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第64話 全員後衛パーティ
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「ほら、火魔法で倒せたじゃない」
「えぇ。そうなんですけど、氷魔法を放った時は動きが鈍くなっていたんですが」
「そうかしら? 気のせいじゃない? それよりドロップアイテムの確認をしましょう」
うーん。中級だからノーダメージだったけど、上級や隠しダンジョンだと、メリッサさんの行動は命取りかも。
というか、ローランドさんもメリッサさんも、攻略対象じゃない……本来ときメイでパーティを組まない人たちだからか、ステータスは確実に高い。
だけど、二人とも……そして私も魔法使いタイプなので、パーティとしてはバランスが悪く、上級はともかく隠しダンジョンは無理かな。
余談だけど、ケヴィン王子ルートなら、騎士さんたちが前衛でしっかり守ってくれるので、ケヴィン王子が魔法攻撃で、アメリアが治癒や支援を行う。
シリウスルートだと、シリウス自身が前衛で、他の男子生徒が魔法攻撃役で……と、どのルートへ進んでもパーティのバランスが良くなるようになってなっている。
でも、このゲームのシナリオにない、ローランドさん、メリッサさん、ルーシーっていう全員後衛タイプのパーティは……うん。上級ダンジョンまでにしておこう。
「あ、ミノタウロスが落としたアイテムは、短剣なのね」
「えっ!? 短剣!? 中級ダンジョンで出たっていう事は、マインゴーシュじゃない!?」
「マインゴーシュって?」
「防御用の短剣で、魔法使いタイプでも装備出来るし、上級ダンジョンへ行くなら、ローランドさんかメリッサさんが持つと良いかと」
「ふーん。しかし貴女……本当に一年生よね? どうしてそんな事を知っているの?」
「え、えーっと、私は短剣マニアなのよ。だから、その短剣がマインゴーシュだって見た瞬間にわかったのよ」
く、苦しい。自分で言っておいてなんだけど、短剣マニアって何よ。
私が知っている短剣は、ゲームに出てきた物だけ……というか、ときメイに出て来る装備品なら全て知ってるけどね!
「ふーん。そんなに短剣が好きなら、これは貴女がお持ちなさいな。私は短剣に興味は無いし。ローランドも構わないでしょ?」
「あぁ。この短剣も、ルーシーに使って貰った方が嬉しいだろうからな」
いやいや、違うの!
この武器を使うと、物理攻撃の回避力が上がるのよ!
後衛に居る私が持っていても意味がない……そうだ。だったらいっその事、私が前衛に行ってみる?
おそらく、次は上級ダンジョンに行こうって話になる……というか、私が言うし。
上級ダンジョンでも、魔物が出て来る所はだいたい分かるし、そっちの方が二人が安全かも。
ただ、ときメイでは主人公のアメリアが必ず後衛で、攻略対象から護られる役割だから、ゲームでも前衛ってした事が無いのがネックと言えばネックだけど。
まぁでも、きっとやれば出来るよね。
「じゃあ、この短剣は使わせて貰うわね。それより、次は上級ダンジョンへ行く? 中級はノーダメージだったし」
「そうね。私は構わないわよ」
「ちなみに、上級ダンジョンへ行くにあたって、前衛が出来る人をパーティに加えたりはしないの?」
「私と同じくらいの実力がある人なら構わないわよ」
そうだった。
メリッサさんの条件が結構面倒なのよね。
実力的にはシリウスならメリッサさんと同じくらいになると思うんだけど、それは後の話。
一年生の時のシリウスは、剣を振るいたいのに、魔法学園に入れられた……って、迷いまくっているから弱いのよ。
二年生の後半くらいから、魔法剣士っていう新たな目標を見つけて急成長するんだけどね。
とりあえず、ミノタウロスが居た場所の奥にある魔法陣へ入って地上へ戻り、小休憩の後、今度は上級ダンジョンへ向かう事にした。
「えぇ。そうなんですけど、氷魔法を放った時は動きが鈍くなっていたんですが」
「そうかしら? 気のせいじゃない? それよりドロップアイテムの確認をしましょう」
うーん。中級だからノーダメージだったけど、上級や隠しダンジョンだと、メリッサさんの行動は命取りかも。
というか、ローランドさんもメリッサさんも、攻略対象じゃない……本来ときメイでパーティを組まない人たちだからか、ステータスは確実に高い。
だけど、二人とも……そして私も魔法使いタイプなので、パーティとしてはバランスが悪く、上級はともかく隠しダンジョンは無理かな。
余談だけど、ケヴィン王子ルートなら、騎士さんたちが前衛でしっかり守ってくれるので、ケヴィン王子が魔法攻撃で、アメリアが治癒や支援を行う。
シリウスルートだと、シリウス自身が前衛で、他の男子生徒が魔法攻撃役で……と、どのルートへ進んでもパーティのバランスが良くなるようになってなっている。
でも、このゲームのシナリオにない、ローランドさん、メリッサさん、ルーシーっていう全員後衛タイプのパーティは……うん。上級ダンジョンまでにしておこう。
「あ、ミノタウロスが落としたアイテムは、短剣なのね」
「えっ!? 短剣!? 中級ダンジョンで出たっていう事は、マインゴーシュじゃない!?」
「マインゴーシュって?」
「防御用の短剣で、魔法使いタイプでも装備出来るし、上級ダンジョンへ行くなら、ローランドさんかメリッサさんが持つと良いかと」
「ふーん。しかし貴女……本当に一年生よね? どうしてそんな事を知っているの?」
「え、えーっと、私は短剣マニアなのよ。だから、その短剣がマインゴーシュだって見た瞬間にわかったのよ」
く、苦しい。自分で言っておいてなんだけど、短剣マニアって何よ。
私が知っている短剣は、ゲームに出てきた物だけ……というか、ときメイに出て来る装備品なら全て知ってるけどね!
「ふーん。そんなに短剣が好きなら、これは貴女がお持ちなさいな。私は短剣に興味は無いし。ローランドも構わないでしょ?」
「あぁ。この短剣も、ルーシーに使って貰った方が嬉しいだろうからな」
いやいや、違うの!
この武器を使うと、物理攻撃の回避力が上がるのよ!
後衛に居る私が持っていても意味がない……そうだ。だったらいっその事、私が前衛に行ってみる?
おそらく、次は上級ダンジョンに行こうって話になる……というか、私が言うし。
上級ダンジョンでも、魔物が出て来る所はだいたい分かるし、そっちの方が二人が安全かも。
ただ、ときメイでは主人公のアメリアが必ず後衛で、攻略対象から護られる役割だから、ゲームでも前衛ってした事が無いのがネックと言えばネックだけど。
まぁでも、きっとやれば出来るよね。
「じゃあ、この短剣は使わせて貰うわね。それより、次は上級ダンジョンへ行く? 中級はノーダメージだったし」
「そうね。私は構わないわよ」
「ちなみに、上級ダンジョンへ行くにあたって、前衛が出来る人をパーティに加えたりはしないの?」
「私と同じくらいの実力がある人なら構わないわよ」
そうだった。
メリッサさんの条件が結構面倒なのよね。
実力的にはシリウスならメリッサさんと同じくらいになると思うんだけど、それは後の話。
一年生の時のシリウスは、剣を振るいたいのに、魔法学園に入れられた……って、迷いまくっているから弱いのよ。
二年生の後半くらいから、魔法剣士っていう新たな目標を見つけて急成長するんだけどね。
とりあえず、ミノタウロスが居た場所の奥にある魔法陣へ入って地上へ戻り、小休憩の後、今度は上級ダンジョンへ向かう事にした。
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