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エヴァーソン家に神獣が戻ってきたという噂は瞬く間に広まった。
その中心には聖女ロエナの活躍を称賛する声が多数寄せられたが、意外にもその大役を務めたのが悪役令嬢サザンカだと知れば、国中が驚きでどよめいた。
"聞きました?あの噂"
”ええ、悪役令嬢が神獣の封印を解いたという…"
"本当かしら?だって神獣ってとても神聖なんでしょ?聖女ロエナ様でなくては解けないものではなくて?"
"一体どんな手を使ってだましたのかしら”
沸々と湧き上がる噂話。
「いや~今日もいい天気だな~!!」
それを何とも思わない顔して学園を歩く。
人の噂に一切の懸念を示さないのがサザンカという人間。
マイナスをポジティブに。
だからいくら自分の悪い噂をされようが痛くも痒くもなかった。
「ん~今日も皆の視線が痛い。ま、そりゃそうか!今までにない偉業を成し遂げたんだから!!」
「うむ、そうじゃ!」
目の前に姿を現したスローク。
最近は暇だと言ってよく私の学園に一緒についてくるようになった。
「噂など所詮はその程度。お主の活躍を実際に目にしたわけでもなかろうに。実に貴族の悪さが目立つのう」
「まあそれも含めて自分が注目されてるのは嬉しいことだけど。てかこの刻印、目立つから消してよ~」
瞳に刻まれた刻印を見られないよう、今日から眼帯生活になるわけではあるが。
正直目立つからやめて欲しい。
もっとましなところに付けて欲しかった。
「いいではないか。我の証を見せつけるのじゃ。これでお主に手をかける輩はそうはいない」
「それはそうだけど…けど目立つ」
「目立つのが好きなのではなかったのか?いつも屋敷をめちゃくちゃにして騒いでおろうが」
「してない!そんなことしてないから!!」
昨日だってザリガニ釣りは中心。
ならばと厨房で盗み食いしてたらコック長にバレて、お詫びにお菓子作りしてたらメイドにバレた。
その後は部屋で腹筋して、おまけにパンチ練習してたら壁に穴を開けた。
「令嬢が壁に穴とは大した怪力だ」
「筋肉ゴリラって言いたいの?これも今度のイベントで生き残るためだよ。魔物を真っ向からやっつけるには、パンチの威力にもコツがいる」
ふんふんとパンチ練を披露して見せたら、スロークは関心していた。
だがコイツの姿はもれなく私にしか見えないので、側を通りかかった生徒達は「ひぃ」と悲鳴を上げて逃げて行ってた。
奇妙な目で見つめてきてはヒソヒソと噂する。
スロークを回収後、お父様に代わってへロイス達の説教が続いた。
学園登校許可が下りたのはその三日後。
「ん~!ようやく学園に戻れた~!!」
「サザンカ様!おはようございます!!」
「あ、おはようエマ」
学園について早々、エマが駆け寄ってくる。
一緒にミカエラもやって来るので、なんだいつの間に二人して仲良くなったのか。
「聞きましたよ!魔の森に入って神獣の封印を解いたらしいじゃないですか!」
「まあね~なんとか生還~ってとこ」
「なんと無茶な、、、私…サザンカ様がもう戻らないのではないかと思い、心配で夜も眠れずにいたんです」
「え~!!そんなごめんよ~!!」
エマはわあわあと泣き喚いてサザンカに抱き着いた。
その目には隈が酷く本当に寝ていないんだと確信する。
よっぽど心配させてしまったようで反省反省。
「サザンカ様…よくぞ御無事で戻られましたね」
「ミカエラも…ごめんね、心配かけちゃったね」
ミカエラは泣きそうな顔を我慢していた。
それに優しく微笑めば、苦しそうに歯を食いしばってエマを引き剝がす。
「ちょっと!何をするの⁈」
「何って、サザンカ様から引き剝がしてるんじゃん。俺のサザンカ様に気安く触るなよ」
「俺の…ですって?一体いつから貴方のものになったんですの?サザンカ様は私の友達です」
喧嘩までする仲になったとは、、、!!
これは凄い展開じゃん!!
あれ?でもエマってフィリップと結ばれてる筈なのに、私が毒入りワイン事件をクリアしちゃったせいで、まともなアクション一つ行えずにいるじゃん。
だが今では学園の男ヒロインとこんなにも接触してる。
もしや私、大事な二人のイベントをぶち壊しちゃった????
まずい…このままではお兄様の婚期を無駄に…いやでも、、、エマが学園ヒロインと結ばれる未来も見てみたい。
うぅ…私はどうすれば!!!!!!
「サザンカ嬢、おはようございます」
「……あ、シュレイク様」
いつからいたんだ…
音もなくスッと現れたシュレイクはいつものような優男笑顔でニコニコと話かけてきた。
「神獣、封印を解いたと聞きました。おめでとうございます」
「ありがとうございます…」
祝勝会といい、異能実地訓練といい…コッチが前世サザンカのストーカー行為を制限してからやたらと距離が近い。
一体なにを考えているのやら、、、読めない。
「ですが驚きました。まさか貴方に神聖力を扱えるとは。聖女ロエナ様でもなければ浄化できないと聞いていたので。正直、貴方が活躍されたことはビックリです」
「まあ…あんな危険な場所にお姉様を向かわせるわけにはいきません。お姉様の幸せこそが私の叶えたい夢です」
聖女ロエナ。
圧倒的ヒロインとしての存在が故に狙う攻略キャラの多いことよ。
シュレイク、アンタだってそうだろうがい!!
三大公爵家の息子、ここ大事!!
どんなに嫌がろうとエヴァーソン家と肩並べてる時点で避けようのないキャラだ。
てか、シュレイクってロエナと何処で会うんだっけ??
「サザンカ嬢はロエナ様を大切にされておいでのようで。安心しました」
「まあ…」
「俺はてっきり、貴方は姉上のことがお嫌いなのだと。過去の行為がそれを物語っていますから。ですが今回の件を聞いて誤解していたようです」
「あはは…それはどうもです、、、」
なんなの~この嫌味というか…ネチネチ来る感じ、、、
ネチネチ男はあの蛇野郎だけで充分なんですけど~
まさかこの男、私がロエナをまだ殺そうと悪役令嬢として何か企んでると思ってる?
隙をついて殺してやるとかだったら…
「バットエンドすぎる…」
「サザンカ様?顔色が悪いですよ。まさかまだ傷が癒えていないのでは⁉」
エマが血相を変えて顔を覗き込んでくる。
最近はよく私を気にかけてくれるのか、些細な変化一つにも敏感に反応してくれる。
「大丈夫だよ!ちょっと眩暈がしただけだから」
「あまりご無理をなさらず。必要でしたらいつでもお声がけください。トイレも食事も私が全てフォローしますから!!」
「ん?トイレ??」
ああ!ついて来てくれるってことかな?
よくあるあれだ、あの女子の「トイレなら私もついてく~」の連れしょん。
この世界にも存在してたのね。
へ~意外。
「エ、エマ様!なんとはしたないことを!!」
「あら、女同士にはしたないことなんてありませんことよ。私はサザンカ様の為なら靴を舐める覚悟もあります」
「な、お、俺だってサザンカ様の為ならなんだってする!!」
「まあ…一体何ができますの?ミカエラ様ほど優秀な魔法生ともなれば、それはさぞ立派なことができるのでしょうね」
「ぐっ、、、言わせておけば…」
「んふふ…」
エマ「(駆逐すんぞ眼鏡小僧)」
ミカエラ「(サザンカ様に付きまとう金魚のフンめ)」
バチバチバチ!!!!!!!
なんだか二人の間に火花が見えるのは気のせいかな?
「まあ凄い!二人共、火花が散るほど熱烈に見つめ合うなんて。よほどお互いのことが好きなんだね~」
「ん~それは少し違うんじゃないかな」
「え??」
シュレイクは呆れ顔で笑うのでサザンカは訳が分からなかった。
異能実地訓練はもう数日後に迫っている。
それまでにサザンカができることは、今あるこの神獣の力を上手く利用し魔物を狩る。
ポイントがもらえればAクラスに昇格ができるし。
Aクラスを持続させて卒業までいけば、有力な条件候補を推薦で取得しやすい。
み『一年生編。大きく動くのは異能実地訓練イベント。学園ヒロインであるミカエラと物語ヒロインである聖女ロエナの出会い。ミカエラはそこでロエナを守って魔物の王に殺される』
「え、」
「ん、どうしました?」
「いえ…なんでもありません」
不思議な目を向けたシュレイクに笑って濁すが心臓はバックバク。
だってイベント情報を思い出してしまったから。
ミカエラが死ぬ?
しかも魔物によって??
異能実地訓練では多くの観客に混じってヒロインも参加する。
生徒達がイベントを行う最中、サザンカは山奥に封印されたSランクの魔物の噂を聞きつけ、ロエナを殺そうと興味本位でその封印を解いてしまう。
魔物王は聖女ロエナの神聖な血を求め、民衆を襲う事件へと勃発。
その際、ロエナをかばってミカエラは殺されてしまう。
み『ミカエラの死に悲しんだロエナは聖女の加護を覚醒。本来、死んだ人間は聖女の力でも生き返らせることはできないんだけど、、、ミカエラは生き返るの。それは物語後半で明らかになっていくんだ』
ミカエラの蘇生。
だがそんなこと絶対に起こらない、ましてや奇跡に近い。
ロエナはミカエラを救い、魔物の王を退治すれば人々から祝福される。
サザンカは魔物を封印から解き放ち、ロエナを殺そうとしたことがバレて怒りを買った民衆の前で処刑されてしまう。
なんというバットエンド。
その後、ミカエラとロエナは結ばれる。
二人は幸せに暮らしましたとさ~って、展開早くないか???
学園ヒロインと物語ヒロインの愛のハピエンは確かにあるあるだけど。
だがそんなのは今はどうだっていい。
問題なのは…ミカエラだ!
「シュレイク様、ミカエラって元平民でしたよね?」
「ああ。母親と二人、王都から離れた西部の村で暮らしていたらしい。なぜだい?」
「いえ、聞いてみただけです!!」
まあ気のせいだよね。
ミカエラは立派な魔法生。
学園ヒロインとされる理由は未だよく分からないが、ロエナとの接触もイベントで発生しそうだから。
攻略キャラに含まれてるのはまず間違いない。
このまま仲良くなって、なんとかミカエラに殺されないことだけを自分は願うのみ!!!
その中心には聖女ロエナの活躍を称賛する声が多数寄せられたが、意外にもその大役を務めたのが悪役令嬢サザンカだと知れば、国中が驚きでどよめいた。
"聞きました?あの噂"
”ええ、悪役令嬢が神獣の封印を解いたという…"
"本当かしら?だって神獣ってとても神聖なんでしょ?聖女ロエナ様でなくては解けないものではなくて?"
"一体どんな手を使ってだましたのかしら”
沸々と湧き上がる噂話。
「いや~今日もいい天気だな~!!」
それを何とも思わない顔して学園を歩く。
人の噂に一切の懸念を示さないのがサザンカという人間。
マイナスをポジティブに。
だからいくら自分の悪い噂をされようが痛くも痒くもなかった。
「ん~今日も皆の視線が痛い。ま、そりゃそうか!今までにない偉業を成し遂げたんだから!!」
「うむ、そうじゃ!」
目の前に姿を現したスローク。
最近は暇だと言ってよく私の学園に一緒についてくるようになった。
「噂など所詮はその程度。お主の活躍を実際に目にしたわけでもなかろうに。実に貴族の悪さが目立つのう」
「まあそれも含めて自分が注目されてるのは嬉しいことだけど。てかこの刻印、目立つから消してよ~」
瞳に刻まれた刻印を見られないよう、今日から眼帯生活になるわけではあるが。
正直目立つからやめて欲しい。
もっとましなところに付けて欲しかった。
「いいではないか。我の証を見せつけるのじゃ。これでお主に手をかける輩はそうはいない」
「それはそうだけど…けど目立つ」
「目立つのが好きなのではなかったのか?いつも屋敷をめちゃくちゃにして騒いでおろうが」
「してない!そんなことしてないから!!」
昨日だってザリガニ釣りは中心。
ならばと厨房で盗み食いしてたらコック長にバレて、お詫びにお菓子作りしてたらメイドにバレた。
その後は部屋で腹筋して、おまけにパンチ練習してたら壁に穴を開けた。
「令嬢が壁に穴とは大した怪力だ」
「筋肉ゴリラって言いたいの?これも今度のイベントで生き残るためだよ。魔物を真っ向からやっつけるには、パンチの威力にもコツがいる」
ふんふんとパンチ練を披露して見せたら、スロークは関心していた。
だがコイツの姿はもれなく私にしか見えないので、側を通りかかった生徒達は「ひぃ」と悲鳴を上げて逃げて行ってた。
奇妙な目で見つめてきてはヒソヒソと噂する。
スロークを回収後、お父様に代わってへロイス達の説教が続いた。
学園登校許可が下りたのはその三日後。
「ん~!ようやく学園に戻れた~!!」
「サザンカ様!おはようございます!!」
「あ、おはようエマ」
学園について早々、エマが駆け寄ってくる。
一緒にミカエラもやって来るので、なんだいつの間に二人して仲良くなったのか。
「聞きましたよ!魔の森に入って神獣の封印を解いたらしいじゃないですか!」
「まあね~なんとか生還~ってとこ」
「なんと無茶な、、、私…サザンカ様がもう戻らないのではないかと思い、心配で夜も眠れずにいたんです」
「え~!!そんなごめんよ~!!」
エマはわあわあと泣き喚いてサザンカに抱き着いた。
その目には隈が酷く本当に寝ていないんだと確信する。
よっぽど心配させてしまったようで反省反省。
「サザンカ様…よくぞ御無事で戻られましたね」
「ミカエラも…ごめんね、心配かけちゃったね」
ミカエラは泣きそうな顔を我慢していた。
それに優しく微笑めば、苦しそうに歯を食いしばってエマを引き剝がす。
「ちょっと!何をするの⁈」
「何って、サザンカ様から引き剝がしてるんじゃん。俺のサザンカ様に気安く触るなよ」
「俺の…ですって?一体いつから貴方のものになったんですの?サザンカ様は私の友達です」
喧嘩までする仲になったとは、、、!!
これは凄い展開じゃん!!
あれ?でもエマってフィリップと結ばれてる筈なのに、私が毒入りワイン事件をクリアしちゃったせいで、まともなアクション一つ行えずにいるじゃん。
だが今では学園の男ヒロインとこんなにも接触してる。
もしや私、大事な二人のイベントをぶち壊しちゃった????
まずい…このままではお兄様の婚期を無駄に…いやでも、、、エマが学園ヒロインと結ばれる未来も見てみたい。
うぅ…私はどうすれば!!!!!!
「サザンカ嬢、おはようございます」
「……あ、シュレイク様」
いつからいたんだ…
音もなくスッと現れたシュレイクはいつものような優男笑顔でニコニコと話かけてきた。
「神獣、封印を解いたと聞きました。おめでとうございます」
「ありがとうございます…」
祝勝会といい、異能実地訓練といい…コッチが前世サザンカのストーカー行為を制限してからやたらと距離が近い。
一体なにを考えているのやら、、、読めない。
「ですが驚きました。まさか貴方に神聖力を扱えるとは。聖女ロエナ様でもなければ浄化できないと聞いていたので。正直、貴方が活躍されたことはビックリです」
「まあ…あんな危険な場所にお姉様を向かわせるわけにはいきません。お姉様の幸せこそが私の叶えたい夢です」
聖女ロエナ。
圧倒的ヒロインとしての存在が故に狙う攻略キャラの多いことよ。
シュレイク、アンタだってそうだろうがい!!
三大公爵家の息子、ここ大事!!
どんなに嫌がろうとエヴァーソン家と肩並べてる時点で避けようのないキャラだ。
てか、シュレイクってロエナと何処で会うんだっけ??
「サザンカ嬢はロエナ様を大切にされておいでのようで。安心しました」
「まあ…」
「俺はてっきり、貴方は姉上のことがお嫌いなのだと。過去の行為がそれを物語っていますから。ですが今回の件を聞いて誤解していたようです」
「あはは…それはどうもです、、、」
なんなの~この嫌味というか…ネチネチ来る感じ、、、
ネチネチ男はあの蛇野郎だけで充分なんですけど~
まさかこの男、私がロエナをまだ殺そうと悪役令嬢として何か企んでると思ってる?
隙をついて殺してやるとかだったら…
「バットエンドすぎる…」
「サザンカ様?顔色が悪いですよ。まさかまだ傷が癒えていないのでは⁉」
エマが血相を変えて顔を覗き込んでくる。
最近はよく私を気にかけてくれるのか、些細な変化一つにも敏感に反応してくれる。
「大丈夫だよ!ちょっと眩暈がしただけだから」
「あまりご無理をなさらず。必要でしたらいつでもお声がけください。トイレも食事も私が全てフォローしますから!!」
「ん?トイレ??」
ああ!ついて来てくれるってことかな?
よくあるあれだ、あの女子の「トイレなら私もついてく~」の連れしょん。
この世界にも存在してたのね。
へ~意外。
「エ、エマ様!なんとはしたないことを!!」
「あら、女同士にはしたないことなんてありませんことよ。私はサザンカ様の為なら靴を舐める覚悟もあります」
「な、お、俺だってサザンカ様の為ならなんだってする!!」
「まあ…一体何ができますの?ミカエラ様ほど優秀な魔法生ともなれば、それはさぞ立派なことができるのでしょうね」
「ぐっ、、、言わせておけば…」
「んふふ…」
エマ「(駆逐すんぞ眼鏡小僧)」
ミカエラ「(サザンカ様に付きまとう金魚のフンめ)」
バチバチバチ!!!!!!!
なんだか二人の間に火花が見えるのは気のせいかな?
「まあ凄い!二人共、火花が散るほど熱烈に見つめ合うなんて。よほどお互いのことが好きなんだね~」
「ん~それは少し違うんじゃないかな」
「え??」
シュレイクは呆れ顔で笑うのでサザンカは訳が分からなかった。
異能実地訓練はもう数日後に迫っている。
それまでにサザンカができることは、今あるこの神獣の力を上手く利用し魔物を狩る。
ポイントがもらえればAクラスに昇格ができるし。
Aクラスを持続させて卒業までいけば、有力な条件候補を推薦で取得しやすい。
み『一年生編。大きく動くのは異能実地訓練イベント。学園ヒロインであるミカエラと物語ヒロインである聖女ロエナの出会い。ミカエラはそこでロエナを守って魔物の王に殺される』
「え、」
「ん、どうしました?」
「いえ…なんでもありません」
不思議な目を向けたシュレイクに笑って濁すが心臓はバックバク。
だってイベント情報を思い出してしまったから。
ミカエラが死ぬ?
しかも魔物によって??
異能実地訓練では多くの観客に混じってヒロインも参加する。
生徒達がイベントを行う最中、サザンカは山奥に封印されたSランクの魔物の噂を聞きつけ、ロエナを殺そうと興味本位でその封印を解いてしまう。
魔物王は聖女ロエナの神聖な血を求め、民衆を襲う事件へと勃発。
その際、ロエナをかばってミカエラは殺されてしまう。
み『ミカエラの死に悲しんだロエナは聖女の加護を覚醒。本来、死んだ人間は聖女の力でも生き返らせることはできないんだけど、、、ミカエラは生き返るの。それは物語後半で明らかになっていくんだ』
ミカエラの蘇生。
だがそんなこと絶対に起こらない、ましてや奇跡に近い。
ロエナはミカエラを救い、魔物の王を退治すれば人々から祝福される。
サザンカは魔物を封印から解き放ち、ロエナを殺そうとしたことがバレて怒りを買った民衆の前で処刑されてしまう。
なんというバットエンド。
その後、ミカエラとロエナは結ばれる。
二人は幸せに暮らしましたとさ~って、展開早くないか???
学園ヒロインと物語ヒロインの愛のハピエンは確かにあるあるだけど。
だがそんなのは今はどうだっていい。
問題なのは…ミカエラだ!
「シュレイク様、ミカエラって元平民でしたよね?」
「ああ。母親と二人、王都から離れた西部の村で暮らしていたらしい。なぜだい?」
「いえ、聞いてみただけです!!」
まあ気のせいだよね。
ミカエラは立派な魔法生。
学園ヒロインとされる理由は未だよく分からないが、ロエナとの接触もイベントで発生しそうだから。
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