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8話・スキルの覚醒 1
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地獄のような、カリーナさんのしごきから、7ヶ月がだった。
剣の扱いは、多少は上手くなったと思うが、剣術スキルを覚えるまでは至らなかった。今だ、僕のスキルは、眠るただ1つだけだった。
そんな僕とは違いユーベルは、メキメキと実力を伸ばしていった。しごき前までは、運良く剣の稽古で、ユーベルに勝てた事もあったが、今では、全く歯が立たない状態だ。だけど、パーティーメンバーとしては、頼もしい限りだ。
3ヶ月を過ぎた頃から、カリーナさんのお墨付きも貰い、冒険者のクエストを受けるようになった。
薬草の採取などの簡単なクエストから初め、今では、スライムやゴブリンなどのランクの低いモンスター討伐クエストをこなせるようになった。
スライムはいいのだが、人の形に近い、ゴブリンが倒されていく姿を最初見たときは、胸の奥から何が込み上げてきたのは、今だ忘れもしない。まぁ、今はやっと慣れてきた。
討伐クエストでの僕の仕事は、主に2つだ。
1つ目は、モンスターのヘイト稼ぎだ。ヘイト稼ぎと言っても、モンスターの数が多い時には、半分近く後ろに逃がしてしまう。後ろに逃がしたモンスターをユーベルが倒し、僕がヘイトを集めていたモンスターをロンが魔法で倒してくれる。ベンは、後方での回復役と後ろから来たモンスターの対応だ。
2つ目は、倒したモンスターの解体だ。スキルも1つしかなく、あまりパーティーに貢献できていない僕は率先して、解体をしてきた。少しでも、パーティーの役に立ちたいからだ。
だけど、そんな僕にも、パーティーに貢献できる時がやってきた。
あれは忘れもしない約1ヶ月前(スキル授与から、約6ヶ月後)の朝の出来事だった。
◆
目が覚めると、透明な何かが目の前にあった。よく見ると、その透明な何かには、文字が書かれていた。
『スキル:眠るの第一覚醒条件をみたしました。スロットが解放され、以下の能力が使用できます』
・眠れ ・・・ 相手の眠気を誘い、その者の動きを鈍くする事が出来る。(能力値:Lv1)
「第一覚醒? スロット解放? 眠れ? 何の事だか分からないが、試す価値はあるよな…」
ベッドから出て、身支度を整える。
カリーナさんと2人で食事をとってから、待ち合わせ場所の街の入り口にむかう。ユーベルは、孤児院を出て、今は宿屋暮らしをしている。僕も、迷惑をかけないように、孤児院を出るべきなのかも知れないが、取り分の少ない僕では、宿屋暮らしをすると、あっという間に、お金が失くなってしまう為、今だ孤児院暮らしだ。
街の入り口に辿り着くと、まだ誰も来てなかった。
たぶん、ギルドによってからこっちに来るのだろう。
本来なら、僕もギルドに行くべき何だろうけど、ユーベルから孤児院から通うなら遠いだろうとクエストを受けるのは、ユーベルたちに任せてある。しばらくして、ユーベルたちがやってきた。
今日のクエストは、昨日言っていた通り、森のモンスターの討伐クエストだった。
早速4人で森へむかう。順番は、僕、ユーベル、ロン、ベンの順だ。
森へ入って少しすると、モンスターを発見する。
「ゴブリンが3体か… いつ通り行くぞ!!」
パーティーリーダーのユーベルが宣言する。
「了解!!」 「おう!!」 「えぇ!!」
僕は、すぐゴブリンたちの、前に出て、ヘイトを稼ぐ。2匹のゴブリンのヘイトは稼げたが、3匹目のゴブリンが後へむかった。
「悪いユーベル、任せた!!」
3匹目は、ユーベルに任せる。その時、思い出したように、朝使えるようになった能力を使ってみる事にした。
「眠れ」
すると、ゴブリンの動きが少し悪くなったような気がする。
「何だ、そのへっぽこな動きは!!」
ユーベルは、ゴブリンをあっという間に倒してしまう。
おっと、僕も前のゴブリンに集中しないとな…
「眠れ」
僕の前のゴブリン2匹にも、使ってみる。
前の2匹のゴブリンの動きも、少し悪くなる。
「そこどけ、セウン!!」
僕は、ロンの声に反応し、すぐに真横に飛ぶ。
「ウィンドカッター!!」
僕が、先はどまでいた所に、風の刃が通りすぎ、2匹のゴブリンを切り裂かれ、動かなくなる。
「おい、魔石を取り出しとけ!!」
「分かった」
僕は、起き上がってから、ゴブリンの解体を始めながら、覚えた能力のおかげで、今後もっとパーティーの役にたてる事が出来そうで、嬉しかった。
剣の扱いは、多少は上手くなったと思うが、剣術スキルを覚えるまでは至らなかった。今だ、僕のスキルは、眠るただ1つだけだった。
そんな僕とは違いユーベルは、メキメキと実力を伸ばしていった。しごき前までは、運良く剣の稽古で、ユーベルに勝てた事もあったが、今では、全く歯が立たない状態だ。だけど、パーティーメンバーとしては、頼もしい限りだ。
3ヶ月を過ぎた頃から、カリーナさんのお墨付きも貰い、冒険者のクエストを受けるようになった。
薬草の採取などの簡単なクエストから初め、今では、スライムやゴブリンなどのランクの低いモンスター討伐クエストをこなせるようになった。
スライムはいいのだが、人の形に近い、ゴブリンが倒されていく姿を最初見たときは、胸の奥から何が込み上げてきたのは、今だ忘れもしない。まぁ、今はやっと慣れてきた。
討伐クエストでの僕の仕事は、主に2つだ。
1つ目は、モンスターのヘイト稼ぎだ。ヘイト稼ぎと言っても、モンスターの数が多い時には、半分近く後ろに逃がしてしまう。後ろに逃がしたモンスターをユーベルが倒し、僕がヘイトを集めていたモンスターをロンが魔法で倒してくれる。ベンは、後方での回復役と後ろから来たモンスターの対応だ。
2つ目は、倒したモンスターの解体だ。スキルも1つしかなく、あまりパーティーに貢献できていない僕は率先して、解体をしてきた。少しでも、パーティーの役に立ちたいからだ。
だけど、そんな僕にも、パーティーに貢献できる時がやってきた。
あれは忘れもしない約1ヶ月前(スキル授与から、約6ヶ月後)の朝の出来事だった。
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目が覚めると、透明な何かが目の前にあった。よく見ると、その透明な何かには、文字が書かれていた。
『スキル:眠るの第一覚醒条件をみたしました。スロットが解放され、以下の能力が使用できます』
・眠れ ・・・ 相手の眠気を誘い、その者の動きを鈍くする事が出来る。(能力値:Lv1)
「第一覚醒? スロット解放? 眠れ? 何の事だか分からないが、試す価値はあるよな…」
ベッドから出て、身支度を整える。
カリーナさんと2人で食事をとってから、待ち合わせ場所の街の入り口にむかう。ユーベルは、孤児院を出て、今は宿屋暮らしをしている。僕も、迷惑をかけないように、孤児院を出るべきなのかも知れないが、取り分の少ない僕では、宿屋暮らしをすると、あっという間に、お金が失くなってしまう為、今だ孤児院暮らしだ。
街の入り口に辿り着くと、まだ誰も来てなかった。
たぶん、ギルドによってからこっちに来るのだろう。
本来なら、僕もギルドに行くべき何だろうけど、ユーベルから孤児院から通うなら遠いだろうとクエストを受けるのは、ユーベルたちに任せてある。しばらくして、ユーベルたちがやってきた。
今日のクエストは、昨日言っていた通り、森のモンスターの討伐クエストだった。
早速4人で森へむかう。順番は、僕、ユーベル、ロン、ベンの順だ。
森へ入って少しすると、モンスターを発見する。
「ゴブリンが3体か… いつ通り行くぞ!!」
パーティーリーダーのユーベルが宣言する。
「了解!!」 「おう!!」 「えぇ!!」
僕は、すぐゴブリンたちの、前に出て、ヘイトを稼ぐ。2匹のゴブリンのヘイトは稼げたが、3匹目のゴブリンが後へむかった。
「悪いユーベル、任せた!!」
3匹目は、ユーベルに任せる。その時、思い出したように、朝使えるようになった能力を使ってみる事にした。
「眠れ」
すると、ゴブリンの動きが少し悪くなったような気がする。
「何だ、そのへっぽこな動きは!!」
ユーベルは、ゴブリンをあっという間に倒してしまう。
おっと、僕も前のゴブリンに集中しないとな…
「眠れ」
僕の前のゴブリン2匹にも、使ってみる。
前の2匹のゴブリンの動きも、少し悪くなる。
「そこどけ、セウン!!」
僕は、ロンの声に反応し、すぐに真横に飛ぶ。
「ウィンドカッター!!」
僕が、先はどまでいた所に、風の刃が通りすぎ、2匹のゴブリンを切り裂かれ、動かなくなる。
「おい、魔石を取り出しとけ!!」
「分かった」
僕は、起き上がってから、ゴブリンの解体を始めながら、覚えた能力のおかげで、今後もっとパーティーの役にたてる事が出来そうで、嬉しかった。
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