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第1章 神聖魔法を極めた聖女。魔法学校へ入学する
挿話4 トップに立ちたいマルク=ロレーヌ
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初日の授業が終わり、執事とメイドたちが迎えに来た。
「マルク坊ちゃま。お疲れさまでした。学校の初日はいかがでしたかな?」
「うむ。概ね予定通りだな。俺の才能をもってすれば、Sクラスになるのは当然で、一年の王となるのもすぐであろう」
「おぉ、流石は坊ちゃまです。お父上も、さぞかしお喜びになるでしょう」
迎えの馬車に乗り込むや否や、執事が学校の話を聞いてきて、満足そうに笑みを浮かべる。
そうだな。俺の魔法の才能を見出したのも父上で、何人もの魔法の先生を雇ってくれた。
父上の期待に応えるためにも、Sクラスで一番となり、上級学年をも支配するくらいにならなくては。
だが、あのアルフレッドが同じ学校で、同じクラスだというのは想定外だった。
何でも、剣聖の血を受け継ぎ、十三歳の時にドラゴンと戦った事があるのだとか。
今日も、その噂を肯定するかのように、謎の白い斬撃でバフォメットを倒してしまった。
「そうだ。同じクラスに、剣聖の息子が居たのだが、何か知っている事はないか?」
「剣聖の息子……と申しますと、アルフレッド様の事ですか? 意外ですね。かの父親も、その息子であるアルフレッド様も、剣の腕は凄まじいですが、魔法の才能までお有りだったとは」
「しかし、俺の目の前でバフォ……こほん。とある魔物を倒したのだが」
「魔物!? 魔法学校に魔物が居たのですか!?」
「えっと、アレだ。戦闘訓練の授業だ。入学初日ではあるが、Sクラスだからな。少々授業速度が速いのだ」
危ない危ない。
父上が過保護気味な所があり、俺の居ない所で、執事にいろいろと俺の事を聞いているらしいからな。
学校でバフォメットを召喚したなんて話が父上の耳に入ったら……いや、意外と応援してくれるかもしれんな。召喚魔法の先生を雇ってくれるかもしれない。
ただ、リスクも高いので、この話は未だ辞めておこう。
「戦闘訓練の授業ですか。やはり、魔法しか使ってはいけないのですか?」
「いや、特にそういうルールは無かった……と思う」
「でしたら、アルフレッド様は基礎魔法の実力を認められたのかもしれませんな。かの剣聖も、いわゆる『魔法』と呼ばれるものは得意ではなかったという噂ですが、その反面、基礎魔法には長けていたと聞いております」
「基礎魔法と言うと、アレか。自分の能力を高める魔法か」
「左様でございます。別名、強化魔法とも言い、自身の力や敏捷性などを向上させる魔法で、自分以外に使用する事が出来ないため、いわゆる『魔法』とは別扱いとされていますね。ただ、魔法学校での分類までは存じておりませんが」
確か、父上が雇ってくれた魔法の先生も、基礎魔法の事は話していた気がする。
ただ、一般的には魔法に分類されないと聞いた為、俺が一切練習しなかったので、使う事は出来ないが。
「つまり、普通の魔法については、アルフレッドよりも俺の方が上だという事か」
「当然でございます。坊ちゃまはロレーヌ家の長男であられます。おそらく、アルフレッド様は剣聖の息子という知名度でSクラスになられたのではないかと」
「なるほど、そういう事か。剣聖の息子だから相手を立てたが、あそこは魔法学校だからな。魔法においては俺の方が上だ! その事を分からせてやらなくては!」
良く考えたら、あの無口な男も何かでドラゴンを使い魔に出来ただけであり、召喚魔法の腕ではない。
あの女だって平民だし、光魔法が使える訳ではなく、使えるフリ……何か、仕掛けがあるはずだ!
明日、早速Sクラスの連中の正体を露わにし、俺が最も優れている事を証明してやる!
「マルク坊ちゃま。お疲れさまでした。学校の初日はいかがでしたかな?」
「うむ。概ね予定通りだな。俺の才能をもってすれば、Sクラスになるのは当然で、一年の王となるのもすぐであろう」
「おぉ、流石は坊ちゃまです。お父上も、さぞかしお喜びになるでしょう」
迎えの馬車に乗り込むや否や、執事が学校の話を聞いてきて、満足そうに笑みを浮かべる。
そうだな。俺の魔法の才能を見出したのも父上で、何人もの魔法の先生を雇ってくれた。
父上の期待に応えるためにも、Sクラスで一番となり、上級学年をも支配するくらいにならなくては。
だが、あのアルフレッドが同じ学校で、同じクラスだというのは想定外だった。
何でも、剣聖の血を受け継ぎ、十三歳の時にドラゴンと戦った事があるのだとか。
今日も、その噂を肯定するかのように、謎の白い斬撃でバフォメットを倒してしまった。
「そうだ。同じクラスに、剣聖の息子が居たのだが、何か知っている事はないか?」
「剣聖の息子……と申しますと、アルフレッド様の事ですか? 意外ですね。かの父親も、その息子であるアルフレッド様も、剣の腕は凄まじいですが、魔法の才能までお有りだったとは」
「しかし、俺の目の前でバフォ……こほん。とある魔物を倒したのだが」
「魔物!? 魔法学校に魔物が居たのですか!?」
「えっと、アレだ。戦闘訓練の授業だ。入学初日ではあるが、Sクラスだからな。少々授業速度が速いのだ」
危ない危ない。
父上が過保護気味な所があり、俺の居ない所で、執事にいろいろと俺の事を聞いているらしいからな。
学校でバフォメットを召喚したなんて話が父上の耳に入ったら……いや、意外と応援してくれるかもしれんな。召喚魔法の先生を雇ってくれるかもしれない。
ただ、リスクも高いので、この話は未だ辞めておこう。
「戦闘訓練の授業ですか。やはり、魔法しか使ってはいけないのですか?」
「いや、特にそういうルールは無かった……と思う」
「でしたら、アルフレッド様は基礎魔法の実力を認められたのかもしれませんな。かの剣聖も、いわゆる『魔法』と呼ばれるものは得意ではなかったという噂ですが、その反面、基礎魔法には長けていたと聞いております」
「基礎魔法と言うと、アレか。自分の能力を高める魔法か」
「左様でございます。別名、強化魔法とも言い、自身の力や敏捷性などを向上させる魔法で、自分以外に使用する事が出来ないため、いわゆる『魔法』とは別扱いとされていますね。ただ、魔法学校での分類までは存じておりませんが」
確か、父上が雇ってくれた魔法の先生も、基礎魔法の事は話していた気がする。
ただ、一般的には魔法に分類されないと聞いた為、俺が一切練習しなかったので、使う事は出来ないが。
「つまり、普通の魔法については、アルフレッドよりも俺の方が上だという事か」
「当然でございます。坊ちゃまはロレーヌ家の長男であられます。おそらく、アルフレッド様は剣聖の息子という知名度でSクラスになられたのではないかと」
「なるほど、そういう事か。剣聖の息子だから相手を立てたが、あそこは魔法学校だからな。魔法においては俺の方が上だ! その事を分からせてやらなくては!」
良く考えたら、あの無口な男も何かでドラゴンを使い魔に出来ただけであり、召喚魔法の腕ではない。
あの女だって平民だし、光魔法が使える訳ではなく、使えるフリ……何か、仕掛けがあるはずだ!
明日、早速Sクラスの連中の正体を露わにし、俺が最も優れている事を証明してやる!
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