1,375 / 2,518
第1375話 知らなかった苦労
しおりを挟む
娘たちが寝ている間は、みんな思いおもいに過ごしていた。そして目が覚めると、いきなりトップギアに入ったかのように動き始める。子どもってオンとオフの切り替えが本当にすごいな。
早く次の部位を捌くところが見たいと騒ぎ出したので、ブラウニーに予定を確認する。そうすると、そろそろ起きる頃だと分かっていたようで、すでに準備が進んでいるとの事だ。
午後一番は、牛タンだ! そしてデカすぎるだろ。若干引くレベルの牛タンだ。
「まず始めにすることは……」
3人のブラウニーたちが牛タンを持ち上げて、大きなまな板に牛タンの上部、人間で言えば味を感じる味覚がある部分を叩きつけている。平らにすることによって捌きやすくなるのだとか。そういうものなのか?
続いては牛タンのサイドの皮を剥いでいく。皮が硬いので少し厚めに剥いているのだとか。見る見るうちに捌いていく様を見て、目を丸くしている俺たち。
牛タンの皮が剥き終わるまでに2分チョッとくらいではないだろうか? だけど今回は見学をしてもらうのでかなり遅く、普段はこの倍位のスピードで捌くのと言っていた。器用に2人で捌いている様子は驚愕だった。
捌くと意外にキレイなんだな。大きな牛タンの横で小さい牛タンが2個捌かれている。これは何なのだろうか? と思ったが、小さいと思っているこの牛タンがスタンダードの大きさらしい。
では何故2種類かといえば、片方が和牛でもう片方が輸入牛、どうやら比べるために召喚して捌いてくれているようだ。
それにしても輸入牛の方は、赤黒く何か血や汁が出てて汚く見える。それに比べて和牛の方は明るい赤色、ピンクっぽく見える。魔物を掛け合わせた大きい牛タンは、その2つの中間っぽい感じかな? 何というか、キレイな赤身という感じだな。
和牛の方がピンクっぽく見えるのは脂、サシが入っているからだそうだ。カロリーが高い理由はこれか。良く動かす部位だと思っていたので、こんなに脂があるとは思っていなかった。
輸入牛の場合、和牛と違ってわざと脂がのるように育てないので、脂は比較的少ないのだとか。それでもカロリーが高いと言われるのは、それだけ脂が入っているということなのかな?
タン下を外して切り分けて行くようだ。ダンジョン農園牛のタンは大きすぎるので普段なら4分の1くらいにして切るのだが、見比べるために大きい状態で切ってくれるそうだ。
「あれ? 輸入牛だけ凍ってない? シャリシャリ聞こえる気がするんだけど」
「お気付きになりましたか? 取り寄せた資料によると、輸入牛は凍った状態で運ばれるそうです。そして溶かし過ぎるとドリップ……えっと、細胞膜が壊れて汁が多く出てしまうそうです。焼肉屋で凍ったまま出てくるのは、基本的に輸入牛で凍った状態から焼いた方が、美味しく食べられるからと書いてありました」
へ~そういうものなのか。
和牛はタン下を外して少し成形をした後に切り分けていたが、輸入牛とダンジョン農園牛は筋をとるために、左右の中ほどにある白っぽいところにV字に切り込みを入れて、その部分を引っ張りながら刃をあてて削いでいた。
和牛は気にならないけど、他の2つはあの筋が気になるので切り取っているようだ。
次に気になったのが、和牛とダンジョン農園牛は成型時断面が四角っぽいのだが、輸入牛は断面がドーム状になるようになっていた。
この違いは和牛と説明してくれた。切り分けた後のタンをみて、タン下が付いていた方に2ヵ所ちょっと穴が開いていたのだ。どうやらそこが血管だったようだ。そして和牛とダンジョン農園牛は綺麗なのに対し、輸入牛は血管に血が残っている。血合いがあるため、切り取らないと不味いらしい。
牛タンを食べる文化は日本が中心であり、海外で屠殺されるときにはあまり気にされない部位なので、血が残ってしまうのだとか。日本ではどうなっているのか分からないですが、とブラウニーが言っていた。
俺が焼肉屋で食べていたのは、色合いに輸入牛の方だったのかな? でも、普通に美味しかったけどな……と思っていたら、化学調味料を使っており多少誤魔化している部分があるんだってさ。
ちょっとショックに思ったが、よくよく考えたら美味しく食べるための努力なんだから、ショックを覚える必要は無いと思い直した。
牛タンを食べるために結構な苦労があるんだな。
次に連れて行かれたのは、お肉お肉している部位がいっぱい並べられているところだ。
各お肉の説明を聞いてみたが、違いがよく分からん。見ただけで説明できるとか、本当にすごいな。
ほとんど脂の部位を見せられて、ここがカルビになる部分と言われて驚いた。カルビって脂がいっぱいあるイメージだったけどこんなにあるんだ。
トモバラとかいう部位らしいが、言われてもどこらへんか分からん!
と思ったら、絵を持ち出してどの部分だと説明してくれた。トモバラは場所的にはだいたいお腹あたりだと教えてくれた。各部位の名前を教えてもらったが、こんなにいろんな種類があるとは思ってもいなかった。
そして話を聞いている内に昔のことを思い出していた。
ヒレと聞いて尻尾に近い部分だと思っていたことだ。人間に例えれば、腰より少し上あたりだろうか?そういう意味ではももとかの方が尻尾に近い部位になるな。
ちなみに俺が勘違いしていた理由だが、ヒレときいて魚を思い浮かべていたのだ。しかも何故か尾びれをイメージしており、牛ヒレも同じだと勘違いしていたのだ。親にそれを話した時に笑われた覚えがあるな。
何て懐かしいことを思い出していたら、頭を撫でられる感覚と肩を撫でられる感覚があった。
「「「とーたん、いいこいいこ」」」
どうやら娘たちに昔のことを思い出して、懐かしがっていることを気づかれてしまったようだ。娘たちに心配させるなんて、親として良くないよな。
母親の3人は、首を傾げているが俺に近づくように言われて近くに来たようだな。
こういう部分は子どもの方が敏感に感じ取るのかな?
午後も時間いっぱいいろんな部位を捌くところを見学させてもらった。
魚は捌いた事あるけど、体の大きい動物って捌くの大変なんだな。改めて実感した。そして後で監視機能で見た映像で更に強くそう思うようになった。
切り分けている人たちって本当にすごいんだな。
早く次の部位を捌くところが見たいと騒ぎ出したので、ブラウニーに予定を確認する。そうすると、そろそろ起きる頃だと分かっていたようで、すでに準備が進んでいるとの事だ。
午後一番は、牛タンだ! そしてデカすぎるだろ。若干引くレベルの牛タンだ。
「まず始めにすることは……」
3人のブラウニーたちが牛タンを持ち上げて、大きなまな板に牛タンの上部、人間で言えば味を感じる味覚がある部分を叩きつけている。平らにすることによって捌きやすくなるのだとか。そういうものなのか?
続いては牛タンのサイドの皮を剥いでいく。皮が硬いので少し厚めに剥いているのだとか。見る見るうちに捌いていく様を見て、目を丸くしている俺たち。
牛タンの皮が剥き終わるまでに2分チョッとくらいではないだろうか? だけど今回は見学をしてもらうのでかなり遅く、普段はこの倍位のスピードで捌くのと言っていた。器用に2人で捌いている様子は驚愕だった。
捌くと意外にキレイなんだな。大きな牛タンの横で小さい牛タンが2個捌かれている。これは何なのだろうか? と思ったが、小さいと思っているこの牛タンがスタンダードの大きさらしい。
では何故2種類かといえば、片方が和牛でもう片方が輸入牛、どうやら比べるために召喚して捌いてくれているようだ。
それにしても輸入牛の方は、赤黒く何か血や汁が出てて汚く見える。それに比べて和牛の方は明るい赤色、ピンクっぽく見える。魔物を掛け合わせた大きい牛タンは、その2つの中間っぽい感じかな? 何というか、キレイな赤身という感じだな。
和牛の方がピンクっぽく見えるのは脂、サシが入っているからだそうだ。カロリーが高い理由はこれか。良く動かす部位だと思っていたので、こんなに脂があるとは思っていなかった。
輸入牛の場合、和牛と違ってわざと脂がのるように育てないので、脂は比較的少ないのだとか。それでもカロリーが高いと言われるのは、それだけ脂が入っているということなのかな?
タン下を外して切り分けて行くようだ。ダンジョン農園牛のタンは大きすぎるので普段なら4分の1くらいにして切るのだが、見比べるために大きい状態で切ってくれるそうだ。
「あれ? 輸入牛だけ凍ってない? シャリシャリ聞こえる気がするんだけど」
「お気付きになりましたか? 取り寄せた資料によると、輸入牛は凍った状態で運ばれるそうです。そして溶かし過ぎるとドリップ……えっと、細胞膜が壊れて汁が多く出てしまうそうです。焼肉屋で凍ったまま出てくるのは、基本的に輸入牛で凍った状態から焼いた方が、美味しく食べられるからと書いてありました」
へ~そういうものなのか。
和牛はタン下を外して少し成形をした後に切り分けていたが、輸入牛とダンジョン農園牛は筋をとるために、左右の中ほどにある白っぽいところにV字に切り込みを入れて、その部分を引っ張りながら刃をあてて削いでいた。
和牛は気にならないけど、他の2つはあの筋が気になるので切り取っているようだ。
次に気になったのが、和牛とダンジョン農園牛は成型時断面が四角っぽいのだが、輸入牛は断面がドーム状になるようになっていた。
この違いは和牛と説明してくれた。切り分けた後のタンをみて、タン下が付いていた方に2ヵ所ちょっと穴が開いていたのだ。どうやらそこが血管だったようだ。そして和牛とダンジョン農園牛は綺麗なのに対し、輸入牛は血管に血が残っている。血合いがあるため、切り取らないと不味いらしい。
牛タンを食べる文化は日本が中心であり、海外で屠殺されるときにはあまり気にされない部位なので、血が残ってしまうのだとか。日本ではどうなっているのか分からないですが、とブラウニーが言っていた。
俺が焼肉屋で食べていたのは、色合いに輸入牛の方だったのかな? でも、普通に美味しかったけどな……と思っていたら、化学調味料を使っており多少誤魔化している部分があるんだってさ。
ちょっとショックに思ったが、よくよく考えたら美味しく食べるための努力なんだから、ショックを覚える必要は無いと思い直した。
牛タンを食べるために結構な苦労があるんだな。
次に連れて行かれたのは、お肉お肉している部位がいっぱい並べられているところだ。
各お肉の説明を聞いてみたが、違いがよく分からん。見ただけで説明できるとか、本当にすごいな。
ほとんど脂の部位を見せられて、ここがカルビになる部分と言われて驚いた。カルビって脂がいっぱいあるイメージだったけどこんなにあるんだ。
トモバラとかいう部位らしいが、言われてもどこらへんか分からん!
と思ったら、絵を持ち出してどの部分だと説明してくれた。トモバラは場所的にはだいたいお腹あたりだと教えてくれた。各部位の名前を教えてもらったが、こんなにいろんな種類があるとは思ってもいなかった。
そして話を聞いている内に昔のことを思い出していた。
ヒレと聞いて尻尾に近い部分だと思っていたことだ。人間に例えれば、腰より少し上あたりだろうか?そういう意味ではももとかの方が尻尾に近い部位になるな。
ちなみに俺が勘違いしていた理由だが、ヒレときいて魚を思い浮かべていたのだ。しかも何故か尾びれをイメージしており、牛ヒレも同じだと勘違いしていたのだ。親にそれを話した時に笑われた覚えがあるな。
何て懐かしいことを思い出していたら、頭を撫でられる感覚と肩を撫でられる感覚があった。
「「「とーたん、いいこいいこ」」」
どうやら娘たちに昔のことを思い出して、懐かしがっていることを気づかれてしまったようだ。娘たちに心配させるなんて、親として良くないよな。
母親の3人は、首を傾げているが俺に近づくように言われて近くに来たようだな。
こういう部分は子どもの方が敏感に感じ取るのかな?
午後も時間いっぱいいろんな部位を捌くところを見学させてもらった。
魚は捌いた事あるけど、体の大きい動物って捌くの大変なんだな。改めて実感した。そして後で監視機能で見た映像で更に強くそう思うようになった。
切り分けている人たちって本当にすごいんだな。
0
あなたにおすすめの小説
現実世界にダンジョンが出現したのでフライングして最強に!
おとうふ
ファンタジー
2026年、突如として世界中にダンジョンが出現した。
ダンジョン内は無尽蔵にモンスターが湧き出し、それを倒すことでレベルが上がり、ステータスが上昇するという不思議空間だった。
過去の些細な事件のトラウマを克服できないまま、不登校の引きこもりになっていた中学2年生の橘冬夜は、好奇心から自宅近くに出現したダンジョンに真っ先に足を踏み入れた。
ダンジョンとは何なのか。なぜ出現したのか。その先に何があるのか。
世界が大混乱に陥る中、何もわからないままに、冬夜はこっそりとダンジョン探索にのめり込んでいく。
やがて来る厄災の日、そんな冬夜の好奇心が多くの人の命を救うことになるのだが、それはまだ誰も知らぬことだった。
至らぬところも多いと思いますが、よろしくお願いします!
人の才能が見えるようになりました。~いい才能は幸運な俺が育てる~
犬型大
ファンタジー
突如として変わった世界。
塔やゲートが現れて強いものが偉くてお金も稼げる世の中になった。
弱いことは才能がないことであるとみなされて、弱いことは役立たずであるとののしられる。
けれども違ったのだ。
この世の中、強い奴ほど才能がなかった。
これからの時代は本当に才能があるやつが強くなる。
見抜いて、育てる。
育てて、恩を売って、いい暮らしをする。
誰もが知らない才能を見抜け。
そしてこの世界を生き残れ。
なろう、カクヨムその他サイトでも掲載。
更新不定期
ハズレスキル【地図化(マッピング)】で追放された俺、実は未踏破ダンジョンの隠し通路やギミックを全て見通せる世界で唯一の『攻略神』でした
夏見ナイ
ファンタジー
勇者パーティの荷物持ちだったユキナガは、戦闘に役立たない【地図化】スキルを理由に「無能」と罵られ、追放された。
しかし、孤独の中で己のスキルと向き合った彼は、その真価に覚醒する。彼の脳内に広がるのは、モンスター、トラップ、隠し通路に至るまで、ダンジョンの全てを完璧に映し出す三次元マップだった。これは最強の『攻略神』の眼だ――。
彼はその圧倒的な情報力を武器に、同じく不遇なスキルを持つ仲間たちの才能を見出し、不可能と言われたダンジョンを次々と制覇していく。知略と分析で全てを先読みし、完璧な指示で仲間を導く『指揮官』の成り上がり譚。
一方、彼を失った勇者パーティは迷走を始める……。爽快なダンジョン攻略とカタルシス溢れる英雄譚が、今、始まる!
S級クラフトスキルを盗られた上にパーティから追放されたけど、実はスキルがなくても生産力最強なので追放仲間の美少女たちと工房やります
内田ヨシキ
ファンタジー
[第5回ドラゴンノベルス小説コンテスト 最終選考作品]
冒険者シオンは、なんでも作れる【クラフト】スキルを奪われた上に、S級パーティから追放された。しかしシオンには【クラフト】のために培った知識や技術がまだ残されていた!
物作りを通して、新たな仲間を得た彼は、世界初の技術の開発へ着手していく。
職人ギルドから追放された美少女ソフィア。
逃亡中の魔法使いノエル。
騎士職を剥奪された没落貴族のアリシア。
彼女らもまた、一度は奪われ、失ったものを、物作りを通して取り戻していく。
カクヨムにて完結済み。
( https://kakuyomu.jp/works/16817330656544103806 )
【もうダメだ!】貧乏大学生、絶望から一気に成り上がる〜もし、無属性でFランクの俺が異文明の魔道兵器を担いでダンジョンに潜ったら〜
KEINO
ファンタジー
貧乏大学生の探索者はダンジョンに潜り、全てを覆す。
~あらすじ~
世界に突如出現した異次元空間「ダンジョン」。
そこから産出される魔石は人類に無限のエネルギーをもたらし、アーティファクトは魔法の力を授けた。
しかし、その恩恵は平等ではなかった。
富と力はダンジョン利権を牛耳る企業と、「属性適性」という特別な才能を持つ「選ばれし者」たちに独占され、世界は新たな格差社会へと変貌していた。
そんな歪んだ現代日本で、及川翔は「無属性」という最底辺の烙印を押された青年だった。
彼には魔法の才能も、富も、未来への希望もない。
あるのは、両親を失った二年前のダンジョン氾濫で、原因不明の昏睡状態に陥った最愛の妹、美咲を救うという、ただ一つの願いだけだった。
妹を治すため、彼は最先端の「魔力生体学」を学ぶが、学費と治療費という冷酷な現実が彼の行く手を阻む。
希望と絶望の狭間で、翔に残された道はただ一つ――危険なダンジョンに潜り、泥臭く魔石を稼ぐこと。
英雄とも呼べるようなSランク探索者が脚光を浴びる華やかな世界とは裏腹に、翔は今日も一人、薄暗いダンジョンの奥へと足を踏み入れる。
これは、神に選ばれなかった「持たざる者」が、絶望的な現実にもがきながら、たった一つの希望を掴むために抗い、やがて世界の真実と向き合う、戦いの物語。
彼の「無属性」の力が、世界を揺るがす光となることを、彼はまだ知らない。
テンプレのダンジョン物を書いてみたくなり、手を出しました。
SF味が増してくるのは結構先の予定です。
スローペースですが、しっかりと世界観を楽しんでもらえる作品になってると思います。
良かったら読んでください!
どうしてこうなった道中記-サブスキルで面倒ごとだらけ-
すずめさん
ファンタジー
ある日、友達に誘われ始めたMMORPG…[アルバスクロニクルオンライン]
何の変哲も無くゲームを始めたつもりがしかし!?…
たった一つのスキルのせい?…で起きる波乱万丈な冒険物語。
※本作品はPCで編集・改行がされて居る為、スマホ・タブレットにおける
縦読みでの読書は読み難い点が出て来ると思います…それでも良いと言う方は……
ゆっくりしていってね!!!
※ 現在書き直し慣行中!!!
痩せる為に不人気のゴブリン狩りを始めたら人生が変わりすぎた件~痩せたらお金もハーレムも色々手に入りました~
ぐうのすけ
ファンタジー
主人公(太田太志)は高校デビューと同時に体重130キロに到達した。
食事制限とハザマ(ダンジョン)ダイエットを勧めれるが、太志は食事制限を後回しにし、ハザマダイエットを開始する。
最初は甘えていた大志だったが、人とのかかわりによって徐々に考えや行動を変えていく。
それによりスキルや人間関係が変化していき、ヒロインとの関係も変わっていくのだった。
※最初は成長メインで描かれますが、徐々にヒロインの展開が多めになっていく……予定です。
カクヨムで先行投稿中!
ダンジョン作成から始まる最強クラン
山椒
ファンタジー
ダンジョンが出現して数十年が経ち、ダンジョンがあることが日常となっていた。
そんな世界で五年前に起きた大規模魔物侵攻により心に傷を受けた青年がいた。
極力誰とも関わりを持たずにいた彼の住んでいる部屋に寝ている間にダンジョンが出現し、彼はそこに落ちた。
そのダンジョンは他に確認されていない自作するダンジョンであった。
ダンジョンとモンスターにトラウマを抱えつつもダンジョン作成を始めていく。
ただそのダンジョンは特別性であった。
ダンジョンが彼を、彼の大事な人を強くするダンジョンであった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる