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フィリップルートは秘密の花園でも割かと序盤で発生する。
内容は彼のソードマスター受賞式を終えた後、安定にお祝い事の好きなヒロインの提案によって開催されたエヴァーソン家での祝勝会が主なイベントとして解除される。
フィリップの求婚イベントをクリアさせるためには、イベントの中で発生するサザンカの悪行を暴き出し、ヒロインを聖女の覚醒に目覚めさせる必要がある。
これを別名「毒ワイン事件」と呼ぶ。
「ターゲットはシモンズ家の男爵、そしてファット伯爵。この二人の悪行をなんとか表沙汰にさせるには、それなりの準備が必要だね」
「実はファット伯爵の事は調べてありますの。そしたら衝撃の事実が。彼は裏の組織と繋がり、若い乙女達の人身売買を請け負う仲介人であることが発覚しましたわ」
「え!それって闇売買⁈」
そう言えばヒロインとの挨拶シーンにファット伯爵って出てきた気する。
しかも紹介したのはサザンカ。
ヒロインを陥れる為、あの手この手で伯爵が行う事業を調べて接近。
この時手に入れた、ワインに使う毒は闇ルートでしか出回らない代物。
事前にサザンカが受け取っていたと考えたら、、、
「もしやファット伯爵、エマだけでなくお姉様にも目を付けているんじゃ!」
「その可能性は十分ございますわ。ファット伯爵は純粋で清廉潔白な娘を多く愛人にむかえ入れていると有名ですから。その性癖で上書きさせとけば人身売買も表沙汰にはなりにくいと考えてるに違いありません」
「最低!!!クソキモ親父が!!」
どこまでも非道な野郎だわよ!
これはますます懲らしめてやらねば!!
だがどうする…
「まずは犯行を暴く為に証拠がいるわね。いざとなったら証人はミランダ様。貴方に任せました!でももう少しパンチが欲しいな~」
「パンチ??」
「そ!もしもの時にもしもの保険☆」
サザンカはニヤリと笑いウインクした。
方法は至って簡単。
ミランダと別れて会場を覗くとお目当てのターゲットを発見した。
「あの~ファット伯爵ですよね?少しよろしくて??」
少しハゲた頭。
でっぷりと肥えた後ろ姿に声をかける。
するとファット伯爵が振り向いた。
「おや、これはこれは。サザンカ嬢ではございませんか」
「あら、私をご存知で?」
「もちろんです。貴方はエヴァーソン家の公爵令嬢。知らぬ者などございませんよ。それにしても今日も一段とお美しいですな」
タヌキじじいめ。
顔では気立ての良い紳士を装っているつもりだろうが、さっきからイヤらしい目でチラチラと体を見ているのが丸見えだぞ!!
「実は少し相談したいことがありまして。伯爵にしか頼めないのです、、」
上目遣いで目はウルウルに。
すこ~しだけ、ファット伯爵に近づけば、肩の出たダレス姿を見せつけた。
「ほぉ…それはなんとも。実に興味深い」
分かりやすく鼻の下を伸ばすな~
「人伝てにある噂を小耳に挟みましたの。そう…伯爵が裏組織で人身売買を行っていると」
「!!一体…どこでそれを!」
「まあまあ伯爵。どうか落ち着いて下さいな。話はここからです。私に姉がいるのはご存知ですね?ロエナ・ロベリー・エヴァーソン。彼女を殺したいと思っておりますの」
「殺すだと?」
「ええ、だって邪魔なんですもの。家族に愛されて。聖女の加護まで授かって。だから消してあげるの。でもやるなら内密に。表沙汰で自分が犯行したなんてバレたら、私はエヴァーソン家を追放されて終わりでしょうから」
ニヤリとと笑うサザンカに冷や汗を流す伯爵。
だがチラリとロエナを見る表情。
恐らく伯爵の売買リストにロエナは確実に入っている。
「だから私達、手を組みません?若くて清廉潔白な乙女の体ほど貴重なものはない。お姉様は…きっと伯爵のお目にかなう商品となりますわ」
「ふむ…だが殺すとなると。いささか面倒だな、、」
「そこは事故を装うんです」
「事故?」
「ええ。なんでもお姉様の命を狙う人間は伯爵だけではありません。聖女はいつどこで目をつけられていてもおかしくはありませんからね。わざわざ私達が動かずとも簡単に済ませる方法もあるのですよ」
そう例えば、、、
サザンカは近くのテーブル席に置かれたワイングラスを一つ取る。
「このワインとか」
「毒か!」
「ご名答。伯爵ならできますでしょう?」
闇ルートの薬はいつだって使用できるよう、胸ポケットに入っている。
ファット伯爵がゲーム内でサザンカに渡す時、言った言葉だ。
「たいそう肝の据わったお嬢さんだ。いいだろう。薬と情報を引き換えにロエナの遺体と交換だ。だが失敗は許されない」
「お任せ下さい。獲物は絶対にこの私が仕留めてみせます」
悪役令嬢サザンカの名をかけて。
ファット伯爵と別れればさっそく薬はグラスに…
な~んてね!
グラスには注ぐことをせずにドレスに入れておく。
「うんうん!これで証拠の物品が揃ったってわけ☆」
ピースだぜ!!(イエイ!!)
あんな演技が自分にもできたんだな~
もしや女優の才能もあったりして!
ウキウキとした足取りでミランダ様のところに戻ればぐっちょぶポーズ!
向こうは意味を理解したのか頷いていた。
だがまだもう一つ。
やるべき事は残っていた。
「さてと。お次は~」
サザンカはもう一人の人物がいる場所へ向うのだった。
内容は彼のソードマスター受賞式を終えた後、安定にお祝い事の好きなヒロインの提案によって開催されたエヴァーソン家での祝勝会が主なイベントとして解除される。
フィリップの求婚イベントをクリアさせるためには、イベントの中で発生するサザンカの悪行を暴き出し、ヒロインを聖女の覚醒に目覚めさせる必要がある。
これを別名「毒ワイン事件」と呼ぶ。
「ターゲットはシモンズ家の男爵、そしてファット伯爵。この二人の悪行をなんとか表沙汰にさせるには、それなりの準備が必要だね」
「実はファット伯爵の事は調べてありますの。そしたら衝撃の事実が。彼は裏の組織と繋がり、若い乙女達の人身売買を請け負う仲介人であることが発覚しましたわ」
「え!それって闇売買⁈」
そう言えばヒロインとの挨拶シーンにファット伯爵って出てきた気する。
しかも紹介したのはサザンカ。
ヒロインを陥れる為、あの手この手で伯爵が行う事業を調べて接近。
この時手に入れた、ワインに使う毒は闇ルートでしか出回らない代物。
事前にサザンカが受け取っていたと考えたら、、、
「もしやファット伯爵、エマだけでなくお姉様にも目を付けているんじゃ!」
「その可能性は十分ございますわ。ファット伯爵は純粋で清廉潔白な娘を多く愛人にむかえ入れていると有名ですから。その性癖で上書きさせとけば人身売買も表沙汰にはなりにくいと考えてるに違いありません」
「最低!!!クソキモ親父が!!」
どこまでも非道な野郎だわよ!
これはますます懲らしめてやらねば!!
だがどうする…
「まずは犯行を暴く為に証拠がいるわね。いざとなったら証人はミランダ様。貴方に任せました!でももう少しパンチが欲しいな~」
「パンチ??」
「そ!もしもの時にもしもの保険☆」
サザンカはニヤリと笑いウインクした。
方法は至って簡単。
ミランダと別れて会場を覗くとお目当てのターゲットを発見した。
「あの~ファット伯爵ですよね?少しよろしくて??」
少しハゲた頭。
でっぷりと肥えた後ろ姿に声をかける。
するとファット伯爵が振り向いた。
「おや、これはこれは。サザンカ嬢ではございませんか」
「あら、私をご存知で?」
「もちろんです。貴方はエヴァーソン家の公爵令嬢。知らぬ者などございませんよ。それにしても今日も一段とお美しいですな」
タヌキじじいめ。
顔では気立ての良い紳士を装っているつもりだろうが、さっきからイヤらしい目でチラチラと体を見ているのが丸見えだぞ!!
「実は少し相談したいことがありまして。伯爵にしか頼めないのです、、」
上目遣いで目はウルウルに。
すこ~しだけ、ファット伯爵に近づけば、肩の出たダレス姿を見せつけた。
「ほぉ…それはなんとも。実に興味深い」
分かりやすく鼻の下を伸ばすな~
「人伝てにある噂を小耳に挟みましたの。そう…伯爵が裏組織で人身売買を行っていると」
「!!一体…どこでそれを!」
「まあまあ伯爵。どうか落ち着いて下さいな。話はここからです。私に姉がいるのはご存知ですね?ロエナ・ロベリー・エヴァーソン。彼女を殺したいと思っておりますの」
「殺すだと?」
「ええ、だって邪魔なんですもの。家族に愛されて。聖女の加護まで授かって。だから消してあげるの。でもやるなら内密に。表沙汰で自分が犯行したなんてバレたら、私はエヴァーソン家を追放されて終わりでしょうから」
ニヤリとと笑うサザンカに冷や汗を流す伯爵。
だがチラリとロエナを見る表情。
恐らく伯爵の売買リストにロエナは確実に入っている。
「だから私達、手を組みません?若くて清廉潔白な乙女の体ほど貴重なものはない。お姉様は…きっと伯爵のお目にかなう商品となりますわ」
「ふむ…だが殺すとなると。いささか面倒だな、、」
「そこは事故を装うんです」
「事故?」
「ええ。なんでもお姉様の命を狙う人間は伯爵だけではありません。聖女はいつどこで目をつけられていてもおかしくはありませんからね。わざわざ私達が動かずとも簡単に済ませる方法もあるのですよ」
そう例えば、、、
サザンカは近くのテーブル席に置かれたワイングラスを一つ取る。
「このワインとか」
「毒か!」
「ご名答。伯爵ならできますでしょう?」
闇ルートの薬はいつだって使用できるよう、胸ポケットに入っている。
ファット伯爵がゲーム内でサザンカに渡す時、言った言葉だ。
「たいそう肝の据わったお嬢さんだ。いいだろう。薬と情報を引き換えにロエナの遺体と交換だ。だが失敗は許されない」
「お任せ下さい。獲物は絶対にこの私が仕留めてみせます」
悪役令嬢サザンカの名をかけて。
ファット伯爵と別れればさっそく薬はグラスに…
な~んてね!
グラスには注ぐことをせずにドレスに入れておく。
「うんうん!これで証拠の物品が揃ったってわけ☆」
ピースだぜ!!(イエイ!!)
あんな演技が自分にもできたんだな~
もしや女優の才能もあったりして!
ウキウキとした足取りでミランダ様のところに戻ればぐっちょぶポーズ!
向こうは意味を理解したのか頷いていた。
だがまだもう一つ。
やるべき事は残っていた。
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