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第2134話 ギャンブルは怖いぞ
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商会の報告も終わり、ひとまずこの機を逃すまいと始まった報告会は、一応終わりを告げる。一応というのは、オーバータイム……話し合いに続きがあったからだ。
話し合いの内容は、統治にも財務にも商会にも関係があるらしい。以前から度々要望の出ている分野だとのこと……色々あるけど、全てが関わるような大事な要望なんて何があったかな? 娯楽関係?
「娯楽といえば娯楽なのですが……街公認の賭博場ですね。シュウ様の街では、治安も良くなり健康で過ごせるようになって稼ぎも多く、税金が下がっているので、娯楽に使うお金が増えてきたのですが、特に冒険者たちから賭博場が欲しいと、声が上がっています」
そう報告してくれたのは、ガリアだ。
そもそも、なんで冒険者が賭博場が欲しいって言ってるんだ?
「ゴーストタウンには、花街に併設されて公認の賭博場があります。そこで楽しみを知った冒険者が、外に行った時に娯楽として、賭博を求めているそうです」
いやいや、賭博は娯楽じゃねえからな! 分類したら娯楽に入るのかもしれないけど……賭博がしたいなら、他の街へ行くかゴーストタウンに戻ってくればいいだろうが。
「出入り禁止になるほど素行が悪いわけではないですが、あまりよろしくないお客というべきですかね。ですが、そんな冒険者でも他の街へ行けば、そこそこの腕前でお金を稼げるため、稼いでから環境の良いシュウ様の街に来ているそうです」
なるほど、言いたいことが分かった。素行がよろしくなくてゴーストタウンを出たけど、ギャンブルが忘れられなくて、外で稼いで俺の街でゴーストタウンのような、ギャンブルをしたいと騒いでるってことか?
待てよ、俺の街じゃない方が賭博場が多いんじゃないか?
「それなのですが、外に出て良く仕事をしている冒険者たちに話しを聞いたところ、他の街では還元率がかなり悪いそうですね。新規の客には勝たせて、沼に引っ張り込むのが普通らしいですね。ちなみに還元率は4割ほどだそうです。ゴーストタウンは8割ほどですね」
胴元ががめついのか? それともそのくらいにしないと、街の有力者に金が払えないのか? ルールを決めている領主が胴元の可能性もあるか?
って、胴元が還元率を教えてるわけないのに、何でそんなことが分かるんだ?
「還元率については、諜報員が暇つぶしに調べたそうです」
暇潰しなのか……そんなにすることが無かったのかね? で、調べた結果がその数字ってことか?
「そうですね。実際には、7割くらいに見せかけているそうですが、差の3割に関しては賭博場の息のかかった人間が、ギャンブルに参加してもらっているように見せているそうですね。1~2割くらいがサクラだそうですよ」
賭博場にサクラがいるのか……それって地球でも同じなのかね? 日本には競馬とかはあるけど、カジノみたいな賭博場は無かったから、あんまり情報が無かった気がする。でも、日本でもカジノを作るとか言って、法整備してたっけ?
あいまいな記憶をほじくっているが、まったく思い出せなかった。
「そういった冒険者たちの声はどうでもいいのですが、街に住んでいる人たちからも娯楽がもっと欲しいと、話が上がってきているそうですね。冒険者たちから聞いた娯楽を、自分たちも体験してみたい!といった感じですね」
ん~個人的には、身を滅ぼさないのであれば、いくらでも作るんだけど……一定数、ギャンブルで身を滅ぼす人間が出てくるし、悪用して借金漬けにさせて奴隷に落として好きにするみたいなことがあるからな……
ちなみに、俺の街ではゴーストタウン以外にギャンブルできるところは無い。非公認の所は、発見し次第潰している。大体、闇ギルドや悪徳商人の資金源になっているので、随時摘発している。
ゴーストタウンにもギャンブル場は無かったんだけど、色々法整備をして花街の近くに作ったんだよね。闘技場で行われているトトカルチョとはまた違う。あっちはギャンブルというよりは、街のイベントに近い。銅貨1枚からかけられる、お遊びみたいなものだ。
初めの頃は無かったが、今は上限が決められており、勝てばその日の居酒屋で頼むメニューが豪華になるって感じだな。負ければ、頼むメニューが1品2品減る感じだろう。
賭博場はあるけど、金貸しについては行っていないので、借金漬けになることは基本的に無い。仲間に騙されて借金をさせられることはあるらしいが、そういった場合はしっかりと背後関係を調べて、両者を裁くのがゴーストタウン流だ。
金貸しも、公認のところ以外は全部潰しているので、冤罪のような形で借金を背負わされることは少ない。それでも無くならないのは、情状酌量の余地のない人間や、こちらで把握しきれない者も若干名出てしまうからだ。
街の住人たちがやってみたいか……良くない流れな気がするんだけど、どうするべきかね? トトカルチョくらいなら問題ないんだけど、トトカルチョをするにしても対象がその街に無いとな……
「トトカルチョですか……確かにあれならギャンブルみたいに身を滅ぼすことは無いですね。ゴーストタウンの闘技場を映せるような施設でも作りますか?」
賭博場を作るなら、そっちの方がいいかもしれないな。録画だと結果を知っている人が街にいるかもしれないから、同時か最大でも半日以内とか決めないと、不正が出ちゃうからな。そこらへんはあとで考えるとして、その案を採用しよう。
かなりの広さが必要だから、街中にドカーンって建てられないよな。なら、思い切って街の外に壁を作って、そこにトトカルチョ用の建物を建てるか? 使っていない時は、兵士たちの訓練場にしてもいいかもしれないな。
警備の点を考えれば、詰め所の近くとかの方が対処しやすいな。出入口は広くとるけど、1ヶ所のみ。イメージは……都心の駅の改札口みたいな、1人ずつ通れるゲートを作って、中に入る感じかね? 賭けるのは、中に入る前にまとめてかな?
いや、賭けなくても観戦できるようにするわけだから、買うエリアを広く作るべきか? 賭けられる額を一定刻みにして、チケットを渡す感じか?
「ゴーストタウンと同じようにはできないでしょうが、賭け方などについては後で考えましょう。トトカルチョができなくても、過去の試合データはあるので観戦ができる場所にしてもいいですし、兵士が訓練に使えるのであれば、無駄にはなりません」
そうだな。とりあえず、各街に箱を作るように指示を出そうか。どのくらいの広さが必要かしっかりと計算して、その結果を各街に報告してくれ。
話し合いの内容は、統治にも財務にも商会にも関係があるらしい。以前から度々要望の出ている分野だとのこと……色々あるけど、全てが関わるような大事な要望なんて何があったかな? 娯楽関係?
「娯楽といえば娯楽なのですが……街公認の賭博場ですね。シュウ様の街では、治安も良くなり健康で過ごせるようになって稼ぎも多く、税金が下がっているので、娯楽に使うお金が増えてきたのですが、特に冒険者たちから賭博場が欲しいと、声が上がっています」
そう報告してくれたのは、ガリアだ。
そもそも、なんで冒険者が賭博場が欲しいって言ってるんだ?
「ゴーストタウンには、花街に併設されて公認の賭博場があります。そこで楽しみを知った冒険者が、外に行った時に娯楽として、賭博を求めているそうです」
いやいや、賭博は娯楽じゃねえからな! 分類したら娯楽に入るのかもしれないけど……賭博がしたいなら、他の街へ行くかゴーストタウンに戻ってくればいいだろうが。
「出入り禁止になるほど素行が悪いわけではないですが、あまりよろしくないお客というべきですかね。ですが、そんな冒険者でも他の街へ行けば、そこそこの腕前でお金を稼げるため、稼いでから環境の良いシュウ様の街に来ているそうです」
なるほど、言いたいことが分かった。素行がよろしくなくてゴーストタウンを出たけど、ギャンブルが忘れられなくて、外で稼いで俺の街でゴーストタウンのような、ギャンブルをしたいと騒いでるってことか?
待てよ、俺の街じゃない方が賭博場が多いんじゃないか?
「それなのですが、外に出て良く仕事をしている冒険者たちに話しを聞いたところ、他の街では還元率がかなり悪いそうですね。新規の客には勝たせて、沼に引っ張り込むのが普通らしいですね。ちなみに還元率は4割ほどだそうです。ゴーストタウンは8割ほどですね」
胴元ががめついのか? それともそのくらいにしないと、街の有力者に金が払えないのか? ルールを決めている領主が胴元の可能性もあるか?
って、胴元が還元率を教えてるわけないのに、何でそんなことが分かるんだ?
「還元率については、諜報員が暇つぶしに調べたそうです」
暇潰しなのか……そんなにすることが無かったのかね? で、調べた結果がその数字ってことか?
「そうですね。実際には、7割くらいに見せかけているそうですが、差の3割に関しては賭博場の息のかかった人間が、ギャンブルに参加してもらっているように見せているそうですね。1~2割くらいがサクラだそうですよ」
賭博場にサクラがいるのか……それって地球でも同じなのかね? 日本には競馬とかはあるけど、カジノみたいな賭博場は無かったから、あんまり情報が無かった気がする。でも、日本でもカジノを作るとか言って、法整備してたっけ?
あいまいな記憶をほじくっているが、まったく思い出せなかった。
「そういった冒険者たちの声はどうでもいいのですが、街に住んでいる人たちからも娯楽がもっと欲しいと、話が上がってきているそうですね。冒険者たちから聞いた娯楽を、自分たちも体験してみたい!といった感じですね」
ん~個人的には、身を滅ぼさないのであれば、いくらでも作るんだけど……一定数、ギャンブルで身を滅ぼす人間が出てくるし、悪用して借金漬けにさせて奴隷に落として好きにするみたいなことがあるからな……
ちなみに、俺の街ではゴーストタウン以外にギャンブルできるところは無い。非公認の所は、発見し次第潰している。大体、闇ギルドや悪徳商人の資金源になっているので、随時摘発している。
ゴーストタウンにもギャンブル場は無かったんだけど、色々法整備をして花街の近くに作ったんだよね。闘技場で行われているトトカルチョとはまた違う。あっちはギャンブルというよりは、街のイベントに近い。銅貨1枚からかけられる、お遊びみたいなものだ。
初めの頃は無かったが、今は上限が決められており、勝てばその日の居酒屋で頼むメニューが豪華になるって感じだな。負ければ、頼むメニューが1品2品減る感じだろう。
賭博場はあるけど、金貸しについては行っていないので、借金漬けになることは基本的に無い。仲間に騙されて借金をさせられることはあるらしいが、そういった場合はしっかりと背後関係を調べて、両者を裁くのがゴーストタウン流だ。
金貸しも、公認のところ以外は全部潰しているので、冤罪のような形で借金を背負わされることは少ない。それでも無くならないのは、情状酌量の余地のない人間や、こちらで把握しきれない者も若干名出てしまうからだ。
街の住人たちがやってみたいか……良くない流れな気がするんだけど、どうするべきかね? トトカルチョくらいなら問題ないんだけど、トトカルチョをするにしても対象がその街に無いとな……
「トトカルチョですか……確かにあれならギャンブルみたいに身を滅ぼすことは無いですね。ゴーストタウンの闘技場を映せるような施設でも作りますか?」
賭博場を作るなら、そっちの方がいいかもしれないな。録画だと結果を知っている人が街にいるかもしれないから、同時か最大でも半日以内とか決めないと、不正が出ちゃうからな。そこらへんはあとで考えるとして、その案を採用しよう。
かなりの広さが必要だから、街中にドカーンって建てられないよな。なら、思い切って街の外に壁を作って、そこにトトカルチョ用の建物を建てるか? 使っていない時は、兵士たちの訓練場にしてもいいかもしれないな。
警備の点を考えれば、詰め所の近くとかの方が対処しやすいな。出入口は広くとるけど、1ヶ所のみ。イメージは……都心の駅の改札口みたいな、1人ずつ通れるゲートを作って、中に入る感じかね? 賭けるのは、中に入る前にまとめてかな?
いや、賭けなくても観戦できるようにするわけだから、買うエリアを広く作るべきか? 賭けられる額を一定刻みにして、チケットを渡す感じか?
「ゴーストタウンと同じようにはできないでしょうが、賭け方などについては後で考えましょう。トトカルチョができなくても、過去の試合データはあるので観戦ができる場所にしてもいいですし、兵士が訓練に使えるのであれば、無駄にはなりません」
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