンに船を運ばせればいいじゃないか!
「グレン! もう1回リバイアサンの所に!」
そう言って慌てて飛び立つ。
「2匹とも、すぐに終わりそうか?」
同族を倒した事があるわけないので、分からないと返答があった。そりゃそうだよな。
「あまり時間をかけていられなくなった。だから加勢する。グレンもどんどん攻撃しろよ」
そして余裕がない俺は、海にいる魔物なので雷魔法をチョイスした。元々掌握していたリバイアサンには、雷魔法の範囲感電を防ぐ方法を教えているので大丈夫だろう。
俺はリバイアサンの上空で水魔法で濃霧を発生させ、その下であたり一面を焼くような高出力の炎を生み出す。
その炎は空気を温め上昇気流を産む。その上昇気流が濃霧の層にぶち当たると、濃霧が薄くなる。温度が上がって魔法では霧を維持できなくなっただけなのだが……
大量の水分を含んだ空気は、ドンドン上空に上がっていく。空気が冷えて来た辺りから積乱雲が発生し、人工的に作り出したとは思えない高さまで雲が達している。
その積乱雲の中では、あり得ない程のエネルギーが蓄積されており、バチバチ言っているのが視認できる程だ。
「雷を落とす! 巻き込まれるなよ!」
そう掛け声をかけ、フレンドリーファイアを気にする事なく、積乱雲の中にたまっているエネルギーを雷魔法で誘導して敵性リバイアサンに向けて落とす。
本来なら、こんなに簡単に雷は落ちないのだが、そこはファンタジーの世界だ。魔法で誘導して直撃をさせられる素晴らしい不思議パワーだ。
離れた場所へ魔法を使おうとする場合は魔力をかなり消費するのだが、魔力だけで同じ規模の雷を落とそうとすると、俺が5人は必要になる程の魔力が必要だ。それを、魔力の8割位で再現できてしまうのは、科学の力だろう。
魔法の力があっても、自然のエネルギーには勝てないって事だよな。
そして直撃を受けた敵性リバイアサンはドロップ品になった。電撃を防ぐ方法を教えていたが、完璧には防げなかったようだ。
体の周りに作り出した電気も流れない超純水の壁を、雷が一部吹き飛ばしてしまい、攻撃をくらってしまったようだ。
新しく掌握したリバイアサンは、直撃は受けなかったが余波を喰らい全身がビリビリしているようだ。
これって、ダンマスのスキルで従わせてなかったら、絶対に暴れ出すよな。
初めからいるリバイアサンがドロップ品と、痺れているリバイアサンを回収して移動を開始した。
ビリビリしたと文句を言われたが、状況を説明するとそれなら仕方がないと許してもらえたのは助かった。ちなみに痺れから復活した方は、上下関係があるのか「何の問題も無いよな?」と言われて「はい」とだけ答えていた。
船でも余裕で通れるサイズの地下道……いや、地下水路を作りリバイアサンに妻たちの下まで運んでもらった。
水柱が上がった。
あ~そう言う事か。
「総員防御隊形」
近くにあった館内放送用のマイクを取りみんなに知らせる。
大陸の近くに移動すれば、その大陸に住んでいるリバイアサンが出てくる可能性は高いよな。実際に前の大陸でも出たし、リバイアサンって同族と出会うと戦う種族なのかな?
そんなどうでもいい事を考えながらリバイアサンのいる方向へ足を進める。早くしないと、津波に飲み込まれかねないからな。
結界はシエルがいるから問題ないか。なら俺は、魔力を練り上げて迫り来る30メートル級の津波に向けて手を突き出す。
まだ距離はあるが、何とか魔力を津波に浸透させ船に向かってくる津波の部分だけを切り裂いた。
見事に津波は割れ、船を飲み込む事も無く多少強い揺れを感じるだけで済んだ。
甲板に上がって来たみんなに状況を説明すると、みんなも忘れていたらしく苦笑していた。みんなが揃ったので、問題は無いだろう。
「グレン! 行くぞ!」
昨日のようにグレンに乗ってリバイアサンの近くへ移動する。
そこでは、2対1の怪獣大海戦が行われていた。新しいリバイアサンも、元からいたリバイアサンもステータスにほとんど違いは無かったので、今戦っている奴も大差は無いと思う。であれば、2対1で勝てるわけもなく一方的にやられている。
「おーい。こいつも掌握する方がいいか?」
そう2匹に聞いてみると、3匹目が欲しいならダンジョンを用意してください。でも、倒して素材にしたら強い装備ができるんじゃないですか? だってさ。
同族を、俺が欲しいなら生かす、でも素材にした方が色々な意味で美味しくないですか? って事だべ? 割り切り方というか、考え方がすごいな。
「じゃぁ倒しちゃって。お前たちで2匹いるし3匹目は必要ないと思うしな。あ~俺たちは潜れないから、しっかりとドロップ品回収してくれよな! 後、終わったら迎えに来いよ」
2匹に任せて戻る事にした。
みんなにも状況を伝え、まっすぐ進む方向にはリバイアサンがいないので、エンジンを回して少しでも早く大陸につけるように移動を開始する。
って思ったらさ、リバイアサン同士の戦いが長引きすぎ。、2時間経ってもまだギャーギャーやってるよ。その間に着いてしまったので、サクッと大陸全土を掌握する。
「いた! ダンジョンを作ってその中に籠っているみたいだ! みんな、移動するよ!」
そう言って俺は準備を始める。
妻たちは、ほぼ大陸の中央に位置する場所にダンジョンを作っていた。そこまで地下通路を一直線に作り、移動できるように状況を整える。
魔導列車があれば早かったのだが、魔導列車は無く一番早い乗り物が、馬車という事になるな。ウォーホースを召喚して馬車を少し改造すれば……
っと、そんなことより、リバイアサンに船を運ばせればいいじゃないか!
「グレン! もう1回リバイアサンの所に!」
そう言って慌てて飛び立つ。
「2匹とも、すぐに終わりそうか?」
同族を倒した事があるわけないので、分からないと返答があった。そりゃそうだよな。
「あまり時間をかけていられなくなった。だから加勢する。グレンもどんどん攻撃しろよ」
そして余裕がない俺は、海にいる魔物なので雷魔法をチョイスした。元々掌握していたリバイアサンには、雷魔法の範囲感電を防ぐ方法を教えているので大丈夫だろう。
俺はリバイアサンの上空で水魔法で濃霧を発生させ、その下であたり一面を焼くような高出力の炎を生み出す。
その炎は空気を温め上昇気流を産む。その上昇気流が濃霧の層にぶち当たると、濃霧が薄くなる。温度が上がって魔法では霧を維持できなくなっただけなのだが……
大量の水分を含んだ空気は、ドンドン上空に上がっていく。空気が冷えて来た辺りから積乱雲が発生し、人工的に作り出したとは思えない高さまで雲が達している。
その積乱雲の中では、あり得ない程のエネルギーが蓄積されており、バチバチ言っているのが視認できる程だ。
「雷を落とす! 巻き込まれるなよ!」
そう掛け声をかけ、フレンドリーファイアを気にする事なく、積乱雲の中にたまっているエネルギーを雷魔法で誘導して敵性リバイアサンに向けて落とす。
本来なら、こんなに簡単に雷は落ちないのだが、そこはファンタジーの世界だ。魔法で誘導して直撃をさせられる素晴らしい不思議パワーだ。
離れた場所へ魔法を使おうとする場合は魔力をかなり消費するのだが、魔力だけで同じ規模の雷を落とそうとすると、俺が5人は必要になる程の魔力が必要だ。それを、魔力の8割位で再現できてしまうのは、科学の力だろう。
魔法の力があっても、自然のエネルギーには勝てないって事だよな。
そして直撃を受けた敵性リバイアサンはドロップ品になった。電撃を防ぐ方法を教えていたが、完璧には防げなかったようだ。
体の周りに作り出した電気も流れない超純水の壁を、雷が一部吹き飛ばしてしまい、攻撃をくらってしまったようだ。
新しく掌握したリバイアサンは、直撃は受けなかったが余波を喰らい全身がビリビリしているようだ。
これって、ダンマスのスキルで従わせてなかったら、絶対に暴れ出すよな。
初めからいるリバイアサンがドロップ品と、痺れているリバイアサンを回収して移動を開始した。
ビリビリしたと文句を言われたが、状況を説明するとそれなら仕方がないと許してもらえたのは助かった。ちなみに痺れから復活した方は、上下関係があるのか「何の問題も無いよな?」と言われて「はい」とだけ答えていた。
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