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第2360話 魔物の神秘
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昼食も食べ終わりボーっとしながら、シリウス君の食事風景を見ている。
この魚……リバイアサンは、分類分けすると魚になるのだろうか?
そんなことはどうでもいいか。シリウス君は、かなりのグルメらしく、色々な注文を付けているようだ。その注文の仕方も、日本で言うメニュー表を使い器用に尻尾で指していた。今は体が小さくとも、元々のサイズを考えると、その胃袋の大きさはかなりの物だろう。
どういう原理かは分からないが、体が小さくしても元の大きさと同じ量を食べることができるそうだ。そもそも、従魔たちは俺のダンジョンの範囲内にいれば、食事をしなくても生きていけるのだが、嗜好品として食事をすることが多い。
食料は沢山あるし、ブラウニーたちも世話をしてくれるので、普通に食べることができるようにしている。だけど、体を小さくできる聖獣たちやリバイアサンたちは、小さい状態でも満腹感を楽しむことができるらしく、小さい状態で食べることを好む傾向にある。
いくらでも食べれるとはいっても、さすがに上限を決めているので、思う存分食べられることはあまり多くない。正確に言えば、ブラウニーたちの調理した料理を思う存分となる。
生でもいいのであれば、狩場として使えるダンジョンがマイワールドにあるからな。そこに行けば、思う存分食べることは出来る。それでも美味しい肉を食べられるのだが、調理したお肉はやっぱり美味いからな。
で、今日はシリウス君に協力してもらったから、好物のお肉を食べ放題にしたんだよね。そしたら小さい体のまま、色々な物を食べている感じだな。
大きいより小さい方が、味が細かく分かったりするのかね? 満腹感を感じたらそれを少し楽しんで、良く分からない原理で元の大きさの胃袋へ移動させて、また満腹になる過程を楽しんでいるようだ。
ダマが、そんなことを言っていると教えてくれた内容だ。
器用だな……なんて思いながら見ていると、ダマが羨ましそうな表情をしていたので、いつも迷惑をかけているダマにも、食べ放題とまでは言えないが、もう2~3食分出してもらった。
白虎はネコ科のはずなのだが、犬みたいに尻尾をブンブン振っているので、かなり喜んでいる様子だな。
シリウス君に視線を戻すと、相変わらず美味そうに焼いてもらった肉を食べてるな。網をたくさん使うことになっているからか、焦げが付いたらブラウニーが外して、シリウス君が水圧で洗うというルーティーンが出来上がっていた。
シリウス君はお肉が好きと言っていたが、内臓系の方が好きみたいだな。噛み応えか味かは分からないが、注文する品が、内臓系に偏ってきている。
制限がないから、色々な物を食べればいいのでは? と思ったが、シリウス君は好きな物を好きなだけ食べたいタイプだったみたいだ。
そして面白いというべきか、お肉だけではなくお米もかなりの量を食べている。
器にすると食べにくいとのことでおにぎりで提供され、かぶりつく形で食べるのが一番楽とのことだ。
お肉2~3切れでおにぎりが1つ無くなる配分で食べているため、俺が数えた範囲でも既に30個はおにぎりを食べていた。俺が見てなかった時間も考えれば、もしかしたら3桁に到達しているかもしれない。
俺は食事が終わったので、シリウス君を観察する以外にすることが無かったりするんだよな。ここにきたのも、することが無かったから来たって感じだしな。
本格的にすることが無くなってしまったので、何をしようか本当に悩ましい。
運動ができればいいんだけど、まだ許可が出ていないから、体を動かさないことが前提だったりするんだよな。ゲームも小説も、なんかそんな気分じゃなかったりするから、乗り気になれないんだよな……
何もしてないと、今度は眠くなるし、今寝ると夜寝られなくなるし……それはそれで困る。
何かいい時間つぶしになる物は無いだろうか?
新しい趣味でも考えるか?
ん~~、いきなり考えても思いつかんな。長い目でみて考えないといけなそうだな。
解体エリアから出て近くの広場のような所で食事をしていたので、このままダラダラしていても邪魔だと言われることはないので、ここでのんびりしていくかな。
ドワーフたちは酒盛りした後に、またシリウス君に洗われて、解体エリアへ戻っていったのでもうここにはいない。
それにしても、解体に下ごしらえって大変なんだな。スーパーとかに行っても切られた肉しか見たこと無かったからな。たまに、鳥が丸々売られてたりするけど、あれはまた違う話になるからな。
解体に使うナイフって、本当に色々あったな。パッと見た感じでも5種類くらいはあった気がする。一番使われてたのは、想像していたより小さなナイフだったな。
解体している時も思ったけど、骨から肉を外すなら、大きすぎたら扱いにくいもんな。それに、皮をはぐナイフも小さかったな。大きいと細かな動きがしにくいからな、小さな形をしているんだろうな。
で、解体に使うナイフより、切り分けたり下ごしらえする包丁の方が、刃が長かったんだよな。
物によっては、1回の引き切りで切り離す必要があるようで、刃が長い方が便利なんだとか。
刺身包丁とかも長かったりするのは、1回で切ろうとするからなんだろうな。
意外だったのは、お肉でも硬めの部位には出刃包丁を使っている事だな。出刃包丁と言えば、魚を3枚卸しにする時に使う包丁で、刃が厚くて切れ味が良く、骨など硬いものを切る際に使う包丁だ。そんなのをお肉に使っているのには、驚いたな。
全部に言えるのは、刃が綺麗だった。
どのナイフも包丁も、職人が作った物は、刃が綺麗に感じたんだよな。取り寄せた鋳造品の量産物が綺麗じゃないと言っているわけではないのだが、鍛造と鋳造では何かが違うんだよな。
上手く言葉にはできないけど、違うって分かるからなんか不思議だったな。
刃の色だけを見れば、おそらく鋳造の量産品の方が綺麗だと思うが、そういう綺麗って意味ではないんだよな。
貴重な体験だったな。
この魚……リバイアサンは、分類分けすると魚になるのだろうか?
そんなことはどうでもいいか。シリウス君は、かなりのグルメらしく、色々な注文を付けているようだ。その注文の仕方も、日本で言うメニュー表を使い器用に尻尾で指していた。今は体が小さくとも、元々のサイズを考えると、その胃袋の大きさはかなりの物だろう。
どういう原理かは分からないが、体が小さくしても元の大きさと同じ量を食べることができるそうだ。そもそも、従魔たちは俺のダンジョンの範囲内にいれば、食事をしなくても生きていけるのだが、嗜好品として食事をすることが多い。
食料は沢山あるし、ブラウニーたちも世話をしてくれるので、普通に食べることができるようにしている。だけど、体を小さくできる聖獣たちやリバイアサンたちは、小さい状態でも満腹感を楽しむことができるらしく、小さい状態で食べることを好む傾向にある。
いくらでも食べれるとはいっても、さすがに上限を決めているので、思う存分食べられることはあまり多くない。正確に言えば、ブラウニーたちの調理した料理を思う存分となる。
生でもいいのであれば、狩場として使えるダンジョンがマイワールドにあるからな。そこに行けば、思う存分食べることは出来る。それでも美味しい肉を食べられるのだが、調理したお肉はやっぱり美味いからな。
で、今日はシリウス君に協力してもらったから、好物のお肉を食べ放題にしたんだよね。そしたら小さい体のまま、色々な物を食べている感じだな。
大きいより小さい方が、味が細かく分かったりするのかね? 満腹感を感じたらそれを少し楽しんで、良く分からない原理で元の大きさの胃袋へ移動させて、また満腹になる過程を楽しんでいるようだ。
ダマが、そんなことを言っていると教えてくれた内容だ。
器用だな……なんて思いながら見ていると、ダマが羨ましそうな表情をしていたので、いつも迷惑をかけているダマにも、食べ放題とまでは言えないが、もう2~3食分出してもらった。
白虎はネコ科のはずなのだが、犬みたいに尻尾をブンブン振っているので、かなり喜んでいる様子だな。
シリウス君に視線を戻すと、相変わらず美味そうに焼いてもらった肉を食べてるな。網をたくさん使うことになっているからか、焦げが付いたらブラウニーが外して、シリウス君が水圧で洗うというルーティーンが出来上がっていた。
シリウス君はお肉が好きと言っていたが、内臓系の方が好きみたいだな。噛み応えか味かは分からないが、注文する品が、内臓系に偏ってきている。
制限がないから、色々な物を食べればいいのでは? と思ったが、シリウス君は好きな物を好きなだけ食べたいタイプだったみたいだ。
そして面白いというべきか、お肉だけではなくお米もかなりの量を食べている。
器にすると食べにくいとのことでおにぎりで提供され、かぶりつく形で食べるのが一番楽とのことだ。
お肉2~3切れでおにぎりが1つ無くなる配分で食べているため、俺が数えた範囲でも既に30個はおにぎりを食べていた。俺が見てなかった時間も考えれば、もしかしたら3桁に到達しているかもしれない。
俺は食事が終わったので、シリウス君を観察する以外にすることが無かったりするんだよな。ここにきたのも、することが無かったから来たって感じだしな。
本格的にすることが無くなってしまったので、何をしようか本当に悩ましい。
運動ができればいいんだけど、まだ許可が出ていないから、体を動かさないことが前提だったりするんだよな。ゲームも小説も、なんかそんな気分じゃなかったりするから、乗り気になれないんだよな……
何もしてないと、今度は眠くなるし、今寝ると夜寝られなくなるし……それはそれで困る。
何かいい時間つぶしになる物は無いだろうか?
新しい趣味でも考えるか?
ん~~、いきなり考えても思いつかんな。長い目でみて考えないといけなそうだな。
解体エリアから出て近くの広場のような所で食事をしていたので、このままダラダラしていても邪魔だと言われることはないので、ここでのんびりしていくかな。
ドワーフたちは酒盛りした後に、またシリウス君に洗われて、解体エリアへ戻っていったのでもうここにはいない。
それにしても、解体に下ごしらえって大変なんだな。スーパーとかに行っても切られた肉しか見たこと無かったからな。たまに、鳥が丸々売られてたりするけど、あれはまた違う話になるからな。
解体に使うナイフって、本当に色々あったな。パッと見た感じでも5種類くらいはあった気がする。一番使われてたのは、想像していたより小さなナイフだったな。
解体している時も思ったけど、骨から肉を外すなら、大きすぎたら扱いにくいもんな。それに、皮をはぐナイフも小さかったな。大きいと細かな動きがしにくいからな、小さな形をしているんだろうな。
で、解体に使うナイフより、切り分けたり下ごしらえする包丁の方が、刃が長かったんだよな。
物によっては、1回の引き切りで切り離す必要があるようで、刃が長い方が便利なんだとか。
刺身包丁とかも長かったりするのは、1回で切ろうとするからなんだろうな。
意外だったのは、お肉でも硬めの部位には出刃包丁を使っている事だな。出刃包丁と言えば、魚を3枚卸しにする時に使う包丁で、刃が厚くて切れ味が良く、骨など硬いものを切る際に使う包丁だ。そんなのをお肉に使っているのには、驚いたな。
全部に言えるのは、刃が綺麗だった。
どのナイフも包丁も、職人が作った物は、刃が綺麗に感じたんだよな。取り寄せた鋳造品の量産物が綺麗じゃないと言っているわけではないのだが、鍛造と鋳造では何かが違うんだよな。
上手く言葉にはできないけど、違うって分かるからなんか不思議だったな。
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貴重な体験だったな。
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