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第1章 ゴミスキルと古代兵器
第25話 全裸にさせられるクリス
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「お兄ちゃん。また、騎士さんたちだね」
「そうだね。王都周辺ならともかく、こんな辺境の地に珍しいね」
クリスと昼食を済ませ、ゴミ捨て場も回り切ってしまったので、街をプラプラしていると、ちょくちょく騎士に遭遇する。
露店で雑貨を見ていた時には、食堂で持ち物チェックをされた騎士に、再び遭遇した程だ。
「んー、こんなに沢山騎士が派遣されているって事は、相当凶悪な人が潜んでいるのかもね」
「国家反逆だっけ? 怖いよね。お兄ちゃん、クリスを守ってくれる?」
「もちろん。クリスは僕が守るよ」
「えへへー。お兄ちゃん、カッコ良い! あと、大好きっ!」
クリスが僕に抱きつき、周りの人たちが微笑ましい目を向けてくる。
クリスを男の娘から元に戻すべく、男らしさを見せているつもりなんだけど……逆効果になっていないよね?
「けど、そんなに危ない人たちが居るなら、宿をキャンセルして、もう次の街へ移動しようか。一日に二回も馬車に乗る事になっちゃうけど」
「クリスは大丈夫だよー。それより、変な事に巻き込まれる事の方がイヤかな」
「分かった。じゃあ、そうしようか」
今から特急馬車に乗れば、陽が落ちる前には移動出来るんじゃないかと思う。
そこから慌てて宿を探さないといけないけど、シャルロットが居れば大丈夫かな?
「……シャルロット。マリーさんたちは、今どうしているの?」
『マリーは、割と近くに居ます。区画二つくらい離れた所ですね』
マリーさんとジェームズは、相変わらずシャルロットを探しているみたいだし、やっぱり移動するなら特急馬車だね。
普通の乗合馬車だと、夜になっちゃうだろうし、ジェームズたちが特急馬車を使ったら、追いつかれちゃうしね。
早速宿へ戻り、キャンセル料を払って馬車の停留所へ。
北のカンパッチ行きの特急馬車に乗ったのは、僕たちを含めて六人だけ。
魔法使いっぽい男の人と、子供連れの三人家族、そして僕たちの三組だ。
一先ず、クリスと共にゆったりとしたシートへ腰掛け、到着を待っていると、まだ道半ばといった所なのに、突然馬車が停止する。
何かトラブルかな? と思っていると、
「急ぎのところをすまない。この馬車に、国家反逆を企てる者が乗っているという情報が……また君たちか」
またもや同じ騎士さんに遭遇した。
しかし、その危ない人から逃げる為に特急馬車で街を出たのに、まさかその人と同じ馬車に乗ってしまうなんて。
ついてないなと苦笑しつつ、これまでと同様にシャルロットをストレージに収納すると、
「街の中とは違い、この周辺に人が居ない。つまり二人の御者を含め、この八人の中に、ある危険な物を隠し持っている者が居るはずだ。悪いが全員服を脱いでもらい、詳細に身体を調べさせてもらう!」
とんでもない事を言い出した。
服を脱いで……って、全裸になれって事なの!?
僕はともかく、クリスが……と心配していると、
「では、男性は馬車の外へ出てもらおう。尚、女性は馬車の中で、女性騎士が調べるので、協力いただきたい」
クリスが馬車に残り、僕は外へ出される。
ど、どうしよう。
クリスを外へ出さないと!
全裸にされて、クリスが男の娘だってわかったら、良くて変質者扱いで、最悪女性の着替えを覗いた……と、投獄されてしまうかもしれない。
だけど、既に場所の扉が閉められた上に、
「では先ずそこの少年からだ」
真っ先に僕が調べられる事になってしまった。
「ふむ……何度も遭遇しているから、一番怪しいと思ったのだが、本当に隠し持っていないな。ならば、女の子の方か?」
下着も含めて脱がされ、服の中も細かく調べられ……関係無いのに酷い目に遭った。
これと同じ事をクリスがされているのかと思うと、物凄く不安なんだけど、
「女性と、二人の幼女を徹底的に調べましたが、例の物は見つかりませんでした」
意外にも何事もなく終わる。
けど女性っていうのは、あのお母さんで、二人の幼女って、その娘さんと、クリスの事?
あれ? 流石に女の子は下着を脱がされたりはしなかったって事なの?
「何だと!? 男性側にも無かったし……下着の中も調べたんだな?」
「当然です」
「くっ。所有スキル判別するマジックアイテムには、ゴミスキルとしかでないし、こっちの女児は未だスキルを授かっていない。誰もストレージスキルを持っていないとなると、馬車や馬に隠されているのか!?」
下着も脱がされたって言っているけど、クリスも……だよね?
じゃあ、いくらクリスの見た目が女の子でも、実際は男だって分かっちゃうはずなのに。
訳が分からず困惑していると、着替えを済ませたクリスが僕の隣にやってきて、
「うぅ……女の人とはいえ、お兄ちゃん以外の人に色々見られちゃったよー!」
涙目で僕に抱きついてくる。
……って、待って。
え? えぇっ!? まさか……まさかクリスって、男の娘じゃなくて、本当に女の子なのっ!?
「そうだね。王都周辺ならともかく、こんな辺境の地に珍しいね」
クリスと昼食を済ませ、ゴミ捨て場も回り切ってしまったので、街をプラプラしていると、ちょくちょく騎士に遭遇する。
露店で雑貨を見ていた時には、食堂で持ち物チェックをされた騎士に、再び遭遇した程だ。
「んー、こんなに沢山騎士が派遣されているって事は、相当凶悪な人が潜んでいるのかもね」
「国家反逆だっけ? 怖いよね。お兄ちゃん、クリスを守ってくれる?」
「もちろん。クリスは僕が守るよ」
「えへへー。お兄ちゃん、カッコ良い! あと、大好きっ!」
クリスが僕に抱きつき、周りの人たちが微笑ましい目を向けてくる。
クリスを男の娘から元に戻すべく、男らしさを見せているつもりなんだけど……逆効果になっていないよね?
「けど、そんなに危ない人たちが居るなら、宿をキャンセルして、もう次の街へ移動しようか。一日に二回も馬車に乗る事になっちゃうけど」
「クリスは大丈夫だよー。それより、変な事に巻き込まれる事の方がイヤかな」
「分かった。じゃあ、そうしようか」
今から特急馬車に乗れば、陽が落ちる前には移動出来るんじゃないかと思う。
そこから慌てて宿を探さないといけないけど、シャルロットが居れば大丈夫かな?
「……シャルロット。マリーさんたちは、今どうしているの?」
『マリーは、割と近くに居ます。区画二つくらい離れた所ですね』
マリーさんとジェームズは、相変わらずシャルロットを探しているみたいだし、やっぱり移動するなら特急馬車だね。
普通の乗合馬車だと、夜になっちゃうだろうし、ジェームズたちが特急馬車を使ったら、追いつかれちゃうしね。
早速宿へ戻り、キャンセル料を払って馬車の停留所へ。
北のカンパッチ行きの特急馬車に乗ったのは、僕たちを含めて六人だけ。
魔法使いっぽい男の人と、子供連れの三人家族、そして僕たちの三組だ。
一先ず、クリスと共にゆったりとしたシートへ腰掛け、到着を待っていると、まだ道半ばといった所なのに、突然馬車が停止する。
何かトラブルかな? と思っていると、
「急ぎのところをすまない。この馬車に、国家反逆を企てる者が乗っているという情報が……また君たちか」
またもや同じ騎士さんに遭遇した。
しかし、その危ない人から逃げる為に特急馬車で街を出たのに、まさかその人と同じ馬車に乗ってしまうなんて。
ついてないなと苦笑しつつ、これまでと同様にシャルロットをストレージに収納すると、
「街の中とは違い、この周辺に人が居ない。つまり二人の御者を含め、この八人の中に、ある危険な物を隠し持っている者が居るはずだ。悪いが全員服を脱いでもらい、詳細に身体を調べさせてもらう!」
とんでもない事を言い出した。
服を脱いで……って、全裸になれって事なの!?
僕はともかく、クリスが……と心配していると、
「では、男性は馬車の外へ出てもらおう。尚、女性は馬車の中で、女性騎士が調べるので、協力いただきたい」
クリスが馬車に残り、僕は外へ出される。
ど、どうしよう。
クリスを外へ出さないと!
全裸にされて、クリスが男の娘だってわかったら、良くて変質者扱いで、最悪女性の着替えを覗いた……と、投獄されてしまうかもしれない。
だけど、既に場所の扉が閉められた上に、
「では先ずそこの少年からだ」
真っ先に僕が調べられる事になってしまった。
「ふむ……何度も遭遇しているから、一番怪しいと思ったのだが、本当に隠し持っていないな。ならば、女の子の方か?」
下着も含めて脱がされ、服の中も細かく調べられ……関係無いのに酷い目に遭った。
これと同じ事をクリスがされているのかと思うと、物凄く不安なんだけど、
「女性と、二人の幼女を徹底的に調べましたが、例の物は見つかりませんでした」
意外にも何事もなく終わる。
けど女性っていうのは、あのお母さんで、二人の幼女って、その娘さんと、クリスの事?
あれ? 流石に女の子は下着を脱がされたりはしなかったって事なの?
「何だと!? 男性側にも無かったし……下着の中も調べたんだな?」
「当然です」
「くっ。所有スキル判別するマジックアイテムには、ゴミスキルとしかでないし、こっちの女児は未だスキルを授かっていない。誰もストレージスキルを持っていないとなると、馬車や馬に隠されているのか!?」
下着も脱がされたって言っているけど、クリスも……だよね?
じゃあ、いくらクリスの見た目が女の子でも、実際は男だって分かっちゃうはずなのに。
訳が分からず困惑していると、着替えを済ませたクリスが僕の隣にやってきて、
「うぅ……女の人とはいえ、お兄ちゃん以外の人に色々見られちゃったよー!」
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え? えぇっ!? まさか……まさかクリスって、男の娘じゃなくて、本当に女の子なのっ!?
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