スキルが覚醒してパーティーに貢献していたつもりだったが、追放されてしまいました ~今度から新たに出来た仲間と頑張ります~

黒色の猫

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閑話・ユーベル 3

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 俺たちは、森林系ダンジョンへむかった。
 ダンジョンへ到着すると、シールが登録している階層まで転移魔法陣で転移した。
 
「それじゃあ、10階層へむかうぞ!! シールは決めた通り、前衛を頼むぞ!!」

「おう!!」「えぇ」「分かった」

 シール、俺、ロン、ベンの順で進んでいく。
 流石は、Bランクの冒険者と言ったところだ。あいつとは段違いだ。
 ただ、モンスターの動きが前に比べ、少し素早く感じる。まぁ、昨日飲みすぎたせいかもしれないな…
 この後も、前回より早いペースで、次の階層へ進んでいく。

「今日は、この辺で切り上げるぞ!!」

 今日1日で、2階層もおり、7階層を攻略し終え、シールの階層登録も終わった所で、帰る事にした。

「そうだな!! 帰ってシールの歓迎会でもしようぜ!!」

「それは、いいですね。シールもそれでいいですか?」

「あぁ、構わない」

 その後、俺たちは、帰って歓迎会を行った。





 次の日も、森林系ダンジョンへ潜った。だけど、いつも一撃で倒していたモンスターが二撃、三撃と攻撃回数を増やさないと、敵に攻撃が当たらなくなってきた。それと比例してか、モンスターの攻撃も俺たちに当たるようになってきて、逆に俺たちの怪我が増えてきた。攻略のペースも落ちてきている。それに、

「クソ、どうなってやがる!! モンスターに魔法が?なかなか当たらねぇぞ!!」

 ロンの魔法の調子も悪い。最初は手を抜いているのかと思ったが、あの態度をみれば、手を抜いている訳ではないと思う。

「そうですね… 何かおかしいですね…」

 ベンの回復魔法も、いつもの効果を発揮せず、予備の回復薬を使わざる終えなくなってきた。
 今も、トレントの集団と対峙している。

「おい、シール!! 敵を弱らせてから、こっちにまわせ!!」

「無茶言うな!! ヘイトを稼ぐだけで、精一杯だ!!」

「チッ… 神聖剣!!」

 俺の大技を使い何とか、トレントの集団を撃退した。

「転移魔法陣まで、後少しだ!! 急いで行くぞ!!」

「あぁ…」 「えぇ…」 「分かった…」

 俺たちは、ドロップ品の回収もそこそこに、早足で、その場を後にして、転移魔法陣で、地上へ戻っていった。
 そのまま、素材の換金を済ませ、家に帰る。
 帰った後は、明日のボス討伐にむけて、話し合いを行う。

「いよいよ、明日ボスの討伐を行う予定だ。それよりも、シール、今回のあれはなんだ。もう少し、モンスターを弱らせる事は出来ないのか!!」

「無茶言うな!! それに、このパーティーに入る時にも言ったが、俺は盾職で攻撃は不得手と言った筈だ!! 攻撃は、俺たちに任せろと言ったのは、お前じゃないか!!」

「チッ… そうだったな。悪かったな…」

「ふんっ!!」

 使えると思って、パーティーにいれたが、思ってたよりも、役にたたねぇな… エリクサーを手にいれたら、こいつも追放するしかねぇな…

「ロン、ベンお前らの調子も悪いようだが、どうかしたのか?」

「た… たまたまだ!!」

「特にどうもありません…」

「そうか…」

 俺の調子も明日になったら、戻ってる筈だ。

「なら予定どおり明日ボス討伐にむかう。ただ念の為に、回復薬を多めに買ってから明日挑むぞ!!」

「あぁ…」「分かりました…」「分かった…」

 その後、簡単な打ち合わせをして、明日に備える。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
 作者より

 ユーベルたちは、前回より早いペースで進んでいると思っていますが、次の階層への場所もある程度知っている状態で、しかも以前よりLVも上がっているので、ペースが早いのは当たり前なのですが、ユーベルたちは、その事に気づいていません。
 しかも、ユーベルたちは、セウンのバックアップになれているので、LVのわりに、戦闘面はからきしです。
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