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第1章 ゴミスキルと古代兵器
第26話 気持ち悪いジェームズ
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「なぁ、騎士さんよ。俺は今日中にカンパッチの街へ行かなきゃならないんだが。その為に、高い特急馬車で移動してんだけど」
「我々だって、そうだ。幼い娘に野宿をさせる気か!? 見つからなかったのなら、もう良いだろう!」
騎士たちが馬車の床の下や、馬を調べだし、一向に出発出来そうにない。
その為、他の乗客が怒りだしている。
ここは僕も加勢して、早く解放してもらうべきなんだろうけど、
「お兄ちゃん。まだ出発出来ないのかなー?」
不安そうな表情を浮かべながら、僕に抱きつくクリスの事が気になって仕方がない。
だって、男の子だと思って寝食を共にしていたクリスが、実は女の子だったんだよ!?
柔らかくて、筋肉が少ない腕や脚だなーって思っていたら、女の子の柔らかさだったんだよ!?
……だ、だけど、クリスはクリスだ。
クリス自身が何か変わった訳じゃないんだから、平常心を保たなきゃ。
「そ、そ、そうだね。は、早く行きたいね」
「ん? お兄ちゃん。どうして、クリスの方を見てくれないの?」
「そ、そんな事ないよ?」
あぁぁ……変にクリスの事を意識しちゃっている。
とにかく、これまで通りにしなきゃ……と考えていると、どこかで見た事のある馬車がやってきた。
そこから降りてきた男が騎士たちと話し始め……って、おい。
「待たせたな。で、見つかったのか?」
「ジェームズ殿。残念ながら、例の物は見つかっていません」
「何だと!? 徹底的に調べたのか!? よし、じゃあ改めて俺様が調べてやる。先ずは、そこの女の子から服を脱いで全裸に……って、おい! どうして、お前が居るんだ!」
ルイス家の馬車から降りてくるなり、クリスを見て鼻の下を伸ばしていたジェームズが、僕に気付いて後ろへ飛び退る。
だが、周囲に騎士が居るからか、再び威圧的に口を開く。
「カーティス! 答えろ。何故、お前がここに居る! それに、可愛い女の子は誰だ!」
「いちゃ、悪いのか? それに、クリスは前にも会っているだろ。吹き飛ばされたのをもう忘れたのか?」
「……あ、あの時の!? えっ!? こんなに可愛い女の子だったのか。つまり俺の胸に、この女の子が飛び込んで来たのか」
ジェームズは、あの時のクリスのタックルを、胸に飛び込んで来たと解釈するのか。
いやまぁ、完全に間違いではないんだが、正直どうなんだ?
ジェームズが、ジロジロと舐めるようにクリスの事を見てくるので、僕の背中にクリスを隠した所で、
「お前、気持ち悪い」
前にチラッと見た、黒髪の少女……マリーさんが馬車から降りて来た。
「そうだよな。あんなに可愛い女の子と一緒に居て、しかも背中から抱きつかせているんだぜ。気持ち悪いよな」
「違う。気持ち悪いのは、お前。あの少女の脇や脚ばかり見ている」
「そ、そんなは事ないぞ!? ……あ、わかった。マリーは嫉妬しているんだな。俺が向こうの女の子ばかり見ているから。悪かったよ。ちゃんとマリーの事も見るよ」
そう言って、ジェームズがマリーに向き直る。
なるほど。ジェームズとマリーさんは恋仲なのか……と思った直後、マリーさんが突然手でピースサインを作り、
「エッチな目で私を見るな。死ね」
「ぐぉぉぉっ! 嫉妬が……嫉妬が強過ぎるっ!」
ジェームズの目に……あれ、かなり痛そうなんだが。
ただ、マリーさんは無表情のままで、嫉妬というより、嫌悪しているように見えるのは僕だけだろうか。
ジェームズが痛そうに転げ回っていると、
「……そっちの少年が誰かは知らんが、もう良いだろ? 騎士さんよ」
「そうだ! これ以上、横暴な事を続けるなら、出る所へ出るぞ!」
「騎士様。お客様に迷惑が掛かっておりますし、そろそろ宜しいでしょうか」
再びお客さんたちが怒りだし、馬車の御者さんたちも、いい加減にしてくれと言わんばかりに訴える。
「ジェームズ殿。例の物は、ここにあるのでしょうか」
「 ≪ヒール≫……ふぅ。マリー、お前の姉……もとい、例の物はこの付近にあるのか?」
「……いや、無いな。周囲に反応がない。もっと遠くにあるか、ストレージスキルの類に収納されているかの、どちらかだ」
……そうか。この騎士たちは、シャルロットを探しているんだ!
冷静にならなきゃ! 気付くのが遅すぎるっ!
クリスの一件で、一人あたふたしていたけど、今の局面はそれどころじゃなかったんだ!
ようやく浮ついていた気持ちが落ち着いてきた所で、
「あんたら、この中にストレージスキルを持っている者は居ないって調べたよな? だったら、もう良いだろ! 早く出発させろ!」
再び客が怒りだす。
「ジェームズ殿。一旦、この者たちは解放しますが、宜しいですな? 例の物が無い以上、これ以上の拘束は無理です」
「……いや、そんな事、俺の知った事ではないな」
「知った事ではないなら、もう良いって事だろ!? おい、馬車を出してくれ!」
結局、僕を含めた八人の名前や身分証を控えられて、ようやく馬車が動き出したんだけど……騎士やジェームズたちも、この馬車の後を追って、カンパッチの街へ向かい始めた。
……どうやらこれからは、ジェームズだけでなく騎士もシャルロットを狙う敵だと認識しなければならないようだ。
「我々だって、そうだ。幼い娘に野宿をさせる気か!? 見つからなかったのなら、もう良いだろう!」
騎士たちが馬車の床の下や、馬を調べだし、一向に出発出来そうにない。
その為、他の乗客が怒りだしている。
ここは僕も加勢して、早く解放してもらうべきなんだろうけど、
「お兄ちゃん。まだ出発出来ないのかなー?」
不安そうな表情を浮かべながら、僕に抱きつくクリスの事が気になって仕方がない。
だって、男の子だと思って寝食を共にしていたクリスが、実は女の子だったんだよ!?
柔らかくて、筋肉が少ない腕や脚だなーって思っていたら、女の子の柔らかさだったんだよ!?
……だ、だけど、クリスはクリスだ。
クリス自身が何か変わった訳じゃないんだから、平常心を保たなきゃ。
「そ、そ、そうだね。は、早く行きたいね」
「ん? お兄ちゃん。どうして、クリスの方を見てくれないの?」
「そ、そんな事ないよ?」
あぁぁ……変にクリスの事を意識しちゃっている。
とにかく、これまで通りにしなきゃ……と考えていると、どこかで見た事のある馬車がやってきた。
そこから降りてきた男が騎士たちと話し始め……って、おい。
「待たせたな。で、見つかったのか?」
「ジェームズ殿。残念ながら、例の物は見つかっていません」
「何だと!? 徹底的に調べたのか!? よし、じゃあ改めて俺様が調べてやる。先ずは、そこの女の子から服を脱いで全裸に……って、おい! どうして、お前が居るんだ!」
ルイス家の馬車から降りてくるなり、クリスを見て鼻の下を伸ばしていたジェームズが、僕に気付いて後ろへ飛び退る。
だが、周囲に騎士が居るからか、再び威圧的に口を開く。
「カーティス! 答えろ。何故、お前がここに居る! それに、可愛い女の子は誰だ!」
「いちゃ、悪いのか? それに、クリスは前にも会っているだろ。吹き飛ばされたのをもう忘れたのか?」
「……あ、あの時の!? えっ!? こんなに可愛い女の子だったのか。つまり俺の胸に、この女の子が飛び込んで来たのか」
ジェームズは、あの時のクリスのタックルを、胸に飛び込んで来たと解釈するのか。
いやまぁ、完全に間違いではないんだが、正直どうなんだ?
ジェームズが、ジロジロと舐めるようにクリスの事を見てくるので、僕の背中にクリスを隠した所で、
「お前、気持ち悪い」
前にチラッと見た、黒髪の少女……マリーさんが馬車から降りて来た。
「そうだよな。あんなに可愛い女の子と一緒に居て、しかも背中から抱きつかせているんだぜ。気持ち悪いよな」
「違う。気持ち悪いのは、お前。あの少女の脇や脚ばかり見ている」
「そ、そんなは事ないぞ!? ……あ、わかった。マリーは嫉妬しているんだな。俺が向こうの女の子ばかり見ているから。悪かったよ。ちゃんとマリーの事も見るよ」
そう言って、ジェームズがマリーに向き直る。
なるほど。ジェームズとマリーさんは恋仲なのか……と思った直後、マリーさんが突然手でピースサインを作り、
「エッチな目で私を見るな。死ね」
「ぐぉぉぉっ! 嫉妬が……嫉妬が強過ぎるっ!」
ジェームズの目に……あれ、かなり痛そうなんだが。
ただ、マリーさんは無表情のままで、嫉妬というより、嫌悪しているように見えるのは僕だけだろうか。
ジェームズが痛そうに転げ回っていると、
「……そっちの少年が誰かは知らんが、もう良いだろ? 騎士さんよ」
「そうだ! これ以上、横暴な事を続けるなら、出る所へ出るぞ!」
「騎士様。お客様に迷惑が掛かっておりますし、そろそろ宜しいでしょうか」
再びお客さんたちが怒りだし、馬車の御者さんたちも、いい加減にしてくれと言わんばかりに訴える。
「ジェームズ殿。例の物は、ここにあるのでしょうか」
「 ≪ヒール≫……ふぅ。マリー、お前の姉……もとい、例の物はこの付近にあるのか?」
「……いや、無いな。周囲に反応がない。もっと遠くにあるか、ストレージスキルの類に収納されているかの、どちらかだ」
……そうか。この騎士たちは、シャルロットを探しているんだ!
冷静にならなきゃ! 気付くのが遅すぎるっ!
クリスの一件で、一人あたふたしていたけど、今の局面はそれどころじゃなかったんだ!
ようやく浮ついていた気持ちが落ち着いてきた所で、
「あんたら、この中にストレージスキルを持っている者は居ないって調べたよな? だったら、もう良いだろ! 早く出発させろ!」
再び客が怒りだす。
「ジェームズ殿。一旦、この者たちは解放しますが、宜しいですな? 例の物が無い以上、これ以上の拘束は無理です」
「……いや、そんな事、俺の知った事ではないな」
「知った事ではないなら、もう良いって事だろ!? おい、馬車を出してくれ!」
結局、僕を含めた八人の名前や身分証を控えられて、ようやく馬車が動き出したんだけど……騎士やジェームズたちも、この馬車の後を追って、カンパッチの街へ向かい始めた。
……どうやらこれからは、ジェームズだけでなく騎士もシャルロットを狙う敵だと認識しなければならないようだ。
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